投稿者: karib_sotai

  • ここから これから①

    香さん
    一週間の投稿ありがとうございます。

    今週は瀧澤が引き継ぎます。
    テーマは引き続き「この時代の暮らし方・私の免疫力アップ法」です。

    よろしくお願いします。

    前回ブログを書いたのは、4月も半ばが過ぎた頃で、

    新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が、
    その対象区域を全国に拡大した直後だった。

    あの頃のブログを読み返すと、
    感染の怖さや先行きの見えない不安の中、
    自分自身のからだやこころと向き合っていたことを思い出す。

    あれから2ヶ月半が過ぎた。

    僕の住んでいる岩手県久慈市はいまだ感染者は出ていないけれど、
    みんな気をつけながら新しい生活様式での日々を送っている。

    僕はというと、当時感じた「誰かに感染させてしまう怖さ」を今も大切にしている。

    ただ、「怖さ」っていうのは表面的なもので、
    その奥にある誰かと共に生きているって感触を
    再確認できたことが僕にとっては重要で、

    誰かが言ったからとか、ガイドラインに書いてあったからとかじゃなく、
    心の底から素直にそう感じた感触を大事にしているということ。

    その感触は自分のやりたいこと、したくないことの足枷にはならず、
    むしろ今感じられる喜びや楽しさに焦点を当ててくれている。

  • 変化の観察

    自分の感情を観察することで、どんな変動が起きているのかを自分で把握していく努力をしたいと思っています。自分を客観的、俯瞰的にみることで、からだや心の状態を多角的に見ることができたら、そこには余裕がうまれるのではないだろうか?と思います。この余裕が、免疫力を高めてくれるように思います。

     

    7日間ありがとうございました。

    明日からは、瀧澤さんです。

  • 思考と持ち物

    部屋や自分の持っているものを整理すると、自分の思考の整理にもつながると感じています。迷いや悩みを直接的に考えていなくても、解決のヒントにむすびついた経験から、時々自分の身の回りのものを整理することを大切にするようになりました。

     

    普段の自分の思考が習慣になることを考えると、習慣を見直すためにも整理することは大切だと思います。

    整理することが免疫力アップにつながるのではないかと最近は感じています。

  • 変動を楽しむ

    1日の中で体重は変動していますが、体重の変動と入浴についても観察すると面白いです。

    入浴とは、シャワーだけでなく、湯船につかるという意味です。

    私の実体験では入浴した日とシャワーだけの日では、入浴前と入浴後の体重には200g〜500gの差があります。この差が体重の維持にも関係してきます。

  • 日々の習慣

    免疫力アップや健康に睡眠は密接です。

    睡眠が大切とは誰もが知っていると思いますが、私は基礎体温をとおして、毎回ハッとします。

    毎日の体温をグラフにすると忠実に自分の生活を反映していると気づかされます。

    基礎体温は睡眠だけではなく、様々な関与がありますが、睡眠時間の長短や就寝時刻が見事に反映されます。

    基礎基本ともいえる睡眠の習慣を時々振り返ると新しい気づきがあるかもしれません。

  • 苦痛と感覚

    病気や怪我をすると健康のありがたみを実感します。

    普段当たり前にしていることが何もできません。

    トイレに行くことができないどころか、寝返りをすることもできません。

    酸素マスクをつけていれば、マスクからの酸素を吸うことに慣れるまでにも苦痛がともないます。

    呼吸をすることにも、寝ていることにも苦痛を感じます。

    普段ほとんど感じていない呼吸や睡眠に意識が集中します。

    そのような時、苦痛に対して自分でできることに「感覚をききわける」があると思います。もちろん、状態によってはそれも難しいです。ですが、本人の意識がある場合は、有効になります。

    操体法では本人(患者)にしかわからない感覚にアプローチをする方法(感覚をききわけるーあじわう)があります。感覚にアプローチすることで、苦痛を和らげる可能性が広がります。

  • 学びが活きる

    新型コロナウィルス感染症により、日常生活に大きな変化がおきています。

    今まで当たり前だった日常が非日常になっています。

    人と直接会う、接することに制限があるのが当たり前になりました。

    このような環境になり、操体法のなかで説いている自力自療(診断も治療も患者自身に委ねる−アプローチをする)を自分自身に問う機会がふえています。

    自分というからだの変化に意識が向く、この習慣が人生の質を高めます。

  • 温泉

    今日から7日間、香が担当します。よろしくお願いいたします。

     

    今回のテーマは「この時代の暮らし方 私の免疫力アップ法」ということですが、

    免疫力アップと考えた時に浮かんだのは温泉でした。

    私は幼少期、温泉地の近くで育ちました。

    共同浴場といって、自宅のお風呂の代わりに利用する人が多く、入浴料が当時はこども10円、大人50円ぐらいだったと記憶しています。

    浴室はとてもシンプルな作りで、大きな楕円形の浴槽が真ん中にあり、その浴槽を囲むように入浴をします。

    浴槽の真ん中から温泉が出ています。

    その水の流れをみると、今でもホッとします。

    入浴するとからだの疲れがスーと抜けていくような感覚をあじわいます。

     

  • 衛生動物による感染被害

     衛生動物とはヒトの回りにいる有害、不衛生な小動物のことで、言葉の上では逆説的な意味で捉えるかも知れないが、それらは病害を及ぼす恐れがあり、適切な距離や対処の仕方を学ぶ必要がある。 具体的には日本脳炎のウイルスを運ぶ蚊、出血熱のウイルスを撒き散らすドブネズミ、ヒトに寄生して瘙痒を引き起こすケジラミ、またヒトをショック死させてしまうスズメ蜂等、無数に生息している。

     

     我々の住む都会の環境は、無菌ではなく病原体も多いので特に感染しやすい。 一方、清潔な郊外の環境においては、感染が起こりにくいのは確かであるが、免疫力が低下すれば、自分が持っている常在菌の感染から逃れることが難しくなる。 夕暮れ時、川の水が淀んだ所でユスリ蚊が異常繁殖し、堤防を散歩していた人がユスリ蚊の抗原を多量に吸い込んでしまい、ユスリ蚊の抗原に対してアナフィラキシーショックを起こし、その場で突然死するというようなことも起こっている。

     

     では屋内ではどうか、ふだん生活している部屋の中にもダニがいっぱいいる。 ダニはどこにでも生息しているが、湿った布団もダニの天国であり、布団に付着したヒトの垢やフケなどの栄養をしっかり食べて、種族保存の基盤にしている。 客布団が長らく押し入れに入ったままであると、適当な湿度と温度の好環境に支えられてダニは確実に増えている。 そこへ久しぶりに客人が泊まることになると、ダニは新鮮な食糧(ヒト)に歓喜して食らいつく。 こうして客人は、翌朝、からだじゅうをボリボリ搔きまくるようになる。

     

     ダニというのはその数が問題であり、クリーナーでしっかり掃除しているフローリングにはダニは少ないが、細かく掃除ができないカーペットでは高温多湿になりやすいので、猛烈な数のダニが発生している。 そんな部屋でダニと同棲しているとどうなるのか? アトピーや喘息等のアレルギー疾患がすぐに結びつく、その原因はハウスダスト、つまり家の中の塵埃であり、ダニの排泄物や死骸が多量に含まれている。 さらにダニは不愉快な痒みやアレルギーだけでなく病原体を運ぶ感染ベクターでもある。

     

     ダニ以外にも感染症の病原体を媒介する虫類は、「蚊、ツェツェバエ、シラミ、ノミ、サシガメ」 等多数いる。  その病原体の種類は、「細菌、ウイルス、リケッチア、寄生虫」 等であり、感染症の種類も 「マラリア、アフリカ睡眠病、フィラリア症、デング熱、黄熱、日本脳炎、ウエストナイル熱、オンコセルカ症、ロア糸状虫症、野兎病、発疹チフス、回帰熱、ペスト、ツツガムシ病、クリミア・コンゴ出血熱、ロッキー山紅斑熱、ライム病」 等多数あり、虫に刺されることは大変危険なのである。 また、ヒトのからだを毒で傷害する毒蛇(ヤマカガシ、マムシ、ハブ)等の小動物にも注意が必要だ。 

     

     生物の毒がヒトのからだに入る経路は次のとおり

    ➀咬まれたり刺されたりして毒が体内に入る経路

    ②毒をもった生物にヒトが触れて、その毒が皮膚を通して入る経路

    ③毒のある生物を人が食べて腸管からその毒が吸収される経路

     

     自然界というのは容赦のない弱肉強食の世界であり、自分の身を外敵から守る術を持った生物だけが生き残ることができる。 当然、生物が持っている毒もその一つである。 都市に住んでいる人間は危険生物について、まったくもって疎いとしか言いようがない。 しかし、知らないという状態は、生きてゆく上でとても危険なことなのだ。 森の中、川の中、海の中で遊ぶ前に、毒のある生物に関する知識を都会に住む人間は仕入れておく必要がある。 

     

     衛生状態が良くなった我が国においても、いまだにアタマジラミを根絶することができないでいる。 アタマジラミというのは、成虫がヒトの頭髪からヒトの頭髪へ直接移動して感染する形態である。 そのため感染の機会があると、感染が成立する確率が非常に高くなる。 この感染性の高さこそが、衛星動物がしぶとく生き残っている理由なのである。 

     

     この時代、感染症から身を守るということこそが健康で安全に生きてゆく暮らし方であると思う。 そのためには自分のスタイルに合った免疫力を上げる必要がある。 細菌やウイルスの一部であるタンパク質が抗原であり、それが免疫反応の引き金となる。 この抗原に反応して、その抗原に特異的に結合するタンパク質として、抗体が産生される。 そして抗体は抗原に結合することにより抗原を体内から排除する働きをする。 この排除する力が免疫力というもので、この力をアップするには操体の講習会で教えているように 「息・食・動・想」を正すことと、それに加えて「皮膚浴」の日常習慣にほかならない。

     

     明日からのリレーブログは、香さんが引き継ぎます。 どうぞお愉しみに!

  • 寄生虫感染症から身を守る

     地球上には多種多様な動物が生存している。 そういった動物の生命活動のほとんどが食糧や酸素を得ることと種族保存のための生殖活動である。 しかし、その生存活動は過酷であり、それぞれが生存に有利な場所を選んで暮らしている。 そんな中で寄生虫という生物は、自然環境の中で自由に生きることよりも、生活の場をほかの生物である植物や動物の中に求めたようだ。

     

     しかし、寄生されたほうの生物、すなわち宿主にとっては迷惑千万であり、寄生虫感染症に陥ってしまうことになる。 確かにヒトなどの宿主にとっては寄生虫の被害は甚大であり、現在も多くの人を苦しめるマラリア原虫がその典型である。 しかし、その寄生虫の感染する手段を知ることで、感染予防の知恵に転嫁でき、健康維持に役立てることができるので是非身に付けておきたい。 

     

     人間社会から寄生虫が撲滅される可能性はまったくなく、人間はこれまでも、そして未来永劫において寄生虫との共存生活を続けていくしかないのである。 寄生虫感染を恐れることは仕方がないが、過剰に恐れて生きていくのは、衣食住の生活様式を行ってゆく上での楽しみが極端に減ってしまう。 また、逆にあまりにも感染を無視する根拠のない蛮勇は、後悔しか残らない。 この世界で生きてゆくなら、何が安全に食べられるのか? どのような行為が危険なのか? というようなことを熟知して寄生虫と共存していくことこそが健全な自然のサイクルに準ずるのではないだろうか。

     

     そんな寄生虫はまるでユダヤ商人のようにしたたか者である。 ほかの生物の中で生存するという戦略は驚嘆という言葉しかない。 寄生して宿主を死なせてしまっては寄生虫自身も死んでしまうことになるので、寄生する礼儀をわきまえている。 また、寄生虫は自分の成長に併せて、次から次へ宿主を渡り歩く特技をどのように身につけたのであろうか? 進化の偶然、と言うにはあまりにも巧妙であり、誰かが詳細に計画を練り上げ、それを実行指南したのではないかと思ってしまうほど完璧な生命活動である。

     

     寄生虫感染は、ヒトからヒトへの直接感染ではなく、感染媒介のベクターや中間宿主になる動物を介することが多い。 いわば地球上の生物群で相互依存的な関係でバランスを取りつつ、幾世代にわたって生存しているのが寄生虫である。 そのような寄生虫感染が成立するためには特定の条件がある。 その条件を避けさえすれば感染しないということだ。

     

     ヒトに感染する寄生虫は、極めて限定的であり、そのヒト感染する寄生虫であっても、感染が成立するのは、特定の発育段階の寄生虫(感染形)が特定のルートを通って好適宿主に侵入した時のみである。 つまり寄生虫を過剰に恐れたり侮ったりせず、寄生虫と適切に付き合って共生するための知恵、すなわち 「知っていることがワクチン」 だと言われている。 ただ、人間にとって脅威なのは人獣共通感染だ。

     

     人獣共通感染は宿主特異性が低くヒトにも脊椎動物にも感染する。 ペットのイヌ・ネコの感染病原体は飼い主にも感染する可能性がある。 ペットと一緒に寝たり、キス等をするのは、赤痢アメーバ等の感染が懸念される。 また爬虫類等の珍しいペットは、いかなる病原体を持っているのか予測困難である。 さらに野生動物ならば100%が感染しているとみて間違いない。 野生動物との不用意な接触は厳に慎むべきである。 食品衛生についても寄生虫感染予防は重要であり、特に魚に関してはサバに寄生するアニサキスだけでなく、最近話題になっているクドア、これはヒラメ等の魚の筋肉に寄生する粘液胞子虫であり、刺身等の生で食するときには十分注意する必要がある。

     

     寄生虫もヒトと同じ真核生物からなる多細胞生物であり、地球型生命として同じ代謝の仕組みを持ち、同棲関係という空間的、機能的密接さの中で互いに切磋琢磨しながら進化してきた。 そして敵対関係もあるが共存関係もあり、その共存関係の中でも特に 「衛生仮説」 が興味深い。 それは寄生虫感染が激減してくると、寄生虫に感染していない世代がアトピー性皮膚炎や花粉症等のアレルギー性疾患が激増したというもので、この現象をどう見ればよいのだろうか?