投稿者: karib_sotai

  • アートについて 3

    「ブリコラージュ」という言葉があります。フランスの人類学者 レヴィ=ストロースが用いて以来、世界的に使われる様になったと言われています。意味するところは、「ありあわせの道具材料を用いて自分の手でものを作る」ということです。

    Scienceのように概念を使って整合性のある世界を構築していくのではなく、別々のところで考え出されたものを、今ここで生かすために組み合わせて再利用するものです。

    そのため、Artと同じように、自己変形をおこなう本性を持っています。

    次のものを創っても完成ではありませんから、また創る。この様な変形を重ねていって豊かな世界を形成していきます。

     

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    2021年11月23日(火)勤労感謝の日 ハイブリッド開催

    テーマ「アートと操体」

  • アートについて 2

    日本的なものとは何か、と長年考え続けて来ました。

    それは、外来のものを受け入れて同化させながら変化する、というところにあるのではないかと思います(考えてみれば、細胞の活動そのものじゃないですか)。

    文化的イノベーションは、異文化との接点で起こります。インターフェイスの場所では、異質な要素が混在しながら混乱や葛藤もありますが、新しい秩序を生み出していきます。NYは人種の坩堝と言われ、パリは昔からエキゾチックを受け入れる街とされてきました。どちらも新しい文化を発信するセンターです。

    変化することを恐れない、それが生き延びるための術です。

    多様性を認め、今を生きる人達が幸せになる様なもの、考え方でなければ淘汰されるのです。

     

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  • アートについて 1

    誰にも出来る(可能性はあるが)、そう簡単に出来るものではないものがArtです。

    ある時代の社会にはArtistは、一定限度しか必要とされません。文化の旗手として人々をinspireする希少価値のある存在です。

    Scienceには、客観性・再現性・公共性が要求されます。

    初めてそれを発見、発明した人には、栄誉や先行者利得が与えられます。

    どちらにも、飛び抜けた専門性と幅広い教養が必要とされます。

     

    身体で考えた事を、頭で言葉にする(表現する)のが本来の筋です。

    このことは、現代社会では忘れられがちですが、生かされている分野もあります。

    それは、職人の世界です。

    頭で考えた事を、身体(自然)にやらせると、矛盾が起こる場合があります。

    科学には、検証(実験)が必要です。

     

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  • 「アート7 ~からだがキャッチしていること~」

    一週間自分の考えるアートについて様々な方向からアプローチしてきましたが、改めてこのテーマを見つめ直していくと何か特別なものではなく身近なものの中にあるように思います。

     

    私達は生活の中で色々な表現者達の想い、思想、アイデアを受け取っている。

     

    それは例え意識に遡らなくてもちゃんとヒビキとしてからだでキャッチし、常に何らかの形で表現している。

     

    そこで表現されたものは新たな渦を作り違う人へと伝わっていき、新たな動きを生み出していく。

     

    その表現は目に見えるものかもしれないし、目に見えないものかもしれない。

     

    ただ人はいつもからだを通じて必ずキャツチしているものがあり、それに気付くことが大切なことだと思います。

     

    一週間ありがとうございました。

     

    来週からは半蔵さんが担当致します。

     

    お愉しみに。

     

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  • 「アート6 ~白黒つけないものの見方~」

    最近何かを選択する時に迷うことがなくなったように感じます。

     

    物を選ぶことにおいても、人に何かを伝えることにおいても、以前は何かを選択する時までの間に少なからず自分の損得勘定が働いていました。

     

    それがなくなってきたのは自分が学んでいることの中に表現することの自由が得られたことが大きな要因のように思います。

     

    例えばこれまでは臨床に向かうまでに様々なことを想定し、ある程度臨床のストーリを作り望んでいました。

     

    イメージしたストーリ通りにいけば良し、そのシナリオに乗らなければ納得のいかない臨床と白黒で評価していましたが、最近はそういう自分の縛りが消えてきたように感じています。

     

    その理由も自分の型にはめようとはせずにその時々でからだが感じていること、表現することを評価の基準にし大切にするようになったからです。

     

    そんな白黒をつけない物の見方、捉え方は自身の生活においても迷いを消し去り生きることを軽くしてくれたように感じています。

     

    ただこういう価値観と向き合う中でも「勝手」がつくような自由にはならないようにしています。

     

    好き勝手に表現するものはヒビキはなく、「アート」と呼べるものありません。

     

    そうならないように今日も学び続けている。

     

    そんなことを日々感じています。

     

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  • 「アート5 ~ありのままを受け取る器」

    操体を学ぶ以前と現在の大きく変ったことの一つは物事の受け取り方がです。

     

    それは感じ方が変わったと言い換えても良いのかもしれませんが、以前と比べ現在の自分は嫌いなものがなくってきたように思います。

     

    例えば絵を見ること、音楽を聴くことにおいて、今まではまず最初に自分の経験値を一つの判断基準にし、嫌いなものは受け入れていませんでした。

     

    それが現在はまずは受け入れてとにかく味わうことにしています。

     

    そのような自分の変化は自分の積み重ねてきた過去の経験値よりも現在の自身の感覚を大切にしているからなのだと感じています。

     

    これまでの操体の学習は「ありのままを受け入れる」ための器作りみたいなもので、過去の自分に捉われない自分自身を形成していくものだったように思えます。

     

    アートもこういった向き合い方が出来れば一味も二味も違う味わい方が出来るのではないでしょうか?

     

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  • 「アート4 ~呼吸をデッサンする~」

    今年一年の操体の学びはほとんど「呼吸」に時間を費やしていました。

     

    呼吸でどのように症状は変化するのか?

     

    呼吸をどのように操ればからだは悦んでくれるのか?

     

    からだの動きに必要な呼吸とは何なのか?

     

    そんなことを考えながら学びや臨床の時間と向き合ってきました。

     

     

    そのなかで感じたのは呼吸も動きと同じように、どのようにデッサンするかでからだと感覚は表情を変えてくるということです。

     

    そしてそれを行う上でイメージも大切で、そのイメージするものによって呼吸も通りが良くなったり、時には滞ってしまうこともあります。

     

    そういったことを感じながら日々の中で呼吸にアプローチし、呼吸からのメッセージを受け取ることを繰り返していくとからだが本当に悦ぶこととは何なのかと考えることがあります。

     

    それは身近にあるシンプルなことにあり、皆が当たり前にしている呼吸もその一つです。

     

    芸術作品と向き合うように呼吸と向き合い、そのヒビキの中で得たものをからだを通じてデッサンしていく。

     

     

    そんなことも からだとの良い関係を築く秘訣のように思います。

     

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  • 「アート3 ~洋服とアート」

    本日は洋服からアートについて書いていこうと思います。

     

    自己紹介や意思やきもちを伝えるのが下手だった私にとって洋服は重要な「自分を表現する」一つの手段でした。

     

    昔は人がビックリされるものを選んで着たり、時には親から注意されるようなものを着て怒られることもありましたが、それも含めてファッションで自分という人間を表現していたのではないかと思います。

     

    「洋服とアート」。これを結びつけるのは何のか?

     

    芸術作品と同じように見た人や関わった人達に何らかのヒビキを与え人生に関わっていけるものがアートならば、ファッションも服を通じてヒビキを共有するものでなくてはアートにはならないのだと思います。

     

    そのようなファッションに対する価値観を変えてくれたのが当時働いていた時の店長の言葉でした。

     

    「自分達は販売員であるのと同時にスタイリストでなくてはならない。」

     

    「スタッフ一人一人がカリスマ性を持つこと」

     

    これ以外にも心に響く言葉がありましたが、自分なりに販売の仕事をしながら何年もこの店長の言葉を解釈していき、自分なりに出した答えが「お客様(相手)のイメージが膨らむ自分のスタイルと言葉を持つこと」でした。

     

    販売員はただ売ることが仕事ではなく、その表現の仕方や着るシチュエーション、その着た時のきもち等のイメージを膨らませ、それを提案していくことが大事なのだと思っています。

     

    そういう捉え方をするとファッションもアートの一つと言えるのではないでしょうか。 

     

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  • 「アート2 ~エネルギーの源~」

    先日19歳の時にパリに行ったことに触れましたが、そこに行った理由は自分でもよく分かっていません。

     

    自分が触れてみたことのない世界に身を置きたかったのか、もしくは自分の持っている価値観を変えたったのか、ただ単にカッコつけたかっただけなのか?

     

    何の目的のない旅であったのかもしれませんが、そこに身を置き掴んだことは日常とアートとの繋がりでした。

     

    私が滞在した時は偶然アートのイベントがあり、シャンゼリゼ通りからコンコルド広場までの区間に約10m間隔で芸術家の卵と呼ばれる人達のオブジェが飾られていました。

     

    当時の私にはこれらの魅力を理解する知識や感性は全くありませんでしたが、ただ作った人達の作品を見ることで、想いを感じ、その生き方を肌で触れることに悦びを感じたひと時でした。

     

    それまでアートや芸術という言葉を聞くと、自分の世界観からかけ離れたものであり、特別なものというような感覚がありましたが、その時に初めてアートが身近なものとして触れられた瞬間でもありました。

     

    それ以降私自身のアートとは、ただそこにあるだけで何かを感じることが出来、それに触れた人達の脳とからだに何らかのスイッチが入るエネルギーの源のようなものとして捉えるようになりました。

     

    最初は小さなエネルギーの渦でも、やがて大きなエネルギーとなり、生き様となって、何らかの形で表現されていく。

     

    そこで表現されていくのは様々で、物であり、言葉であり、音、そして動きでもあります。

     

    それらが互いに接触し合い新たなエネルギーを生んでいくのがアートのように思っている今日この頃です。

     

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  • 「アート1 ~表現する~」

    三浦先生、一週間ありがとうございました。

     

    今週から三浦寛幸が担当致します。よろしくお願い致します。

     

    今回のテーマは「アートについて」になります。

     

    現在になって自身の経歴を振り返ってみると、「何かを表現すること、形にしていくこと」に惹かれてきたように思います。

     

    大学は建築学科に通い、19歳でパリに行ったこと、社会人になって会社に勤務し、そして現在操体を学んでいるということ。

     

    第三者からすると一貫性のないことをやってきたように見られるかもしれませんが、その時々で自分が考えていること、思っていることを何らかの形で表現出来る仕事をしてきたのだと思っています。

     

    その中で自分の感じたままに表現してきたことが人との結びつきを生み、そして自身の感性を豊かにしていく。

     

    それは物で何かを表現することも、言葉で何かを表現することでも、そしてからだで動きを表現することにおいてもアプローチの仕方は異なりますが、全て自身の感覚を表現することに通じてきます。

     

    「感覚を表現する」

     

    それが私の考えるアートです。

     

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