カテゴリー: 岡村郁生(おかむらいくお)

  • からだからのメッセージ③

    (②から続く)

     

    そもそも睡眠時間や、睡眠に適した時間帯に、絶対はありません。

     

    「睡眠とは個性である」と語る、睡眠学会の専門家の言葉もあります。

     

    眠ることは、眠くなる理由があるのです。

     

    研究論文によれば、睡眠に関わっているとされる神経シナプスに吸収

    される「カルシウムイオン」の量が多くなってくると眠気を生じる、

    そのような仕組みがわかってきた、とありました。

     

    ということは、血管中に存在している、二酸化炭素、酸素に加えて、

    細胞の働きそのものに関連している、カルシウムイオンの働きかけも

    睡眠に関わっているというわけです。

     

     

    もっと、シンプルになりませんかねえ?

     

    そのために実は、深い考察、洞察と直観、実証と検証が必要です。

     

    からだの要求に適うこと。

     

    睡眠の質を感じること。

     

    質の高い睡眠を味わうこと。

     

    その感覚意識こそ、シンプル。

    新しきことは、古きことからよく学ぶからこそ、進化しているのです。

     

    睡眠はもともとシンプルです。

    自分自身の「からだの使い方」に意識を向けないこと自体が問題です。

     

    「からだ」に意識を向けて、「呼吸」を感じるプロセスこそ大切です。

     

                              (④に続く)

     

                          

     

     

  • からだからのメッセージ②

    (①から続く)

     

    「ウッカリして寝ちゃいました」では通用しないこともあります。

    人に迷惑を掛けてしまう時、眠くなってしまったからでは困るのです。

     

    運転中であれば、目を閉じてしまい事故を起こしたりするケースもあり、

    実際に「ナルコレプシー(過睡眠)」状態ということも考えられます。

     

    この症状で自損事故を起こしてしまった患者さんもおります。

    ただ、現在は医療機関に通院し「CPAP(シーパップ)」を着用したままで、

    睡眠することにより、明らかに睡眠覚醒状態が違うと言っていましたが、

    「こんなに気持ちよく起きると言うのは、人生で何十年ぶりかと感動した」

    と、ムチウチの症状で治療中に、話していたのも印象的でした。

     

     

    この特殊睡眠(過睡眠)とは異なっていたとしても、操体の臨床において、

    ほんの「一瞬」でイビキをかいたり、スースーと寝息をたてはじめる現象は、

    何回その場にいても不思議なほど、数多く体験しています。

     

    ふしぎが不思議でなくなるように、よく学び、学問として続けている理由。

     

    当たり前の様に生きている時間。

    からだの求めている睡眠が充実する。

     

    こんな単純なことが、いかに大切かよくわかるというものです。

     

                             (③へ続く)

     

    ※注:病的無呼吸症候群は「CPAP(シーパップ)」医療適用になるようです。

    それには、血中酸素濃度検査等も必要ですし、処方時には月一回は受診、

    毎月、約5千円自己負担(3割の場合)も必要となります。

  • からだからのメッセージ①

    今週1週間担当する岡村です。

    どうぞよろしくお願いいたします。
    テーマは「からだからのメッセージ」となります。

     

    まずは、からだからのメッセージの一つでもある、眠くなってしまう

    現象について考察しますので、しばらくお付き合い下さい。

     

    睡眠とは、不思議だと思いませんか。

    御飯を食べた後には、血糖値も上昇し、眠くなってしまいウトウト。

     

    太陽光のようなまぶしさを感じる光、リズム感を感じる動きと関わる

    全脳を巡る「セロトニン」神経の働きと、松果体から分泌されている

    ホルモン「メラトニン」とのバランスによる関わりもあります。

     

    操体の臨床における実際では、第三分析と称している「渦状波Ⓡ」の

    「意識飛び」という現象も不思議なものです。

    (東京操体フォーラムでは、左脳飛ばしとも言われたりします)

     

    本当に、瞬間的に眠くなる現象変化は不思議です。

     

    そういえば、ワタシ自身人生初の優良運転免許更新時に、事故を起こ

    した映像を見ていて「ナルコレプシー(=過眠症)」という昼間でも

    眠くなり、抗うことのできない病的な眠気状態のこトを考えました。

     

    生理学的に捉えるなら、正常な呼吸は、二酸化炭素の適正にあります。

    からだの中に存在する、二酸化炭素の量を適正に保つため、『二酸化

    炭素がたまったから呼吸を促進しよう』という働きを感じるのです。

     

    よく、酸素こそ呼吸の目的だから、と考えていた方も多いでしょうね。

    本当は「呼吸」を通して循環する、身体中酸素の目的が何かと言えば、

    簡単に言ってしまうと、バックアップ機能のようなものです。

     

    だからこそ、からだの中に循環している酸素量が著しく低下した時には、

    優先して「低酸素だから呼吸を促進しよう」といった働きもあるのです。

     

    呼吸器、及び呼吸に問題のない人は、この2つの調整機能がうまく働いて、

    呼吸の適正化は保たれています。

           

                             (②へ続く)

                         

     

  • まるごと「操体」⑦

    <エピソード⑯>

     

    (「食」に関して)

     

    トルストイが、

    「この世に屠殺場があるかぎり、戦場はなくならない」と、言ってるんだよな。

     

    ただ、本当に「青汁」だけで生きていける人は、いるの?

     

     

    <エピソード⑰>

     

    葛藤。

     

    その都度回答したり、悩んだりしなくてもよくなったのは、

    内心、『馬鹿じゃなかろうか』と、感情を見て、腹を立てていても、

    オレも『心を病むとこうなるんだ、こうなってしまうんだな』と。

     

    自分の中で理解できたから、患者に対する葛藤が消えていったんだ。

     

    目に見えない現象に対して、どの程度理解できてくるのかってこと。

     

     

    <エピソード⑱>

     

    人間は、非人格的立場から言えば、

     

    人間はまだ出来上がっていない。

     

    「神=カミ」からすれば、未知であり、未来なんだよ。

     

    創造的な宇宙空間の中で、まわりて巡(めぐ)っているんじゃないの。

     

    宇宙には、常に未来があって、非人格者としての今がある。

     

    過去・現在・未来っていうけれど、本当は、

    未来から現在、そして過去へと流れているんじゃないか。

     

     

    ということで、一週間のお付き合い有難うございました。

    操体の個人レッスンで書き留めた、意識へ響くメッセージ集。

     

    「まるごと操体」に、適っておりましたでしょうか?

     

    明日からは、瀧澤副実行委員長の登場です。おたのしみに!

     

     

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  • まるごと「操体」⑥

    <エピソード⑬>

     

    水の中の気付き。

     

    愛は直線でとおる。

     

    感謝、ありがとうは、末広がりでとおる。

     

    全体一体の円、数珠。

     

     

    <エピソード⑭>

     

    生命は生命相、水分としての構成にも命(いのち)があり、

    命(いのち)があるから言葉に反応するんだろう。

     

    言葉は命(いのち)から始まっている。

     

    自分から離れたとしても、生きている言葉に対して呼吸が反応している。

     

    そもそも、空間そのものが命(いのち)なんだから、

     

    空間も、言葉も、呼吸も、全てつながっている。

     

     

    <エピソード⑮>

     

    全体一体、一つの調和でつながっていく。

     

    骨盤の器の中に、肩甲骨を中に収めるという意識感覚を持つ。

     

    肩甲骨を下げる、骨盤を下げるという意識を持たせると、

    腰が伸びてくる。

     

    これが、腰が基軸となる理由である。

     

    そうすると「捻転」は「側屈」となる。

     

     

     

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  • まるごと「操体」⑤

    <エピソード⑩>

     

    石の上にも3年。

     

    一万時間は1つのことを学ぶ。後は辞めないことである。

     

    学ぶことをやめないことだよ。

     

    学び続けているのであれば、必ず試されている時期が来る。

     

    これは、必ず来る。

     

    来た時に、うかうか乗るなよ。

     

    乗ってしまえば、先は見えなくなるんだよ。

     

     

    <エピソード⑪>

     

    自然法則への背反。

     

    欲は命(いのち)とつながっていられなくなる。

     

    断ち切れしやすいのは、自我の欲。

     

    代が変わっても、理(ことわり)に適うのであれば、

    つながっていることができるけれども、

    適っていなければ切れる。

     

     

    <エピソード⑫>

     

    分離。

     

    理性はなぜあるのか。

     

    欲とは引き離す事だから、優劣をつけることだよな。

     

    大切なのは、できるだけ本質に帰る生き方を、

    これからは目標としていくことなんじゃないの。

     

     

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  • まるごと「操体」④

    <エピソード⑦>

     

    「救い」=「太極の意志」

     

    生かさせてくれている命(いのち)に対して、

    意識を向けなさい。

     

    もともと、そのような身分からなる命(いのち)なんだから。

     

     

    <エピソード⑧>

     

    無量の法とは、全てに生かされている方のこと。

     

    自然法則とは、太極の真理につながっているからね。

     

    橋本敬三先生の自然法則が、わかりにくいのであれば、

    「道元」を読んでみたらいい。

     

     

    <エピソード⑨>

     

    生かされている、という生と死をくくっている生き方。

     

    自分の生死を括って生きていく生き方、これは無量の法。

     

    この中で学ぶこと。

     

    これは、橋本敬三先生が全うした凄さとなっている。

     

    意外と自分の人生は、なにか自分の言葉で決めているんだから。

     

     

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  • まるごと「操体」③

    <エピソード⑤>

     

    自分ができる臨床とは、次元を超えていく臨床にある。

     

    不可視な現象とは、次元を越えようということである。

     

    操体の学びは、

    可視と不可視の現象のものを反発し合う傾向があっても、

    両方入って生かすことができる。

     

    「花は心、種は枝」。

     

     

    <エピソード⑥>

     

    普通、上にあるものは下から見上げるだろう。

     

    人はこのようなプロセスで積み上げていく。

     

    ただ、ぶっ飛んでいれば、

    下から上でなく、上から下へ流していくようにする。

     

    臨床は下から上流そうとするんじゃなくて、

    直接、上から下へ流していくんだ。

     

    それも、患者の「からだ」の状況に応じて下ろしていくと言うこと。

     

    いきなり下ろすのではなく、どこで流れていないのか。

    それを考えていくこと。

     

    ぶっ飛んだ診断。ぶっ飛んだ臨床。

    わかっている人間はこういった臨床ができる。

     

     

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  • まるごと「操体」②

    <エピソード③>

     

    あのね。

    やっていることが繋げて、繋がっているのかな、ということなんだよ。

     

    命(いのち)、あの世、橋本敬三先生とね、

    つながっていることを感じ取れるか、どうかなのだよ。

     

    あの世とこの世はつながっているのだけれど、

    自分の中で境界線を作っているだけの事なのだな、とわかった。

     

     

    <エピソード④>

     

    とてつもない哲学を持った、橋本敬三先生と言う正師。

     

    これを伝えていくには、とても1人では手に生えない。

     

    橋本敬三の生命論と言うのは、本当に途轍もないのである。

     

    自己責任。

     

    自分が、少しずつ学んでいかなければならない。

     

    そのような事は、どんなに大変なことか。

     

    まぁ、つながっていればね。

     

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  • まるごと「操体」①

    今週からブログのテーマは「まるごと操体」になりまして、

    一週間担当する岡村です、よろしくどうぞ。

     

    早速ですが、「操体」の個人レッスンを私自身学び直してみると、

    三浦理事長から習っていた記録より、印象的な言葉をいただいていたので、

    これを「まるごと操体」としてみます。

     

    <エピソード①>

     

    成熟と熟成は違う。

     

    成熟とは、もう食べられる状態だが、

     

    熟成とは、食べたら必ずおいしいと言う状態である。

     

    熟成からしてみれば、成熟とはまだ青いのである。

     

    青春でいられることが熟成である。

     

     

    <エピソード②>

     

    操体っていうのはこういうものですか、と聞かれたら。

     

    「いや、こういうものですよ、ここが違うのですよ」と言えること。

     

    道理が通じるからわかることであって、

     

    何も相手を批判する必要は無い。

     

     

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