カテゴリー: 日下和夫

  • 操体庵ゆかいや物語(17)

             操体庵ゆかいや物語(17)
                 受験
                           佐伯惟弘

    私が初めてカルチャーショックを受けたのは、中学校2年、両親と弟、4人で高知県にいった時。

    私は、四国の愛媛生まれ。
    瀬戸内海に面した愛媛は温暖な気候で、喋り方もおっとりしています。

    「おまえ、なんしよ〜んぞ。そんなことしたら、いくまいが〜。」

    と、ゆっくり忠告します。

    「ほ〜かの〜。」

    ゆっくり答えます。

    まあ〜こんな会話に慣れていた純朴な中学生が、険しい四国山脈石鎚山は西日本で一番高い山)を背に、広大な太平洋を見渡す高知市へ。

    そこで、聞く初めての土佐弁。元気なおばさんが大声で、荒々しくしかも早口で、、、、何を言っているのかよく分かりません。
    ただ、呆然と突っ立っていた私。

    帰路の車の中で、全く会話が出来なかったことを良く覚えています。

    二番目のカルチャーショック。
    今週のブログ初日(主将の一言)で紹介した、松山東高等学校。

    私は、田舎の中学校では、1,2番の成績。まあ〜優等生のつもりでした。
    ところが、県内有数の進学校に入学して驚きました。頭脳の質が全く違うのです!!!

    遊びながら、余り勉強しないのに優秀な成績を修める人種と、学問を楽しむ人種の集合体でした。

    私は、そのどちらにも当てはまらない人種であることを骨の髄まで知らされ、彼らと競争することが無意味だと諦観してしまいました。
    今考えると、自分の器を知るありがたいカルチャーショックだと感謝しています。

    そこで取った対策は、勉強放棄(赤点を取らない程度の勉強)と、クラブ活動を満喫すること。

    そのため、高校3年間は、この世の春。楽しくて仕方がありませんでした。

    (野球部同期の似顔絵)

    悩み事が全くない人生、、、、悩んでいる人をみると、

    「何で、悩むことがあるんじゃろ?こんなに人生楽しいのに!」

    と不思議に思っていました。実に軽薄!

    他人が受験勉強をしているので、「そうか、オレもせにゃいかん」とただ流されるままに受験。
    何とか東京の私立大学に入学しますが、選んだ学部が経営学部。
    私に全く縁のない世界でした。
    このころから、少しずつ、人生について考えるようになり、人並みの悩みも持つことができるようになってきました。

    その後、紆余曲折あり(この時のエピソードも結構面白いのですが、、、今回は省略)、結局、筑波大学芸術専門学群を目指すことにしたのです。

    ところが、勉強はさっぱり。
    絶対的な自信を持っていたデッサン力も目を覆うばかりの実力。

    そこで、2年の浪人生活を決意してしまいます。
    そして、あれだけ楽しい高校生活を送ったのだから、ストイックな生活を送ってみたいという、妙なバランス感覚が生まれてきました。

    それからというものは、年間スケジュール、月間スケジュール、毎日のスケジュールを作り、5教科とデッサンの勉強に励むことになりました。

    何故か、成績もデッサン力も必ず向上するという自信があり、不安は全くありませんでした。

    デッサン力は、半年程たってから突然、学科は2年目の夏からは、悠々の合格ラインになりました。

    そして、合格。めでたし、めでたし、、、まあ〜よくある話です。

    今思うと、最も現実的な“行もどき”のようなものが出来た時期と言えます。
    特に最後の1年を「誰とも会わない」時期と決め、自分だけの時間を大切にすることができました。これも、家族の支えがあってこそ、、、ホントに感謝しています。

    しかし、なぜ今の時期に、30年以上前の受験時代のことを書いているか?というと、、、、、私、、、、、今年54才、3年後に国家試験を受ける身になってしまったからです。

    操体とは、ご存じの通り「自然法則の応用・貢献」。

    つまり、自然法則という神の知恵を有難く戴き、その知恵を正しく伝えることで、人類の幸せ、平和に貢献する使命を持つ教えであります。

    具体的には快か不快かという原始感覚を羅針盤とし、快の方向にからだを委ねることで、からだの歪みを正し、しいては生活習慣、生き方をも正していくという教えであります。

    つまり、施術者はあくまで指導者であり、治療するのは、被験者のからだということになります。ですから、操体の施術者は、「治療者という肩書き」を実際には必要としません。

    しかし、操体の教えを実践し、被験者のからだが良くなっていく事実を目の当たりにすると、操体の理念を知らない人には、単なる治療者と映ります。

    そこで、「治療者という肩書き」が便宜上、都合が良いということに、、、、まあ〜理屈をこねれば、こうなります。

    そんな訳で、来年の4月から都内の専門学校・鍼灸科に入学するため、長年住み慣れた京都の山奥・美山町から、東京のど真ん中・世田谷区世田谷に引っ越すことになりました。

    カルチャーショックには随分なれてきた私ですが、生活するとなると、多少のショックはあると思います。
    もっとも、元々怠慢な私にとって、カルチャーショックは、お尻に火を付ける良い起爆剤なのかもしれませんが、、、、、

    今回は、30数年前の受験生活と、ひと味違った3年間になると思います。まあ〜「行」だと思い楽しみながら過ごすつもりです。

    ただ、今まで施術を受けておられたクライアントの方々との別れを本当に心苦しく思います。

    同門で、西宮在住の日下和夫先生に、しっかりとバトンタッチをし、クライアントの方々が、施術継続可能になるよう努力致しております。

    また、3月下旬には下記の住所になります。

    屋号:操体庵ゆかいや
    東京都世田谷区世田谷3−16−4 忍田荘106ケイタイ:09069387759

    午後2時〜9時まで、出張操体をします。
    施術料:5000円(但し、交通費1000円以上の場合、交通費を戴きます)

    次回のブログでは、医療専門学校の様子を「操体庵ゆかいや物語」の東京編としてお伝えしようと思います。お楽しみに!

    1週間のおつきあい誠に有り難うございました。
    来週からは、おまちかね平直行相談役の登場です。
    年末年始をはさんでの大忙し。お楽しみに!!

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