カテゴリー: 岡村郁生(おかむらいくお)

  • 生き方の自然法則って?⑥

    (続き)

     

    仮に、大脳新皮質の脳と、それ以外の脳に、それぞれ意識があるとした場合。

     

    「大脳新皮質」主体の場合は感覚的に、

    「息・食・動・想」そして「環境」は、個体における外界の適応において、

    意識・信念・心のような、「精神活動」で対応しやすくなる。

     

     

    「それ以外の脳」主体の場合は感覚的に、

    「息・食・動・想」そして「環境」は、個体における体内環境の適応にて、

    呼吸・消化排泄・姿勢の保持・免疫などで対応しやすくなる。

     

     

    「それ以外の脳」に含まれないとする場合は感覚的に、

    「息・食・動・想」そして「環境」は、皮膚での地球環境の適応において、

    生命循環維持における、全て自律性主体の自然法則性で適応しやすくなる。

     

    つまり、「からだ」そのものが、主語になる。

    じぶんはからだに、いったいかして、いいもわるいもないじょうたい。

     

    自分は「からだ」に一体化して、良いも悪いもない状態。

     

    主語を変えた「操体」の捉え方での「息・食・動・想・環」でありたい。

     

                             (続く)

  • 生き方の自然法則って?⑤

    (続き)

     

    「生き方の自然法則」

     

    それは、「息・食・動・想・環」

     

    呼吸すること、食事をとること、体を動かすこと、思ったり念じたり、

    考えたりすること、それからそれらを包んでいる環境のこと。

     

    これら全て、瞬間瞬間で、同じようにそれぞれ関係し合い、それぞれが

    つながって補っている、とする一説を「同時相関相補性」といいます。

     

    ワタシ自身、この「生き方の自然法則」は、橋本敬三先生が様々な文献

    様々な自己体験、臨床経験を経て、よく練られた進化形未完成説である。

     

    「体系付けてきたけれど、未だに完成してはいない。アトヲタノム」

     

    このように捉えているのです。

     

                                 (続く)

  • 生き方の自然法則って?④

    (続き)

     

    橋本敬三先生がいらっしゃった温古堂。

     

    実際にご縁があった皆様や、患者様も少しずつ年齢を経た今は、

    当然、時の流れを受けて、重ねて、高齢化してきている。

     

    循環していれば変化して当然。

    その都度の変化を受け、更に熟成して、透きとおっているだろうか。

     

     

    ワタシ自身の「操体・操体法」の捉え方は、橋本先生の哲学思想に基づく、

    操体フォーラム三浦寛理事長の継承され、磨きあげたからこその「操体」。

     

    「息・食・動・想・環」も、橋本敬三先生が手っ取り早いということで、

    書籍中に何回か語られていたのが、「動」になっている。。

     

    「動」の具現性。「動」のわかりやすさ。

    これは「操体法」の、最も大きな特徴と言えると思います。

     

    「百聞は一見にしかず」

     

    ヒトが、見ていてわかる。

    やはり、客観性において飛び抜けているからでしょう。

     

    臨床における効果は、客観性が見てわかる範囲内で判断すること。

     

    「苦しい方、痛い方に動くのではなく、ラクな方、気持ちのいい方へ動けばいい」

                    (「からだの設計にミスはない」P17より抜粋)

     

    操法で「気持ちのよさ」を受容し、可動域が上がり、全体的な不自然さが消え、

    滑らかに変化したり、最小刺激量で、わかりやすいのも特徴です。

     

    ただ、意識の捉えどころによって、言葉を理解し、

    それを「大脳新皮質」で解釈していることによって、変なこだわりも生じる。

     

    ワタシ自身、この上記の言葉によって誤解も生じていると考えています。

     

                                (続く)

  • 生き方の自然法則って?③

    (続き)

     

    生命現象とは法則性。

     

    流れている代謝。動いている細胞。

    機能を持つ組織。識別しうる意識。

     

    多種多様な変化、変性・変容も受け入れる法則性。

     

    「生き方の自然法則」=「息・食・動・想・環」。

     

    様々な時代に流れは生まれて、そして継承され練り上げられた。

    地球上で各種多様な、身体文化を育んで、日本で吹き溜まって、

    流れてきたそれを、全て調和の中に受け入れ生かすことは可能。

     

    ホントかウソか、非対称性で感じること、新鮮なホントの感覚。

    それは、大きな大きな器(ウツワ)のようなもの。

     

    操体関連の書物で語られていない「環境」要件。

     

    「生かされている」と考え、生じる「感謝・心」は欠かせないもの。

     

    大脳新皮質が発達して「息・食・動・想・環」を、生き方を考える。

    自然法則そのものから「息・食・動・想・環」を、生き方を考える。

     

    生命現象は、継続性のある循環した、天然の法則性に支えられている。

     

                               (続く)

     

                     

                             

  • 生き方の自然法則って?②

    (続き)

     

    橋本敬三先生の語られていた昭和時代。

     

    「息・食・動・想・環」合わせて5つの「生き方の自然法則」は、

    継続して循環している「同時相関相補性」を具現化しているんですよ。

     

    本を読んだから知っている、実際にやってもらって知っている等々も、

    一回ポッキリでは、噛み砕いて味わっていないので循環していません。

     

     

    唐突ではありますが、新聞広告に出ていたコピーに目がとまりました。

     

     

    「理屈じゃねぇんだよ」

     

     

     

    本物だなぁと思えるものは何か違う。

     

    何事も速く、短くの世の中だけど、

     

    求められ、長く続くものには、時の積み重ねが生んだ何かがある。

     

    それは、多分理屈じゃないんでしょうね。

     

                              (続く)

  • 生き方の自然法則って?①

    「操体」を「自由なテーマ」でブログを担当する、茅ヶ崎在住の岡村です。

    一週間どうぞ、よろしくお願い致します。

     

    「操体・操体法」のことを、初心に返って考えてみると、

    興味の内容により、操体法の印象は人によって異なるかもしれません。

     

    なかでも「生き方の自然法則」の捉え方は、それに相当すると考えます。

    「呼吸」は腹式呼吸、それも深呼吸で毎晩、力まず吐く息を長くゆっくり。

     

    「飲食」はよく噛む、歯の種類と並び方から、植物食7:動物食1の割合。

     

    「精神活動」は天地の恵み感謝、親人々の愛情の支えに明るい心で感謝。

     

    「体の動かし方」は、体の中心(腰)に重心を安定させ、上肢は手の小指側、

    下肢は足の拇趾側に、力を入れて動くと良い

     

    「環境」を合わせ、上記の四つで生き方の営みは五つ。

     

    この「息・食・動・想・環」は、いつも同時相関しているから、

    「法則」に従わせれば、適応してきて健康になる。

     

    このように、操体・操体法の創始者である橋本敬三先生は書かれていますね。

     

    またこのようにも放言されています。

    「ウソか、ホントか、ヤッテミロ」と。

     

                                (続く)

  • からだからのメッセージ⑦

    宇宙と地球から感じとる、「からだからのメッセージ」。

     

    大袈裟ではなく、それを可能とする「超エネルギー」はあるんですよね。

     

     

    今後の宇宙実験において、研究あれている注目したい事実がありました。

     

    宇宙に打ち上げて、または無重力環境に近い条件下においての実験です。

     

    浮遊状態に置かれた「線虫」は、ホルモンの「ドーパミン」量が減少して、

    運動能力が減弱してしまうらしいのです。

     

    しかし、線虫の入ったケース内に触れられるような、丸い数珠のビーズを

    接触させるような刺激を与えることで、「ドーパミン」量の低下を抑えられ、

    運動能力の減弱も改善されたと言うのです。

    (※注:東北大学院の生命科学の研究科が発表していた論文より抜粋)

     

     

    「からだからのメッセージ」として。

     

    『重力のはたらき、それを感じるのは接触』

     

    『環境空間のながれ、それを感じるのは接触』

     

    『重さから軽さにつながる適性感覚は、接触』

     

    確かに。

    それを感じてこその気持ちよさ「快」の調整をすれば、

    変に気持ちいいとか、もっときもち良くなりたいとか、

    頭で感じる快感とは識別した「からだからのメッセージ」を受けるのだろう。

     

     

    それでは一週間に感謝します。

    明日からは、瀧澤副実行委員長が引き継ぎます、お愉しみに!

     

  • からだからのメッセージ⑥

    「からだからのメッセージ」を聴いているのか、いないのか。

    統計を出して頂けると嬉しいと願いつつ、日本人は長寿国になりました。

     

    2023年度中に100歳になる人は4万7107人。

    女性の最高齢は、明治40年生まれの116歳。

    男性は明治44年生まれの111歳。

    医療や介護の充実によって、本当に人生100歳超えも可能です。

     

    その日本の100歳以上で元気な人の性格を調べたそうです。

    すると、「好奇心」「感性」「笑顔」が長寿のコツだとわかったといいます。

     

    そして、長寿106歳の日本最高齢で現役の美容師の方がいらっしゃいます。

    86年、同じハサミを使い続け、研ぎ続けているそうです。

    「短いハサミになっている」と笑っていた顔は、確かにチャーミングでした。

     

    そして、特に健康の秘密は無い、食事をしっかり食べること、と語りました。

    美味しく魚が好きだからタンパク質をとっているんじゃないかなぁとのこと。

     

    統計上確かに、タンパク質の1種「アルブミン」が、血中に多い高齢者は、

    長寿になることがわかっているんですよね。

     

    「からだからのメッセージ」として。

     

    『続けていると、笑顔を磨かれるように』

    『続けていると、感性が磨かれるように』

    『生命エネルギーの入出力で、更に感覚を磨かれるように』

     

    ホントにシンプルになる。

    そのような、そうなるような、大切な「間(=間)」味わうことですねえ。

  • からだからのメッセージ⑤

    脳神経専門の方が教えてくれたこと。

     

    30年前は、脳卒中専門のリハビリ病院で、麻痺症状が改善すると伝え

    ること自体がタブーの時代だったそうです。

     

    でも、「Nature」の論文に、実は、脳神経細胞も分裂して、新生を起

    こしているのである、と画期的な発表がありました。

     

    そして、実際に軽い片麻痺では、数年後、全く麻痺がわからない程度

    まで改善している人も、わりと多かったのですと教えてくれました。

     

     

    現在も、薬物で一度脳細胞が傷つくと、一生治らないんだよ、と平気

    で本人に伝えてしまう方もいるらしいけれど、これ、ほぼ否定された

    見解なんですよ、と更にお酒を飲みながらその方は教えてくれました。

     

     

     

    「からだからのメッセージ」として。

     

    『からだを見捨ててはいけない。

     なぜなら、からだは見捨てたりしないからだ』

     

    そうです。

    脳にも「可塑性」がある。

     

     

    希望の光景を見出すプロセスがある、

     

    『良きことを思い、良きことを言葉をかたる』

     

    『それは己の周囲に現象をつくる』

  • からだからのメッセージ④

    (③からつづく)

     

    では、「からだからのメッセージ」を聴いて眠りを導いていく方法と、

    一般的に睡眠の補助として服用される方の多い「お薬」との違いなど、

    割と多く見られる睡眠導入剤(睡眠薬)の服用はどうなのでしょう。

     

    『夜になったら寝るのが当然』と考えているのならば、眠れない本人が

    受けとるストレスに合わせて必要なのでしょう。

     

    しかし、睡眠に関わる「お薬」の服用は、注意も相当に必要と考えます。

     

    実際に、当方の患者さんにも薬を飲んですぐに横にならず、

    本を読んで意識を失って転倒、肩関節を強打して脱臼された方がいます。

     

    他にも、薬を飲んでからトイレに行って横になろうとして、途中で転倒し、

    手も出すことなく顔面を強打してしまったケースもありました。

     

     

    やはり、からだからのメッセージを聴けていなかったように思うんですよ。

    頭のみで考えてやることを、睡眠に求めるのもお門違いだと思いませんか?

     

    睡眠に関する、からだからのメッセージ。

     

    『呼吸を感じている』

    『呼吸を意識できている』

    『今、必要なのは呼吸の感覚・意識』

     

    普段から「からだからのメッセージ」を見逃していませんか?

    瞬間の直観は大事にして下さいね、まちがえることあまりないですから。

     

                          (睡眠シリーズおわり)

     

     

    おまけチェック:歪み呼吸(睡眠時無呼吸症候群)になりやすい人。

    ・肥満(BMIが25以上)

    ・上半身が太い(リンゴ型体型)

    ・下顎が小さい、下顎が後退気味(下顎後退)

    ・のどチンコが大きい、のどチンコが太い            

    ・へんとうリンパ節が肥大している(扁桃肥大)          

    ・正面から見た鼻筋が曲がっている