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  • 言葉とからだ

    首と肩のコリで週一回ペースで通っていた30代の女性
    モンク裕子(ユウコ)さん(仮名)がいました。
    通っていたといっても昨日で四回目の治療です。
    三回目で見違えるほど良くなったようなので、ここで
    紹介してみます。

    「治療」などとは言っても私の所では治療らしいことは
    あまりしません。
    しませんというよりホントは出来ないだけなんですけ
    どね。

    治療といっても私はできるだけ患者さんが自分でも家で
    できる方法を覚えてもらうように心がけています。
    これは温古堂時代からの習慣です。

    いろいろとやってもらって、患者さんが一番心地よかっ
    たと感じた操法を最後に言ってもらって、それを復習す
    ることが多いです。

    モンク裕子は、肩の上げ下げと腕のねじりが気持ちが
    良かったというので、それをこーしてあーしてと教えて、
    自分でもやってみるように指導していたのでした。
    これが一回目と二回目の治療。
    ところがこのモンク裕子ったら、治療の五日後になると
    また肩と首のコリ感がでてくるとモンクをいいました。

    三回目の治療の時もやっぱり治療の前々日から首のコリ
    がひどくなって、その日は右耳がぼわーんとして聴こえ
    なくなったとのことでした。

    ありゃりゃ、と思って私は一通り操法をやったあと、
    どんな感じかをたずねたら、少しだけ聴こえやすくなった
    みたいだけどまだボワーンとしているとモンク。

    ここからなんとなく私のお説教タイムが始まったのです。

    「おまえなぁ、言葉が悪いなー!コトバを変えなきゃ
    ダメダぞぉ!」などとは決して私はいえません。

    にこにこしながらこう言いました。

    「あのねぇ、ありがとう、ってどういうときに言うのか
    知ってた?」

    「ええっ」と少し驚き、「ありがたいと思ったときです
    よねぇ?」とモンク。

    「じゃあ、ありがとうって漢字ではどう書く?」

    「へへっわすれたー、どんな字でしたっけー」

    「正直だなーモンクは、たいしたもんだー」

    「有難(なんあり)って書くでしょう」

    「はいはい、そういえばそうですねー」

    「たから、ホントはつらいときや困ったときに言う言葉なんだよ」
    「昔の人はちゃーんと知っていてこの漢字を使ったんだろうね」

    「物をもらったり、いいことがあったときにだけ使っていたで
    しょう」

    「はい」

    「困難に出合った時、ありがとうって言うのが本当なんだねー」

    「へぇー、はじめて聞きましたー」

    「最初は言葉だけでいいんですよ、思っていなくてもいいからねぇ
    ありがとうとか、楽しいなーとか、幸せだなーとか、少しずつ
    言っていると、だんだんわかってくるんだ。
    だってよーく考えてみればありがたいことだらけなんだもの」

    「思っていなくてもいいんですかー?」

    「はい、いいんです」

    「あれっ、私の主人はいつもそんな感じで言っていますねぇ。でも
    私は文句ばっかり言っています。だって文句言いたいことが多いん
    だもの〜」

    「わははは、まぁためしにやってみな。言うだけだから簡単でしょ」
    「いつもありがとうね。とか今日も楽しかったーとかとご主人に言
    ってみればいい」
    「言われたご主人も気分がイイし、何よりあなたのからだの細胞が、
    それを聞いて喜ぶよ〜。コリがふにゃ〜ってほぐれるかもね」

    「はい、なんか不思議ですけど、おもしろそうなのでやってみます」

    そんなこんなでモンク裕子は半信半疑な顔で帰ったのでした。

    そして一週間、四回目の治療の日。

    モンクがどことなく元気そうで、モンクをいいません。
    「こんにちわー」と、にこにこ明るいのです。

    「ためしてみましたかー?」

    「ええ、ちょっとだけ」と微笑むモンク。

    からだを診てみると、なんと首肩のコリがほとんどありません
    でした。
    「最近、なんか調子いいんですよー!耳も次の日良くなりましたー」

    モンク裕子は、見事「ハッピー裕子」になったのでした。

    今 昭宏

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  • 重心で遊ぶ

    先日、かぎりなく原音に近い音を再生するというタイム
    ドメインのスピーカーを販売している仙台のedokkomari
    さん宅にお邪魔したときに、ある陶芸家の方にお会いし
    た話は私のブログに少し書きました。

    (スピーカーに興味のある方は私のブログのリンクから
    「edokkomariさんスピーカー」に入ってみてください)

    その陶芸家さんの作った陶器ですが、持ってみたら、
    びっくりしました。
    形のわりにはすごく軽い感じなのです。
    「粘土が薄いから軽いですねー」と私がいうと、陶芸家
    さんが「これは重心を上にして作ってあるから軽いんです
    よー」とのこと。

    へぇー、重心が上にあるのかー。
    形は土台が小さくてカップの所が大きく、不安定といえば
    ちょっと不安定な器です。

    そしてこの器、何も注がないで持つと軽いのですが、少し
    水を入れるとなぜかずしっと重く感じるのです。
    これは重心が下に変化するのでそう感じるらしいです。

    重心の位置が上下に変わるのかー。

    私はすぐに人間のからだにあてはめて考えてみました。

    起きている赤ちゃんと寝ている赤ちゃんでは重さが
    だいぶ違う感じがするのも重心との関係があるのかなー。

    引っ越しで冷蔵庫なんかを持つ時、下の角の一点を持つ
    と軽く持てるのは重心が上になるからかなー。

    柱などは横にして持つより立てて持った方が軽く感じる
    なー。
    重心かー。

    ところで人間の重心はどこかなー。
    中心だとすると、丹田あたりになるのかなー。

    膝を伸ばしてキオツケの姿勢で両手をバンザイして立つ
    とき、重心が上になって軽く感じるけれども不安定かー。
    逆に、膝を曲げてしゃがむに連れて重心が下がる。
    重心が下がると重く感じるけれども安定感は増すのかなー。

    こうなると、いろんな動作で重心は前後、左右、上下に
    移動することになるなー。

    「重心の歪み」などとは考えられないかなー。
    快適な動きで重心の位置が元にもどるとか。

    なんとなくおもしろいなー。
    なんて思うのは私だけかも知れませんけどね。

    今 昭宏

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  • 脊柱管狭窄症の聾唖のおじい4(最終回)

    3分位して、
    「ふあー、しーらんうーちー、ねんねーしーたーへー」と、
    おじぃちゃんがびっくり顔で目を覚ましました。

    「あーたー、よーねんねーしねー」と奥さんが笑って立ち
    上がりました。

    「そのままで、まだ起きなくてもいいですからねー、どんな
    感じでした?」と私。

    ひょいひょいすっすっ。

    「しぇいしぇいしーすぅーーーーー、すぅーーーーー」と
    おじいちゃんが手を懸命に動かしてなにやら説明をしてい
    ます。

    「足からすーーっと流れてくるような感じがしてとても
    良かったと言っています」と息子さん。

    「そうでしたかー、では起きてみてください」
    ベッドに腰掛けるおじいちゃん。
    私はおじいちゃんの背中をささーーっ、ささーーっとさすって
    あげました。

    「立って歩いたりいろいろやってみてください」

    おじいちゃんは「うんうん」と頷いてにこにこスイスイ
    歩きました。

    にこにこ楽になったようでした。

    「今やったように奥さんが家でやってあげてください」
    私がいいました。

    息子さんがひゅっひゅっひゅっとそれを伝えると、
    「ふへーー、しぇんしぇんーむーりー」と奥さんが
    笑って照れてさっきの本を一冊手に取り「こーれー
    かーうーにー」と言いました。

    「本一冊お願いします」と息子さん。

    押し売りが成功しました。

    そして帰り際におじいちゃんが、イスの上に置いてあった

    「心地のいい感じを味わうと
     治るようになっている」

    と書いてある紙を手に取りました。
    私はおじいさんがその紙をゴミ箱に捨ててくれるのだと思って
    見ていたら、そうではありませんでした。
    おじいさんは、なんとその紙をすっとたたんで自分のバッグ
    に入れて、トコトコ持って帰ってしまったのでした。

    おしまい

    今 昭宏

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  • 脊柱管狭窄症の聾唖のおじい3

    両方の足裏がかなり硬く凝っていてガチガチです。

    私はおじいちゃんの顔を見ながら少しずつ揺らしてみま
    した。
    おじいちゃんの土踏まずのあたりに親指を当てて足の内側を
    包み込むようにしてゆらゆら揺らす操法です。
    これは気持ちがイイらしく、2分くらい揺らしてそっと手を
    止めて、そのままじーっと余韻を味わってもらいました。
    おじいちゃんは子供にかえったような顔で味わっていました。

    今度は足の指を左右一緒に一本ずつゆっくりと軽くしごく
    ようにしながら揺らしてみました。
    30秒一本勝負でした。
    一本を30秒位揺らしたということです。

    おじいちゃんはどれも気持ちがイイと言いたそうでした。

    私は次におじいちゃんの右肩周辺のコリを調べてみることに
    しました。
    肩甲骨のまわりが少し凝っている感じがしたので、押したり
    ずらしたりしてその感覚を聞いてみると、気持ちがイイとの
    こと。
    一分ほどして、私はこんな質問をしてみました。
    「ここまでいろいろとやってみた中で一番心地よかったのは
    どこかな?」と。

    ひゅっひゅっひゅっと息子さん。

    「はひふへほぇっしゅー」とおじいちゃんはすぐに答えました。

    「足が良かったと言っています」

    「おお、そうでしたかー、わかりました」
    私は足の揺らしをもう一度やることにしました。

    足指と足裏を行ったり来たりして5分位揺らしたら、
    おじいちゃんがほっぺたをふくらませて「ぷわーーぷわーー」
    と息をし始めました。

    それを見て奥さんが「ふわっ、とっしゃん、ねんねんしー」と
    面白そうに私を見て笑いました。

    「眠ったみたいですねー」と私は普通の声で言い、一緒に
    にこにこホイホイゆらしました。

    息子さんも少し笑って驚いた顔で私を見ました。

    「ぷわーーぷわーー」とおじいちゃんは笑われていること
    も知らずに赤ん坊のような顔で眠っていました。

    「心地いいんでしょうねー」私は揺らしたり止めたりを
    つづけました。

    5分ほどして、私はそっと手を離してイスに腰掛けました。
    「このまま起きるまで寝かせておいていいです」

    「お父さん、イイからだですよー、まぁちょっと頑張りす
    ぎたのでしょうね。つらくてもがんばらなくっちゃ良くな
    らないとか思っている人が多いんです。でもねぇ心地よさ
    が少し足りないだけなんですよー」私は息子さんに向って
    話しました。

    「そこのピンクの本はいい本ですよー」
    私の押し売りがはじまります。
    「その本にはひとりでできるやり方もたくさん書いてあるし、
    かわいいイラストもいっぱいでわかりやすいから、それを
    見ながら家でやってみるといいですよ」
    私は「楽しくわかる操体法」の本を指さしていいました。

    奥さんは押し売りとも知らずに、すぐに本を手にとって
    ぱらぱらとページをめくって見ています。

    しかし、奥さんはそのとなりに置いてある「操体セミナー
    in仙台」のDVDが気になるらしく、目はそっちの方に向いて
    います。
    「あっ、それは操体講習会のDVDだからねぇ」と私。
    DVDよりも本の方がわかりやすいと思って言ったのでしたが、
    奥さんはにとっては、「そんなの関係ねぇ!」で、私の押し
    売りは失敗におわったのでした。

    つづく

    今 昭宏

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  • 脊柱管狭窄症の聾唖のおじい2

    「ではここに一番楽な姿勢で寝てみてください」と私がベッ
    ドを指さして言うと、息子さんが手話でひょひょいのひょいっ
    と伝えてくれます。
    二人は指の動きと表情と口の動きを感じとって言葉を理解し
    ているようでした。

    おじいちゃんは仰向けよりも右を下にして横に寝るのが
    楽なようで、そうなりました。

    「ちょっと全体を調べてみますねー」と私。

    息子さんが「ひょいひょいひゅっひゅっ」とおじいちゃんの
    正面でしゃがんで手話をやります。
    うんうんと了解の合図を手で出すおじいちゃん。

    足裏、足指がガヂガヂに硬く、左膝うらもニンジンのような
    硬いコリがあります。
    膝裏を少し押さえると「おどででだー」とおじいちゃんの顔が
    歪みました。

    「い、イタイみたいですぅ」息子さんが少しあわてて言いました。

    「凝っているんですねーここが」
    「はいはい」ひゅひゅひゅっひゅ。
    うんうん。

    「首は柔らかくていい感じですねー」
    「腰のあたりもいいですよー」
    足裏と足指が気になったのてすが、なんとなく押さえません
    でした。
    そして、「あら、ここ凝っていますねー」私は背中のゴホウの
    ようなコリを押さえて言いました。

    おじいちゃんが一生懸命に何かを言っています。
    「痛いそうです」

    「痛くてイヤな感じなのかな?」
    ひゅひゅひゅっ。

    「なんかイイ気持ちみたいですねー」

    「おお、ではさっき書いた紙をもう一度見せてください」

    「うんうん」ひゅひゅっ「いえぃいえぃ」ほいほい、
    「気持ちよさがなくなってきたら教えてください」
    ひょいひょい、うんうん。

    私は二分位背中のゴボウを軽く押えたりずらしたりしました。
    そうしたらなんとゴボウが完熟とまとのようにやわらかくな
    ってきました。

    するとすぐに手をひょいひょいと動かして、
    「うぃしぃーしぇん」と言うおじいちゃん。
    「なくなったみたいです」息子さんが言いました。
    「はい」私は静かに手を離して膝裏を調べてみました。
    でも膝裏は硬いニンジンのままでした。

    ここでためしに仰向けになってみてもらいました。
    すんなりと90度回転するおじいちゃん。
    膝を伸ばして寝ても大丈夫になったようです。

    膝を立てて、膝たおしをゆっくりと左右ためしてもらったら
    どっちも10センチ程動かすだけで腰が痛くてダメでした。

    右の肩周辺が少し凝っていたので、押したりずらしたりして
    みました。少しだけ心地がよかったようです。

    今度は気になっていた足裏と足指を調べてみることにしま
    した。

    つづく

    今 昭宏

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  • 脊柱管狭窄症の聾唖のおじい1

    脊柱管狭窄症で入院している聾唖のおじいちゃんを治療に
    連れてゆきたいと一昨日娘さんから電話がきました。

    耳がまったく聞こえないとなると、どうなるかはわからな
    いけれども、ためしてみましょうということで、昨日息子
    さんと奥さんと三人で治療にみえました。

    おじいちゃんと奥さんはまったく耳が聞こえません。
    息子さんが手話と表情でうまいこと意志を伝えて通訳して
    くれます。
    「昨日退院してきました」と息子さん。
    腰を手術する予定で三日程入院したら、少し楽になったので、
    お医者さんと相談して、とりあえず一度退院して様子をみよ
    うということになったとのことでした。

    離れて暮らしている娘さんと息子さんが手術はしないほうが
    いいと思ったようで、息子さんが遠くから飛んできてみんなで
    相談して退院となったようでした。

    おじいさんは三年位まえから腰から脚がシビレて痛くなった
    らしく、右膝が水が溜まって痛いと顔をしかめて強く訴えます。

    私はどうやって
    私は用紙に筆ペンででっかくすらすらと、

    心地のいい感じを味わうと
    治るようになっている。

    と書いておじいちゃんに手渡しました。
    我ながら味のあるそれなりの筆字でした。

    おじいちゃんは、その紙をじいーっと見つめて、うんうんと
    頷きました。

    つづく

    今 昭宏

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  • 偉大なオカン

    私の母は面白いです。平相談役もファンになるくらいの人です。
    母がいなかったら、今の私はありません。
    心の成長、からだの成長は母のおかげです。

    幼少の頃の私は、成長が遅く、周りについていけませんでした。
    女の子は成長がはやいとか大人だとかいいますが、全くそんなことはなく、男の子よりも成長が遅かったと思います。
    幼稚園バスの階段を昇ることができなかったと聞いたことがあります。
    小学校以前の出来事は他人事のように覚えていません。
    ぼうっとした子だったそうです。

    小学校にあがって、初めてのテストの時、2回続けて0点をとりました。
    小学校でいきなり難しいことなんてしませんから、我ながら相当ヒドいです。
    ぼうっとしていながらも0点2回はヒドイという自覚だけはあるので、おびえながら母に見せました。
    意外なことに、全く怒られませんでした。
    ダンゴムシを集めてお椀に入れて母にみせたら壁にぶつかるくらい投げ飛ばされたのに。

    「おかあさんと一緒にテストもう一回やってみよっか?」

    「・・・・・・・・・・・。」

    「どうして、こういう答えになったの?」

    一枚はカラーのテスト用紙でした。
    鮮明に憶えているのですが、何通りかの絵と言葉をつなげるという問題でした。
    私は、問題文を見ずにキレイなもの順に並べました。
    この絵がいちばん好きだな、この絵はまんなか、この絵はキライ!
    そのように伝えると、

    「キレイだよね、でもね、問題をよくみて!なんて聞いてる?」

    「ことばと・・えがおなじものをつなげて・・・・・・・・・・・あ!そうだ!こういうことなんだ!」

    「でしょー?」

    ・・・と1問1問、しっかり向き合ってくれました。
    何時間かかけて2枚全部完成して

    「ほら、100点だよ、100点の子いなかったんでしょ?今やったら一番ね」

    「ほんとうだ〜!100点だぁ」

    ・・・とこういうことがきっかけで、考えるとはなんぞやということが理解でき、何とか人並み程度の学力まで追い付くことができました。
    このことは鮮明に憶えています。
    他にも、私のすることを興味深く面白がってよく笑って褒めてくれました。

    「おもしろいねぇ、そんなこと普通できないよ」

    人と接するのが苦手だったのですが、少しずつ少しずつ変わっていきました。
    内向的でありながら「ウケル」感覚、快感に目覚めはじめました。
    人見知りでありながら、学芸会などでは自分を捨てて演じきっていました。
    まさに芸人さんのようです(今ではないです、小学校の私です)
    母がいなかったら、小学校卒業も危うかったかもしれません。
    このことを母に言ったら、

    「あら〜〜〜いい話だねぇ・・・・・」

    と、まるで他人事です。
    その場で後ろにでんぐりがえってしまいました。
    いやいやいや、母!あなたがやったことなんですよ。
    照れているのか本当に忘れているのかよくわかりません。

    来週は今センセイの登場です。お楽しみに〜。

    草階 文恵

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  • 環境を整える

    家に入るとき、感覚を研ぎ澄ましてニオイをかぎます。

    「むっ!ナマモノが少し腐ったニオイがする・・・」
    「しまった、ぬか床だしっぱなしだ・・・」
    「あ、果物の皮、そのままゴミバコに入れちゃった」

    ・・・とこの程度なら玄関で気づくので、そうならないように環境を整えます。
    空気をいれかえ、原因になるものを取り除きます。
    事務所兼自宅なので、自分では気づかないイヤなにおいを発しているかもしれません。
    それでも自分の家特有の独特のニオイは気づかないことがあるので、水周りやゴミの処理だけは常にキレイにしておこうと心がけております。
    (それでもなんだかくさいと思った方、ごめんなさい)
    特に水周りですが、トイレを徹底的にキレイにしようと、便器を外して裏側まで磨きました。
    しかし、フチ裏が汚いままでした。洗剤でつけおき洗いをしてブラシで磨いても取りきれない汚れが残ってます。

    そうだ!ブラシが届かないなら手で洗ってみよう。
    ほとんど私しかトイレ使わないし、水で流せば大丈夫でしょう!
    と、ぞうきんでトイレのフチ裏に手をつっこんでこすってみると、おもしろいくらい汚れがごっそり出てきました。
    汚れがおもしろいくらいとれるとやみつきになってしまいます・・よね?
    それ以降、トイレは素手で洗うようになりました。
    洗剤も全く減らないので環境にもやさしいですし、トイレが前よりピッカピカなんです。
    ニオイも前より気にならなくなったような気がします。
    水周りをキレイにすると運がよくなるそうです。
    確かに良くなったような気がしました(めでたい)
    ふと立ち寄った本屋で、トイレを素手で掃除しようと書いてある本をみつけました。
    「おおお、やっぱりそうなんだ・・・」
    理由のところまでは読んでないのでわかりませんが、とにかく素手でキレイにするといいらしいのです。
    なんかわかる気がします。
    からだは流体です。血液、リンパ液、呼吸、流れています。
    川も流れます。川の流れが滞った場所に蚊がわいたり悪臭がしたりするものです。
    からだの滞った場所がからだの不具合に通じる部分でもあると思います。
    環境を整えることもからだを整えることに通じるようです。
    キタナイ部屋にいると不健康になっちゃうよ!ということです。

    「意外に部屋はキレイだね」

    ウチに来る友人によく言われます。
    「意外」とは何事だ。

    草階 文恵

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  • 都会のパワースポット

    恥ずかしながら、ここ3週間くらい腰痛に悩んでおりました。
    あることに熱中して何時間も同じ姿勢でいたこと、バランスを崩して無理な体勢になってしまったことが原因だと思われます。

    そんなことはおいといて、昨日、ゴスペラーズのライブに行ってきました。
    先月行ってきたお笑いライブの何十倍の会場です。始まる前からすごい熱気です。
    大音響でライブが始まると、まさに黄色い歓声があがりました。
    やっぱりね、ライブはイイね・・・しみじみ聞きいってました。

    音が全身に響いて気持ちがイイね・・・
    ん?これはちょっと試せるかな?
    音にも、快、不快があります。音の快を聞き分け通すことによりからだにもきっと良い反応があるはずです。

    ちょっとしたアソビ心が生まれました。
    そうだ!ライブで腰痛を軽くしてみよう!
    東京操体フォーラムでは「操体ライブ」だけど、ここでは「ライブ操体」だっ!

    歌を聴きながら、自分のからだを診断します。
    大元となるところはどこか?そこに反応する箇所は?
    ここだ!と思うところに過状波をしてゆっくりと呼吸を通してみました。
    声が腹に響きます。
    すぐに気持ちの良さが聞き分けられました。
    両手、下腿がしびれます。気持ちの良さがおさまると、新たな硬結が出てきました。
    同じように過状波です。
    今度は気持ちの良さで動きが出てきました。
    周りの統一された振り付け?とは異質な舞いです。
    周りは(きっと)歌に夢中で私のことなんてみてないので、ちょっと自由に無意識の動きにゆだねてみました。
    ライブ会場で1人だけ阿波踊りです。
    ちょうど歌が終わるころ、気持ちの良さがおさまりました。
    痛みも半減しているようです。
    椅子の腰かけた状態からからだをいろいろ動かしてみると、左側屈に気持ちの良さがありました。
    動きを通しながら、歌に聞き入ると、痛みがすーっと抜けていくような気がします。
    大分良くなりましたが、あと一つ、何かが足りません。
    動きづらいけどなんかやってみたい動きを通すことにしました。
    そういえばしゃがんだりモノを拾ったりするのがつらかったな・・・
    前屈をしてみました。
    ほんの少しの動きですが、頭に抜けるような気持ちの良さです。
    歌に合わせて気持ちの良さを味わってみました。
    痛みがすっかり消えると、腹部が充実感で満ちています。
    静かに呼吸を通すと「流れている」と実感できます。
    歌ももちろん堪能し、会場を後にしたときには痛みがウソのように消えていました。

    都会にもパワースポットがあります。
    私がこれがいいということがすべての人にあてはまるわけではありません。
    ある人は美術館、動物園、水族館、おばけ屋敷?かもしれません。
    自分が心地いいと感じるところで、気持ちの良さに身をゆだねてみると、一人でからだのメンテナンスができるかもしれません。

    草階 文恵

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  • 食?3 「食(ショク)を色(ショク)で補う」

    暑いですね、焦げるかと思いました。

    今日の内容は勝手な思いつきとひらめきと自由な行動と考えによるものです。
    こういうことからアイディアが浮かんできます。良いひらめきもあれば、静かになかったことにするような思いつきもあります。
    そんな私の日常の一コマです。
    「こりゃいいや!」ということを見逃さずに追及するということが、良いひらめきにつながる・・・と思います。

    さて、今日の思いつきは良い思いつきなのでしょうか?
    横浜駅の地下街をふら〜っと歩いていたら「あなたのオーラをチェックします」という看板を目にしました。
    神秘的なものには多少興味はあります。
    しかし、そういう現象を「ある」ものとして受け入れそして受け流すように心がけています。
    操体で気持ちの良さを聞き分けた時の反応としての無意識の動きは、普通に考えたら絶対にオカシイです。
    その現象ばかり追うと神秘のほうに傾きすぎてしまうので、現象だけにとらわれず、
    芯をしっかりもって流されないようにしなければなりません。
    そんな前置きはともかく、興味本位で「オーラチェック」とやらを受けました。
    「みえるもんならみてみなさいよ!」鼻息荒く戦闘態勢です。
    戦闘態勢でいながら、内心はどっきどきです。
    (どうしよう・・・腹黒いのがばれたら・・・・)(オーラないですって言われちゃったりして?)

    みみみみみ・・・・・・・(写真が出てきました)
    どきどきどきどき・・・・


    紫ですね、冷静さと情熱を秘めた色です』

    怪しげに紫のモヤが頭部を取り囲んでいました。
    ちょっと意外でした。明るい色が出てきそうだと思ってましたから。
    他にも良いことを言われて上機嫌に(単純)(でもちょっとウソくさい良いことなのでナイショ)

    『でも、黄色、オレンジが弱いですね』

    「え?その色ってカラー診断の人から太鼓判を押されるくらい似合う色だって言われたんですけど」

    『そうやって自然に足りない色を服でカバーするんですよ。食べ物でもそうですよ』

    「そ・・・そうなんですかぁ!!!」

    ちょうどその頃、果物食で柿ばかり食べていた時期でした。
    自然にからだが足りないオーラを補ってオレンジのものを求めていたの?
    最初の戦闘態勢とはうってかわって、おねーさんに聞き入ってしまいました。
    新しいものを発見したようにウキウキ気分で店をあとにしました。

    す・・・すごい!そういう神秘的なことも理に適っているんだ!
    いろんな出来事に感謝だわ!
    ありがとう!ありがとう!ありがとう!・・・・・
    でも!裏付けができない!どうしよう?どういうことだろう・・・と思っているうちに

    少しずつ忘れてしまいました。

    そして後日談
    福田理事からオーラはそんな単純なもんじゃないよという話を聞いて、静かに落ち込みました。
    (オーラチェックをしたという話はできませんでした)

    これはどうってことのない思いつきだったのでしょうか。誰か教えてください。

    草階 文恵

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