カテゴリー: 瀧澤 一寛(たきさわ かずひろ)

  • 鍼灸マッサージ師の操体を勉強する理由①

    香さん
    一週間ありがとうございます。

    今週「私の操体歴」を発信する瀧澤です。
    よろしくお願いします。

    初めて「操体法」を目にしたのは、
    鍼灸マッサージの学校を卒業する少し前のこと。

    外部の先生に授業をしていただく卒前講習の枠の
    なかに「操体法」はありました。

    先生は学生の中からモデルを選び、
    デモンストレーションを見せてくれました。

    モデルはうつ伏せになり、先生の指示に従って、
    左右の膝を片方ずつ同側の脇に向かって引き上げ
    ました。

    「やりやすい方、やりにくい方はどっち?」

    「それじゃ、やりにくい方の膝を脇に引き上げた
    状態にして、そこからその足を伸ばしてごらん」

    そう言って先生は足に抵抗をかけながら、モデル
    に足を伸ばさせました。

    何回か繰り返すと、引き上げにくかった膝は
    引き上げやすくなり、左右差はなくなりました。

    「こんなふうに操体法でバランスを整えたあとに
    鍼灸をやると効果が長持ちします」

    へえ、原理はよく分からないけど、体を動かして
    バランスを整えるっていうのは面白いな。

    鍼灸マッサージの学校に行きつつも、身体操作や
    ボディワークに興味を抱いていた僕の目には、
    この「操体法」も魅力的に映ったのでした。

     

    今年も操体マンダラ、海の日に開催致します。

    ※「操体マンダラ」とは?

    三浦寛が一日、操体の最新情報について語る、操体三昧の一日です。 弟子一同にとっては「師匠孝行する日」。

    東京操体フォーラムや、通常の講習では語りきれないことを、

    存分に出していただこうという算段です。 今年からはリクエストにお応えして、10時〜21時の開催になります。

    昼食会 サイン色紙&ツーショット撮影会

    足趾の操法®アドバイザー認定、操体プラクティショナー認定式、

    今年より「足趾の操法指導者」認定を行います。

    開催日時:2019年7月15日(月)海の日 10時〜21時 ルーテル市ヶ谷センター

    ★予約制で、当日の参加受付はありません。ご注意下さい

    https://www.sotai-miura.com/?p=1314

  • あらためて今⑦

    最近、ようやくスタートラインに立っているような
    そんな感じがしています。

    立つと言っても、足に限った話ではないんですが、
    事実、からだも「立っている」。

    2日目にも書きましたが、ずっとからだを動かす
    ことが大好きでした。

    学生の頃も、フリーターの頃も、鍼灸マッサージの
    学校に通っていた頃も、就職してからも、ずっと
    興味を持ち続けていました。

    そして、今もこのテーマを持ち続けることができて
    います。

    「動く」ということを改めて見直してみる。

    「立っている」という実感と共に、これから先も
    ずっと持ち続けていたいテーマす。

    一週間ありがとうございます。

    寺本さん、明日から一週間よろしくお願い致します!

    2019年春季東京操体フォーラムは4月29日の開催です。
    テーマは2018年秋に引き続き「身体芸術と操体」です

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  • あらためて今⑥

    けっこう無意識にやっていることが多いなかで、
    改めて意識を向けると意識できることもある。

    気づかないうちに、からだがやってくれている
    ことでも、「感じる」ことはできる。

    無意識と意識はスパッと切れているんじゃなくて、
    両方ともちゃんとつなげることができる。

    「からだの動き」を感じる中で、こんなふうには
    思えるようになってきました。

    感じて、思って、その次はその根拠が欲しくなって
    くるんですが、こじつけちゃうこともあります。

    そこで、もう一回「感じる」ところに戻るように
    しています。

     

    不思議と、そんなに焦って答えを求めなくてもいい
    のかなと思えるようになるんですよね。

    2019年春季東京操体フォーラムは4月29日の開催です。
    テーマは2018年秋に引き続き「身体芸術と操体」です

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  • あらためて今⑤

    昨日のつづきになりますが、

    操体を勉強し始めた頃、師匠から「オマエは何故
    呼吸をしているんだと思う?」と尋ねられ、

    (えっ? 呼吸しないと死んじゃうから?)と
    思っていたら、

    「この空間が呼吸しているからだよ」という予想
    をはるかに超えた答えがやってきて、

    (えっ?)と思いつつも、「はい」と受け取った
    記憶があります。

    当時はよく分からなかったですが、昨日のブログ
    に書いたように、空間によって自然とそういう
    呼吸になるのなら、空間抜きに考える方が不自然
    なのかなと思うようになりました。

    2019年春季東京操体フォーラムは4月29日の開催です。
    テーマは2018年秋に引き続き「身体芸術と操体」です

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  • あらためて今④

    意識とか無意識について考え出すと、今の僕では
    深みにはまってしまいそうなので、

    意識=気づいている
    無意識=気づいていない

    くらいの感じで話を進めたいと思います。

    気づくとふかーく息を吸っていることがあります。

    臨床中の空間とか、ターミナル(空港じゃないです
    よ)の空間とか。

    面白いのは、「さあ、今から息を吸うぞ」という感じ
    ではなくて、呼吸に意識を向けた時には、もうふかー
    く息を吸っている。

    その空間の中で自然とそうなったのなら、最初にふか
    ーく息を吸いたくなったのはいったい誰なんだ?

    2019年春季東京操体フォーラムは4月29日の開催です。
    テーマは2018年秋に引き続き「身体芸術と操体」ですf:id:tokyo_sotai:20190402183041j:plain

     

  • あらためて今③

     

    1日に14回。

    ある朝、洗面台に立っていると「あっ、今お尻に力が
    入っている」と必要以上の力みを感じました。

    そんなに力まなくても立っていられるでしょと。

    そこで、一日のうちにどのくらい力んでいるんだろう
    とカウントしてみた結果が、冒頭の数字です。

    洗面台に立っている時、歯を磨いている時、字を
    書いている時、車を運転している時、ほうきで掃いて
    いる時、雑巾で拭いている時……

    この回数が多いのか少ないのかは分かりませんが、
    僕自身はけっこう多いなと感じました。

    からだに意識を向けなければスルーしちゃうような
    ことですが、意識を向ければちゃんと気づけるんだ
    ということが改めて分かりました。

    そして、色々試すうちに、何で力んじゃうのかな、
    ということもうすうす感じています。

    2019年春季東京操体フォーラムは4月29日の開催です。
    テーマは2018年秋に引き続き「身体芸術と操体」です

  • あらためて今②

    僕自身、「身体表現」にはとても興味があります。

    ずっと「からだを動かすこと」が大好きだった
    からです。

    ただ、操体に出会うまでは、「自分」が主語の
    「身体表現」だったんだと思います。

    「自分がからだを動かしている」という感じで、
    体育の授業や運動の延長だったんでしょうね。

    でも、よく考えてみると(ホントは感じてみると)、
    「自分」が主語じゃない動きもたくさんあるわけで。

    もっと広く「からだの動き」について考えていくと
    (ホントは感じていくと)、体育の授業や運動の延長
    とは違う見方が必要になってくると思います。

    「これからは動きよりも感覚を重視しなさい」

    橋本先生は晩年、こうおっしゃっていたそうです。

    改めてこの言葉と向き合ってみると、

    「これからは運動よりもからだの動きを重視しなさい」

    こんなふうにも受け取れる感じがしています。

    2019年春季東京操体フォーラムは4月29日の開催です。
    テーマは2018年秋に引き続き「身体芸術と操体」です

  • あらためて今①

    香さん、一週間ありがとうございます。
    テーマは引き続き「改めて見直してみる」です。

    今週担当の瀧澤です。よろしくお願い致します。

    いよいよ、2019春季東京操体フォーラムまで
    1ヶ月を切りました。

    今回のテーマは、
    昨年の秋に引き続き「身体芸術と操体」です。

    「身体芸術」や「身体表現」って、
    アスリートやダンサー、パフォーマーといった
    人たちの超人的な動きのこと?

    僕自身、操体を勉強していなければ、そんなふうに
    感じていたと思います。

    ただ、今は「そこに動きがあれば、それは身体表現
    なのかも」くらいに思っています。

    歩いたり、息をしたり、うんちをしたり、
    一人ひとりの毎日が「身体表現」の連続ですし、

    もう少し範囲を広げれば、

    血液が巡るのも、角層が剥がれるのも、
    エネルギーがつくられるのも、傷が癒えるのも、
    そこに動きがあるんだから、それも「身体表現」と
    言えるんじゃないかと思っています。

    これなら、「身体表現」ってみんなに関わるからだの
    話ですし、改めて「それは誰の動き?」という目線で
    覗いてみれば、色んな発見があるかもしれません。

    ご興味のある方は是非お待ちしております。

    2019年春季東京操体フォーラムは4月29日の開催です。
    テーマは2018年秋に引き続き「身体芸術と操体」です

  • 憶の快ってなんだろう⑦

    操体を日常に生かす。

    それには、この「からだ」が常に「うごいている」こと
    抜きには語れないでしょう。

    般若身経。

    形をつくるのではなく、感じるプロセスによって形にな
    っていく。

    毎朝「からだ」にききわけながら、生かされているとこ
    ろから始まる「うごき」を表現していると、なぜ、この
    「うごき」なのか、自然と「納得」してしまいます。

    スマホに不要なデータや使っていないアプリケーション
    をそのまま入れっぱなしにしていると、いつの間にか動
    作が重くなってしまうことがありますが、それは「から
    だ」も一緒。

    いらないデータを削除したり、必要のないアプリをアン
    インストールするように、できる限り「からだ」本来の
    デフォルトに戻していく。

    こんなふうに僕たちの「からだ」はできていたんだね。

    だから、「快」につながっているんだね。

    なんでもいいってわけじゃないんだね。

    操体が「健康維持増進」医学でホントによかった。

    ちゃんと「そこ」につながる「快」があることを体感
    できるのですから。

    一週間ありがとうございます。

    明日からは、空間に声をひびかせる寺本さんです。
    よろしくお願い致します。

  • 憶の快ってなんだろう⑥

    今も継続していただいている三浦先生との個人レッス
    ン。

    レッスンが始まったばかりのころは、毎回レッスンの頭
    に臨床を受けるところからのスタートでした。

    人にやる前に、まず自分が味わってみないとネ。

    というわけで、皮膚を介して「からだ」がききわけてい
    る「きもちよさ」をウンと味わうことができました。

    なぜ、「きもちよさ」でこんなにも変わるんだろう?

    そもそも「きもちよさ」ってなんなんだろう?

    この体験が「憶の快ってなんだろう」という問いの原点
    だったのかもしれません。

    定まっていないものを追求できる悦び。

    生かされていることを自覚し、共に生きているものたち
    と同期のリズムを刻み、「からだ」のデフォルトに感謝
    することができるのも、「快からのメッセージ」があれ
    ばこそ。

     

    快からのメッセージ―哲学する操体

    快からのメッセージ―哲学する操体

     

      

    そのメッセージは、個々人の主観的体験に修飾された
    「きもちよさ」のなかにではなく、「からだ」がききわ
    けている「きもちよさ」のなかにある。

    ですから、僕たちは「からだ」にききわけるのです。

    それが「からだ」の治癒力につながっているのですから。