投稿者: karib_sotai

  • 空間は悦びを共にする②

     

    空間とひびきあう機会は、いつも身近なできごと。

     

     

    先日、収穫した大根を洗浄機に流す作業をしていたときのこと。

     

    初めてペアを組んだその人は、

     

    流れ作業の行きつくところを見据えながら、

     

    そっと大根をコンベアに乗せていく。

     

     

    こちらも、そのリズムを汲み取り、

     

    テンポよく、大根を手にとり、コンベアに乗せていく。

     

    二人の動きは、一つになって、

     

    滞ることなく、「ながれ」になる。

     

     

    大根を手にとるその「うごき」は、スーッと、

     

    大根をコンベアにのせる「うごき」は、すーっと。

     

    気づくとふれる「うごき」になっている。

     

    不思議とだいこんの重さはかるくなる。

     

     

    それを感じとったとき、

     

    たまらなくうれしくなりました。

     

     

    その丁寧な「うごき」に悦んでいたのは、

     

    じぶんだけでなく、くうかんもそうだと、感じとったからです。

     

    2025年秋季東京操体フォーラムは11月24日(月)勤労感謝の日振替にルーテル市ヶ谷センターで開催致します。

    テーマは「解禁・新重心理論」です。おたのしみに。

  • 空間は悦びを共にする①

     

    岡村さん、一週間のメッセージありがとうございまいた。

     

    「からだ」はそうなるようにできている。

     

    それを感じられることは、とてもうれしいことです。

     

    そのうれしさは、どこからきているのでしょう。

     

    一人で生きているわけでもなく、ともに生かされている実感。

     

    生かされていることを自覚することは、

     

    生かし合っている存在でもあると自覚されてくるのです。

     

    日々、悦びを抱いて、空間と共にある。

     

    空間とは、こんなに身近な存在であったのかと、

     

    「からだ」は感覚をとおして教えてくれる。

     

     

    「生」をとおして、体現していくこと。

     

    いつしか、そんなふうに学びを捉えて、

     

    体現し続けることに終わりはなく、

     

    故に学び続けることに終わりはない、と想えるようになる。

     

    素朴な生命感覚で空間とひびきあう。

     

    そんなふうに、日々臨む「生」を、大事にしたいと想うのです。

     

    今週担当の瀧澤です。

     

    どうぞ、一週間よろしくお願い致します。

     

    2025年秋季東京操体フォーラムは11月24日(月)勤労感謝の日振替にルーテル市ヶ谷センターで開催致します。

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  • 重心の偏差は歪みである

    第7日:自然と調和した生き方

     

    この一週間で、からだの不調の原因と仕組み、

    回復への道筋を追ってきました。

     

    「からだ」は機械ではなく、自然の中を流れる

    一筋の川のようなものです。

     

    自然現象とは、

    光の波動、熱の圧、引力(=重力)その繋がり

    すべてに調和しています。

     

    滞りが生じれば腐敗し、歪みが増せば流れは

    停滞して悪くなる。

     

    だからこそ「力を抜き、自然に任せる」ことで

    本来の息を通し調和した循環が鍵なのです。

     

     

    操体法も、進化して調和しているのです。

     

    からだの声に耳を傾け、快をきき分けて味わい更に、重さを感覚し重心にも流れを感じる。

     

    重心の感覚。

    そのシンプルな感覚こそ、毎日を健やかに、

    自然と調和して快適に過ごす秘訣なのです。

     

    からだは思っている以上に賢く、有難いもので

    自然と調和する力を持っています。

     

    その智慧を感じるには、頭でっかちになりすぎないよう、息も少しずつ整えていきましょう。

     

    力を抜き、自然に任せ、原理原則に沿って、

    からだを無理に押さえつけず、

    「気持ちのよさ」を感じて元に還すことで、

    自然に回復を促すことができます。

     

    からだの声に感覚を傾け、本来の創生されし

    重心の適性な流れに任せること。

     

    そうなんです。

    生命の基本的な運動力学に委ねること。

    そして、意識の重心をうつすこと。

    これが最もシンプルで確実な健康法です。

     

    病名や症状ばかりにとらわれるのではなく、

    「からだの基礎構造」「流れと動き」

    「自然治癒力」 に注目してみてください。

     

     

    最後に。

     

    私事ですが、このところ朝起きは習慣となってしまい、どんな遅くても4時半には目が覚め、早いと4時には目覚めてしまいます。

     

    なので、朝起きて十分に贅沢な間を味わいながら、操法を通し、からだの声を十分にきき分け感じた後、重心と引力をからだに満ちるまで、流れを感じる操法を通しています。

     

    そこでからだに教えて頂いたことで、先日

    ありがたい言葉があったので記してみます。

     

    「僕は、吸気、僕は吸気、僕は吸気」です。

    これは何かしら味わいがあるのです。

    「僕で吸気」ではなく「僕に吸気」でもなく「僕が吸気」でもなかったのです。

    生命の基本的な運動力学に委ねること。

    そして、意識の重心をうつすこと。

     

    それでは、

    一週間のおつきあい有難うございました。

     

    明日からは、天高く馬肥ゆる秋に岩手の久慈より瀧澤副実行委員長の登場です、お愉しみに!

     

     

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  • からだと空間を考える

    第6日:回復への自然治癒力

     

    今日は、歪みや滞りを自然に回復へと導く

    方法についてお話しします。

     

    多くの人は「悪いところを力で矯正する」

    ことを頭で考えがちです。

     

    しかし、からだは自然の一部。

     

    無理やり押さえつけると反発が生まれ、

    根本的な解決には至りません。

     

    「操体」の捉え方、「操体法」では、

    からだを無理に動かすのではなく、

    「きもちのよさ」に寄りそうように、

    ゆっくり、ゆっくりと動かすことで、

    感覚を大切に「からだ」を主体とした

    自然な調整を促します。

     

    それは、流れが滞った川に、

    自然に調和して回帰できるよう水路をつくり、

    流れに渦を生みだし、自然に水が流れ出す如く

    助けることで、間に合うように介助します。

     

     

    人には本来、自然治癒力があります。

     

    その快復力を邪魔せず取り戻すのは、

    健康を保つ最もシンプルで確実な方法です。

     

     

    くどいようですが、

    人のからだには本来、生命力として子々孫々

    自然治癒力 が備わっているのです。

     

    ですから、歪みや滞りが生じても、

    「からだ」は自ら回復しようと働いています。

     

    りきむ運動でなく、「ながれ」を邪魔せず、

    むしろ後押しできる「うごき」。

     

    これが、「からだ」を健やかに、全身の皮膚をしなやかに保つの方法なのです。

     

     

    今日のまとめ

     

    歪みや滞りは、

    運動のような力ずく戻すものではなく、

    からだの自然な快を導き、引き出すことで回復

    を促させるのが本筋です。

     

    明日は、この一週間のまとめとして

    「自然と調和した生き方」について、

    お話しします。 

     

     

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  • からだと自律を考える

    第5日:痛みと自律神経の乱れ

     

    昨日は骨格のズレそのものが、循環を妨げる話

    をしました。

     

    今日は、その滞りが「痛みと自律神経の乱れ」をどう引き起こすか、を見ていきます。

     

    痛みは、必ずしもその場所の異常だけが原因で

    はありません。

     

    体液の巡りが滞ると、

    疲労物質や老廃物がその場にとどまり、

    神経が刺激され、

    徐々に不快感となり、痛みとなって表れます。

     

    さらに、血液やリンパの流れが悪くなると、

    自律神経系も影響を受けます。

     

    神経が圧迫されたり、過敏になったりすることで、からだは常に緊張状態になります。

     

    溜息をついたりして、呼吸が浅くなってしまい

    • 眠っても疲労感が残る(寝付けない・眠れない)
    • ちょっとしたことで不安を感じる(考え過ぎる)

    といったわかりやすいサインで、まず不快感を伴って自然に現れてくるのです。

     

     

    からだの声を聞く

     

    大切なのは、痛みや不安を「ただの症状」

    と片づけないこと。

     

    それは からだからのサイン であり、

    「基礎構造を見直しなさい」という、

    有り難いお知らせなのです。

     

    その基礎構造というのは、体感が先。

    どうしたら感覚できるのかは、

    鍵になりそうですね。

     

     

    今日のまとめ

     

    痛みや自律神経の乱れは、からだからの

    「調整すべきサイン」です。

    放置せず、からだの声に耳を傾けましょう。

     

    明日は、歪みと滞りをどう回復に導くか

    を考えます。

     

     

    2025年秋季東京操体フォーラムは11月24日(月)勤労感謝の日振替にルーテル市ヶ谷センターで開催致します。

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  • からだと循環を考える

    第4日:骨格の歪みと循環障害

     

    今日は、骨格の歪みがどうして体液の巡りを妨げるのか、細かく見ていきます。

     

    骨格が整っていれば、筋肉や血管、神経は、

    皮膚のテンションを調和し、絶妙に保ちつつ、ゆとりの「間」を維持して機能しています。

     

    しかし、ほんのわずかな歪みでも、

    人体で最も大きな臓器「皮膚」に、まずは過剰な負担がかかってしまい、たわみは強まったり逆に力が抜けたりして、隙間が生まれます。

    (タイトジャンクションが崩れるのです)

     

     

    その結果。

    皮膚の微小循環も含めた、血液やリンパ液、

    脳脊髄液までも影響して体液循環は滞り、

    疲労物質や老廃物が蓄積してしまうのです。

     

    自然界で「流れが止まると腐る」ように、 

    からだでも同じように悪循環が始まります。

     

     

    自然の法則に逆らわない

     

    自然界では「流れが止まると腐る」、

    という原則があります。

     

    水が淀めば腐り、空気がよどめば濁ります。

     

    人のからだも同じで、体液の流れが止まれば、

    必ず不具合が自然に生じてくるのです。

     

    要するに、この自然界の『法則性』

    バランス現象なんです。

     

    それはどうやら、

    中と外を共有している空間との調和に、

    解決できる秘訣がありそうです。

     

     

    今日のまとめ

     

    骨格の歪みは単なる姿勢の問題ではなく、

    体液の巡りを停滞させる大きな要因。

     

    明日は、滞りが引き起こす「痛み」と、

    「自律神経の乱れ」を考えます。

     

     

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  • からだと体液を考える

    第3日:運動器系と三つの体液循環

     

    今日は、からだの基礎構造の中で代謝に関わる

    「運動器系」と、「体液の巡り」について

    考えて参ります。

     

    運動器系は移動に必要な骨だけでなく、筋肉や皮下組織、そして皮膚まで含んでいるのです。

     

    筋肉には、神経や血管が張り巡らされており、

    単に動くための装置ではなく、全身の巡りを支

    える、大切な役割を担っています。

     

    「からだ」には、

    血液、リンパ液、脳脊髄液という体液があり、

    常時循環しています。

     

    橋本敬三先生と交流があった、野口体操考案者

    の野口三千三先生は、からだを「液体の入っている袋」に例えました。

     

    中身の体液は常に流れを保っており、

    その通り道となる、筋肉や組織の状態が良好

    だからこそ、血液やリンパ液は滞らずに循環で

    きているのです。

     

    もし骨格に歪みが生じると、

    筋肉は張りを失ったり、逆に緊張したりして

    窮屈になります。

     

    その結果、

    体液の巡りが妨げられ、

    皮膚上にまず不調のサインが現れるのです。

     

     

    歪みが流れを妨げる

     

    「からだ」の歪みにより、

    異常感覚が生じるとどうなるのでしょうか。

     

    皮膚は緊張してつっぱったり、

    反対に過度にゆるんだりして、神経のゆとりを

    超えてしまいます。

     

    その結果、外胚葉系から内胚葉系、

    そして中胚葉系すべては「窮屈」になって、

    血液やリンパ液や脳脊髄液の流れが滞るので、

    微小循環は自然に機能低下していきます。

     

    これは、水道管やガス管を少し潰したら流れが

    悪くなるのと同じです。

     

    からだの中でも、まったく同じことが起こっているのです。

     

     

     

    今日のまとめ

     

    皮膚を含んでの運動器系は、

    「動き」と「ながれ」をつなぐ土台です。

     

    歪みが生まれると、循環の停滞はすぐに

    からだのサインとなって表れます。

     

    明日は、からだの歪みが具体的にどのような

    循環障害を起こすのか、を見ていきます。

     

     

     

    2025年秋季東京操体フォーラムは11月24日(月)勤労感謝の日振替にルーテル市ヶ谷センターで開催致します。

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  • からだと症状を考える

    第2日:基礎構造の歪みとは

     

    昨日は「病名ではなく、本人の実感が何よりも先」という話をしました。

    では、

    その実感はどこから生まれるのでしょうか。

     

    答えは、からだの基礎構造にあります。

    本来、人のからだは、しっかりとした足底からの構造上にあって成り立っています。

     

    橋本敬三先生は、人間は動く建物である、と

    書籍で伝えています。

     

    基礎構造が動くことを、単純に運動としてのみ捉えるのではなく、蠢めくような生命体として捉えていることは鍵になります。

     

    それが日々の姿勢や動作で、少しずつ、

    ズレや偏りが生じると、全体のバランスは徐々

    に崩れていきます。

     

     

    歪みは不調を呼ぶ

     

    この歪みは、目に見える姿勢や動きだけでなく、内臓の働きにも影響します。

     

    たとえば、

    筋肉や皮下組織に関節の動きは、

    皮膚上に如実に現れてきます。

    (医療者でも意外と知らない傾向にあり、

     内臓関連痛や内臓体壁反射、等があります)

     

    ほんのわずかな歪みでも「からだ」は、

    敏感に反応します。

     

    結果として、

    「なんとなく疲れる」「調子が出ない」

    といったサインが現れるのです。

     

     

     

    今日のまとめ

     

    からだの不調は、病気という形をとらずに、小さなアンバランスから始まる。

     

    明日は、運動器系と体液の循環について考えてみましょう。

     

     

    2025年秋季東京操体フォーラムは11月24日(月)勤労感謝の日振替にルーテル市ヶ谷センターで開催致します。

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  • からだと自然を考える

    今週1週間ブログを担当します岡村です、よろしくお願いいたします。

    テーマは、引き続きフリーです。

     

     

     

    第1日:鍼灸接骨院二十七年目でも戸惑う話

     

    患者さんの「具合が悪い」部位の訴えに、

    こちらも戸惑うことがあります。

     

    「普段の動きのなかで、不自然なことをして歪んだのでしょうね」と言えば、

    「そんな適当なことを言わないでほしい」と苦笑されることもありますし、

    さまざまな病院での「診断名」を教えてくれることもあります。

    (たとえば「骨端症」や「鵞足炎」、「ベーカー嚢腫」など)

    しかし、その名前を与えられても、いちばん確かなのは本人の実感です。

     

    自分の「からだ」が不調であるという声を、頭ごなしで決めないで、

    まずは、そのまま潔く「からだ」主語で、深く受け止めることが大切なのです。

     

     

    不調の正体はどこに?

     

    では、なぜ具合が悪くなるのか。

    それは「からだの基礎構造」が少しずつ崩れてくるからです。

     

    本来、人のからだにはしっかりとした基礎構造があります。

    でも、それが歪み始める。

     

    「正」という字の頭に「不」をつけると「不正」になるように、

    最初は整っていた構造も「不整」になって「歪んで」くるのです。

     

    すると当然のことながら、からだのどこかに不具合が現れてきます。

     

     

    今日のまとめ

     

    診断名やラベルにとらわれず、本人が感じる「不調の声」を大切にしましょう。

    明日は、からだの基礎構造に生まれる歪みと不調の関係を掘り下げます。

     

     

     

    2025年秋季東京操体フォーラムは11月24日(月)勤労感謝の日振替にルーテル市ヶ谷センターで開催致します。

    テーマは「解禁・新重心理論」です。おたのしみに。

  • 七日目

    「アンパンマンのマーチ」(1988)

    やなせ たかし

     

    2025年秋季東京操体フォーラムは11月24日(月)勤労感謝の日振替にルーテル市ヶ谷センターで開催致します。

    テーマは「解禁・新重心理論」です。おたのしみに。