カテゴリー: 岡村郁生(おかむらいくお)

  • 多世界解釈と平面的な世界②

    多次元世界、コペンハーゲン解釈のような一見奇怪な物理学も、

    三次元だけの、見えている世界から逸脱した感覚を識別すれば、

    滑稽とか妄想の類として一笑に付すことはできなくなるだろう。 

     

    想像力を働かせて仮説を立てて検証して、実際に行動してみる。

    からだに響いていることを信じて、アマウツシのヒビキを得る。

     

    自然界の営みを人間の欲望で理解を続ける時代は終わっている。

    文明が進むにしたがって、人間は自然を征服する野心を抱いた。

     

    それは、重力に逆らうことであり、風圧や水圧に抗うような、

    自然の美とはかけ離れ、やがてバベルの塔の如き崩壊を起こす。

     

    どんなに科学技術が進んでも、自然から離れては存在できない。

    それは人と人の関わり一つでさえ、自然と同じになっている。

     

    自分の都合の良いものだけを身の回りに集め、また相手の都合の

    良い面だけを見て、自分から見える世界を構築するなら・・・、

     

    そんな世界は薄っぺらで平面的な世界となってしまいうだろうし、

    そんな世界に取り込まれた自分自身も、非常に薄っぺらく空虚な

    識別された世界でしか、モノコトナリを味わえなくなってしまう。

     

    最大の自然破壊とは、自然の一部であり、天然の法則の産物である

    自分自身の自己責任を放棄してしまうことなのだと、私自身は想う。

     

     

     

     

  • 多元的な外向力と内向力①

    今週のブログを担当する岡村です。

    一週間のお付き合い、どうぞよろしくお願いいたします。

     

    今回のテーマは「ひびき」です。

    このテーマを聞いたとき、ふとライディーンを思い出しました。

    (古代ムー帝国から伝説と共に遺されたライディーン

     この操縦には、選ばれた「ひびき洸」のみ許されている。

     ちなみにYMOの名曲「ライディーン」はここから命名)

     

    f:id:tokyo_sotai:20180608234708j:plain(目線を利かせ左前半身で構える勇者)

     

    とまあ、それはさておき、毎日「からだ」にひびいてくるものといえば、

    地球から足の裏へ伝わってくる、ひびきともいえる重力を介した振動。

     

    この地球上に生まれ、四つ這いを介して立ち上がり、毎日何千回と地球と

    地面とコンタクトして、ヒトはこのヒビキに対応し、それに耐えうる構造

    と仕組みを継承している多元的存在として誕生し、現在に至っている。

     

    安定する存在、それは、重力をそのまま大地に伝える存在なのである。

    不安定な存在、それは、多用な外向力・内向力が働く状況であっても、

    常に機敏にその力に対応して調整し、バランスの取れる存在になる。

     

    過去~未来を紡ぐ、現在に至るまで繋がったヒト。

     

    その「からだ」という生命現象は、様々な選択が生んだ偶然の産物なのか、

    自然の根源から必然を受け、一元的存在より響くモノを感受できるのか。

     

    一人ひとりの自己責任分担を、生涯アートとして表現することも愉しむ。

    これはホントかウソか、ホントだから有り難い事と想えるかどうか・・・。

     

    これらに、宇宙もヒビキ、「からだ」からのメッセージも”ヒビキ”あう。

     

     

     

  • くいつく反応その⑥

    金田一家といえば、日本語研究で有名な方です。

    私も、国語辞典で知った小学生から長い間お世話になっています。

     

    金田一家、日本語百年のひみつ (朝日新書)

     

     金田一秀穂氏の歴史学の一説による研究によると・・・、

     

    老子の「大器晩成」というのが、実は有名なオモテ面であっても、

    本当に書き残していたのは、「大器免成」だったというのですが、

    なにか、ウラ面的な(みえないものに通じる)何かを感じます。

     

    「大器免成」とは、大きな器は完成しない、という意味ですから、

    つまり、人間である限り、誰しも未完成のまま人生を終える。

    ・・・という、ほぼ正反対の意味を残していた可能性があるのです。

     

    あの江戸時代の絵師、葛飾北斎も九十歳で亡くなるときには、

    「あと五年あれば本当の絵を描くことができる」と言い残しました。

     

    ルネサンス期の芸術家、ミケランジェロも八八歳で亡くなるまで、

    大理石の彫刻を続けていたそうです。

     

    そうなのかもしれませんね・・・集大成ということは未完成のこと。

     

    現存する肉体の興味による完成のみを目的としていると、

    取り組む姿勢が鈍ったり、飽きが生じることもありますから、ホッと

    肩のちからを抜いて、「まぁやってみるか」くらいの意識を維持する。

     

    天才と言われた芸術家でも、完成することはできず、くいついたまま

    生命の環に戻っていける・・・故に未完で死んでいくのです。

    生命とは永遠の完成、それは未完であること、それでいいんですね。

     

    まさに、橋本敬三の哲学思想で語られている、救いの概念に通じます。

     

    ・・ということで、一週間のお付き合い頂きまして有難うございます。

    明日からは、くいつくのも変幻自在、日下実行委員の登場ですよッ!

     

     

     2018年春季東京操体フォーラム

    4月30日(月)昭和の日に開催致します。

    テーマは「スポーツ障害と操体」です

  • くいつく反応その⑤

    若いころのミケランジェロは、

    先輩の彫刻家である、ベルトルド・ディ・ジョバンニに、

    弟子入りしたいと嘆願しました。

     

    するとベルトルドは、ある条件を出したのです。

    「大理石の彫刻をやりたいのか。

     それなら大きな大理石採掘場で、石工職人として働いてこい。

     大理石をよく知るんだ」

     

    ミケランジェロは、尋ねます。

    「どのくらいの期間でしょうか?」

     

    その質問に、ベルトルドは答えました。

    採石場で二年間働くことだ。

     それから彫刻を始めるがいい」

     

    齢十代にして、既に一人前の画家であったミケランジェロも、

    それを承諾し、石工を経た後、死ぬまで大理石彫刻を続けた。

     

    この話が事実であろうと、伝説であろうと、どちらでもいい。

    その生き様に、そのスタイルに、普遍かつ不変の美しさを感じる。

     

    神の創造している世界とは、いまだ知らなかった世界を知ること。

    興味の失せたものに執着せず、興味深い未知にくいつき生き抜く。

     

    それは人間の進化であり、生物の進化であり、生命の神秘だろう。

     

     

     

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  • くいつく反応その④

    いくつになっても爽やかな雰囲気を醸し出す方がいる。

     

    語りに皮膚を通して耳を傾け、先を行く人生の先輩として、

    からだの感覚で、有り難く真似るように学んでいる。

     

    「できるか、できないかなんて、やってみなければ分かりません。

     やってみて始めて『あぁ、できるな』と、自信が持てるんです。

     

     よく、『自信がついたらやろう』なんて言う人がいますけど、

     やってみないで自信が生まれるはずはないのよ。

     

     やってみたかったら、すぐやればいいの。

     自信って、続けているうちに自ずと備わっていくものなんですよ」

     

    このような生き方を実践されている方が、私自身に語る際に伝わる 

    あの何とも言えない、皮膚に沁みるヒビキに感嘆の吐息を漏らす。

     

    これを覚えておいて忘れるくらい後でいい、私自身も語ってみたい。

     

     

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  • くいつく反応その③

    思い立ったが吉日。

     

    興味がそそられたら即、からだを動かしてスイッチを入れる。

     

    やる気スイッチを入れるには、自分にご褒美を与えること。

    いつもと違うことをする、それを感じ新鮮な感覚を味わう。

     

    受け入れたすべての感覚は、間脳を経由している。

    からだを動かした感覚は、小脳に経由されていく。

    新鮮であればあるほど、大脳の海馬もスパークしている。

    誉め、褒められて、気持ちよさを味わい、学びに活かす。

     

    皮膚を通し、からだで味わえるからこそ、知の快楽。

    A10神経、大脳の淡蒼球でやる気のスイッチを維持できる。

     

    飽きっぽいのは性格ではなく、からだと脳のつかい方次第。

     

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  • くいつく反応その②

     飢えた状態では、食べ物に喰らいつきたくなります。

     

    昔、カップヌードルのCMで、

    「Are you hangry?」という問いかけもありましたね。

     

    人体の細胞で、喰いつくイメージに近いのは白血球ですかね。

    免疫細胞も、細胞ごとに様々な働きを分担していますけれど、

    まずは怪しいものに喰らいつく、という感じでしょうか。

     

    「馬には乗ってみよ、人には添ってみよ」とあるように、

    とりあえずナニモノか分からないのなら、そのような姿勢で

    ウソかホントか試してみる、というものにも通じますね。

     

    十代の頃、お腹を空かせて学校から帰ってくると・・・、

    「ただいま~!今日のご飯はな~に?」が口癖でしたから、

    あのころの食欲ほどではないにせよ、飢えるような要求感覚、

    味わいたいという本能的欲求、渇いた土に染み入るような、

    待ちかねた挙句貪る幸せ、かつ悦びという経過で満たされる。

     

    操体というモノは、あのような感覚に満ちて襲われるのです。

    「からだ」に通しつつ、いつまでも知の要求を満たすからこそ、

    何物にも代えがたい「くいつき」で、今も続けているのですよ。

     

    これも普段、奥方さんが、家庭の奥に居てしっかりと家事を

    こなしてくれるからこそ、伸び伸びと続けていけるのです。

    帰ってくる場所がきちんと整っているからこそ!感謝ですね。

    (家庭も、「からだ」も同じです。ハイ、やはり感謝なのです)

     

     

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  • くいつく反応その①

    「くいつく」でイメージできることは、どのようなことですか?

     

    魚が餌に飛びついている、動物が好物にがっついている。

    自分の意志で引っ付いている、うまい話に乗ってしまう。

    だまそうと思って引っかかる、興味あるものに吸い寄せられる。

    ・・・等々でしょうか。

     

    「くいつく」を、ひらがなではなく、書いてみましょうか。

     

    クイツク(なんとな~く急で早い、せわしい感じですね)

    杭衝く(たてつくに似た反抗的な雰囲気になりますね)

    喰いつく(目で見て喉で味わう、はらわた感覚みたいですね)

    苦居着く(我慢を重ねているうちに慣れてくる・・・ような)

     

    発生音的には同じようでも、ニュアンスでかなり変化します。

     

    ニュアンスは振動、それを繊細に受ける感覚は「皮膚感覚」。

     

    「からだ」に元々備わっているのであればこそ!

    くいつくのも「ききわける」操体の学問のなか探究できます。

     

     

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  • くいつく反射その①

     今週の東京操体フォーラムブログを担当する岡村です。

    どうぞ一週間よろしくお願いいたします。

     

    この時期、道を歩いても電車内でも、マスクをしている人を

    多く見かけますね。風邪の方、花粉症の方も多いようです。

    あの「クシュン」というのは、「くしゃみ反射」といいます。

     

    咳も反射で起こるのですが、こちらが若干、中枢神経経路で

    反射を抑制し、コントロールできるのに対して、くしゃみは

    頑張って止めようとしても、途中で止めにくいのです。

     

    不思議なことに、光でくしゃみ反射が起こる場合もあって、

    優性遺伝で日本人の25パーセントには、PCの光を見た瞬間

    対光反射と同時に、三叉神経を経由してくしゃみは出ます。

    〔注:対光反射の中枢のEW核(エディンガー・ウエストファル核)から出る

     神経突起が、光彩を調整する毛様体神経節と鼻水を分泌させる

     翼口蓋神経節に連絡し、くしゃみ反射は起こる〕

     

    では、魚や動物がパクっと餌に食いつくのは反射なんだろうか?

    そう思って調べてみましたが、どうやらそうではないらしいです。

     

    カメレオンやカエルが動くものに反応するのは、反応なんです。

     

    「反射」と「反応」の違いを簡単に説明すると・・・。

    反射は、無条件反射であって、脊髄を介して無意識に起こります。

    反応は、一般的に神経信号が大脳を経由して、意識しています。

     

    今回のブログテーマ「くいつく」においても、赤ん坊は反射的に

    乳首や哺乳瓶が唇に当たると、吸啜反射を起こし吸いつき、更に、

    赤ん坊は掌(てのひら)に何か触れた途端、反射でつかむのです。 

     

    手はもともと、首からはえた舌のようなものとして捉えてみると、

    このあたり、ワタシ的にとてつもなく面白いトコロなんですよね。

     

     

     

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  • 正義の観方よ、永遠に

    (理性ある正義)

     

    ブレない意志、通し抜く意気、感じる意識。

     

    コトワリという「世」のルールに沿うだけでなく、

    解き明かしていくこと。

     

    (愛ゆえの正義)

     

    崇めるだけではブレる。

    敬うだけでもブレる。

     

    懐疑は発明の父であり、自問は学問の母である。

     

    (愉悦ある正義)

      

    存在するすべてに、存在そのものに、

    表現不可能なものにさえ、

    ワケがある・・・ここを理解すること。

     

    それでは一週間、お付き合い頂きまして有難うございます。

    明日からは、兵庫のレインボーマンこと、日下実行委員です。

    お愉しみに!

     

    f:id:tokyo_sotai:20171228062720j:plain

    (ものの一分でこれだけ変化するんだから、「病」に変化しないものなんて無いよね)