カテゴリー: 岡村郁生(おかむらいくお)

  • 「世間にある意識、空間にある意識」

    現代風なら、「YouTubeばっかり見てないで、勉強しなさい」

     

    例えば、「TVが昔に比べて面白くなくなった」とか話す方がいたと

    しても、昔のような社会に今から戻れるのかと思ったら、それはで

    きませんよね。

     

    現在の便利さを享受する以上、現在の価値観にある程度は会わせて

    いる必要がありますからね。

     

    そもそも、携帯電話を持っていない人でも、インターネットの恩恵

    を受けずに生きていけるのか、といえば難しいと思いますよ、無理

    じゃないですけれども。

     

    ですから、昔は最高だった、といわれるものと世の中の便利さとは、

    直接関係ないと思われるかも知れませんが、ご時世という大衆文化

    だからやっぱり関係あるような気がします。

     

    なぜなら、世の中の意識っていうコトやモノは、感覚に沿って生ま

    れてくるのが大半だからですよね。

     

    全く関係なさそうなモノや事柄を、実際の感覚で受けとることがで

    きるようになれば、それはソレで、生きていくのに不都合が少なく

    なってくるものです。

     

    その意味では「操体・操体法をお薦めする」理由にもなるのです。

     

    ということで、一週間のお付き合い有難うございました。

    明日からは、日下さんの登場です!お愉しみに。

     

     

    2021年春季東京操体フォーラム開催
    2021年4月29日(木)昭和の日にオンライン・会場で開催致します。
    テーマ「操体法クロニクルズ2~呼吸とセルフケア特選~(仮)」

  • 「視線と視点と視野の先に」

     見つけ役と目利き役はある、そしてその先にあるのは何だろう。

     

    目の付け所が違うからさ。

    東洋医学系で専門的な勉強を修了し、国家資格を得て安心して

    終わりじゃない。

     

    学校を卒業して、ここまで学問というものが面白いと思えたの

    は初めてだったし、何のためにそれを身につけなければいけな

    いのか。

     

    その理由さえもハッキリするから、僕自身これを手放すことは

    無いと思うよ。

     

    そう言って、からだの使い方・動かし方というものを実際に感

    じてもらいながら、新たに柔道整復師の専門学校に通うことを

    決めた新しいスタッフに、横紋筋系骨格系の神秘性を受けとっ

    てもらいながら、東京操体フォーラムに誘っていたことがある。

     

     

    2021年春季東京操体フォーラム開催
    2021年4月29日(木)昭和の日にオンライン・会場で開催致します。
    テーマ「操体法クロニクルズ2~呼吸とセルフケア特選~(仮)」

  • 「うごきには重さも軽さも、愛もある」  

    なぜだろう、どうしてだろう。

    こんな言葉が、通っていた小学校の実験教室に飾ってあった。 

     

     

    このあいだは上手く効いたけど、今回は全然効かないって言われち

    ゃって、同じようにやったつもりだけど、なぜだろうなぁ、と終了

    後に悩んでいる。

     

    なんでからだを動かして治療できるのか。

    そもそも、からだの外側から手技療法で、いったい何ができるのか。

    その根本的なところを知るのには、良いと思うよ。

     

    そう言って、真面目だけど悩みすぎるし、色々考え過ぎてわからな

    くなっていた新しいスタッフに、東京の三軒茶屋へ一年間の月二回

    通う講習会を紹介したことがある。

     

     

    2021年春季東京操体フォーラム開催
    2021年4月29日(木)昭和の日にオンライン・会場で開催致します。
    テーマ「操体法クロニクルズ2~呼吸とセルフケア特選~(仮)」

  • 「空気の循環と空間の帰還」  

    見えないからこわい、ただ、こわいもの見たさに勝てない。

     

     

    経絡っていうのは目に見えない。

    目に見えないその働きかけを知りたかったし、それを実際のからだの

    うごきで感じられるなら、これからの鍼灸や按摩にも必ず役に立つ、

    とそう思っていた。

     

    だからこそ、橋本敬三先生の経筋療法とも言われていた「操体法」を、

    一年間の講習が終わった今でも、定期的に通って勉強しているのさ。

     

    そう言って、普段の臨床でやっている「操体法」に興味を持った新し

    いスタッフに、東京の三軒茶屋へ通う一年間、そして月二回の講習会

    費用は決してこれからも無駄じゃないと熱く語ったことがある。

     

     

    2021年春季東京操体フォーラム開催
    2021年4月29日(木)昭和の日にオンライン・会場で開催致します。
    テーマ「操体法クロニクルズ2~呼吸とセルフケア特選~(仮)」

  • 「正統派とは、いったい何か」

    「邪道は邪道の生き方があるんじゃい」とはいうものの、悪役なりに

    正統派に憧れているようなフシは感じられるもの。

     

    正統派ではないことを、十分自覚している私自身も、22年前に雑誌の

    講習会案内にあった、操体法の創始者、橋本敬三先生の直弟子である、

    三浦寛先生のページを見てなんとなく『スルーしようかなぁ』と思っ

    ていたものの、その後思い直していた。

     

    気になっているのならやるべきじゃないか、人生って一回だけなんだ

    からさ、と重い腰を上げたくなるように、自分自身を誘っていた。

     

    とは言いつつちゃっかりと、当時の鍼灸接骨院で一緒に働いていたス

    タッフも誘って、東京三軒茶屋で一年間、月二回の操体法の操師指導

    者養成講座に申し込んだのである。

     

    2021年春季東京操体フォーラム開催
    2021年4月29日(木)昭和の日にオンライン・会場で開催致します。
    テーマ「操体法クロニクルズ2~呼吸とセルフケア特選~(仮)」

  • ブレる、ズレる、外れる

    20歳の時、母親から紹介してもらった接骨院の先生に教えてもら

    ったことがあるんですよ。

     

    自分も柔道で怪我をして接骨院に通ったことがあるから、お金を

    貯めて、入学金を準備できたら将来の仕事として、骨接ぎの学校

    に行きたい、と相談した時のエピソード。

     

    「いいかい岡村クン。

     この仕事は、保険治療が使えるし値段も安く済むから、色々な

     人が来るからさ、嫌な人や小うるさい人も来るんだけどね。

     嫌にならずに長くやっていくにはコツがあるんだよ。

     それはね、お金がやってきたと思えば良いんだよ。

     そうすれば、お金が嫌なこと言っても、煩くても、お金だから」

     

    その時の僕は、確か愛想笑いか、苦笑いしながら聞いていたよう

    な気がする。

     

    でも、その接骨院は確かに流行っていたし、その先生は患者さん

    が居てもざっくばらんに受付の奥さんと「今日の夕飯、何にしよ

    うか」と話したりしていた。

     

    ある時、その接骨院に長年通っているご婦人と話す機会があって

    尋ねてみた。

     

    「なんであの接骨院に通っているんですか?」

     

    「え~何故って、改めて言われるとなんでだろうね、膝が痛いの

     も全然良くなるわけじゃないんだけど、たぶんあの先生、愉し

     いし、面白いから、じゃないかなぁ」

     

    その時の僕が感じたコト。

    そして今の僕が感じていることは180度異なっている。

     

    そして、その理由も「操体・操体法をお薦めする理由」に十分な

    っていると思うんですよね。

     

     

    2021年春季東京操体フォーラム開催
    2021年4月29日(木)昭和の日にオンライン・会場で開催致します。
    テーマ「操体法クロニクルズ2~呼吸とセルフケア特選~(仮)」

  • ギザギザハートの子守歌と同じ

     今週からブログを担当する岡村です、よろしくお願いします。

    テーマは「あなたに操体・操体法をお薦めする理由」です。

     

    いきなりなんですけれども「うっせえわ」という歌、流行しています

    よね。この歌が流行することで「子供が歌っていて困る」と言う親御

    さんが急増しているそうです。

     

    子供に見せたくない、聞かせたくないものを子供から遠ざけるか、教

    育に悪いと言う方もいます。

     

    ただ、大人が「駄目だ」というのを親の目を盗んでやるのも子供の育

    ち方の一つですし、子供だから駄目って理屈は子供自身納得できない

    と思うんですよね。

     

    まぁ、ワタシ自身そうでしたから。

     

    親の立場から何が問題なのか、その感じていることを説明できるよう

    なそんな大人になっていければいいな、と考えています。

     

    タブーというのは端的いえば面白いことですし、それに目を向けつつ

    もそれに視線を合わせないで貫くスタンスこそ、ホントは格好いいと

    感じてほしいもの。

     

    端的に「気持ちがいい」こと。

    コレを堂々「気持ちがいい」と言えない方にお伝えできるようになる。

     

    もう、これだけで「操体・操体法」をお薦めできる理由の一つですね。

     

     

    2021年春季東京操体フォーラム開催
    2021年4月29日(木)昭和の日にオンライン・会場で開催致します。
    テーマ「操体法クロニクルズ2~呼吸とセルフケア特選~(仮)」

  • それ、セルフケアなの?⑦

    ブロックとブロックの間にある継ぎ目、畳の縁、廊下の金属部分を

    踏まないように徹底する理由を思い出す、小学校高学年の頃でした。

    なぜ、こんなことをしているのだろう、そう思いつつやめられない。

     

    反省はするけれども、後悔をせずに生きていきたい。

    そう願っていてようやく実行できるようになった頃、意味のないこと

    に自分を縛り付けていた理由も納得し、その強迫観念も消えました。

     

    なにしろ小さい頃、祖母に悪いことをしていて見つかってしまうと、

    すぐに「お天道様が見ているのよ」と叱られました。

     今でこそわかることは、この「お天道様は見ている」意味ですね。

    それも、目に見えなくとも意識できているかどうか、と捉えること。

     

    結果至高主義ではなくて、経過を大切に生きていくこと。

    生まれ逝くなるまでのプロセス、絶えず肯定しながら生きるように。

     

    お天道様は、とてつもない力として存在している。

    その存在を意識すると、ワタシ自身のような人間も謙虚になれる。

    お借りして大切に育む「からだ」を通し、大きな力を持つのも可能。

     

    このことを感じる理由、全てにおいて操体の学びは繋がるのです。

    わかったことは、「生かされて生きている」その実感にあります。

     

    お天道様に恥じぬよう、学問として操体につながるように生きること。

    この宣誓は、私自身にとっては最高のセルフケアなのです。

     

     それでは、一週間のお付き合いどうも有難うございました。

     

    明日からは、日下さんの登場です。お愉しみに!

     

     

  • それ、セルフケアなの?⑥

    唐突ではありますが、DNAから「転写・翻訳」を経てタンパク質合成

    される過程のことを「セントラルドグマ」といいます。

     

    これは、すべての生物に共有する基本原理です。

    ワタシ自身もこの仕組みの上で生かされていて、この地球上に住む生物

    共通の祖先を持つ証になるのです。

     

    分子生物学で最大の成果を言うのなら、生物は皆平等なこの事実です。

    単細胞生物も多細胞生物も、複雑な機能を持っていても、全て生物共通

    の基本原理に基づいている真理はここにあります。

     

    多細胞生物といえど、細胞一つ一つの協調性が極めて大切であり、その

    ためには情報の伝達は必須なのです。 

    東洋医学ではここに経絡を相応させました。

    その実態は未だ解明されなくとも、細胞間の情報伝達通路のようなもの、

    として捉えれば、目に見えなくとも非常に有効な説なのです。

     

    それにしても、うねうねうごくアメーバが如く、くねくねとうごく精子。

    では、ミトコンドリアはどんなうごきなのか、気になりませんか。

    人間の細胞内に「ミトコンドリア」がたくさん含まれています。

    今は細胞内器官でも、昔は人間と関係のない独立した微生物でした。

     

    もともと酸素は、物質を酸化していく毒物ですから、こうして生きて

    いられるのも、生体には毒である酸素をミトコンドリアが体内にあり

    エネルギーに変換しているからですよね。

     

    もう一つ不思議なこと。

    ワタシ自身の遺伝子の中にあるミトコンドリアの遺伝子は、もともと

    母親の細胞内にあったもので、父親のミトコンドリアは、1個もない。

     

    ある意味、父親よりも母親の情報を基にして生きていると言えますね。

    母性愛と言う言葉はあっても、父性愛とは辞書に載っていませんから。

    不思議なホントの母心を感じたいと、そう願ったりするわけです。

     

    不思議といえば、「息」をしていること。

    この空気という「間」こそ大自然のおっかさんではないでしょうか。

    いつでもどこでも、そこかしこにあり、今も包んで守ってくれます。

     

    交わる瞬間に感じる事は、その仕組みを皮膚と内臓と脳で感じること。

    感覚を学ぶこと自体こそ、生涯を懸けるセルフケアになっていますね。

     

     

  • それ、セルフケアなの?⑤

    皆さんは、どんなときに衰えを感じるのでしょう。

    え、老衰?そんなものはワタシから言わせたら個体差でしょうね。

    耳が遠いのも要注意です。眼もアレも自律神経毛細管内の血流改善です。

     

    普段柔らかく、必要に応じて硬くできるからこそ、自然な現象ですよね。

    頭も固いし耳も硬いでは困ります。まず皮膚にアソビを満たしましょう。

     

    昔から、四十腰、五十肩、六十膝とはよく言ったものです。

    腰のツボと言えば、命の門と書いて「命門」、志の室と書いて「志室」。

    いや、東洋医学の経穴は、納得できる名称を付ける経穴も多くあります。

     

     昔、東洋医学の勉強をしても「腎」の概念は興味をそそりましたね。

    「先天の精」と「後天の精」の間には、個体差の秘密も含まれています。

     

    例えば、二千年ほど前の書物に、「腎は骨と耳を司る」と記されています。

    トラブルにより「腎が衰えれば骨がもろく耳が聞こえなくなる」わけです。 

     

    腎臓は骨の成分カルシウムも、腸で吸収され活性型vitaminD必要ですし、 

    腎臓の機能として、毛細血管の渦巻き「糸球体」が機能単位として存在し、

    螺旋の器官を「血管条」と言うのですけれど、これとほぼ同じ構造を持

    「血管条」は、耳の中にも存在して「濾過・分泌」に作用するそうです。

     

    耳がよく聞こえるには、内耳と外耳と中耳のバランス現象と、周囲の血液を

    新鮮な酸素で循環していることに加え、その「血管条」の働きで、内リンパ

    を産生して、リンパ液を分泌することも関係していたわけです。

     

    この意味は、腎臓と内耳に、ほとんど同じ構造物が存在する訳なのですから、

    薬剤の副作用であっても、薬剤の作用も、顕著にここに現れるのです。

    つまり、腎臓に毒性を持つ薬剤は、ほぼ内耳に毒性を持ってしまうのです。

     

    東洋医学では、なぜそのような事実を知らず、現代になってわかること

    を、既に理解できて記していたのでしょうか。

     

    目に見えていない、さまざまな働きを感じとる。

    瞬間に感じる違和感を忘れず、想像を創造にを巡らせ、学ぶことも私の

    セルフケアに繋がっています。