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  • 明けまして”25日”

    お久しぶりです&明けましておめでとうございます。西田です。
    皆様おかわりないでしょうか?
    何回目でしょうか・・・もう3回目なのですね。

    しかし、寒いですね、朝が辛い辛い、こればかりは慣れないです。
    最近サイパンに行ったという話を聞いたりして、頭のなかで妄想して暖まっています(笑)太陽!綺麗な海!綺麗な空気!自然の恵みです!!!

    さて、今回は年明けてはや1月が経とうとしていますが、年末年始の事書かせて頂きます。年末は数年ぶりに網戸の張り替えにチャレンジしました。これまた
    慣れないとかなり難しいですね、「張り直しが簡単にできます!!」ってかいてありますが、失敗すると後がくっきり残ってしまって・・・見栄えがかなり悪いです。まあ初挑戦ということで・・・また夏前に替えようかな。

    でも、新しい網戸がはいり気分は上々でした。おかげで!?年明けのおみくじは、何年かぶりに“大吉”でした。今年アクションを起こそうとしている自分としては、おみくじに乗ってしまおうかと思っています(笑)

    あ、これから日課の散歩に行くので、今日はこの辺で失礼します。

    西田尚史

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  •  お告げ

    去年の話ですが、ウチのお坊ちゃまは七五三でした。
    その時に行った地元の寺で、おみくじを引いたのです。
    5人いましたので、「おぉ!大吉」とか、「中吉だぁ」とか
    景気のいい言葉が並び始めましたが、私だけ凶。
    ちょっと微妙な感じでしたが、「これは逆にツイてるのでは?」と勝手に思い込み
    中身を読むと「信念が云々 ・・・ 」と書かれていました。

    う〜む ・・・ 信念ですか。

    実はすぐ前の三浦先生の講習の中で「信念が云々 ・・・ 」という話があって
    その言葉が妙に頭に残っていたんです。
    そこに連発みたいな形だったので、更に信念という言葉が頭にこびりついたのでした。

    その余韻が残ったまま、週末は秋の操体フォーラムでした。
    フォーラムでは三浦先生の言葉が書かれた色紙が参加者に配られ
    この色紙は何故か必要な人のところに、必要な言葉が行くという噂の色紙なのです。
    「何が書いてあるかな〜」とワクワクしながら見てみると、「信念が云々 ・・・ 」という言葉。

    う〜む ・・・ また信念。

    「信念3連発で、これは何かのお告げでしょうか?」と三浦先生に話したら笑われましたが
    3連発が来たということは何かホントに意味があるのかもしれませんねぇ。
    いろいろと妄想?してみるのも楽しいです。

    1週間ありがとうございました。来週は西田さんです。

    中谷之美

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  •  四郎さん

    操体発祥の地といえば仙台ですが
    以前にあの近辺のお店に入った時、幸せそうな笑顔のおっさん?の写真を見かけました。
    最初に見た時は「この店の創業者かな?」なんて思ったのですが
    他の店でも見かけたので聞いてみると「仙台四郎」という福の神なんだそうです。
    ご存知の方も、きっと多いと思います。

    明治時代に実在した方だそうで、四郎さんが立ち寄る店はみんな商売繁盛になる為
    そのうちに福の神と呼ばれるようになり、四郎さんを招こうとする店が増えたそうですが
    下心のある店には寄りつかなかったそうです。
    人を見抜く力があったんですね(こういう力、欲しいな)。

    そこで我が治療所にも福を呼んでいただこうと(すでに下心120%)
    はるばる仙台から埼玉まで来ていただき、もう数年。
    私のところにある四郎さんは写真ではなく色紙に書かれた絵ですが
    それでも素敵な表情をしています。

    入り口に飾ったり、橋本先生の写真の隣に飾ったりと遊んでいますが
    今のところ治療所は潰れていませんので、ご利益ありですね(ということにしときましょ)。

    中谷之美

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  •  雀鬼

    久しぶりに会った友人に「また麻雀やろうよ」何て言われました。
    そういえば以前は麻雀ばっかりやってたなぁ。
    中学生の頃から、ちょい悪が集まってジャラジャラ始めて
    20代前半の頃は、ほぼ毎日のようにやっていました。
    友人とやって、ウキウキになったり
    上司とやって、ウハウハになったり
    雀荘に行って、スッテンテンになったり ・・・ いろいろと面白いのです。

    麻雀といえば、伝説の雀鬼と呼ばれる桜井章一という方がおられます。
    裏の世界の代打ちで20年間不敗だったという方で、凄まじい能力をお持ちのようです(私、ファンなんです)。
    桜井氏の著書はよく読むのですが、以前にTV出演された時には、こんなことを言われてました。

    「俺は感性取り戻せって言ってるわけだ」

    「俺はあんまり人間から学ばないんだわ。動物とか自然とか海だとか
    そういうところに行って物事学んでくるんだけど、彼ら感じることで生きてるじゃないですか。
    で、感じることのほうが結構正解が多いんだよね」

    「考えるって、不誠実じゃないかなって思うんですよ ・・・ 考えないで、感じろってことですよ」

    「心だよね。優しさだとか愛だとかいろいろあるけど
    あんなのって結構難しいし本当の姿じゃないものだって多いと思うけど
    温かさってのはやっぱり人間を気持ちよくさせる ・・・ 温かいの1番だよ」

    何だか操体っぽいですし、臨床家にも十分通じる言葉ですよね。
    いろんなところに、いろんなヒントがあって勉強になります。

    中谷之美

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  •  コイさん

    私の自宅は窓を開ければ目の前が運動公園で、その真ん中に川が流れています。
    その川は、一昔前はハヤやヤマベがスイスイ泳ぐ清流でしたが
    今はコイとナマズに主役を奪われています。
    しかし、主役は変わっても、それはそれでOKなのです(個人的にですが)。
    特にコイなどは、ちょっと遊んでもらうには1番もってコイな魚です。

    私がその川でコイを釣る時に使う必殺の餌は、駄菓子屋などでよく売っている「ふがし」です。
    大概は練り餌やミミズなどを餌にするのですが、それじゃ面白みがないからと友人と共に
    パンやら、ソーセージやら、お菓子やら、缶詰やら、いろいろと買い込んで試してみた結果
    「ふがし」の周りの蜜を取った中身に水を含ましたものが粘りといい、程良い甘い香りといい
    絶妙だったのです。やってみるものですねぇ。

    その「ふがし」をス〜と流すと、パクッと食いつくわけですが
    コイはパワーがありますから、掛かってもなかなか上がってきません。
    底に潜ったり、横に走ったりと動きますし、手ごたえも重いし。
    無理に引っ張れば糸が切れるし、ヘタすれば竿が折れますので
    こちらも魚に合わせてクネクネ動きながら、丁度良い加減を保ちます。
    こんなやり取りをしていると、「何だか操法に似てるかも」なんて思ったりもするのです。
    何でも繋げて考えてみると面白いですね。

    中谷之美

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  •  スーパーカー

    昨日のブログでスーパーカーなんて書きましたが、当時はホントに流行ってましたよね。
    私などはその頃、ランボルギーニカウンタックの運転席に座らせてもらった時の興奮が
    今もからだに残ってるほどです。抜群の性能に加えて、流れるような美しいデザイン。
    カッコいいですよね。惚れ惚れします。

    ちょっと話がズレますが、操体も上手な方の操法を見てると惚れ惚れします。
    スーパーカーの様に流れるようで美しいのです。
    たとえば三浦先生の操法フェラーリならば、畠山先生はランボルギーニ
    岡村さんがポルシェなら、福田さん(副実行委員長)はデトマソ・パンテーラです(特に深い意味はありません)。
    私といえば ・・・ う〜ん、スバル360くらいかな(あら?大衆車じゃないのさ)。

    まぁ、何でもいいのですが、操体は楽から快という流れの中で美しさだけでなく
    性能もホントにスーパーカーと呼べるような操法に進化してきていますので
    ぜひフォーラムまでスーパーカー達を見に来て下さい。

    中谷之美

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  •  当時は ・・・

    おはようございます。
    先週の友松さんのブログで出てきたゲイラカイト。私もやりました。
    「とべ〜、とべ〜、てんまでとべ〜♪」たしかこんな感じの曲が流れたCMで
    「アメリカからやってきた凄い凧」みたいなフレーズだったと思いますが
    ホントによく揚がりました。たぶん30年以上前ですよね。

    この当時(微妙にズレてるかもしれませんが)は
    ヨーヨーが流行って、次にバンバンボール(バンバンボールでババババン)なんてのも流行って
    コーラ(ファンタ?)の瓶の蓋(王冠)の裏にはスターウォーズスーパーカーの絵柄とかあって
    デンセンマンが電線音頭を踊って ・・・ (さっぱり意味のわからない方スミマセン)。

    まぁ、懐かしい話ですが、私がこの当時によくやっていた遊びはメンコです。
    メンコも凧揚げと同じく、最近はやっているちびっ子をあまり見かけませんね。
    私がやっていたのは丸いメンコを使って、ひっくり返したり、枠から出したりして遊ぶのですが ・・・ 非常に燃えます!

    今でも当時のメンコを持っていますが、ウルトラマンに、仮面ライダーキカイダー、ライオン丸
    レインボーマン、ジャンボーグA、電人ザボーガーレッドバロンイナズマン ・・・ 
    岡村さん(実行委員長)が見たら涙を流しそうな懐かしいヒーローがいっぱいであります。

    ボロボロになってしまっているものも多いですが
    まだ新品に近いものもあって、そういうのは額に入れたりして遊んでいます。
    当時のヒーローを眺めていると何となく楽しくなったり元気になったりするんです。
    あの当時のウキウキ感が甦ってくるんでしょうかねぇ。
    これも、立派な操体ですね。

    中谷之美

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  • 写真を載せてみました。

    なんだか空ばっかりの写真になってしまいましたが、真ん中の大きな煙突がある建物が世界遺産登録申請中の旧官営富岡製糸場で上の山の方を見てもらうと、^―.こんな感じで三角の山から水平に溶岩台地が伸び極端な絶壁(約200m)になっている山が荒船山
    荒船山の横を国道246号、別名上州姫街道が走っており、そのまま西へ進むと内山峠で内山トンネルを抜けると信州長野に入り、そこからは秋になると道の両側にコスモスの咲き乱れるコスモス街道となります。
    長野といえば横森さんの出身地なので、この道の先のどこかで繋がっているのだと思います。

    コスモスといえば、去年の秋の東京操体フォーラムで会場に彩を沿えていました
    なかでも後ろのテーブルの上にぽつんと置いてあった、小さな黄色いコスモスに私は心を動かされました。あの可憐な感じがなんともいえなかった。
    食事をした後、理事長と「この可憐な感じが何か良いですね」「そうだな」と見入っていた僅かな時間がとても贅沢な時間に感じられました。

    東京操体フォーラムは手作りの良さが生きている大会だと思います。
    去年の秋に会場のまわりに大きな般若身経に基づいて動いた場合の骨格図がありましたがあれも佐伯さんが手作りしたもので、良く見ると書いたものではなく貼り絵で細かなところから丹念に仕上げられています。
    参加者への配布物の中には般若身経のイラストが入っていましたが、これも福田さんの手作りによるもので、最新の利き手の反対側の足を半歩前に出した状態でのものを、細部にまでこだわり参加者の人達に役立ててほしいとイラストにしたものです。
    また去年の秋は、質疑応答として参加者の方々の質問をボックスに入れていただきましたが、これも西田さんの手作りによる温もりあふれる、木製の質問ボックスでした。
    また、発表者のスライドなども手作りですし、操体の大前提である自然法則の応用、貢献をより良く知っていただこうとすれば、既存のものをちょっと拝借してという訳にはいかず、手間ひまかけたメイド イン 東京操体フォーラムになってきます。
    創始者、橋本敬三先生は「動く」ことに、ちゃんとした法則があることに気づき、体系づけられてこられた日々をふりかえり、先生は、「わかるまでに、長い間、苦労した」と述べている。なぜ、苦労したのか、と言う問いかけに、「先人の人達は、わかっていたにはちがいないんだけど、その事、書き残していないんだな、なんぼ苦労して、勉強したって、そういう事、気づかないから、わからないんだ、みんなが苦労するのはネ、その動きのこと、書いてないからだ」と話されていたそうです。
    操体法〜生かされし救いの生命観〜の身体運動の法則(般若身経を読む)より抜粋
    このメイド イン 東京操体フォーラムから、また新たな気づきや学びの展開が始まります。

    春のフォーラムは4月26日に開催されますので、どうぞ宜しくお願いいたします。

    一週間どうもありがとうございました。
    火曜日ごろから何年かぶりのカゼをひいてしまいました。
    摂生して回復してくるプロセスを感じ、味わうのもなかなかおつなもので、感謝です。
    空気が乾燥し、気温の低い日が続いていますので、お気をつけ下さい。
    来週は中谷さんです。
    来週も宜しくお願いいたします。

    友松誠

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  • 昨日の続きです。

    昨日は、それからしばらくしてゲイラカイトなる外国製の凧が出てきたというところまでで、終わりとしましたが

    このゲイラカイトが出てきた時というのは、当時の私たちにとっては黒船来航みたいな感じでした。
    それまでは、四角い凧や奴凧など竹の骨組みに紙というのが一般的で定番でしたがこれは三角形をしたビニール製で、それとなんといっても上から見られているようなあのギョロッとした目のデザイン、それまでの常識を覆すような、まさに黒船来航だった。
    それまでは、凧揚げというと正月の風物詩的な情緒があり、比較的晴れて穏やかな日が多い正月に、その風景と一体になって楽しむ感じの、何かほんわかしたムードがあったのですが、これは凧というよりもそのままカイトと呼んだ方が良いような、何か今までと違う雰囲気がありました。

    テレビのCMで見た時は、あんなもんは凧じゃねぇやいと思っていたのですが近所の大人が揚げているところをみて、ビックリしてしまった。
    畳めてあるゲイラカイトを拡げて裏に横棒を通し、凧糸を正面の正中に沿って付いているこれまた三角形をしたピラピラしたビニールのところに結びつけ、ただ凧糸を緩めていくだけでグングン真上へ揚がっていってしまう。
    今までは、誰かに凧を持っていてもらったり、どこかに立てかけておいたりしてからダッシュで走って揚げていたが、これは何もせずとも真上へグングン揚がっていく。
    風が止んできて、傾いてフラッとしてもクィクィッと引っ張れば、下のビラビラした部分をバタつかせて、またグングンと上昇していく。
    あんなものと思っていたのに実物を目の当たりにしたら、急に欲しくなってしまいました。

    近所の駄菓子屋では売ってなかったので、街のおもちゃ屋まで自転車を飛ばして買いに行きましたが、値段もこれまた高かった。
    伊藤博文の千円札を1枚持っていったら、100円玉が1枚か2枚ぐらいしか戻ってこなかった記憶がある。近所の駄菓子屋の凧の倍か3倍ぐらいの値段だったと思います。
    高っけぇな〜と思いながらも正月明けだったので、お年玉で買ってしまいました。

    家に帰って、どんなツクリをしているのだろうかと、袋から取り出して見てみると、本当にシンプルな構造で、三角形の2辺と正中にプラスチックの骨組みがあるだけ。
    今まで、四苦八苦して竹の骨組みを作っていたのに、こんなもんで?という感じだった。

    早速、小学校の校庭に行って揚げてみた。
    凧糸を結びつけると、もう飛んでいきそうな勢いだ。
    そのまま凧糸を緩めて引き出していくと、グングン上へ揚がっていく。
    引き付けも強烈で、右手の人差し指と親指の間に凧糸を挟むようなかたちで引き出していったのですが、人差し指の内側が摩擦で擦り切れてしまうような感じだった。
    それと、この当時の付属の凧糸は、円柱形の棒の上半分に凧糸が巻き付けてあり、急激に揚がっていく時、巻き付け部分を持っていると指を痛めやすかった。
    なんにしても、初めて揚げて80M付いていた凧糸があっという間になくなったしまった。
    それにしても良く揚がる、そして簡単に揚げることができる。

    しかし、何かが足りない。
    これはカイト遊びなのだと区別してしまえば、それで良いのかもしれないが。
    今まで、いろいろ工夫しながら手作りした凧が揚がった時の喜びや、揚げているときも風の状態によって糸目を束ねる位置を調整したりとか、うまく揚がらなかった時は尻尾を余分につけたり、位置や長さを調整したりして自然の状況と調和し、より良く揚がる様に工夫していく面白さや楽しさを味わったことがあれば、なんの工夫なしでも高く揚がってしまうことに対して、なにか物足りなさみたいなものを感じてしまう。
    誰でも簡単にすぐに高く揚がるということは、慣れてくるといい加減にやっていても高く揚がるということにも繋がってきて、次第に夢中になれなくなってきてしまう。
    自分の場合、スゴイな〜と飛びついたのも早かったが、飽きるのも早かったように思う。
    プラモデルでも部品から一つ一つ組み立てていくから面白いし、完成品にも愛着が湧くのだけど、いきなり完成品を買ってもらっても、面白くないですよね。

    やはり、そこまでいくプロセスも重要で試行錯誤しながらワクワクしたりドキドキしたりの中に新たな発見、気づきや学び、面白さ、楽しさがあり、それが一つのことを達成した後でも他の事柄でも十分に活かされてくるのだと思います。

    創始者、橋本敬三先生は「操体はおもしろいぞ、一生たのしめるからな」と話しておられたそうです。

    それと、去年の秋の東京操体フォーラムでの質疑応答についての実行委員による回答が昨日から掲載されておりますのでクリックしてみてください。

    友松誠

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  • 凧揚げの思い出。

    最近、凧揚げをしている光景を見なくなったなぁと感じる。
    自分の子供の頃は、正月過ぎのこの頃はよく凧揚げをして遊んでいたと思う。

    近所の駄菓子屋に行けば凧が売っていたが、自分でも作っていた記憶がある。
    庭の隅っこに落ちている竹を小刀で割っていき、骨組み用に一本一本細長い竹ひごを作って、それを重ねたり縛ったりして骨組みを作り、骨組みに障子紙を張ってという感じで見よう見まねで作っていたが、これがなかなか上手くいかない。
    小学校低学年の自分としてはバランスとか全然考えずに、売っている凧と同じ様なのを作って、それが頑丈だったらもっと高く上がるのではと考えてしまっていたので、頑張って作ったのに、自分で作った凧はなかなか思い通りに揚がってくれなかった。
    こういう手作りの遊び道具や工作を作らせたら、もの凄く上手い人もいて、手際も良く
    自分なら何日もかかって完成させるものを、みるみるうちに仕上げてしまう人もいた。
    これが本当によく揚がる。

    いつだったか、小学校3年生ぐらいの冬休みの日に通学路を歩いていると、田んぼの畦に腰掛けて凧揚げをしている3人組がいた。
    真ん中が学年が3つ上の人で、右隣が同級生、左隣が1つ下の子。
    同級生に「なにやってんだぃ?」と聞くと「凧揚げてんだぃ」とこちらに一瞬だけ顔を向け、後は空だけをじっと見つめている。
    近寄って見て見ると、同級生と1つ下の子も凧を持ってきているが、田んぼの畦に置いてある凧には糸がついておらず、3つ上の人が揚げている凧だけが遥か遠くに小さく見える。
    四角い形で字も絵も書いてない手作りのシンプルな凧で、真ん中に一本だけ尻尾がある。

    3つ上の人は笑いながらやっているが見ている同級生と1つ下の子は真剣そのもので
    どんぐり眼になって凧が横に傾こうものなら「ぅあ〜 ぁあ〜 落っちゃう 落っちゃう」
    態勢を立て直すと「おぉ〜〜 危ねぇ危ねぇ」と一喜一憂しながら、はしゃいでいる。
    そのうち2人の凧糸を足しても足りないぐらいに遠くまで揚がっていき、3つ上の人が
    ポケットから小銭を出し「凧糸かってきてくれるかぃ」と同級生に言うと、同級生は役に立てることが嬉しいのか「ハイッ」と学校では、したことがないような綺麗な返事をして
    タッタッタッタ〜と一目散に凄いスピードで駄菓子屋まで駈けていってしまった。
    (いつもは豆腐一丁おつかいに行くのもぶーたれるくせに)
    この当時、駄菓子屋で売っていた凧糸は一束だいたい30mぐらいだったと思うが、3つつなげているわけだから80メートル以上はもう揚がっている。
    そのうち私の同級生が凧糸を買って帰ってきて、その分もつなげると100メートル以上になってきた。
    凧はどんどん小さくなっていき、その分ちびっ子達の歓声は大きくなり自然とギャラリーも一人また一人と3つ上の人の同級生や私の同級生、もっと下の子達も加わって10人ぐらいのちびっ子集団が出来てきた。
    その集団が凧が傾いたりする度「ぅあ〜 おぉ〜」と大騒ぎ。
    そうこうしていると、また凧糸がたりなくなってきた。
    「また凧糸買ってきますか〜?」と私の同級生。
    「そうだな〜今度は2つ買ってきてもらうかな。・・・記録に挑戦してみるべぇかな〜」
    「おお〜〜」歓声とも雄たけびともとれる声があがる。みんなワクワクだ。
    そして買ってきた一つ目の凧糸をむすび、束を少しずつゆるめていくと、さらに凧は遠く小さくなっていき、目を凝らしていないとすぐ見失ってしまう程で,途中から見ている人には、指差して教えても確認できないぐらいになってきた。
    凧糸もこのくらいの長さになってくると、大きく放物線を描くようになってきて、まるで空から大きなすべり台が降りてきているようだ。
    揚げている人も糸の感触をたよりに真剣そのものだ。
    まわりのギャラリーも口数を少なめにして食い入るようにして空を見つめている。
    しかし、それからしばらくして、揚げている人が突然「アッ!」と声をあげた。
    「なに?」「なに?」「どうした?」「どうした?」「切れっちゃったんかぃ〜?」
    [あ〜〜ぁ 飛ばされっちゃったよう。]
    目を凝らして見てみても、もうどこにも見当たらない。
    「あ〜〜〜ぁ」みんなしてへナヘナヘナ〜。みんなの緊張の糸も切れてしまった。
    「でも凄かったよな〜」「俺ぁ あんなん始めて見たよ〜」「いや〜 良く揚がってたな〜」
    ギャラリーも思い思いの感想を口にして、一人また一人とバラけて帰っていってしまった。

    結局、最初の4人が残り、揚げてた3つ上の人が余った凧糸と最後の凧糸を手繰って二人に返し、棒切れに今までの凧糸を手繰って巻きつけている。
    凧を揚げていた時は夢中でどんどん長くしていたが、凧が飛んでいってしまい、残った糸を手繰って巻きつける作業というのはなんだか地味で寂しく、つわものどもが夢のあとという感じさえあった。
    陽も傾きかけて一段と冷え込んできていたが、自分達も木の枝に引っかかっている糸を落としたりして手繰って巻きつけるのを手伝った。
    巻きつけ終わった糸は随分と大きな糸だまになっていた。
    (私が思っていた以上の長さで揚がっていたのかもしれない。)
    「こんなデッカイ糸だまができちゃったでぇ・・・・・綿あめ!」
    「?・・・・・・?」
    みんなで顔を見合わせてから「ワッハッハッハッハ〜」
    「俺ぁ ギャートルズ(はじめ人間)に出てくるデッケェ肉に見えたな〜」
    「ワッハッハッハッハ〜」
    「俺ぁ〜」と近くにあった棒を刀にみたて、その棒を糸だまで軽くたたきながら
    「ポン、ポン、ポン、おぬしもワルよの〜。ちょっとデカすぎるか〜? ちょっと重てぇ」
    「ワッハッハッハッハ〜」
    「じゃあ これを使って何か、やってみるんな〜」
    「じゃあ から揚げ」
    「ワッハッハッハ そんなんダメさ〜 さっきギャートルズの肉が出てたんべ〜?」
    「じゃあ・・・・・ ♪あのこ〜どこにいるのやら〜♪」
    (糸だまをマイクにみたてて五木ひろしの真似、相当照れている)
    「ワッハッハッハッハッハ〜」
    「じゃあ・・・・・ まあ”〜そのお〜〜」(田中角栄の真似)
    「ワッハッハッハッ だからマイクにするのは、さっきやってたろ〜?」
    「ワッハッハッハッハッハ〜」
    なんでも楽しくなってきてしまう。
    気持ちが沈んできても、ちょっとしたことで楽しい方向へ舵をきって向かう。
    それが自然に出来ていたあの頃、遊びの中からそれを学んでいたのかもしれない。

    自分としては、この日揚げていた凧の作り方を教えてもらおうと思っていたのに
    すっかり忘れてしまっていた。
    結局その後はその人も中学に上がって一緒に遊ぶこともなくなり、あの凧の作り方は
    わからず仕舞いになってしまった。

    それからしばらくして、ゲイラカイトなる外国製の凧が出てきた。
    あの三角形をした、目玉の絵が書いてあるやつだ。

    なんだか長い文章になってきてしまったので
    ここから先は明日に回そうと思います。

    友松誠

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