カテゴリー: 寄稿

  • 操体の器

     一週間担当させていただきましたが今日は最終日の七日目です。この一週間お付き合いをしていただきましてありがとうございました。この一週間も充実した日々を過ごさせていただきました。特に操体を学ばさせていただくようになってからは毎日が充実しているように感じます。今回のブログにも書きましたが、僕は農業・理学療法士の仕事・スポーツ・勉強と一日を時間一杯利用させていただいています。(家族には不評なのかもしれませんが・・・)やっている内容はバラバラに見えるかもしれませんが、僕の中ではすべて操体で繋げっているのです。農業やスポーツで実際自分のからだを動かし身体運動の法則を確信したり、動きからからだを考察したりしています。理学療法士としてリハビリテーション科では、患者さんのからだから気付きが生まれたり操体で学んだことを活かしたりしています。勉強の時間では統合と解釈の時間として、操体の講習で学ばさせていただいたことから日々の気付きなど文献などを使って自分なりに解釈したり考察したりと短時間でも作るようにしています。
     一日の全部を操体で繋げていくとビックリすることがあります。今までたた過ごしていた時間がすべて学びの時間になっているんです。例えば文献にしても、理学療法士になってから一度も開いたことのないような生理学のような厚い本も自然と開くようになっているのです。
        
     この写真2枚は職場にある文献ですが、家にもある文献を含めるとなかなかの文献の量になりますが、この文献が今になって活用されています。操体は今まで学んだことや日常の学びなどすべてを結びつけてくれるのです。
     操体を通して日常すべてのことが学びとなって自分のことが見直せています。これは自分と向き合っているということでしょうか。操体の基本理念である「息・食・動・想」は人間が生きていくのに必要不可欠な営みですから人のイノチとこれほど直結する学びはないのではないでしょうか。まさに「操体はなんでも入る大きな器」ですね。
     一週間慌ただしく過ぎてきましたがお付き合いありがとうございました。
     ありがとうございました。

  • 秋季東京操体フォーラム

    六日目です。よろしくお願いします。
    今週のブログ担当が終わりましたら来週からはじめようと予定していることがあります。それは11月22日23日に開催される秋季東京操体フォーラムの発表の準備です。僕は11月22日の午前中に45分間の貴重な時間をいただき「第一分析・第二分析・第三分析の反応について〜生理学からの考察〜」と題して発表させていただく予定です。そのスライド(Power Point)の作成をはじめようかと思っています。
    今回この題を選んだ理由としては、僕は理学療法士として整形外科(院長)内科(副院長)のあるクリニックに勤務しています。病院やクリニックで行う行為は根拠に基づいた医療(EBM)が求められ症状疾患を治そうとしています。しかし操体では「○○に効く」というものはなく、つまり症状疾患にとらわれません。しかも操者は治すことまで関与しないで治すことはからだにお任せなのです。ここだけ聞くと西洋医学では???となるはずです。
    楽を通し動きの可動極限でたわめて瞬間脱力をする第一分析、ひとつの動きに対して気持ちよさがあるのかないのか・味わいたい要求感覚があるのかないのかからだに聞き分け、要求感覚があれば十分に快適感覚を味わう第二分析、皮膚への接触から快適感覚を味わう第三分析について、生理学から説明ができないものかと思い無謀と思いつつまとめているというわけです。簡単に言えることは、第一分析は大脳皮質運動野を中心につかうのに対して、第二分析・第三分析は快適感覚を味わうことによって、大脳皮質感覚野を中心につかうことでα波が優位となり視床下部でβエンドルフィンというホルモンが分泌され副交感神経が優位に働くというからだの反応がおこります。快適感覚を味わうという行為にはしっかりとしたからだが治しをつける機序があるのです。
    というようなことなどをまとめる予定ですが、いろいろな文献を読んだりまとめたりしているのですが、まだまだ脳に関しては不明な所もありなかなか難しい分野に足を入れてしまいましたが、操体の効果を根拠に基づいた物にしていくために頑張ってみます。
    スライド(Power Point)の作成をする前からドキドキしています。
    ありがとうございました。

  • サプリメント

     五日目よろしくお願いします。
     僕が勤務しているクリニックでは、職員全員で勉強会が月2回おこなわれています。今この勉強会で話題になっている?のがサプリメントについてです。
     最近サプリメントをコンビニや薬局などいろいろな場で多く見られるようになりました。サプリメントを愛用している皆様はどのような基準で数多く出でいる中から選んでいるのでしょうか。また何種類のサプリメントを使っているのでしょうか。
     サプリメントを栄養補給目的で利用されている方も多いと思います。確かにサプリメントの栄養素は非常に高いことは知られていますが、過剰摂取についての報告が少ないように感じます。毎日同じサプリメントを飲み続けると、同じ高栄養素をとり続けるわけですから、かたよった栄養になることが考えられます。例えば葉酸赤血球や細胞の新生に必須。)の栄養素が多く含まれるサプリメントを多量に摂取することで、亜鉛の吸収が阻害される報告もあります。実際病院で処方された薬の効果を低下させてしまうこともあるようです。
     特定の食品を飲んでいれば健康になれると思い込む流行を「フード・ファディズム」というそうですが、このフード・ファディズムで幼児にサプリメントを与える保護者が増えているそうです。国立健康・栄養研究所の調査では幼稚園や保育所に通わせている保護者の15%がサプリメントを幼児に与えており、その保護者の6割は栄養補給が目的と回答しているとのことでした。
     サプリメントについての意見は賛否両論だと思いますが、あくまで僕自身の考えを言わさせていただくとするならば、子供には食事で栄養をとるということを忘れてほしくないなぁと思いました。食事から学ぶことも多いはずです。食事の楽しさや味を感じたり、親の愛を感じたり、食べ物に感謝をしたり、食べ物から季節を感じたり、調理方法や、食材の名前、生産地などなど食事から学ぶことがたくさんあるからです。サプリメントでは何かを味わう・感じるということができないのです。
     サプリメント中心の栄養の摂取のしかたでは食欲も生まれません。食への欲はきっと違う形で欲をためることになるのではないでしょうか。操体の基本理念である「息・食・動・想」は密に繋がっているため、ひとつの営みが崩れることで他の営みもバランスを崩すことになる(同時相関相補連動性)負の連鎖が起こることが懸念されます。
     からだが喜ぶ食事を是非していただき、食のパワーはからだのチカラの源になるはずですから、操体の基本理念「息・食・動・想」のバランスを整えて充実をはかるためにも、今の自分の食についても見直してみることも大切ではないでしょうか。
     「とれたての野菜おいしいですよ!」
     ありがとうございました。

  • 足関節背屈

     今回のブログ担当も四日目となり中盤を過ぎましたが今日もよろしくお願いします。
     昨日に引き続きスポーツ選手を絡めてブログを書いてみたいと思います。
     僕は操体を学び始めてからスポーツ選手をみるとき、重心安定の法則を必ずチェックしています。ケガが多い選手や、フォームが悪い多くの選手の足の重心位置は小趾の外側にあることが多く見受けられます。(重心安定の法則では足は拇趾の付け根(第1趾と第二趾の間)を運動力点・運動作用点にするとなっています。)
     スポーツ選手にとってバランス能力はとても大切な能力のひとつですが、重心が不安定ではバランスに大きく影響を及ぼします。重心安定の法則を反している選手に法則を指導しますが、その中には足の重心が拇趾の付け根にかけることができない選手がいます。その選手の足元を能力をチェックしているとある共通点があるように思われました。 
     重心安定の法則に反している選手に、膝を伸展の状態で足を背屈してもらうと、内反ぎみに背屈をしてくる場合が多かったのです。
     
     この背屈は拇趾が利いているようにみえますが、拇趾の内側が利いています。本来は拇趾と第二趾の間が利かして背屈すると、足底は平らの状態となると思います。
     
     内反ぎみの背屈になってしまう原因を考えてみますと、腓腹筋の内側を含め下腿の内側の筋の短縮や長・短腓骨筋(下腿の外側で足外反の筋)力の低下が考えられます。スポーツ選手のトレーニングに加えながら重心安定の法則を指導すると、なかなか出来なかった選手も重心安定の法則を身につけることができました。
     その他にも拇趾の背屈ができない選手は走ったりジャンプの際に、拇趾と第二趾で蹴り出しが出来ずに、拇趾の内側でガニ股ぎみに蹴り出すようです。(またつま先をたててしゃがみこみができないような子も多いようです)拇趾がどれだけ背屈できるかチェックしてみてください。
     
     ここまで拇趾が背屈できないと、足底の長・短母指屈筋や足底腱膜の短縮が考えられます。
     身体運動の法則はからだの使い方・動かし方として身につけることも、動きのフォームを分析するにも、からだの能力が低下している部位をみつけることにも役立つのではないでしょうか。
     ありがとうございました。
     

  • 投球動作

     三日目よろしくお願いします。
     夏のスポーツとしてあげることのできるひとつに野球があがると思いますが、今日は投球動作でボールのスピードをあげるためのポイントを書いてみたいと思います。(実際はたくさん大切なことがあるのですが、今日はその中のポイント2つほど紹介したいと思います。)今日のブログに書くことを実際に実践した子たちが、投球フォームに変化が生まれボールのスピードがあがった子たちがいますので、参考してみてはいかがでしょうか?
     投球動作には?ワインドアップ期?アーリーコッキング期?レイトコッキング期?アクセレレーション期?フォロースルー期という呼び名があります。
     今日はアーリーコッキング期からレイトコッキング期の間の左足が地面について右肘が最大に後方に引いた状態(右投げの場合)のところでの大切なポイントを挙げたいと思います。
     
     この状態を弓矢に例えるとわかりやすいのではないでしょうか。
     弓をたくさん引っ張ることでスピードが出ます。そして矢を的にあてるために弓を安定させる必要があると思います。これが投球動作でいう上記の絵の位置だと考えています。
     ボールのスピードをあげるポイントとして、肘を後ろに早く・大きく引けるようなからだを作ることだと思います。
     ところが最近の子達は肉体改造ということが先行してしまい、ベンチプレスなどで大胸筋などのからだの前だけを筋トレして肩甲骨周囲筋のトレーニングができていないために、肘を後方に引く動作が遅くなりボールを前で投げようとするあまり、からだが前に突っ込んでしまったり、手投げになってしまうフォームで投げている子を多く見受けられます。またからだの前ばかり筋トレをしている子の特徴として、肩甲骨の動きが悪い状態の子が多いようです。操体ではからだの全身の連動をより大きく引き出すには肩甲骨の動きが大切とされますが、投球動作においても肩甲骨の動きがまた肩甲骨周囲の筋力が大切なのだと思います。背筋力とボールのスピードは比例しているというデーターも出ています。
     ぜひ肩甲骨周囲の筋や動きのトレーニングをしてみてください。肘を引く動作がスムーズになってくると思います。
     次にコントロールをよくするポイントですが、からだを安定させることです。ということは昨日も書きましたが、左足がマウンドに接地したときの重心安定の法則がポイントになってきます。
     僕がスポーツ選手に指導していることは、バランスのよいトレーニングと身体運動の法則をもとにフォームを指導するということです。フォームを身体運動の法則に基づいて指導することで、運動の可動性が大きくなったり、運動能率が良くなったり、運動疲労がすくなくなったり、無理のないきれいなフォームになったりします。
     身体運動の法則はすべての動きに適う法則だからです!
     簡単に投球動作の改善ポイントを紹介しました。ありがとうございました。

  • からだの使い方・動かし方

     二日目です!よろしくお願いします。
     昨日は農業の動きに身体運動の法則を活かしていると書きましたが、実際どのように活かしているのかを紹介したいと思います。
     身体運動の法則はすべての動きに適うわけですが、今回は草刈り機でのからだの動きについて紹介してみたいと思います。
     
     草刈り機は先にある円盤のカッターが左回りをしており、左から右方向へ振ることで草が刈れます。この時のからだの動きは捻転の動きになります。
     身体運動の法則に準じて捻転をおこなうと、拇趾の付け根を運動力点・運動作用点として(重心安定の法則)、からだの動かし方は左足に重心を移動させながら左捻転させます(重心移動の法則)。身体運動の法則に準じて捻転することで、胸椎での捻転となり腰椎には負担がかかりません。
     身体運動の法則に準じた捻転をした際の状態をレントゲンでみるとこうなります。
     
     腰椎には負担がかかっていないことがわかると思います。
     次は身体運動の法則に反して、左捻転の際に右重心をかけた状態でレントゲンをとるとこうなります。
     
     重心移動を変えるだけで腰椎の捻転と伸展が加わり、腰椎に大きな負担が生じます。
     身体運動の法則はすべての動きの使い方・動かし方を説いています。身体運動の法則を身に付ける・学ぶということは、日常生活・仕事・スポーツすべての動きに対して、からだに負担をかけない・故障をさせないための法則だと言えます。
    ブログを読んでいる皆様!身体運動の法則を学んでみませんか?
     きっとからだの使い方・動かし方が変わってきて、からだは喜ぶと思いますよ!
     ありがとうございました。

  • 自然の恵み

     今週1週間お付き合いさせていただきます。よろしくお願いします。
     皆様は夏をどのようにお過ごしですか?
     長野の田舎の夏はどこの家も(家の近所)農業最盛期です。長野県の高原の野菜といえば、レタスと野沢菜ですよね!僕の家ではトスレタスという品種を出荷しています。
     
     父母は朝3時からコスレタスを一つ一つカットします。そして僕は朝4時から合流して畑で日の出を迎えます。大自然の日の出は毎日違った美しさを見せてくれます。
     
     僕の仕事はコスレタスのカットした部分から白い液がでるのを、洗って箱詰め(1箱に12〜15個入れます。)をし、100箱を軽トラックに積むまでを作業してから、本業のクリニックのリハビリテーション科の仕事に向かう毎日です。
     
     皆から「大変だぁ〜」とのお言葉を頂きますが、農業は農業で楽しいんですよ!大地の恵みを直接肌で感じながら、綺麗な空気を吸って、自分の家で作った野菜など食の喜びを頂き、からだを動かし、精神は充実感に満たされ、操体の基本理念である「息食動想」が充実しています。ですが農家の方々は痛い所を抱えているのも現状です。僕の勤務しているクリニックにも多くの農家の患者さんが来院されます。
     なぜでしょうか?
     それは身体運動の法則に反したからだの動かし方・使い方をしているからです!身体運動の法則はすべての動きに適う法則ですので、法則に準じてからだを使っている分には大きな故障もなくからだを使うことができるからです。実際来院された農業をやられている患者さんの動きを確認すると、身体運動の法則に反したからだの動かし方・使い方をいています。
     僕も日々の動きを身体運動の法則に適うようにからだを動かし使っております。お陰様で操体を学ぶようになってからはからだの調子もよく、最近の生活は「息食動想」の個々の営みがバランスよく充実しているといえます。今まで人生を頑張って生きているように感じていましたが、「息食動想」のバランスがよく充実していると自然にすべてのことに感謝の言葉が生まれ、この大自然の中に身をおいていると、この命は生かされている命なんだと強く感じるようになりました。
    「息食動想」を充実させることは命を大切にして感謝していることに繋がるのかもしれませんね!
     ありがとうございました。

  • βエンドルフィン

    七日目の最終日よろしくお願いします。

    3月11日に脳内で痛みを記憶したり、身体の痛みを作りですことができるという最新文献を紹介させていただきました。(3/11のブログ参照してください。)
    脳のどこで痛みを作り出しているのでしょうか。
    βエンドルフィンってなに。
    2008年のVision S 82ページの内容を教えて。
    という声がありましたので、最終日の今日はそれにお答えしたいと思います。

    〜脳のどこで痛みを作り出しているのでしょうか。〜
    文献によりますと、慢性腰痛の方や幻肢痛の脳活動において視覚と体性感覚情報の前頭連合野外側部と身体図式が蓄積されている頭頂連合野(7野)の脳活動の増大を認めたとのことです。この領域は感覚刺激がなくとも身体知覚を生成する場所であり、痛みを知覚として形成している可能性が考えられているそうです。

    〜βエンドルフィンってなに〜
    2008年のVision S の内容をそのまま載せます。

    「気持ちよさ」を考察する

    はじめて操体を学んだとき、「楽ではダメ!気持ちよさがからだを治してくれる。だから第三者が治すことまで関与するな!」と大きな声?で言われたことを昨日のように覚えています。でも十数年も西洋医学の中にいた私は、気持ちよさで治る???
    なぜだと思ってしまいました。気持ちよさを味わうだけなんですよ!治すのはからだにおまかせなんですよ!気持ちよさって不思議じゃないですか?
    気持ちよさにはいったいどんな魔法があるのでしょう?
    操体を学んでいくにつれて、不思議ですが理学療法士として学んできた解剖学・生理学・運動学などが一つ一つ繋がってきました。なぜ気持ちよさでからだが治るのか、なぜ操体は自力自療なのかを私なりに考察してみたいと思います。
    気持ちよさを味わうことにより、脳波はα波が優位となり、視床下部ではβエンドルフィンというホルモンが分泌され、副交感神経が優位となります。
    この「βエンドルフィン」がすごいのです!
    人間には快楽物質となるホルモンが20種ほどあるそうですが、その中でも最強の快楽物質とされているのがβエンドルフィンだそうです。βエンドルフィンの効力は麻薬のモルヒネの数倍はあるとされますが、依存性や副作用の危険はまったくないというホルモンです。βエンドルフィンは脳内モルヒネとも言われています。数々の症例報告でβエンドルフィンと痛みの関係が報告されはじめていますが、脳内革命の著者であります春山先生の報告でも、他臓器へ転移した悪性腫瘍の難治性疼痛に苦しむ方にβエンドルフィンを3mmgクモ膜下腔に投与した結果、全例痛みから長い時間(平均33.4 時間)開放され、投与後、恍惚感を訴えた方もいたとのことです。また、ねずみを使った発癌実験で、βエンドルフィンの分泌により発癌率低下や病気にかかりにくくなる可能性を示唆された報告がされています。この魔法のようなβエンドルフィンですが分泌させるためには、快楽物質ですから気持ちよさを感じたり、前向きに考えたり、相手に褒めてもらうなど、「快」に対して分泌されるそうです。
    操体では患者さん自身に一つ一つの動きに対して、気持ちよさがあるのかないのかからだに聞き分けてもらいます。気持ちよさを聞き分けられたら、味わいたい要求感覚があるのかないのかからだに聞き分けてもらうことによって、より質の高い「快」を自分自身のからだに見極めてもらうことで、βエンドルフィンが分泌される状態になります。そして気持ちよさが消えるまで最高の気持ちよさを十分に味わうことにより、βエンドルフィンが十分に分泌され、痛みを抑制する中枢神経系が働いたり、副交感神経が優位になるなどからだが治癒に向けて働きます。
    第三者が気持よさや味わう時間などを決め付けてしまうという行為は、βエンドルフィンが十分に分泌されないことにより、効果がないとか一時的によくなってもすぐ元に戻ってしまうなどの訴えに繋がるのではないかと示唆されます。その他の効果としてβエンドルフィンが分泌されることで、自律神経系では副交感神経が優位に働きます。副交感神経が優位になると、涙腺は緩み、唾液腺は分泌され、血圧・心拍数がさがり、呼吸は深くゆっくりと、消化器官は亢進され便意や尿意を催し、汗腺は特に手掌が分泌されるなどの作用効果があります。気持ちよさを十分に味わうということは、これらの臓器の作用もおこるということになり、βエンドルフィンの効果とはからだの未知数の効果を引き出す魔法のホルモンなのです。
    気持ちよさを味わう他にも、口から発する言葉にもβエンドルフィンは分泌反応するそうです。ただし気持ちのよい言葉、特に褒められることでβエンドルフィンが分泌されやすくなるそうです。NHKのある番組でも、子供は褒めて育てることで、βエンドルフィンの効果が得られ健やかに育つというような内容を特集していました。言葉にはチカラがあるということが立証されていると言ってもよいのではないでしょうか。
    操体では「楽」を通していた時代から「気持ちよさ」をからだに聞き分け・味わうというように進化してきました。ではなぜ「楽」ではだめなのでしょうか。「楽」ということは、どちらが楽とか、治療前より楽になったというように、比較するものがあってはじめて「楽」という言葉が生まれます。この二極対比の「楽」ではβエンドルフィンを十分に分泌させるとこができないのです。βエンドルフィンは「快」にしか反応しないためだったのです。
    気持ちよさについて快楽物質のホルモンであるβエンドルフィンを用いて考察させて頂きました。βエンドルフィンを十分に分泌させるためには、より質の高い気持ちよさが必要だったのです。「楽ではダメ!気持ちよさがからだを治してくれる。だから第三者が治すことまで関与するな!」これが極意だったのです。
    ※ちなみに「楽ではダメ!気持ちよさがからだを治してくれる。だから第三者が治すことまで関与するな!」この言葉を信用していなかったわけではありませんので・・・
    勘違いしませんようよろしくお願いします(^0^)v

    1週間お付き合いしていただきましてありがとうございました!!

  • 学ぶ目的

    六日目よろしくお願いします。

    昨日のブログは真面目になりすぎてしまいましたが、昔の僕は筋金入りの勉強嫌いでした。高校3年の夏まではまったく勉強なんて自分からすすんでするものではないなんて思っていました。 お恥ずかしいはなしですが、高校時代は教科書を家に持ち帰ったことがありませんでした。教科書はマンガで学校にはスポーツをするために行っていたようなものでした。しかも高校まで自転車と電車で2時間もかけてかよっていましたので、朝6時に出て夜11時に帰宅という毎日でした。 こんな僕がなぜ理学療法士の学校にいったのでしょうか。
    理由はいくつかありました。高校時代にスポーツで遠征したり合同合宿でとにかく強豪校との練習試合はとても多く、長野県でどんなに強くても全国ではもっともっと強い人がいるんだということを感じたということと、推薦で大学にいった先輩がケガで学校を辞める姿をみたり、高校に入学した時にいた同期が何人もケガや練習についていけなく辞めていく姿をみて、ケガをしたスポーツ選手を復帰させる手助けができる仕事をしたいと思うようになり、理学療法士の学校へいこうと考えました。

     
    しかし・・・

    高校時代まったく勉強をしていないという壁にぶつかってしまいました。しかも当時は、まだ理学療法士の学校がそれほど多くなかったように思います。倍率の高さに高校時代の進路指導の先生方には大反対されました。そんな状態でしたので、高校時代の夏以降は予備校にいったり、職員室にいりびたって勉強を教えていただいたりしてなんとかギリギリ合格しました。よく頑張ったと今考えても思います。
    目指す目的を持てたからこそ頑張れたのだとは思いますが、目的や目標を持つということは本当に自分のちからになるというか、自分が変われるというか、知らない自分を引き出すことができるのかなと思います。
    ありがとうございました。

  • 僕の目標

    五日目よろしくお願いします。

    僕は理学療法士という免許を持ち、クリニックのリハビリテーション科に勤務しています。治療を西洋医学・東洋医学・民間療法と分けるとするならば、西洋医学に位置する立場にいると思います。
    ここで疑問に思うことがあります。手技療法をやはり西洋医学・東洋医学・民間療法に分けるのでしょうか。自分の持っている免許や、所属している団体によってわけるのかもしれません。同じ人間のからだを診ていて、西洋医学・東洋医学・民間療法とはっきりと区別ができるのかが疑問です。
    ただひとつ言えることは、西洋医学ではEBM(Evidence Based Medicine)を大切に考えているということでしょうか。EBMとは「医療において科学的根拠に基づいて診療方法を選択すること」簡単にいうと、自分のおこなっている治療手技の説明がつくかということになるでしょうか。
    ここで僕が言いたいことは、確かにEBMはとても大切だと思いますが、臨床の治療手技が先行し、あとから科学的根拠がついてくるものではないかと思います。ということは、民間療法として見向きもしないのはいかがなものでしょうか。

    僕は操体を学んでいます。操体で学ぶことは、からだにとって・生きていくことにとって必要なことを学んでいますが、この必要のことの中にたくさんの法則やからだの感覚が秘められていて奥が深いのです。今まで学んだ解剖学・生理学・運動学などがひとつに繋がる学びをさせていただいております。
    操体での学びを、根拠に裏付けるような文献検索や学び(考察)を積み重ねていきたいというのが目標です。その積み重ねで、自分の学びという財産や操体を真剣に学びたいというたくさんの人との出会いがあるのでは、なんて考えています。

    少し偉そうな内容になってしまいましたが、あくまで僕の目標です。
    ありがとうございました。