カテゴリー: 三浦 寛幸(みうら ひろゆき)

  • 「まるごと操体7 ~どこまで理解してやっているのか?~」

    本日で最終日になりますが、今週はフォーラム、そしてその前後の中で様々な気付きがあった一週間でした。

     

     

     

    その中でも「からだに問いかける」ということが私自身まだまだその本当の意味での理解が出来ていないことを身を持って気が付けたことが一番の収穫でした。

     

     

     

    この言葉はフォーラムの冒頭で半蔵実行委員が参加者に伝えたことですが、私自身は何度も聞いていることではありました。

     

     

    しかしまだまだ自身の生き方、そして臨床の中でも落とし込めていないように思います。

     

     

    その理由も恐らく操体の学びの中で得たことを「ただやっている」ことが大きな要因のように感じています。

     

     

    自身がやっていることをどこまで理解してやっているのか?

     

     

    動きにしても、言葉にしても、じぶんの意識が再現性を求めていてはこの本質は理解することが出来ないように思います。

     

     

    やはりからだを通じて自身が理解し、そして問いかけ、メッセージを受け取っていく。

     

     

    このループの中で自分ではなく、からだが発する言葉になった時に見えてくるものが本当の操体の姿なのではないでしょうか?

     

     

    一週間お付き合い頂きありがとうございました。

     

     

    明日からは半蔵が担当致します。

  • 「まるごと操体6 ~フォーラムを通じて学んだこと~」

    昨日は告知していました2023年秋季東京操体フォーラムが開催されました。

     

     

    約4年ぶりにルーテル市ヶ谷での開催ということで三浦先生、そして実行委員一同、参加者の皆様もこれまでのフォーラムとは一味も二味も違う愉しみ方が出来たのではないでしょうか。

     

     

    改めて実技を多く見せることが出来たことで操体は健康学という大きな枠の中に臨床学、人生学、実践学という様々な学びがあるということを認識することが出来ました。

     

     

    学び、興味のきっかけは何にしろ、深めていくとそれらが全てに繋がるのが操体の大きな魅力なのだと思います。

     

     

     

    あと実技の見せる空間も含め、フォーラムのあの空間は臨床空間そのものだという気付きもありました。

     

     

    言葉でからだに問いかけ、快に繋がる呼吸を共有し、その中で意識が変わり、感謝のきもちが生まれる。

     

     

    昨日参加者された全員が得たことは「からだへのメッセージ」なのと思います。

     

     

     

    最後に昨日ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。

     

     

    皆様には出来るだけ操体の世界観を伝え、そして何か一つでも今後の人生に役に立てることを提供したいという想いで取り組んで参りました。

     

     

    まだまだ見えてこないこともあるかもしれませんが、このブログなどを通じて昨日得たことを一つの線にしていって頂ければ幸いです。

  • 「まるごと操体5 ~超エネルギーを生み出すために必要なこと~」

    操体を学び始めてからずっと問いかけていることがあります。

     

     

    それは「人の感覚の世界はそれぞれ本当に異なるのか?」ということです。

     

     

    確かに人が好き勝手にからだを使って生きているならば、そうなのかもしれません。

     

     

    しかし橋本敬三先生が言われている通り、

     

     

    本当にからだの設計にミスはなく、

     

     

    そして正当にからだを使えたならば人がききわけてくる感覚も大きくは異なってこないように思っています。

     

     

     

    重心の適正

     

     

    息の適正

     

     

    意識と感覚のバランス制御

     

     

    言葉の統制

     

     

    からだの要求が満たされていく中で生まれる生命リズム

     

     

     

    これらの点が線になった時に橋本敬三先生の説かれた「人間悲願の達成」の超エネルギーは生まれてくるように思っています。

     

     

    本日はフォーラム当日です。

     

     

    明日のブログではそこで触れた内容を書いていきたいと思います。

  • 「まるごと操体4 ~分極化したものを一つにしていく~」

    最近「重ねる」「重なる」という言葉が操体を学ぶことにおいて非常に重要なように感じています。

     

     

    何を重ねているのか?

     

     

    じぶんとからだ

     

     

    じぶんの要求(楽)とからだの要求(快)

     

     

    じぶんの動きとからだの動き

     

     

     

    これら2つが完全に分極してしまった状態ではまずは「じぶん」の方に優位性が生じます。

     

     

    そして「じぶん勝手」という意識が芽生え、からだのことも他人事になってしまう。

     

     

     

    逆にこの2つが重なり、からだの優位性が持てれば「じぶんごと」「からだごと」として自己責任をからだの要求に寄り添いながら全うしていける。

     

     

    その2つを重ねていくシンプルな問いかけが重心の適正であるのだと近頃感じています。

  • 「まるごと操体3 ~自己責任は果たすために~」

    この学びの本質にあるものはからだからのメッセージを受け取ることと自身を生かしてくれているもの、この2つの気付きだと思っています。

     

     

    この学びの門を叩いた当時、一番最初に教えられたことは「生かされている」ということでした。

     

     

    その意味を理解していくにはかなりの時間を費やしましたが、最近ようやくその意味が理解出来てきたように感じています。

     

     

    動きにしても、呼吸にしても教わったやり方をただやっているだけではこの本質とありがたさは決して理解出来ないものです。

     

     

    自身がからだと共に感覚を通じて生かしてくれているものと向き合う中でこのありがたさが理解することが出来る。

     

     

    そうすれば自ずとじぶんがやらなければならないことも見えてきて、そしてからだもその行いに対し応えてくれます。

     

     

    操体の臨床で問いかけていることはその気付きを与えることにある。

     

     

    2023年秋季東京操体フォーラム | Tokyo Sotai Forum

     

    www.tokyo-sotai.com

  • 「まるごと操体2 ~からだからのメッセージに応えるために~」

    昨日の続きになりますが、操体の臨床家として、そして自身の健康維持増進に繋げていくことにおいて操体と操体法の目的を達成することがとても大切になってきます。

     

     

    その目的もただそれをただやっているだけでは本当の意味での健康維持増進には繋がりません。

     

     

    自分のからだを通じて実践し、その中でからだが何をじぶんに訴えているのかというからだからのメッセージを学習していくことが非常に重要になります。

     

     

    そのメッセージを認識するひとつのヒントは「じぶんの要求とからだの要求は違う」ということをからだの動きの中で感覚的に掴んでいくことです。

     

     

    私達が普段使わせて頂いているからだにも私達と同じように意志があり人格がある。

     

     

    その「からだと共に生きている」という意識を持つことが健康維持増進の第一歩だと思います。

     

     

    そうすればからだは私達に何らかのメッセージを送ってくれます。

     

     

    そのメッセージに応えるには何をすればよいのかが操体の学びにはあるのです。

     

    2023年秋季東京操体フォーラム | Tokyo Sotai Forum

     

    www.tokyo-sotai.com

     

  • 「まるごと操体1 ~健康維持増進学として~」

    三浦先生、一週間ありがとうございました。

     

     

    今週からは三浦寛幸がバトンを引き継いで担当致しますのでお付き合い下さい。

     

     

    今回のテーマは「まるごと操体」となりますが、今回の秋のフォーラムのテーマにもなっていますので少しでも繋がることを書いていきたいと思います。

     

     

     

    毎年この時期になりますと、この一年間何を掴んできたことをまとめる作業をしています。

     

     

    それはフォーラム前の情報整理もあるが、それ以上にじぶんが一年間からだから何を学び、そしてからだにどのように応用貢献してきたのかをまとめていく作業でもあります。

     

     

    フォーラム前のそういった作業をしていく中でいつも思うことが一つあります。

     

     

    それは操体法の臨床では施術者として何を目的にし患者とからだと向き合わなければならないのかということです。

     

     

    それを知るには、まず操体は「健康維持増進学」であるということが前提としてあるということが重要になります。

     

     

    それを踏まえ

     

     

    操体の目的→正当なからだの使い方

     

     

    があり、その中で

     

     

    操体法の目的→重心の適正

     

    と定めていますがこの意味を紐解いていくことが操体を世界を理解していくには必要なことだと思っています。

     

     

    つまり何が言いたいかというと、操体は臨床学だけではないということです。

     

     

    いかに臨床の中で得たことを自身の生活、そして生き方に落とし込んでいくのかまでを見据えて臨床に望まなければならないということです。

     

    2023年秋季東京操体フォーラム | Tokyo Sotai Forum

     

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  • 「ふれる7 ~意識と立ち姿の相関性~」

    本日で最終日になりますので、今週体験したことを少し書いていきたいと思います。

     

     

    今週月曜日に熱と関節痛で体調が良くなかったので、木曜日に病院で検査をしたもらったのですが、結果はA型インフルエンザの陽性であった。

     

     

    予約が取れず病院に行くのが遅くなってしまったため、処方せんは出ず、市販の薬とこれまで学んできた操体で自力で通せる操法で何とか対処しようとしました。

     

     

    しかしそれでも熱と倦怠感と向き合う時間が続き、食欲も次第に落ち、何も口に出来ない状態になってしまいました。

     

     

    そういった状態の中でからだの変化を辿ってみると、まず立ち方の変化が大きく変わっていることに気が付く。

     

     

    熱が出てから続いていた左の体側と骨盤の痛みにより、逆くの字のような姿勢を取り続けていたことに気が付きました。

     

     

    そしていつもは向き合えているからだからのメッセージも全く意識を向けられない状態になっていました。

     

     

    正に八方塞がりの状態でしたが、そんな時に、瀧澤副実行委員長から遠隔での臨床の申し出があり、有り難くその申し出をうけることにしたのです。

     

     

    内容は割愛しますが、結果的にその臨床の数時間後には38~39度あった熱は36度台まで引き、関節痛も全くと言ってよい程無くなりました。

     

     

    この30から40分の臨床の時間の間で一体何が起こったのかは明確にはわかりませんが、操者の意識と呼吸がわたしのからだにふれていたのは確かなことだと言えます。

     

     

    その中で熱と痛みで閉ざされていた感覚のうつわが変化し、それが普通では考えられないような治癒力を引き出すことに繋がったのだと思います。

     

    こういった最近の経験からわかったことは、健康維持増進に繋がる意識の使い方はからだの内と外の両方のバランスを保たなければ感覚のききわけもおかしくなるということです。

     

     

    人は病むと意識は内にばかり向けられ、外に使う意識は疎かになります。

     

     

    それは時間の経過と共にじぶんを生かしてくれているものとの関係性が悪化し、結果的にそれは自身の普段の立ち姿と動きに現れる。

     

     

    意識と立ち姿と動きの関わり合いがこの経験を通じて少し見えてきました。

     

     

    こういったことを次回のフォーラムでは皆様にお話出来ればと考えております。

     

     

    一週間お付き合い頂きありがとうございました。

     

     

    来週からは半蔵さんが担当致しますのでお愉しみに。

     

    開催案内 | 2023年秋季東京操体フォーラム | Tokyo Sotai Forum

    www.tokyo-sotai.com

     

     

  • 「ふれる6 ~目には見えないものの触れ方~」

    わたしがこれまで操体の学びの中で最も面白いと思い、熱をいれて学んできたことの一つが目に見えないもののふれ方、生かし方です。

     

     

    わたしたちはそれを臨床で実践していますが、まだまだ謎が多くわからないことも多いです。

     

     

    しヵし不思議なことに実際にからだに触れる臨床よりも効果が大きいこともあります。

     

     

    実際にその臨床では空間を介して呼吸と意識を使い、臨床をしているのですが、最近は「意識の変化」というものがとても大事だと思い注目しています。

     

     

    痛みや不快感、もしくは快をどのように受け取るのかは自身の意識のうつわがどういった状態になっているのかによって変化してくるということです。

     

     

    そのうつわをどのようにつくっていくのかは目に見えないもの、つまり自身を生かしてくれているものに対しどれだけ感謝出来るか否かがとても大切なことだと思います。

     

    そういったことも臨床の診るべきポイントではないでしょうか。

     

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  • 「ふれる5 ~ふれることで変わる立ち姿~」

    臨床の中でからだにふれていると「接触」の中でしかききわけられないからだの情報が確かにあるように思います。

     

     

    「ふれる」ことで本人の意識を出来るだけ薄くしていき、その中でききわけることの出来るからだからのメッセージは自然治癒力に直結する。

     

     

    それを日常の中にどのように落とし込んでいくかが健康維持増進に繋げる鍵になるように感じています。

     

     

    臨床家の立場としてそれを患者に実践してもらうために重視して診ているのが「立ち姿」です。

     

     

    この立ち姿がいかにからだにとっての自然な姿になっているかに着目しています。

     

     

    からだにとっての自然な立ち方が出来れば、動きと呼吸のバランスがとれ、時間の経過と共に自分の思考が関与しないからだからのメッセージも自ずとききわけられるようになってくるのです。

     

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