カテゴリー: 畠山裕美(はたけやまひろみ)

  •   漢方薬。

    今年は1月から定期的にプラセンタ注射を真面目に打っているせいか、
    例年に比べ、花粉症がそんなにひどくありませんでした。

    ちなみに、プラセンタは「紫河車(しかしゃ)」という漢方薬でもあります。

    効能が 補腎益精 益気養血作用、補肺止咳作用で
    アンチエイジングに用いられるようです。

    保険はききませんが、肝機能障害とか更年期障害には保険がきくそうです。

    また、私が通っているクリニックでは、花粉症向けに漢方薬を出してくれるのですが
    これも効いているのかもしれません。
    毎年もらっているんですが、今年はちゃんと(笑)飲んでるからでしょう。

    「免疫力を高める」という作戦です。
    病気になってからあわてるよりも、先手必勝という作戦です。

    私のクライアントは、足趾の操法を受けつづけていたら、
    今年は花粉症がそんなにひどくない、と言っていました。

    足趾の操法、確かに免疫力が高まるのでは。

    金額的に言えば、操体は、高価なサプリメントを買うよりお得だと思います。
    私はそう思っています。

    そういえば、漢方的にいうと、
    不眠の傾向がある方は「心」(心臓)の当たりに熱がたまっているそうです。
    それも、何種類かに分類されるようで、処方される薬も違うそうです。

    先日のフォーラムで、半蔵さんが発表してくださいました。

    私も「外気功」(医療気功)を勉強したのでわかるのですが、
    「気が上がっている」みたいな状態でしょうか。

    「気が上がっていて、余裕がない」というヤツですね。

    何となくわかります。

    ちなみに今飲んでいる「胃腸の機能を高め、消化吸収をたすける」という処方の
    漢方薬を調べて見たら

    「男性の精力増強」

    と、書いてありました・・・(笑)

    色々な効能があるんだなぁ、と感心した次第です。

  •  三年の経過。

    初診のクライアント(女性)に

    操体は何で知ったのですか?」と聞いてみたところ、本で読んだと聞いた。

    内澤旬子さんという方の本だそうなので、早速買ってみた。

    身体のいいなり (朝日文庫)

    身体のいいなり (朝日文庫)

    この中に、彼女が「操体法」を受けるという話が出てくるのだそうである。

    読んでいくと、彼女は腕が上がらなくなり、困っている時に、
    知り合いの編集者の女性から、「操体法」を受けたのだそうだ。

    もちろん、その編集者は治療家でもなんでもないらしい。
    その編集者さんと会うのが楽しみで、ずっと彼女の家に通っていたらしい。

    やっていたのは触れて気を送る?みたいな感じ。
    それって、渦状波(カジョウハ)では???
    渦状波を正式(なお、渦状波というのは、商標登録されております)に
    学べるのは、操体法東京研究会定例講習だけ。
    ということは、このHさんと言う人は、私の同門なのか????

    いずれにせよ、操体法東京研究会の受講生であれば
    私もサブ講師として10年以上参加しているので、知っているハズ???

    でも、全く思い当たらないのである。

    まあ、渦状波の真似っこ(渦状波は皮膚に刺激を与えない。皮膚を捻るとかひっぱるとか
    絞るとか、刺激を与えているところもあるようだが、我々は「刺激にならない接触」を用いている。
    また、私達は「皮膚操体」とか「カワの操体」という言い方もしない)
    をしているところもあるみたいなので、何とも言えない。
    いずれにせよ、ちゃんと勉強して欲しい(皮膚への刺激と皮膚への接触の違いとか)
    ところである。

    関西には「本を読んだだけでプロ向けの講習をやっていた」というツワモノがいたりする。

    そして・・・

    三年たったある日、腕が無意識のうちにくるくる回ったという
    という話である。

    私は思わず「う〜ん」と唸ってしまった。

    いくら何でも三年というのは、かかりすぎている。

    内澤さんの腕が無意識にくるくる回ったのはわかる。
    無意識の動きが発動したのである。
    はじめて「快の回路」が通じたのだろう。
    そして治癒に向かった。

    しかし、例えば、ひどい四十肩や五十肩も、三年もすれば自然に治るのである。
    この間に、医者に行くと「石灰質が骨に沈殿しているから切開手術しましょう」とか
    色々いじられることもあるが、

    放置しておいても治るのである。

    我々プロが治療に三年かかった言ったら
    それは腕が悪いか余程別の要因があるかだ。
    それよりも三年受け続けたというのはすごい。

    まあ、プロだったら三年はかからない。
    それは間違いない。

  •  睡眠と運動。春季東京操体フォーラムご報告

    昨日「2014年春季東京操体フォーラム」が、開催されました。

    ご参加の皆様、ありがとうございました。

    本邦初の「よつんばいでの基本運動(般若身経)、
    これも初の、グレゴリー・ローゼン氏による
    「英語での操体指導(それも第二分析)

    などなど、
    結構「はじめてづくし」のフォーラムとなりました。

    そして、現実行委員見習いの
    石田哲也氏
    グレゴリー・ローゼン氏
    岩吉新氏
    香(こう)氏 ← 「鬼灯の冷徹」の「お香姐さん」みたいでいいですね。
    寺本雅一氏

    各氏が、正式に「東京操体フォーラム実行委員」に、めでたく昇格いたしました。
    おめでとうございます。
    こちらはサイトでまたご紹介いたします。

    さてさて。

    友人の友人(女性)で、高校の先生がいるんだそうです。
    女子よりも男子が多い学校なのだそうですが、部活の顧問をしていて

    「モヤモヤやムラムラ(爆)する時間を与えないよう(?)へとへとになるまで運動させる」とのことでした。

    ヒマがあるとモヤモヤとかムラムラしちゃう男子高校生への対処法としては、
    ある意味正しいと思います。

    勿論勉強でもいいんですが、アタマとカラダ、両方使った方がいいに決まっているのです。

    私は朝歩くことにしています。
    何故歩くようになったかというと、
    入院して、退院後のリハビリのためです。

    退院も近くなると結構元気になりますよね。
    最近の大きな病院はコンビニ併設が多いので、コンビニまで行くわけです。
    そこでたまたま見つけた本に「朝歩こう」ということが書いてありました。
    とにかく歩くと30分で気分が良くなるホルモンが出て、その後は
    落ちつかせるホルモンが出る。
    更には朝、太陽の光を浴びることによって概日リズムが整えられ、
    メラトニン(睡眠ホルモン)が夜になるとしっかり分泌される。

    というわけで、退院後二日目くらいから歩き始めました。
    近所に「日本のウォーキングコース百選」に選ばれた道があるのです。

    で、これがきもちいいんです。
    やはり「歩くと気分が良くなる、きもちよさを促すホルモンがでる」
    というのはホントなんだなと、実感しました。

    気分がいいとどうなるか。

    続けられるんです。

    私のクライアントにも勧めています。
    (健康運動指導士なので、指導できるのです)
    ある人は最初、持病のめまいが心配だと言っていたのですが、
    「30分でいいや」と、トライしたそうです。

    そうしたところ、気分が良くなって、一時間歩くのも
    へっちゃらになったそうです。

    朝歩く。
    条件は簡単です。
    朝早く起きること
    一人で歩くこと(よく大勢で話しながら歩いている集団がいますが、
    一人で歩く事によって冥想状態になり、脳がやすまるのだ)
    音楽とか聞かないこと(よくイヤホンを着けて歩いている人が
    いますが、折角自然に触れるのだから、耳は自然音のためにあけておきましょう)

    ここで「操体の歩行」というのもあるのですが、それはまたの機会に。

    そして一番大きな恩恵は
    「ぐっすり眠れるようになったこと」だそうです。

    私もそうでしたが、朝早く起きて歩くと、最初の数日間は
    昼過ぎに強烈な眠気が襲ってきて、ついつい昼寝をしたりします。

    昼寝すると、夜寝付けないということがありますが、
    朝歩いた後の昼寝というのは、非常に短く、深いものなんです。

    そして、昼寝しても、夜寝付けないということはありません。
    きもちいい睡魔が襲ってくるのです。

    まあ、中には
    「朝くらいウチに歩くのはこわい」(痴漢とかがこわいのか??じゃあ何時ならOKなのだ?)
    「日に焼ける」(日焼け止めを塗ってサンバイザーでも被りなさい!)
    とか何とか、やりたがらない人もいらっしゃいますが、
    こればかりは自己責任なので仕方ありません。

    それにしても、これも「きもちいい」という
    御褒美があるから続くんですね。

  •  快眠

    皆様こんにちは。今週一週間は畠山が担当致します。

    本日は2014年春季東京操体フォーラム開催日です。
    さて、どんな一日になるのでしょうか。
    ご報告は追ってまたということで。

    これは、農文協一般社団法人農山漁村文化協会)から発行されている
    季刊 うかたま」の2014年春号です。

    今回特集で「私にちょうどいいセルフケア 睡眠」というのが載っていますが、
    そこで私が「操体法」を紹介しています。

    掲載されている操法2種は、どちらも実際に、眠りを誘います。

    私の受講生などは、夜居間でやっていてそのまま寝てしまい、
    奥方に怒られると言っていました。

    「快適感覚」を味わい、
    快眠に誘うには、瞬間急速脱力ではなく(古典的な第一分析は、らくなほうに動かして
    瞬間急速脱力します)、ある動きをゆっくりと試し、全身が連動するように
    からだを操り、きもちよさがききわけられたら、それを十分に味わい、
    からだが自然に脱力するにまかせる、という第二分析の出番です。

    ヨガと操体法の二つが紹介されていますが、なんとヨガの紹介をなさっているのが
    私が12歳の頃から影響を受けている、内藤景代先生なのです。
    これは個人的に嬉しい出来事でした。
    早速景代先生にメールを書きまして、お返事をいただきました。
    これも嬉しいものです。

    基本的に、ヨガの動きと操体の動きは違うのですが、
    たまにポーズをとってみたりすると、操体とは違った感覚を味わうことができます。

    新版 こんにちわ私のヨガ―美しく変身する107の秘密 (Yoga and meditation)

    新版 こんにちわ私のヨガ―美しく変身する107の秘密 (Yoga and meditation)

    景代先生の本に「睡眠」について書かれたものが何冊かありますが
    「寝ヨガレッスン」というのがあります。

    ベッドの上で簡単にできる「寝ヨガ」レッスン〈快眠CD付〉

    ベッドの上で簡単にできる「寝ヨガ」レッスン〈快眠CD付〉

    なるほど、と思ったのは「からだの眠り」と「脳の眠り」を分けていることなのです。
    からだを眠らせる時は、だらんと全身の力が抜けます。
    昼休みだったら、机につっぷして寝ているとか、椅子にもたれて寝ているとか。
    こうすることによって、からだが休まります。
    そして、脳の眠り。
    これが上手くいかなくて「たっぷり寝たけど眠りが浅い」という方が多いのです

    それでは、脳を眠らせるには?
    脳を休ませるのに一番適しているポジジョンはなんと「冥想」のポジションなのです
    脊柱をS字カーブにとり、尾てい骨の真上に頭頂部があるような感じなのだそうです。
    冥想すると睡眠時間が減る、という人もいますね。
    脳が休んでいるのでしょう。

    短く深く熟睡する法 (王様文庫)

    短く深く熟睡する法 (王様文庫)

  •  操体は、楽な方にきもちよく動くのではない。楽と快の区別を明確にしているのが操体である。

    操体は、楽な方にきもちよく動くのではない。楽と快の区別を明確にしているのが操体である。
    楽な方が本当にきもちいいのだろうか?それは単に「楽でスムースでなんともない」のではないだろうか?

    東京操体フォーラム実行委員含め、読者あるいは操体愛好家の皆様に申し上げたい。

    「きもちよく動く」のが操体ではない。
    その前に「その動きが快か不快か」という、診断分析(動診、動かして診る)という過程が必要だ。

    動かしてみないと(確認してみないと)それが快か不快か分からないではないか。

    勿論世の中には「きもちよく動けちゃう」人もいるが、これはホントの話、動きながら確認できちゃう、器用な人達なのであり、私のような凡人は、動かしてみないと、それが快だか不快だかわからない。

    操体をやっている人の中には、それを勘違いして「自分がこうやってきもちよく動けるんだから、他人もできるだろう」と、安易に
    きもちよく動いて」という方もいる。それは指導者の「おごり」というものだ。

    また、講習で練習している場合、相手はある程度知っているので動いてくれる。これが本当の臨床だとこうはいかない。
    言葉の誘導が適当でも同じ受講生なら動いてくれるが、お金を払ってくる患者様、クライアントの方々はそうはいかない。
    「普通は動けない」というのをアタマに入れておこう。

    そして、もう一つ考えていただきたいのは「楽なほう」≠「きもちよさ」ではないということだ。

    これは「楽(な動き)」は運動を分析しているのであり、「快(適感覚)」は、文字通り感覚を分析しているのである。

    楽、というのは「動かしてなんともない」「スムースで引っかかりがない」「違和感がない」ということだ。
    つまりバランスがとれていて、ニュートラルな状態なのである。ある先生はこれを「無」といっておられるが、動かしてみた感覚には「楽」(スムースでなんともない、つまり無と言ってもよい)、不快(痛い、辛い、いやな感じ)、そして「ああ、きもちいい」という快があると思っていただこう。

    つまり、楽と快は違うのだ、と認識していただきたいのだ。

    この話しをすると笑う人もいるのだが、楽と快を混同するということは、例えばセックスの最中(笑)に、お相手が「ああ、楽だわ」「ああ、楽だよ」と言ったらどうだろう?

    これくらいヘンなのだ。

    また、もっと直喩的に言えば「愛の営みは楽できもちいい」というのはヘンではないか?
    これは、愛の営みというのは「楽ではない」という認識が私達にあるからなのだ。

    「楽なほうにきもちよく」という言葉は、言葉上は難なくアタマに入ってくるが、操体的に考えると、ヘンな言葉なのである。
    楽なほうはスムースで何ともない場合のほうが多いからだ。

    逆に、可動域が少なくても、気持ちいい場合もある。

    ここで「快(きもちよさ)についてもう一つ。

    確かに、ボディに歪みがない健康体で、生きているだけで気持ちいい、ということもありうる。
    しかし、そういう状態というのはあまりないのが事実である。

    そして、ボディに歪みがなくて、バランスがとれていて、動かしても楽でなんともないという、ニュートラルな状態がある。
    これが「無」と言ってもいいだろう。

    そして、快というのは「歪みがなくて、健康だから」と思っている方もいるかもしれないが、実は「快」とボディの歪みは密接に繋がっている。歪みがある場合、動かしてみると(動診)、快か不快か分かるのである。
    これを「快不快の法則」という。

    なのでどこかトラブルがある、バランスが崩れている場合のほうが強烈な快あるいは不快を感じることが多いのだ。

    勿論人間の感覚というのは非常に微妙なものなので、痛いけど気持ちいいということもある。そういう場合はどうするか?
    操体の場合「からだにききわけて」(アタマで考えない)やるかやらないかを決定する。

    痛キモチいい。これは痛いけれど、味わってみたいというからだの要求があるのか?ないのか?
    痛み、ちょっとした痛みだけれど、からだには何故か一度は味わってみたいという要求がある。
    こういう場合、一度味わってみると、二度目はいらない、ということが多い。

    楽な動きを問いかける動診操法を第一分析という。
    対になった二つの動きを比較対照して、楽なほうに動かして、数秒動きをたわめ、瞬間急速脱力する。

    これが従来の操体だ。

    私達がやっているのは、橋本敬三先生が「きもちのよさでよくなる」「楽ときもちよさは違う」と言われたことから、三浦寛師匠が体系づけた「一つ一つの動きに、快適感覚の有無を問いかける」というものだ。これを第二分析という。

    「楽(な動き)」をききわける動診操法と、「快(きもちのよさ)をききわける」動診操法は、そもそも違うのである。

    一連の操体臨床の最中、あるいは終わった時、クライアントが

    「ああ、きもちいい」「きもちよかった」あるいは「きもちよくて寝ちゃいました」という言葉を聞くと、ああ、操体をやっててよかった、きもちよさでよくなるんだなあ、と思う。

    逆に言えばクライアントに「きもちいい」と言わせるのが操体臨床家としての冥利につきるところだ。

    もう一つ言えば、クライアントがきもちよさをききわけ、感じ、味わっていると、その「きもちよさ」が操者にも波及し、操者自身のからだも何故か良くなってしまうというのも、「快」の妙である。

    昨年末の暮れも差し迫った12月29日は第五日曜。
    第五日曜には「塾・SOTAI」が開催される。

    塾・SOTAIとは、操体法東京研究会の講習を終えたメンバーが参加できる、ブラッシュアップのための時間である。

    通常午後から始まるのだが、この日は午前中から東京操体フォーラム実行委員が集まり、今年春のフォーラムについての打ち合わせを行った。一時間半程度の時間で、色々話をし、話題を詰めた。これで詰めたものを、毎週第二日曜早朝8時から開催している実行委員勉強会で、更に練った。

    打ち合わせが終わった後、同席していた三浦先生も、参加した実行委員のアイディアの出しっぷりをほめていた。三人寄れば文殊の知恵ではないが、何か出るものだ。

    その結果ひねり出たのが「入眠儀式」という単語だった。

    この言葉が出た時の不思議な感じ、それが決定打だった。「ようし、これにしよう」という不思議な感じの空気が流れた。

    春のフォーラムのキーワードだ。

    息食動想には睡眠が入っていない。それは、寝ないと生きていけないし、睡眠は完全に自分ではコントロールできないからだ。同じようなものに、排泄がある。

    文明国で売れる薬というのは睡眠薬と便秘薬らしいが、日本でも最近入眠薬が薬局で売られていたりとか、睡眠障害を感じている、睡眠障害とまでは言えないが、何だか寝付きが悪いとか、朝すっきり目が覚めないという話はよく聞く。

    ちなみに私は生活を朝型に変えてから10数年経つが、眠れないということはあまりない。

    また「眠れない」「寝付きが悪い」というクライアントの話を聞いてみると、寝る前に「寝付きが悪くなるようなこと」をしていることに気づく。それをやめればいいのだが、それがなかなかできないのが、現代人の悩ましいところである。

    快眠と快醒(かいせい)のコツのコツ、これを「操体的に」「セルフケアで」「勿論きもちよく」紹介する。

    4月26日(土)は、三軒茶屋ターミナルビルにて人数限定のセミナーを予定、27日(日)はいつもの津田ホールで「入眠儀式 快見快醒のコツのコツ」「快眠メソッド大公開」のような感じで行う。

    ちなみに、この写真はフォーラム実行委員若手三人衆である。
    彼らが会場で走り回る姿を見るのもまた楽しみの一つだ。

    それでは一週間ありがとうございました。

    畠山裕海

    明日からは出雲之国からのメッセージです。

  •  若さの泉。

    5つのチベット体操──若さの泉・決定版

    5つのチベット体操──若さの泉・決定版

    「若さの泉」という本があります。

    十数年前、たまたま見つけて一時はまったことがあります。
    実際やってみると、結構きついし難しいのです。
    その時、周囲の人間には「バカみたい」「信じるんだ」とか、色々言われましたが無視しました。別に私が試してみたからといって、その人達に迷惑がかかるわけでなし。こういうの放置が一番です。

    内容はさておき、これはチベットに伝わるヨーガみたいな体操です。スーフィズムのように、くるくる回るものもあります。
    印象的には、チャクラや甲状腺などを刺激して、若返りを促すのだろうなと思いました。

    ちなみに、昨年10月、久々に来日(本当は2011年4月予定だったが、震災直前に中止になった)したKISSのコンサートに行ってきました。
    ざざっと説明しますと、好色な(笑)コウモリ男、星の王子様(スター・チャイルド)、スペース・マン、という四人です。
    結成当時、1970年代のはじめというのは、グラムロックが流行っていました。
    デヴィッド・ボウイやT・Rexなど、男性がメイクし、中性的なスタイルをしているというのが流行ったのです。
    KISSはアメリカのNY出身ですが、彼らはグラムロックをやるにはゴツすぎたそうです。背は高いし筋肉ありで、どうもメイクして女装ってのは似合わないじゃ〜んということで、日本のKABUKIにインスピレーションを得てあの、白黒メイクができあがったんだそうです。
    私もファン歴長いんですが、こうやって書くと何だか感慨深いですね。

    この4つのキャラクターは、商標登録されています。
    そして、演じている(メイクしている)人間が変わっても「キャットマン(猫男)」というのは法律の下で守られているわけですね。
    今現在オリジナルメンバーは、コウモリ男さんとほしの王子様だけですが、驚いて下さい。
    1949年生まれと1952年生まれです。
    還暦は立派に超していらっしゃるんですな。

    私はKISS ARMY Japan(KISSのファンクラブです)の会員ですし、ウドー(笑)のチケット会員です。KISSの先行予約は勿論登録してあります。というわけで、お師匠に

    「あの〜、還暦越したロックバンド、観に行きます?」と聞いてみたところ「行く」とのお答えが返ってきました。


    武道館のステージ終了後の写真。会場では当フォーラム相談役にお会い致しました・・。

    というわけで、行ってきましたが、あの若さは何だ!確かに拡大するとお腹が出てるとか、お肌の荒れ荒れとかありますが、素晴らしい。飛ぶは血を吐くわ、ジャンプするわ。
    おまけに大きな声で大合唱できないようなお下品な歌詞を叫ぶわ(すいません、私も叫んでました・・・)。

    また、60歳越して観客にお尻を振ってキャーキャー言われる人って、他にはミック・ジャガーくらいしかいないんじゃないでしょうか。

    そしてもう一つびっくりしたのは、観客の年齢層の高さでした。でも皆さん、若々しかったですよん(アンコールでみんな座ってたけど・・)。

    成熟したオトナが、少年少女の心をもつそれが若さの秘訣なのです。

    ちなみに、操体には強力なアンチエイジング効果があります(これにはもちろん日々の生活努力があってこそですが)。

    某実行委員はスペインで実年齢をスペインの方に伝えたところ、彼らの驚愕の表情とその後のわらわらとした会話は忘れられません・・。
    また、某実行委員が実は三人お子さんがいると聞いて、悶絶していた方もいました。

    どうぞその効果をご覧に、2014年春季東京操体フォーラムへお越し下さい。

  •  スカルとダイヤモンド。

    ガイコツは昔から好きだ。
    海賊も好きだし、うちの先祖は代々から海の民なので、DNAに何かインプットされているのかもしれない。

    子供の頃「一休さん」の伝記を愛読していた。とんち小僧の一休さんの(子供の頃の法名は「周建」と言う)話しだけではなく、20歳過ぎてから琵琶湖に身投げ(自殺未遂ですな)したり(この頃は宗純)、大徳寺の住職となって大往生するまでが書いてあった。勿論子供向けだったので、実は後小松天皇のご落胤だったとか、妻帯肉食、確か晩年は盲目の美女の尼さんと暮らしていたとか、そんなことは書いていない。
    その中で一番印象に残っているのは、正月にしゃれこうべ(頭蓋骨ですね)を竹にのっけて街中を歩き回り「正月は冥土の旅の一里塚、めでたくもあり、めでたくもなし」というところなのだ。今でもはっきりと覚えているということは、当時余程インパクトがあったのだろう。

    長じて私はロックの洗礼を受ける。
    もともと小学校低学年あたりからラジオで洋楽に馴染んでいたのだが。
    父親が仕事(テレビの朝ワイドのディレクターをしており、丁度初来日で特集した)でもらってきたKISSのレコードと巨大なポスター
    で「おお、これはすごい」と思い、今に至る。
    ジミ・ヘンドリックスの「紫の煙」のイントロを聴いて、興奮して眠れなかったこともある。
    短絡的であるが、ロックと言えば皮とかスカルとかシルバーである。
    というわけで、未だにゴールドよりもシルバーのほうが好きだ。

    これは、渋谷駅に貼られていたストーンズの来日公演のポスターの、キース・リチャーズの手元の写真だ。
    ばんそうこうが何ともシブいではないか。このスカルには下あごがある。

    ある日の日曜の夕方。新宿伊勢丹メンズ館の「サロン・ド・シマジ」に向かった。
    ここは世界で唯一、シングルモルトと葉巻が楽しめるデパートなのである。
    私はせいぜいスパイシー・ハイボールだが、バーの表は島地勝彦先生がその「目利き」で集めた銘品が並ぶ、セレクトショップになっている。

    そこで売っているのが、アイファニーのスカルリングなのである。
    http://www.fashion-headline.com/article/img/2013/02/16/665/5065.html
    (写真参照)
    キース・リチャーズの指輪とどこが違うかというと、アイファニーのリングは下あごがない。

    「人間、死んだらみんなこうなるんですよ」
    と、シマジ先生は言う。

    そうなのだ。死んだらみんなこうなるのだ。

    薫陶を受けた三人の文豪(柴田錬三郎今東光開高健)は、すでにこの世にはいない。

    何だか不思議なことだ。
    よく考えてみると、私も、橋本敬三先生は生きていると感じている。
    何だか不思議だが、そうなのである。

    今年は、アイファニーのスカルリングを買おうと思っている。レディスは額にダイヤが入るのだ。

    私の指に大きなスカルが光っていたら「お、アレだな」と笑って欲しい。

  •  磨け。

    私は子供の頃、そうですね12歳くらいからタロットをやっていました。
    占いの結果というよりも、何が出るのか楽しみにやっていたような気がします。

    いずれにせよ、操体のほうが興味では上です(笑)。

    「愚者は占いをバカにし、賢者は占いを利用する」という言葉がありますが、島地勝彦先生にご紹介いただいた、算命学の砺波洋子先生のお話によると、相談にいらっしゃるのは、企業の社長さんなどが多いそうで、新規契約の場所や日時、会食の内容なども相談の対象になるそうです。古代中国の政(まつりごと)は、占で決められていたともいいます。

    今も占いをやりますが、どちらかと言えば天気予報的にとか、統計的に使っていることが殆どです。

    最近はやはり東洋医学だったら易でしょということで、易を本格的にやろうかなと計画を練っています。

    橋本敬三先生が「最高の指導原理」とおっしゃった「陰陽弁証法」は、毎年一回は読み直しているのですが、確かになるほど、と思います。

    無双原理・易

    無双原理・易

    これはオリジナルで、現在中古で入手可能。

    無双原理・易

    無双原理・易

    比較的最近出版された読みやすいバージョン。

    「易」心理学入門―易・ユング・共時性

    「易」心理学入門―易・ユング・共時性

    これは、操体関連書(操体法治療室、操体法写真解説集、血湧きの思想など)を出していた、今はなき柏樹社から出ていた(中古で購入可能)もの。著者はユングを学び、さらに鍼灸も学んだ方です。

    そして今年ですが、数秘学で言うと(畠山は誕生数秘学カウンセラーでもありますので)、今年は2014年。
    2+0+1+4=7 で、今年は「7」の年ということになります。

    7というのは、直感、哲学的、分析的、静穏、内省的、インスピレーション、孤立、理解、などというキーワードで語られることが多いのですが、「個人」という言葉もマッチします。いささか硬派なニュアンスの年になるのではと思います。

    今年は個々人の持つ才能を磨け、そして自立せよという年のようです。
    「直感を磨く」というのは、とても大切なことです。

    操体で語る「想」ですが、決して「あかるくおおらかに」という意味だけではありません。
    そこには「想念をコントロールするには、言葉を統制せよ」という意味があります。むしろこちらのほうがメインと言ってもいいでしょう。
    これは「自律」にも繋がってきます。

  •  神社とお参り。原始感覚を磨く。

    昨年は、お伊勢と出雲の遷宮でしたが、昨年に限って行くチャンスを逃しました。
    一年遅れですが、今年は参拝しようかと思っています。

    出雲はフォーラム理事の福田画伯(来週登場)がおりますので、大抵お世話になります。
    お蕎麦も楽しみだし、大学で小泉八雲をかじったので、松江は興味深いスポットなのです。
    というか、親類縁者が全員東京から上にいるので、生まれて初めて行った山陰地方が松江だったという次第。

    伊勢は大抵大阪の帰りなどに寄るので、「大阪の兄ぃ」に色々見所などを教わって、猿田彦神社の中にある「さるめ神社」に行くのが楽しみです。さるめ様とは、猿田彦様の奥方で、別名をアメノウズメ様と言います。
    猿田彦神社の境内にある、可愛らしい神社です。
    天照大神様が弟君の悪さにうんざりして雨の岩戸にお隠れになった際、踊った神様で、習い事、芸事の神様、日本で最初の芸能人?とも言われているお方です。芸能関係者の参拝も多いそうです。
    一説には「超ナイスバディ」だったというお話もあります。

    さて、新年を迎え、初詣に行った方も多いと思いのではと思います。
    私は元旦ではなく、松の内に行く派なのですが、初詣だけではなく、普段でも神社の前では会釈、時間があれば礼というのを実行しております。毎朝、冬は一日置きくらいに一時間ほど歩いているのですが、途中に神社があります。
    また、三軒茶屋付近は遊歩道があるので、たまに歩くのですが、これまた神社が結構あります。

    なので、通りすがりにご挨拶をする程度なのですが、何だか気分がいい(笑)。
    神社やパワースポットに行くのは、お願いするというよりも「原始感覚」を磨くという感じがします。
    是非是非、原始感覚を磨いてみてください。




  •  私が守っていること。

    「これだけは守っている」ということは誰にでもあると思う。

    私の「これ」は、
    「楽」と「快」を混同しないこと。
    「診断(動診)」と「治療(操法)」の区別をつけること。
    この二つだ。

    四捨五入すると20年前のある日、ぎっくり腰で這うようにしてやってきたクライアントが、ベッドの上で、顔をしかめながらからだをもぞもぞ動かしていた。
    私は「どうしたんですか?」と聞いてみた。
    彼は「きもちよさを探してるんです」と言った。

    その時思った。彼は「きもちよさ」と言っているけど、探しているのは「楽で痛くないポジションなのだ」と。
    そこで「それって、きもちよさじゃなくて、安楽で痛くないってことですよね」と、聞いてみた。
    「そうです」

    私が「きもちよさを探す」という表現に疑問を持った瞬間だった。
    きもちよさは探しても見つかりにくい。特にどこか痛い時には。色々動いてみても、見つかるのは「楽で痛みがない場所」なのである。

    もう一つ。
    三浦先生に「足趾廻し」をはじめてさせていただいた時(まだ入門する前の話)。
    それまで私は「外廻しと内廻しできもちいいほうをやる」と習っていた。
    ところが、多くのクライアントは「う〜ん。わからない」と言う。

    それが悩みのタネだったのである。

    三浦先生に「どちらがきもちいいですか」という今となってはドアホな質問をしたところ
    「どっちもきもちいい」

    という答えが返ってきた。
    目からウロコが落ちた。

    その翌日から私は外廻し内廻しのどちらか一方を選択させるという方法をやめた。

    私が「きもちよさを探して」とか「どっちがきもちがいいですか」という問いかけをしない理由だ。

    その他に私が「これはやらない」ということがいくつかある。
    個人的指向なので笑って読み過ごしていただければ幸いだ。

    顔文字は極力使わない
    これはISIS編集学校の影響もある。2000年(だったと思う)当時、顔文字が大流行したのである。
    編集学校の教室ではネットを介したやり取りで稽古が進むが「顔文字を使わない」というルールがあった。
    これは、顔文字で言いたいことをごまかすのでは(ごまかすという言い方はちょっと語弊があるが)なく、言いたいことは文章で表せということだったのだろう。
    まあ、自分は多用しないが、他人が使っても別に気にならないのでお気になさらずに。

    女子会はしない
    私の言う女子会とは、昼間に女性数名が集まって、こじゃれた店でランチをとりながら色々楽しむとか、いわゆるお茶会というヤツである。別にそれが悪いというわけではなく、自分は参加しないというだけだ。
    女友達と一杯やる、というのではない。また、気心の知れた女友達と仕事の合間にランチするというのも違う。
    ちなみに、私が愛読している「モバイル中谷塾」の中谷彰宏氏によると、女性ホルモンを出すには「仕事と家庭の他に、第三の場所」が必要とのことだ。そして、いわゆる女子会は「女性ホルモン」(この場合は色気とかフェロモンとかを指すのであろう)にとってはマイナスであるという。これは何だか妙にわかる。

    テレビを見ない(必要以上につけない)
    私は自分からテレビをつけるということが殆どない。
    昔から見なくても平気だったのだが、最近はますます見なくなった。
    家人などがつけていれば何となく見るし、銭湯で見ることもあるが、自分で積極的にはつけない。
    どうしても見たい場合は、誰かに頼んで録ってもらう。
    家族親類にテレビ界人(というのか?)が多いのだが、やっぱり見ない。
    この一年、自分から積極的に見たのは、松岡正剛さんが出ていたか、あるいは頼んで録ってもらったKISSのライブか、島地勝彦先生がモデルのドラマ「全身編集長」くらいである。