カテゴリー: 畠山裕美(はたけやまひろみ)
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言葉。
良き言葉を使う、というのは操体の「想」にもつながります。ここでよく聞くのが「感謝」とかいうけれど、本当に感謝していないのに、言葉だけ「感謝」とか「ありがとう」というのは、気持ちが伴っていない場合はどうするの?とか、アファメーションで「満たされています」とか「最高の状態です」というのは、満たされてもいないし、最高の状態でもないのにそんなことを言うのは、ウソをつくみたいでイヤ、という人もいます。これは「言葉がまず最初」でいいんです。例えばお店でバイトしている場合、お客様には別にめちゃくちゃ感謝していなくても「ありがとうございます」は言いますよね。こういう場合、心の底からありがたいと思っていなくても「ありがとうございます」って言いますよね。それでいいんです。アタマの中で「このやろう」とか思っていても。アファメーションでは、基本的に「過去形か完了形」で言葉にすること、と言われます。というのは「○○になりますように」という、まだ叶っていない願いを未来に投げると、叶っていない未来がくるからだと言われています。ちなみに、ある実験をしてみました。ある言葉をある方に対して唱えてみました。結果ですが、その日、なぜか焼肉を奢ってもらいました。 -
胸肋関節の捻挫
私は生まれつきだと思うのですが、T1がかなり妙な位置にあります。ということは、附随している肋骨にも歪みがあるわけです。これは、生まれた時からなので、治そうとおもったら、手術くらいしかないと思いますが、もとからこうなっているので、今更どうこうしようとは思っていません。ただ、たまに胸肋関節の捻挫をやります。最初は、手技療法の世界に入って直後のことですが、突然肋骨と胸骨の境目(胸肋関節)のあたりで「こきっ」という音がして、紫色になりました。内出血です。この時学校の先生(柔道整復の先生)に「珍しいとこ捻挫したね~」と言われたのを覚えています。確か深呼吸のようなことをしていて起こったんです。深呼吸して胸肋関節捻挫するとは思いませんよね。皆さんも、胸肋関節付近が痛い、という方がみえたら注意しましょう。
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蔦重は雑巾を縦に絞っていた
「べらぼう」と天明の大噴火
先日「べらぼう」を見ていたところ、吉原から脱出成功した新之介とうつせみ(現在は農家?)が浅間山を見上げるというのがありました。
余談:鬼押出し(浅間山)での心霊写真
ちなみに私は林間学校で、浅間山の「鬼押出し」に行ったのです(鬼押出し:1783年(天明3)7月8日の浅間山の大爆発で噴出した溶岩流が凝固したもの)よ。
そこで記念撮影をしたのですが、私は丁度二列目か三列目の左一番端にいたのです。
で、私の肩に、手が何本か写っていたんです。
勿論びっくりしました。親に言うと、その手のモノを全く信じない母は「誰かの手だ」と言いました(誰かの手だろうけど誰の手だ)。学年主任の先生が、お坊さんだったので(学校自体が芝増上寺系だったようなので、浄土宗系だったのかも)その先生に相談したところ
「天明の大噴火で亡くなった人達の霊が、たまたま女子中学生が林間学校でたくさん来たので、ついつい嬉しくなって出てきたらしい。心配しなくていいよ」と言われ、その写真はご供養してくれる、ということで終わりました(霊は複数いたらしい)。なので「天明の大噴火→鬼押し出し→心霊写真」という図式が私の頭には浮かぶわけですね。
というか、女子中学生がわんさかいるのに、どうして私の肩なんだ?と思いますよね。
さて「べらぼう」では天明の大噴火の後、江戸にも灰が降った様子が描かれていました。
町に降り積もった灰を川に捨てろという奉行所からのお達しがあり、そういう面倒なことを「遊び」にしちゃう蔦重。そしてライバル鶴屋も蔦重を見直すという素敵な展開でした。
その後、丸屋を買い取った蔦重が日も暮れた丸屋を訪れると、ていさんが掃除をしています。
ぞうきんの縦しぼり
一緒になって雑巾をかけはじめる蔦重。
桶の側に行って雑巾を洗って絞ります。お、蔦重、縦絞りしてます。
おていさんも雑巾を洗って縦絞りしてます。2人で雑巾がけ
「みせじゃなくてたな」
「オレじゃなくてわたし」
これがきっかけで2人は祝言を挙げることになります。所作指導の人もいるのだと思いますが、以前は雑巾を絞ると言えば、縦に絞ると習った記憶があります。

縦絞りしてます。 最近、雑巾を横に絞る人が多いのです。
が、横に絞ると親指に力が入ります。なお、古い記憶ですが、確かイギリスでは雑巾を横に絞る人が多いと効きました。この辺りは、西洋で「モップを絞る機械」とか、マシンが発達した理由もあると思います。
また、日本の刀(引いて切る)と、西洋の剣技(フェンシングなどのように突くとか刀をぶん回してたたき切る)のように、遠心性と求心性の違いもあるのでしょう。
刀じゃないですが、包丁もそうですね。
和包丁は、お刺身を引いて切りますが、西洋の包丁は押し切ります。最近の傾向ですが、年配の女性で「横に絞った方が、力が入る気がするから」と言って、雑巾を横絞りして、手首や肘を痛めているケースをかなり見ます。
力が入る気がするのではなく、やりにくいので、力が入っている気がするのです。
ここを改善してもらうだけでもかなり違います。
私のクライアントで、首の痛みが消えたという人もいました(先週の話です)。雑巾の絞り方と、床に落ちているモノの拾い方に注意してもらっただけで、二週間で首の痛みが消えたのです。これは、からだの自然な(理に適った)使い方をしたので、首への負担が軽減したんです。
理に適った動作をする。これも実は立派な操体法です。
体操(体操ではないですが)みたいなことや、仰向けになって膝を左右に倒すとか、それだけが操体法ではないんです。
からだの使い方、動かし方を学び、疲れにくく壊れにくく、運動効率と作業効率がよく、美しく見える所作を学ぶ。それも操体法の一面です。
人間の手(上肢)は、構造から言うと、肩から肘までは一本の骨になっていますが、肘から手首までは、橈骨(とうこつ、親指側)と、尺骨(しゃっこつ、小指側)の二本の骨あり、この二本の骨が、手首の関節に繋がっているので、複雑な腕の動きができるんです。
なお、橈骨側(親指側)を使うと、この二本の骨が捻れてくると言われています。構造上の理由です。
尺骨側を使うと、これが自然な使い方なので、運動効率が上がり、動作に無駄がなく、脇がしまり、美しい所作になります。ぞうきんを横絞りする→親指側を使う、親指に力が入る
ラケットを親指でぎゅっと握る→テニスエルボーの原因になる
美容師が親指に力を入れてカットする→腱鞘炎の原因他にもありますが、親指に力をいれて手を使うと、親指を痛めたり、肘を痛めたり、首にも故障が起きたりします。
人間のからだって、繋がってますから。
この場合の注意です。
①小指側で絞る、というのは小指だけで絞るわけではありません。小指を運動力点、作用点として、だいたい中指を介して小指側側(こゆびそくがわ)で絞ります
②縦絞りをする場合に、親指を使って絞る必要はありません(何人かに1人は、縦絞りをしているのに親指で絞る人がいる)。中指を介して小指側側で絞りましょう最初は慣れないかもしれませんが、小脳のパッケージ化(無意識にできるようになるまで落とし込む)まで行けば十分です。
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人体実験してみた(7)
翌日起床後に熱を測るとやはり37.5度ありましたが、オンラインでは不可の会議があったので「あたたたた」とか言いつつ、バンテリンの湿布と鎮痛剤を飲みつつ、外出。全身筋肉痛のような痛みあり。前屈するとやはりまだ呼吸が苦しい状況で、途中結構冷や汗をかきながらやり過ごす。iPhoneのヘルスケアアプリで「バイタル」をみると、睡眠時に呼吸数を心拍数が異常値(高い)を示していたことが記録されていました。【記録をとる・ログ】睡眠時間や心拍数、呼吸数や、睡眠の状態も記録できます(Apple Watch使用)。猫ちゃんたちにもcatlogというペンダント型のデバイスをつけて、呼吸数や体温、水分補給、排泄などを記録しています。夕方になると、痛みも消え、かなり通常モードになりました。というわけで、その翌日は殆ど痛みや自覚症状も消えました。こちらには詳細は書いていませんが、痛みを自覚してから、操体のケアをしています。首を動かすと痛いので、動かせるところ、意識を向けられるところを重点的にやってみました。今回の一連の事項からのまとめですが、左利きの人でも、モノを拾う場合は、左足を前に出して、右手で拾った(右手主動)にしたほうがよい、ということです。「モノを拾う時は、左足を前に出して、右手で拾う」というのが「万病」などにも書かれていることです。これは、左足に体重がかかる、左が軸になるということですね。この話をすると、大抵「左利きの人や、左で拾う場合はどうするんですか」と聞かれます。この場合、今までは右足を前に出して左手で拾う左足を前に出して左で拾う★という選択肢がありました。私は★を試してみて、胸肋捻挫する羽目になったわけですが、実際に経験してみると「利き手に拘わらず、モノを拾う場合は、左足を前に出し(軸)、右手で拾う」のがいいのではないかという結論を得ました。もしかすると「そうじゃない」というご意見もあるかと思いますが、今回はこのように締めたいと思います。皆様のご意見をお待ちしております。明日からは三浦寛先生の担当です。1週間ありがとうございました。
そういえばお釈迦様も苦行したり色々なさったんでした。
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人体実験してみた(6)
その翌日、昼間は平気だったのですが、夕方になってくると、色々な症状が一気に現れました。・呼吸が苦しい・最初は背中(T1,T2の左側)が痛み、次に軽く内出血している胸肋関節付近が痛い・前屈姿勢をとると苦しい・冷や汗・少し動悸我が家は心臓リスクが高い家系なので、念のため、Apple Watchで血中酸素飽和度測定機能を計ってみると95でした。更に熱をはかると37.5度ありました。なお、試しに足の指に触れてみると、めちゃくちゃ痛い硬結に触れます。こころなしか多少浮腫んでいるような気もします。こういう時は、硬結をもみほぐしてみます(人体実験です)。自分でやっても痛いですが、どこかで「続けていいよ」という声がするので続けます。鎮痛剤(イブ系)服用。
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人体実験してみた(5)
書いて行くうちに、これは「人体実験してみた」ではなく「結果的に人体実験になった」ような気もしないではありませんが、途中から「これは実験だ」と切り替えたので、まあいいことにします。その日はあまり気にならなかったのですが、翌日の夜、何だか痛いぞ、と思ったら胸肋関節捻挫、軽い内出血を発見しました。考えられるのは、前の日に左手を出して左手でついついモノを拾ってしまったということを無意識に(無意識にっていうのがいけない)やっていたということです。無意識がてらですが、右手にスポンジを持っていたので、スポンジが意識のメインターゲットになっており、実際に稼動していた「左手でモノを拾っていた」というのをなんだかうっかり忘れていたということですね。これがモノを拾う、という単純動作なら、多分無意識でも右手で拾っていたと思うのですが、拾ってスポンジで洗う、という二段階動作になったため、無意識では追いつかず、意識も必要だったのだと考えています。
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人体実験してみた(3)
10分過ぎたでしょうか(たった10分)。私は「おっ?!」と、自分の首の異変に気がつきました。「首が痛いぞ」改めて自分の姿勢をみると、左足は前に出しており、スポンジを右手に持っているものの、ついついうっかりして左手で洗い物を拾っていたのでした。左の、同手同足です。迂闊です。人体実験じゃなくて「うっかり」ですね。右手にスポンジを持っていたのでうっかりしました。首の次は、背中が痛くなってきました。たった10分でこんなに首と背中がヘンになるなんて、これを何時間も続けたら、からだを壊すのは明白です。気がついてから「どうせなら実験してみよう」という考えがアタマに浮かびました。10分おきに体勢を変えてみようと思ったのです。次に、スポンジを左手に持ち替えました。左足を前に出して、右手で洗い物を拾い上げます。汚れはお湯で殆ど落ちているので、スポンジでこするのは申しわけ程度か、よっぽどの汚れです。ただ、お湯から出してそのまま並べると、サボっているふうに見えそうなので、申し訳程度にスポンジでこすります。これで、首と背中はかなり楽になりました。
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人体実験してみた(2)
まあ、一時間程度なので簡単に考えますよね。ちなみに、そこは洗い物を入れるシンクがかなり深く、そこにお湯が張られていて、洗剤が少し入っています。そこに洗い物が投入されるわけです。投入後、しばらくしてからお湯の中から洗い物を拾い上げて、よごれがあったら洗います。その後、洗浄機に入れるとのことで、予洗ですね。私は右利きなので、左足を前に出して、右手にスポンジを持って構えました。となると、左手でシンクに手を突っ込むことになります。こちら、家の台所とは全く違うシンクのサイズで、すごく深かったんです。洗い物がたくさん入っている時は、それほど体勢を前屈みにしなくてもいいのですが、10分もすると、かがんで底の方に手を突っ込まねばならなくなりました。
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人体実験してみた(1)
こんにちは。畠山裕美です。
1週間宜しくお願い致します。
転んだとか、どこかケガした場合、確かに痛かったりしますが、これが操体でどうなるんだろう、と思うことが多々あります。今回はそんな人体実験の話をしてみたいと思います。私は2018年に曹洞宗で在家得度しています。勿論本場修行道場での厳しい修行を終えた方々の足元にも及びません。それはさておき、道元禅師は「典座教訓」というものを記していらっしゃいます。典座(てんぞ)、というのは台所をを預かる、食事に関することを請け負うところです。「典座教訓」は、「正法眼蔵」で、哲学的なことを書いている道元禅師とは全く違った一面が見られます。(読んでいると結構笑えるところもあります)「コメといわずおこめといいなさい」とか。曹洞宗は食事含め生活全般が修行と考えます。なんというか、坐禅組んだりお経読むだけが修行ではないのです。特に典座は重要です。というわけで、今回フィールドワークということで、ある施設で、洗い物の手伝いをしてみました。ほんの一時間程度ですが、なるほど、と思ったことをお知らせします。
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私が操体から学んだこと
2025年春季フォーラム | Tokyo Sotai Forum
ここでまた思い浮かぶのは「3つの選択」です。
私はこれを操体から学びました。これ、大事だから覚えとくように!
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正しいか、正しくないか
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損か、得か
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好きか、嫌いか(快か不快か)
世の中にはこの3種類の「選択」の方法があります。
勿論ビジネスなどでは「正しいか正しくないか」とか「損か得か」が大事になることもあります。
が、自分の人生や自分にとって大事なことは「快か不快か」で選んだほうが後悔しないと思います。例えば操体を「人を癒す仕事だから正しい」とか「人からお礼を言われる仕事だから(正しい)」という考え方で選択するのと、「操体は簡単そうだし(実際簡単ではない)、自分にも稼げそうだから」(得する)という理由と「何か知らんけど、操体が好きだから」という動機がある場合、やはり強いのは「好きだから」です。
実際「お礼を言われる仕事がしたい」という人や、「簡単そうだし稼ぎたい」という人もいましたが、残念ながら途中退場しました。
操体に限らず、何かを習得して、限りなく目的に近づくには、
- 土台となる考え方の基本(意外と手抜きされがち)
- 技術(やり方)
- 基本とやり方、操法の継続
が必要です。
1週間ありがとうございました。
明日からは三浦寛先生です。

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