投稿者: karib_sotai

  • 7)守・破・離

    「師を超えて、はじめて同格」という言葉があります。
    その裏には、「師と同じであることを許さず」という意味が込められています。

     

    師と弟子とでは、生きる時代が違う、社会情勢が違う、個性も違う。
    仕手の感性で、「現代にup dateしなさい」、「師のものを吸収消化したら、自分のものを出しなさい」ということです。

     

    どんな学問や技術も、今を生きている人間が、現在の生活に生かし、生かされてこそ意義がある、ということを教えています。

    2022年春季東京操体フォーラムのご案内です。

     

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    コロナ禍で新規開催を延期しておりましたが、新講座を開講いたします。

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  • 6)人間を育てる

    人間が人間を育てることなど、出来ないと思います。
    人は、自発性により 育つ のです。

     

    先人は、環境を整えて、後人にやらせてみるしかないのです。
    間違っても、その人(子)の人生に触ってはいけません。

     

    自分の花を咲かせるのを、着かず離れず見守るのみです。

    「啐啄同時」の機を待つのです。

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  • 5)師の修行、弟子の修行

    いい親子、師弟、上司部下、先輩後輩には、「学び」と「成長」があります。

     

    先を歩いているか、後を歩いているかの違いはありますが、より良く生きるための共同研究者なのです。
    親とか、師とか、上司とか、先輩とかいうのはタイトルなのです。役割(機能)を果たせば、それでいいのです。

     

    厳しさは必要ですが、そこに尊敬、信頼、感謝があれば、関係性は成り立ちます。

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  • 4)家庭と社会

    師弟関係(上下関係)を家庭や社会に持ち込んだら大変です。
    戦前の軍国主義の時代は、これを国家運営に用い、戦後の高度成長の時代は、これを企業経営に使いました。

     

    欧米へのキャッチアップのためには、仕方がなかったのでしょう。
    そして、家庭では、戦前も戦後も上下の時代が続きました。

    でも、逃げられないのは困ります。

     

    これが、現在のパワハラ問題の淵源だと思われます。

    家庭は、未来を担う自立した個を育てる場所です。

     

    社会は、一人一人が、それぞれに良い人生を送れる様に、相互に交流する場所であってもらいたいです(ライフ・ワークバランスの問題です)。

     

    そして、その個が自分のやりたい事を見つけた時、初めて師を求めればよいのです。
    (伝統芸能や老舗の世襲などの例外はあります)

     

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  • 3)止掛塔

    禅の道場の玄関には、この言葉が掲げられています。

    若者用語のシカトする(無視する、仲間外れにする)の語源の一つとされています。

     

    修行を希望する者は、入門を拒否されるところから始まります。
    そこから所定の儀式を経て、厳しい修行が始まります。

     

    そして、その道場に自分の求めるものが無ければ、別の道場へ移る事も許されています。
    行脚の旅に出るわけです。

     

    入門と退出は、本人の意志で決められます。

     

     

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  • 2)師弟

    師匠は、弟子に自分の価値観や美意識を(意識的、無意識的に)押し付けます。

     

    弟子は、それを皮膚から染み込ませていきます。

     

    それは、芸道の世界では、今も昔も当たり前の事です。

     

    そうして、弟子が師匠の周波数に完全にチューニング出来た時に、ようやく「師資相承」が可能となります。

     

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  • 1)修業と修行

    「修業」とは、何らかの学問・技術を仕込むことであり、始まりがあって終わりがあります。

     

    「修行」とは、生き方(死生観)にかかわることであり、意識された時が始まりであり、終わりはありません。

     

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  • 「しゅぎょう7 ~現在の感覚を大切にする~」

    本日で最終日になりますが、私が操体の中で得てきたことは「からだと仲良く出来る付き合い方」でもありました。

     

    操体は橋本敬三先生が示された哲学の下に常に進化してきましたが、その進化の方向性は「いかにからだの声を素直に聞けるか」にあります。

     

    臨床においても、自身の生活が生きることにおいても、その声に素直に耳を傾け、そしてからだがしてくれていることに感謝する。

     

    そこにはそれまで自分が培ってきた過去の経験や知識ではなく、現在の感覚に委ねること必要です。

     

    それを理解していく為にも「しゅぎょう」には足し算だけでなく、引き算が必要なことなのです。

     

     

    最後になりますが、数年前のフォーラムである実行委員が言っていた言葉があります。

     

     

    「からだの動きは己の支配下にあるものではない」

     

     

    私の操体における「しゅぎょう」とはこれを理解するためにしてきたものだったと思っています。

     

    最後までお付き合い頂きありがとうございました。

     

     

    明日からは半蔵さんが担当致します。

     

     

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  • 「しゅぎょう6 ~師の言葉と向き合う中で~」

    操体を学び始めた当時に師から言われたことがあります。

     

    「師がシロといったら、例えクロであったとしてもシロなんだよ」

     

    当時の私はクロという結果にしか目が向けられず、なぜシロと言ったのかをその理由を追及していませんでした。

     

    現在になって思うことはシロと言われるのには理由がある。

     

    その理由をからだを通じて知っていくことが「しゅぎょう」だと思うのです。

     

    なので最近は師から言われたことを租借していく過程の中で「なぜそういったのか?」

    をからだの感覚を通じて追及していくことをしています。

     

    それは師と感覚をすり合わせをしていく作業でもあり、この問いかけには答えがありません。

     

    しかしこの中で私が変わってきたことは師の言葉に対し私だけでなくからだが素直に「はい」と言えるようになってきたことです。

     

     

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  • 「しゅぎょう5 ~叱られたことと向き合う中で~」

    社会人になってから現在に至るまで「叱られてきたこと」というのは常に意識に残り、生きることの糧となっているように思います。

     

    操体を学ぶ以前の話になりますが、洋服屋で働いていた頃は毎日のように上司から怒られていました。

     

    その理由のほとんどは自分のミスで納得出来るものでしたが、時に「なんで?」と思う不条理な叱られ方をし、ストレスになっていたこともありました。

     

    それが重なってきた時に自分の中の仕事に対する向き合い方が「愉しくするもの」から「怒られないようにする為の仕事」になり、やがて職場に行くことが苦痛になってきたことを昨日ことのように覚えています。

     

    しかしそれから操体の学びを通じ、現在になって思うことは「叱ってくれる人がいることはありがたいこと」だということです。

     

    特に自分が「しゅぎょう」をしている身であることを認識することが出来てからは足りないことを指摘してくれる存在とその言葉を大切にしてこれたように思います。

     

    「なぜ叱られたのか?なぜそのように言われたのか?」を突き詰め、自身の行動を見直していく。

     

    それを繰り返し、積み重ねていくことの作業が私にとっての「しゅぎょう」であり、悦びでもあり、とても「おもしろい」ことなのです。

     

     

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