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  • 遊び心とこころのアソビ

     

    自分のなかに今どれだけ「遊び心」が働いているか

    について、最近考えるようにしている。

     

    というのも、どうも自分は根詰めて何かをやってしまいがちな傾向があるからだ。

    根が詰まっているときに、足りてないものはなんだろうと考えてみて

    「遊び心」もそのひとつだ、と思い至った。

     ↑

    これが働いている時というのは、擦り切れるような我が身の使い方は

    していないように思う。

     

    遊び心が発動しているときというのは、どんなときだろう。

    これも言葉遊びかもしれないが、

    こころに「アソビ」のある時ではないかと感じた。

    ここでいう「アソビ」は、

    「余白」とか「間」とか「動き」とか「流れの起こりうる方向性」とか

    そんな意味合いだ。

     

    こういったことは、操体でもだいぶ大事にしていることで

    「〇〇のアソビを診て」という診方を学習している。

     

    なんだ、学習しているのに、全然使っていないじゃないの、

    と思い、余白の少なくなっている自分に気が付いたときは

    こころのアソビを診てみること、を試しているところである。

     

    2018年春季東京操体フォーラム
    4月30日(月)昭和の日(振替休日)に開催致します。
    テーマは「スポーツ障害と操体」です

  • くいついて 散歩

    基本的に夜型人間なので、早起きは小さい頃からあまり得意ではなかったが、

    それでもたまに朝が来る前に、目が覚めるタイミングがある。

     

    外はまだ暗い、新聞屋さんもまだ準備をしているような時間。

    何の気なしに外へ出てみると、

    やけに空気が澄んでいるなぁと感じることがある。

    空気がうまいと感じる。

     

    都心から電車に乗ってちょっと地方へ出向き、

    電車からホームに降り立った瞬間に感じる空気の変化。

    あの感じに似ていなくもない。

    東京にいても、「自然」なんだなぁと思う。

     

    あまりにも空気が美味しかったので、

    そのまま外を散歩した。

     

    やはりまだみんな寝ている。

    蜘蛛も網の中央で小さくからだを縮めている。

    小鳥たちもまだ30分は起きてこないだろう。

    草木も眠っているのかもしれない。

    その静けさのなか、蝙蝠は飛び回っている。

     

    なんでこんなにも空気がうまいのか不思議でしょうがない。

    私たちがそうであるように、

    大気も呼吸をしている、ということなのだろう。

    吸って、ためて、呼いて。

     

    昼間の空気は、もはや彼方にあって、

    いまここにあるのは十分に蓄えられた新鮮な吸気。

    まだ誰の足跡もついていない砂浜を歩いているようで、

    なんだかとても贅沢をしているような気持ちがする。

     

    2018年春季東京操体フォーラム
    4月30日(月)昭和の日(振替休日)に開催致します。
    テーマは「スポーツ障害と操体」です

  • くいつき遍歴

    今まで接してきた物事のなかで

    自分はどんなことにくいついてきたか。

    その遍歴を振り返ってみると、

    ほぼ共通していたのは、

    「何もなくてもできる=身ひとつあればできる」というキーワードだった。

     

    例)

    トゥバ共和国ホーメイ → 伴奏楽器がなくても、身ひとつで摩訶不思議な倍音を奏でることはできる。

     

    お芝居の出前 → 上下黒の格好で小道具も衣装も不要。絶対的に必要なのは観る人の想像力。

     

    操体 → 道具は基本的に必要ない(使おうと思えば、使える自由度もある)。

     

    どれも「からだ」さえあれば、極端な話、場所も選ばず実行・実現可能。

    自由度というか、可能性というか、ほどよい「軽やかさ」を纏っている。

     

    そんなことにくいつきながらも、油断すると「~がなきゃできない」のような

    考え方にシフトしていることがある自分、というのも事実だ。

     

     

    操体という大きな器のなかで、身ひとつへの憧れを

    未だ育てている最中なのだと思う。

     

    2018年春季東京操体フォーラム
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  • くいつけなくなる

    ここ数年久しく風邪で寝込むことなどなかったが

    久しぶりにたっぷり風邪をひいた。

     

    普段何気なく行っていることのすべてが

    すんなりと思い通りには行かなくなる不思議。

    改めて、「当たり前の生活」を送れていることは

    とてつもない恩恵であるように感じられる。

     

    中でも、「食欲」というものが消えてしまうのが

    今回、興味深く新鮮なことに感じられた。

     

    普段なら、美味しそうなものを目にすれば

    「食べてみたいなあ」と感じるところが、

    まったくその「要求」が感じられない。

     

    通常、「欲」が作動しているときは「くいつきたい!」と思うことに

    「からだの要求感覚」はまったく反応を示さない。

    そう、「からだの要求感覚」にスイッチが完全に入れ替わっている、

    そんな感覚だ。

     

    体調を崩したり、病んだりというのは

    そのこと自体が「からだの要求感覚」をダイレクトに感じることができる

    学習の場になっているのかもしれない。

     

    こんなときは、寝込みながら、普段じっくり会話できていない「からだ」と

    たっぷりお話ができる。

    そして、いつもの自分の生活態度から強制的に少し離れることもできる。

     

    「病む」というのは自分とからだとの関係において

    そういった特別な効果もあるのかもしれない。

     
    2018年春季東京操体フォーラム
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  • 楽の時代

    本当に便利な時代になった。

    欲しいものは「~屋」さんに行かなくても

    近所のコンビニエンスストア

    インターネットで注文すれば手に入る。

     

    自分は今、「楽」の時代のなかで

    生活しているような気持ちになることがある。

     

    でも「楽」ばかり選択していては

    どこかしっくりこないことも多いと思う。

     

    この便利な生活空間で

    自分はどんな振舞い方をして、

    何にくいつくのか。

     

    そういうことがすごく大事なんじゃないかと思う。


    2018年春季東京操体フォーラム
    4月30日(月)昭和の日に開催致します。
    テーマは「スポーツ障害と操体」です

  • 人間

    おはようございます。瀧澤さん一週間ありがとうございました。

    Tさんはアルジャンスーの生演奏を聴いていて

    イノチを操るアーティストの姿に、シビレれました。

    久しぶりの即興生演奏、かっこ良かったです。

     

    さて、バトンを受け取りまして本日から寺本がしばし担当致します。

    宜しくお願い致します。

    テーマは『くいつく』です。

     

    「自分のからだのことを、もう少しちゃんと知りたい」
    自分が「操体」という得体のしれない領域に
    最初に飛び込んでみようと思った理由はそこでした。

    飛び込んで学んでいるうちに、

    それまではっきり言葉にできていなかった自分の気持ちに遭遇しました。

    ぼんやりと、でもしっかりと根付いていた

    かねてからの要求のようなもの。

    自分は「治療家」になりたいわけではないということ、

    そして自分を含めた「人間」のことについて

    ずっと学びたかった、知りたかったのだということ。

     

    操体を語るときに、色々な切り口から語ることができると思いますが、

    今とても興味があるのは、操体を介して触れることのできる

    生命哲学に裏打ちされた人間学の側面です。

    操体って本当に食いつき甲斐のある学問だと思います。

    2018年春季東京操体フォーラム
    4月30日(月)昭和の日に開催致します。
    テーマは「スポーツ障害と操体」です

  • 音を愉しむ人を観て愉しむ

    先日、公園通りクラシックスでアルジャンスーのライ
    ブが開催された。僕はTさんと共に、師匠とH先生に
    随行した。

    演者は東京操体フォーラムの相談役でもある巻上公一
    氏とそのフォーラムに何度も来ていただいている佐藤
    正治氏。ヒカシューやMASSAでもご活躍のお二人に
    僕はくいついた。

    声を発する、音を出す。人間は原始の頃はこんな感じ
    で音を愉しんでいたのかなと思わせるようなパフォー
    マンスだった。

    真剣に遊ぶ姿が、職人のようでもあり、子どものよう
    でもあり、カッコいいんだけど、どこか可笑しくて、
    音楽のジャンルなんてどうでもよくなっていた。気づ
    けば、その場にいたみんなが愉しんでいた。

    大人になっても大切にしていたいもの、それを思い出
    させてくれる素敵な夜だった。

    一週間ありがとうございます。
    「くいつく」バトンは寺本さんの左手に。
    よろしくお願い致します。

    2018年春季東京操体フォーラム
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  • お返しする時が来るまで

    同じものを見ていても、人によってくいつくところが
    違うことがある。それが多ければ多いほど、見ている
    ものはより多面的なものなのかなと僕は思う。

    からだもそう。

    洋の東西も、静動の力学も、スピか科学かも、みんな
    違ってみんないいと僕は思う。色んな見方をする人が
    いていいと思う。

    僕は操体と出会えた。師匠と出会えた。その中で、色
    んな見方ができるということを学びつつ、それでも、
    これだけは大切にしていきたいという見方も学んでい
    る。

    お借りしているものだから、いつかはお返しする時が
    来るのかもしれない。その時まで、ずっと大切に磨い
    ていたいと僕は思う。

    2018年春季東京操体フォーラム
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  • 機に乗じてくいつく

    情報を得るだけだったら、今はネットのお陰でいつで
    もくいつくことができるけれど、何となくスルーして
    しまうことってあると思う。

    この業界に入って、最初から操体にくいつかなくてよ
    かったと僕は思っている。操体を知るタイミングがあ
    って、その後、操体の門を叩くタイミングがあって、
    「機が熟す」ってホントだなと感じている。

    何か即効性と遅効性の違いみたいで面白い。どっちの
    恩恵にも与れればいいんだけれど、ホントに大切なこ
    とには、機に乗じてくいついているのかもしれない。

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    4月30日(月)昭和の日に開催致します。
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  • 原理は変わらないと思う

    健康になれる原理にくいつくことと、流行の健康情報
    にくいつくことは一緒じゃない。

    僕は健康になれる原理にくいつく。その原理の新しい
    側面に気づくことはあっても、原理はずっと変わらな
    いと思っているから。すがた、かたちは変わっても、
    大切なものは残り続けると思っているから。

    流行りの健康情報は、話しのネタにはいいかもしれな
    い。けれども、コロコロ変わるものよりも、これから
    先も変わらない大切なものの方が、はるかに美味しい
    と僕は思う。

    2018年春季東京操体フォーラム
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