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  • Sotai Forum in Madrid

    昨年より東京以外の地でのセミナーを開始した東京操体フォーラムですが、今年は8月に京都でフォーラムを行います。(東京操体フォーラム in 京都
    そして9月には、ついに日本を飛び出します。場所はスペインのマドリード
    日西指圧学院(Escuela Japonesa de Shiatsu)の校長で、浪越指圧をヨーロッパで広め、30年前に理事長三浦寛の元で操体を学んだ小野田茂先生のご縁で、操体のセミナーを開催することになりました。

    東京操体フォーラムからは理事長、三浦寛と常任理事、畠山裕美が講義を担当します。

    スペインまで行って参加したいという熱心な方、近くにお住まいの方、またはお知り合いがいらっしゃる方は是非どうぞ。

    Sotai Forum in Madrid
    2010年9月18日(土)、19日(日)

    開催場所:Confortel Pio XII
    Avenida de Pio XII, 77, 28016 Madrid

    時間
    9月18日(土) 10時〜14時、15時〜19時 (8時間)
    9月19日(日) 10時〜14時
    (全課程出席者には修了書を発行します)

    講義
    三浦寛人体構造運動力学研究所
    畠山裕美(TEI-ZAN 操体医科学研究所)

    一般:180ユーロ
    学生:150ユーロ

    浪越指圧ヨーロッパ
    http://www.namikoshishiatsueuropa.com/JAP/onoda.html
    日西指圧学院
    http://www.shiatsudo.com/ingles/escuela-japonesa-de-shiatsu.asp?id=112
    操体スペイン
    http://www.sotai-spain.com/portada.html

    お問い合わせ escuela@shiatsudo.com

  • 生きてそこにいるだけで最高

    大学を卒業して初めての職場が心身障害児施設でした。
    就職する前に見学に行ってとんでもない洗礼をうけましたが。(勝手口にかわいらしい靴が転がっていたので、きれいに揃えようと思い靴に手を入れたところ・・・・・・あとは想像にお任せします)

    そんな苦い経験をしたにもかかわらず子供達が純粋で可愛らしいのには負けました。

    今再び天使のような女の子と仕事をする機会に恵まれました。

    障害を持って生まれた子でした。数年前まで元気に歩き回りおしゃべりを楽しんでいたのです。ある時、階段から落ち頭を打って頭蓋骨骨折し左側が粉々になってしまったそうです。

    不快にはいやな表情をし快に対しては穏やかな表情になります。笑ったのはみたことがありません。自力では全然動けないのです。

    そんな彼女ですがご家族のお話によると、いつのまにか彼女の周りにみんな集まり家族をひとつにまとめてくれる素晴らしい力がある、そうです。

    彼女にお会いするたび、私も穏やかな快の波動を受け、気持ち良さを分けていただいて元気を取り戻しています。とても感謝しています。

    ありがとうございました。

    鵜原増満

  • 東京操体フォーラム in 京都

    私共、東京操体フォーラム実行委員一同は橋本敬三師の創案された操体法を継承しつつより発展向上を目指して日々研究研鑽に励んでおります。
    その成果の発表の場として、春と秋の年二回フォーラムを開催させていただいておりますが、今年の夏は操体の取り持つご縁により、歴史ある京都大徳寺塔頭(たっちゅう)玉林院でフォーラムを開催させていただけることになりました。玉林院は慶長3年(1598)後陽成天皇の侍医・曲直瀬正琳(まなせしょうりん)が月岑(げっしん)宗印和尚を開祖として創建し、「琳の字を分割して玉林院と名付けられたそうです。本堂自体が重要文化財に指定されており、茶室や晩年の狩野探幽の襖絵などが有名です。この神聖なる時空の間を通して操体を学ぶということは、夏の素晴らしい思い出となることでしょう。
    京都でのテーマは『今 生かされし快の操体』と致しました。
    今回は20数年前、当フォーラム理事長、三浦寛操体法講習を受け、その後仙台温古堂で学びを得た奈良の北村翰男(きたむらふみお)氏を講師に迎え、操体の真髄に迫っていこうという次第です。操体に長く携わってきた二人が、それぞれの熱い想いを語ります。また、恒例の般若身経の実技指導に加え、相談役、平直行によるテーマ発表、そして、三浦寛によるメインセミナーなどのプログラムを用意致しました。今回も皆様がフォーラム後に臨床の場で活かせるプログラムをご紹介させていただく所存です。
    懇親会では、二人の先輩達の橋本敬三先生の思い出話に耳を傾けたいと思います。
    皆様の「2010年東京操体フォーラム in 京都」へのご参加を、実行委員一同心よりお待ち申し上げております。

    2010年東京操体フォーラム in 京都

    期日:2010年8月28日(土)、29日(日)
    会場:京都大徳寺塔頭玉林院
    時間:28日 10:00〜18:25(受付 9:30〜)

          19:30〜21:30 懇親会(ホテルモントレ京都 アークハート
       29日  9:00〜16:45(受付 8:30〜)
    テーマ:「今 生かされし快の操体観」
    総合司会 福田勇治東京操体フォーラム 理事 導軆力学研究所
     

    8月28日(土) 9:30受付開始
    ■開会の挨拶■10:00〜10:15
    岡村郁生東京操体フォーラム 理事 操快堂

    オリエンテーション■10:15〜10:30
    福田勇治東京操体フォーラム 理事 導軆力学研究所

    ■セミナー■10:30〜12:30
    「痛みがぬける ゆるやか操体法
    北村翰男(奈良漢方治療研究所・奈良操体の会

    ■般若身経■13:30〜14:30
    三浦寛東京操体フォーラム 理事長 人体構造運動力学研究所)他

    ■セミナー■14:45〜16:30
    第1分析と第2分析の識別(仮)
    三浦寛東京操体フォーラム 理事長 人体構造運動力学研究所

    ■対談■16:30〜18:00
    操体への熱き思いを語る 〜快へのメッセージ〜」 
    北村翰男 三浦寛
    ファシリテーター 畠山裕美東京操体フォーラム常任理事 TEI-ZAN 操体医科学研究所

    ■記念撮影■

    ■懇親会■19:30〜21:30
    於:ホテルモントレ京都 アークハート
    平直行東京操体フォーラム 相談役 大操体法研究所

    8月29日(日)8:30 受付開始
    質疑応答・他■9:00〜9:30
    畠山裕美東京操体フォーラム 常任理事 TEI-ZAN 操体医科学研究所

    ■テーマ発表■9:30〜10:15
    平直行東京操体フォーラム 相談役 大操体法研究所

    ■テーマ発表■10:15〜11:00
    「痛みがぬける ゆるやか操体法
    北村翰男(奈良漢方治療研究所・奈良操体の会

    ■般若身経■11:15〜12:15
    三浦寛東京操体フォーラム 理事長 人体構造運動力学研究所)他

    ■実技指導■13:15〜14:45
    「動診における介助法 〜動きをいかにサポートするか〜」
    三浦寛東京操体フォーラム 理事長 人体構造運動力学研究所

    ■参加者全員によるディスカッション■15:00〜16:30

    ■実行委員長挨拶■
    山本明東京操体フォーラム in 京都 実行委員長)

    ■記念撮影■

    ■閉会■

    ◇対象者: 臨床家、学生、一般、操体に興味がある全ての人
    ◇開催日: 2010年8月28日(土)、29日(日)
    ◇時間: 28日 10:00〜18:25(受付 9:30〜) 

            19:30〜21:30 懇親会(ホテルモントレ京都 アークハート

         29日  9:00〜16:45(受付 8:30〜)
    ◇会場: 京都大徳寺塔頭玉林院
    〒603-8231 京都市北区紫野大徳寺74 TEL 075-491-8818
    ★京都駅前の市バス乗り場、A3乗り場から市バス206「大徳寺前」、徒歩4分。(所要時間 約40分)
    地下鉄烏丸線「北大路」駅で乗り換え、北大路市バスターミナル地下2階、E乗り場から市バス1、F乗り場から101・102・205・M1・北8、G乗り場から204・206「大徳寺前」下車、徒歩4分。(所要時間 約25分) ※参加者には別途詳細をお知らせ致します

    ◇懇親会 : ホテルモントレ京都 アークハート
    〒604-8161 京都市中京区烏丸三条南(地図)  TEL:075-251-7111 Fax:075-251-7111

               
    ◇金額:  ※昼食不要の場合はお知らせ下さい
    A 8月28日、29日、懇親会、昼食込み 25,000円
    B 8月28日 懇親会、昼食込み 17,000円
    C 8月28日、29日 昼食込み 22,000円
    D 8月28日 昼食込み 11、000円
    E 8月29日 昼食込み 11、000円

    ◇申込方法: 事前申込(締切 2010年8月16日)
    ホームページのお申し込みフォームか事務局宛にe-mailかFAXでお申し込み下さい。

    東京操体フォーラム
    http://www.tokyo-sotai.com/
    http://www.tokyo-sotai.com/i/ (携帯)

    forum@tokyo-sotai.com   

    FAX 020-4668-4327
     
    ◇お問い合わせ
    東京操体フォーラム事務局
    〒134-0088 東京都江戸川区西葛西2−22−38−217
    (TEI-ZAN操体医科学研究所内)
    TEL: 03−3675−8108 D-FAX:020-4668-4327

  • 癒される小説

    村上春樹さんの本が話題になっています。なぜそんなに売れるんだろう?と考えていた時に、古本屋さんで「こころの声を聴く‐河合隼雄対話集‐」という本が目に留まりました。

    そのなかで、村上さんが自分の作品について語っているくだりがありました。[物語をひとつまたひとつと書いていくことによってじぶんが不思議に救われていく、自分が治療されていくというふうに強く感じています]と話しておられます。

    河合隼雄さんが、村上さんの小説についてこう語っていらっしゃいます。
    [実際、村上さんの小説を読んで癒された人はたくさんいます。私のところへ相談に来る学生さんが、『ダンス・ダンス・ダンス』を読んで救われましたと言われます。ほんとは僕の本を読んで救われたと言ってほしいんですけど(笑)。それはなぜかと言うたら、自分が日常レベルでアップアップしてるときに、いやそうじゃないんだ、もっと深い意識があるじゃないか、そこで自分は生きてるんだ、ということがわかって、救われるわけです]

    まるで操体の想の話を聞いているような気分になりました。じっくり村上さんの作品を読んでみようと思います。

    第5日曜日の塾操体のお話ですが、次回は京都大徳寺で開催される「東京操体フォーラム in 京都」の日にあたります。ぜひそちらへお越しください。

    ありがとうございました。

    鵜原増満

    6月13日第四回「臨床家による操体セミナー」開催

    こころの声を聴く―河合隼雄対話集 (新潮文庫)

    こころの声を聴く―河合隼雄対話集 (新潮文庫)

  • 第四回「臨床家による操体セミナー」

    6月13日(日曜)にゴールドジム行徳千葉アスレチックセンターにて第四回「臨床家による操体セミナー」が開催されます。
    昨年より不定期で行ってきましたが、今年は東京操体フォーラムのイベントが多いので、もしかしたら年内最後の開催かもしれません。

    先日の東京操体フォーラム分科会でも身体運動の法則(操体では般若身経と呼びます)に興味を持って頂いた意見がありましたが、こちらではその身体運動の法則(からだの使い方・からだの動かし方)を中心に進めていきます。

    からだの使い方・動かし方を知ることで、肩こり・腰痛など不定愁訴になりにくいだけでなく、パフォーマンスの向上に繋がります。

    臨床家による操体セミナー 
    〜重心の動きで出力(筋力)が変わる〜

    1  テーマ発表
    平直行大操体法研究所

    2  般若身経(身体運動の法則)
    〜自然体立位・前屈・後屈(仮)〜
    畠山裕美TEI-ZAN 操体医科学研究所) 他予定

    発表内容は変更になる場合があります。

    ◇日時
    6/13(日)14:00〜17:00

    ◇場所
    ゴールドジム行徳千葉アスレチックセンター
    TEL:047-390-3436
    (平日14:00〜22:00 日・祝10:00〜19:00)

    東西線行徳駅より徒歩5分)

    ◇参加費
    ・一般料金: 4,000円
    ゴールドジムメンバー・スクールメンバー: 3,000円
    ・行徳店のセミナーに以前参加頂いた方: 3,000円

    スポーツ格闘技のパフォーマンスの向上を目指す方
    不定愁訴にお悩みの方
    操体に興味をお持ちの方

    ぜひご参加ください。 お待ちしております。

  • 不思議な光景

    第5日曜日は塾操体の日です。
    三浦先生の講習を受けた人はだれでも参加できる勉強会です。
    一年間に数回しかありませんが、貴重なチャンスです。みなさんのご参加をお待ちしています。
    ちなみに昨日の参加者は12名でした。

    朝の通勤途中に出合った不思議な出来事をご紹介します。

    JR山手線の渋谷駅を降り東急東横線に乗り換えようとしていた私の目に飛び込んできたのは、お人形さんを抱きながらゆったりと歩いているおじさまの後ろ姿でした。
    彼を取り巻く空気は静寂そのものでした。いとおしそうに大事そうに悠然と歩いておられるその姿に感動さえ憶えました。まるでイップクの絵画をみているような・・・・・・

    この方はきっと素晴らしく癒されているんだろうなあと、思わず見惚れてしまいました。

    見事に言葉を統制して、日々生きている友が、ちょっといい話をしてくれました。
    「日常のなにげない些細なうれしいこと、それは小さな小さなしあわせなんだけれど、ふつふつと沸き上がって大きなしあわせになる」

    そんな彼女に会うたび、私は癒されています。

    今日も母の顔をみて帰って来ました。とてもいい顔で安心しました。

    ありがとうございました。

    鵜原増満

  • 梅雨

    秋刀魚で有名な東京、目黒生まれの鵜原です。

    そろそろ紫陽花が咲きそうな梅雨を思わせる空模様になってまいりました。日替わりに、真夏がやってきたり初春のような肌寒さになったり天候も不順です。

    健康な人はあまり感じないこんな変化も、健康弱者にはとてもこたえるようです。
    私の母(90歳)も昨年末から体調を崩し、心身ともになかなか回復してこないので気が弱くなっています。母を看ていると病は気からという表現がぴったり当てはまります。

    娘の顔を見られるだけでしあわせのようですので、もうしばらく目黒で仕事をしながら母に寄り添っていこうと考えている今日この頃です。

    例外はありますが、年を重ねた世の母親は口をそろえて娘がいい、実の娘がいいとおっしゃいます。懸命に介護に携わっている嫁の立場は一体どうなるの〜と言いたいところでしょうが、弱者の言い分を聞くしか仕方ないでしょう。

    1週間よろしくお付き合いください。
    ありがとうございました。

    鵜原増満

  • 今日の福岡は久しぶりに天気の良い一日だった。

    先日から目線と云う事で、眼についていろいろと書かせて頂いているのであるが、眼の大切な機能である。『見る』という行動も改めて考えてみると本当に不思議なものだ。

    いつも私たちは眼に見えるものは、確かなものであると云う確信に基づいて生活している。だから自分が眼で見た情報を便りに「リンゴは赤い」とか、「空は青い」といった色彩をイメージする。ところが私とあなたの見ているものは多分違うのかも知れないと最近考える様になった。

    まず簡単なところでは単純に視力の違いが取り上げられる。皆様のテレビの地デジ化はお済みでしょうか?以前使っていたブラウン管テレビから液晶ハイビジョンテレビに買い替えた時にテレビ番組を見て、その映像のクリアーさに驚かなかったであろうか。俳優さんや女優さんの肌の質感まで映し出すような画質は今まで「なんて綺麗な女性なんだろう。」と思っていた女優さんの眼の下のクマや、寝不足の肌荒れまで映し出してしまう。テレビに出る人たちはおちおち寝不足もしていられない。

    これと同じ様に裸眼で0.03矯正しても1.0くらいしか視力のでない私と視力2.0の誰かとでは見ている景色はきっと違うと思うのだ。先日書いた眼の5つの能力の中でも、『動体視力』や『周辺視野』などは特に視力に影響されやすいので、一流のスポーツ選手にとって、よく見える良い眼を持つと云う事も才能のひとつなのかもしれない。

    次に見るもののイメージというのは思考の影響を受けやすい。つまり『痘痕もエクボ』って云うヤツである。恋愛をするものに取っては醜い痘痕の跡だってかわいらしいエクボに見える。というのだから面白い。例えば東京操体フォーラムの三浦理事長が黙って座っていたとして、もしかして私のこころに後ろめたい事があれば、とても機嫌が悪く怒って見えるし、同じ様に座っていても、自慢出来る事があったらとびっきりの笑顔で座っている様にもみえるのかもしれない。人間の眼から入って来る情報なんて結構いい加減だ。

    話は少々それるが、皆様は治療が終了した後に、眼がよく見える様になっていたり、視界が広がって見える様になったりした経験はありませんでしょうか。目線というものを考える中で『なぜ操体の臨床を受けた後に視力が良くなるのか。』という疑問の答えを知る事が重要な気がして来た。これをまとめて2010年秋の東京操体フォーラムの小冊子「VISIONS」の内容にしてみたいと思っています。ぜひ秋の東京操体フォーラムに参加して『Visions』を手に入れて読んでみてください。宜しくお願いいたします。1週間秋穂のブログにお付き合いして頂きまして本当にありがとうございました。次回はさらに良いブログがかける様にと、これからの半年間新しい気付きをききわけながら日々の生活を送っていこうと思います。

    では実行委員の皆様、明日の『塾・操体』でお会いしましょう。福岡の秋穂でした。

    秋穂一雄

  • 目線と身体運動の関連性

    「眼はこころを映し出す鏡である。」とは誰が言ったか知らないが、操体法創始者橋本敬三先生も、その著書の中で眼球の動く角度で情感が変わる。上を見れば明るくなるし、下を見れば気が沈む。正視すれば集中できるし、横目を使う時は不安がつのり、疑い深くなる。悋気をおこせば柳眉(美しい人の眉のたとえ)が外上方につり上がる。と書いてあるのでおそらくは真理である。

    動揺しているときなどは、眼が泳いで焦点が定まらなくなるし、驚いたときは眼を見開いてギョッとなる。シャイな私なぞは綺麗な人と眼を合わせる事すら出来ない。不憫なものである。

    この辺りの事はまた次の機会に取っておくとして、眼球の運動がどのように身体運動と関連して来るのかと言うところを私なりに書いてみたい。

    まず目線は重心を安定させる働きがある。これはからだの正しい使い方・動かし方をまとめた『般若身経』の中でも、目線は正面の一点を見る。と書かれてある様に目線を一転に集める事によって運動を安定させる。これは眼が据わると言う言葉もある様に一点に集中する事により、迷いのない安定した状態を作るのである。

    また、眼球の動きにによって連動の方向性が定まってくる。是非試してみて頂きたいのであるが、坐位でも立位でも構わないので、首の捻転の動きを目線を捻転の方向と同じ方向に動かしながら捻転する場合と、首の方向と反対側に動かしながら捻転する場合とで、その運動の可動性を比べてみると一目瞭然、目線をつけながら捻転した方が断然スムーズにいくはずである。以前、自動車教習所で車は運転手の見た方に進んでいくから、道路のセンターを見ながら運転しなさいと教わったが、私たちのからだも眼で見た方向に動く様に出来ているのである。それを考えてみると、携帯電話を見ながら歩いたり、テレビを見ながら勉強したりするのは、からだの使い方から言っても問題である。

    あと似た動作であっても、目線の付け方ひとつで異なった動きになる事もある。以前、東京操体フォーラムの三浦理事長から「しゃがむとかがむの違いを考えろ。」とお題を出された事があるのだが、これこそまさに目線のつけ方の違いなのである。しゃがむというのは、集合写真を撮る時等に「いちばん前の人はしゃがんでください。」というケースで用いられるが、目線は前方(この場合はカメラのレンズ)を見ながら、腰を落とした状態であるが、かがむという動作では「腰を屈めて草むらに身を隠す。」というように上半身ごと腰を落とした状態のことで、この時目線は床やもしくは自分の臍の辺りにおかれる。このように腰を落とすという動作でも、目線を正面に残すか、目線を下方に落とすかの違いで全く異なった動きになるのである。

    下にある2枚の写真を見比べて欲しい。2枚ともダンベルを持ち上げようとする動きであるが、1枚目はダンベルを床に下ろそうとする動作、2枚目はダンベルを持ち上げようとする動作である。少し大袈裟にやってはいるが、これも同じ動作で目線の方向性が違う例である。

    1枚目

    準備中

    2枚目

    (注)原因不明で1枚目がアップロード出来ないため、後日改めて訂正させて頂きます。

    次も2枚の写真であるが、これは高いところにあるものを取ろうとする動作であるが、1枚目は目標物に目線をつけながら手を伸ばした際の全身形態の連動性で、2枚目は目線を目標物とは逆の方につけながら手を伸ばした際の全身形態の連動性である。明らかに2枚目は不自然な連動性を示しているのが見て取れる。

    1枚目

    2枚目

    このように目線は、身体運動の方向性を決定するハンドルであり、バランスを取る為のスタビライザー(安定化装置)の働きをする身体運動には欠かすことの出来ない要素のひとつであるといえる。

    秋穂一雄

  • 続DS眼力トレーニング

    昨日(26日)は夕方から降り始めた雨の影響でとても冷え込んでいました。天気予報を見ずにオートバイで出勤した私は冷たい雨のに降られながらの帰宅となりました。からだが冷えてくるとやっぱり眼の動きが硬くなるのか視野が狭まって来るのを感じます。当然の様に全身も強度に緊張しているし、追い抜いていく車の水しぶきを浴びながら「ガオーッ!」とつい感情的になってしまったりして、「最近雨が好きになっている。」と余裕のある言葉の舌の根が乾かないうちに「雨なんか大嫌いだ〜。」と考えてしまう自分自身に幻滅・・・でも冷えきったからだでつかる暖かいお風呂は最高の癒しの時間です。これで心身のバランスを回復し5日目のブログを書き始めていきたいと思います。

    今回も昨日に引き続き『DS眼力トレーニング』の話から入っていきたい。昨日書いた様にこのゲームは中々優れもので、タッチペンでの操作であるから、コントローラーの難しい操作もいらないし、不器用な私には使い勝手が良いので非常に重宝する。ではこのゲームの中でトレーニングされる眼の5つの能力(『動体視力』『周辺視野』『瞬間視』『眼球運動』『協応動作』)の事に詳しく触れていきたい。

    『動体視力』
    これは比較的良く耳にする言葉ではないだろうか。簡単にいうと動くものを正確に把握する能力である。野球を例を挙げるとすると、ピッチャーの投げたボールのスピードと球種を読み取り、ストライクなのかボールなのかを識別する能力といったところであろう。小山ゆうの漫画「がんばれ元気」の中で主人公の元気が、通り過ぎる列車の窓の中の人の顔を見るというトレーニングをやっていたがそういった能力である。

    『周辺視野』
    これはひとつの固定したものの周囲を広く認識する能力とでも表現したら良いであろうか、またまた野球を例に挙げると走者がいる状態でバッターがおこなたバントのボールをピッチャーが取った際に瞬時にランナーの位置と野手の位置を把握してどこに送球するべきなのかを認識する能力。渋谷駅前のスクランブル交差点で他の人にぶつからずに通行する時にも重要な能力でもあるが、福岡ではあまり必要とはしない。

    『瞬間視』
    視野に入ったものを瞬時に判断し分析する能力。とりあえず野球で例えてみると、バッターが打った強烈なピッチャーライナーを処理する為の能力と行った感じであろうか。格闘技のプロフェッショナルでもある東京操体フォーラム平直行相談役が相手からの攻撃を避けたり、ディフェンスする時に働くのもこの能力だと思う。初めて見たときから一目惚れというのは言葉としては近いが意味合いは随分違う能力である。トレーニングしていて感じるのは、あるレベルまで到達すると野生の勘みたいになって来る気がする。

    『眼球運動』
    さっきの『動体視力』が動くものを眼を固定したまま見る能力であるなら、眼球を正確に動かしてものを正確に追う能力である。ここまできたら出来る限り野球に例えると、バッターの打った外野フライを外野手が正確に眼で追い、落下地点まで移動して正確にキャッチする為の能力のことである。本を読む時に文字を眼で追ったり、交差点を通行する際に左右を目視確認したりと日常生活の中でも一番使っている能力ともいえる。頭を固定した状態で、眼球の動きだけ年齢や体調、運動能力による差もあるのだが左右に180度、上下に150度くらいの眼球運動の可動域があるらしい。昨夜の雨でからだが冷えて硬くなったのはこの『眼球運動』の能力が低下したと言えるだろう。

    『協応動作』
    これまでは主に眼という器官だけを使った能力であったが、これは眼で知覚したものを反射的に手足の運動に協応させる能力である。先程の『瞬間視』でピッチャーライナーの例を出したが、ピッチャーの脳が、「あっ!これはボールが僕の方に飛んでくるぞ!」と判断するまでが『瞬間視』で、その飛んで来たボールに対してグローブを出してボールを捕球する能力が『協応動作』である。高級なガラスのコップを落とした時にとっさに出る手の動きもこの能力、眼からの情報を元にした反射行動ともいえるのかもしれない。「かわいい子を見るとあいつはすぐに手を出してしまう。本当にあいつは手が早い。」と言うときの手の早さとは全く関係がない。

    という上記の5つの能力をそれぞれ単体に用いたり、複合的に用いたりしながら私たちは日常生活の中で眼を使っているのである。ここまで眼力トレーニングの事を書いては来たが、私は何もビジョントレーニングのトレーナーになろうと思っている訳ではなく、身体運動を考える上でとても重要な『目線との関係性』をより良く理解する為に、眼の能力が運動能力に影響するかが見てみたいのである。

    では次回は眼球運動と身体運動の関連性について書いてみたい・・・と思っているが今日の時点でまだはっきりと考えがまとまっていないので明日が少し思いやられる。

    写真は福岡市の隣町糟屋郡久山町というところで写したホタルの写真です。暗闇にふわっとともるホタルの光がパソコンや蛍光灯の強い光に慣れた現代人の眼をやさしく癒してくれます。

    秋穂一雄