カテゴリー: 寺本 雅一(てらもと まさかず)

  • ヨコから、タテへ

    今日は操体マンダラ。

    変幻自在な「シンカ」という言葉を、丸ごと一日で体験するようなライブになりそうですね。今年も愉しみです。

     

    ブログでは昨日に引き続きの内容です。

    学んでいる人間そのものが日々、「シンカ」し続けている。

    すると、その人間の学んでいる内容も、自ずと「進化」や「深化」をしていきます。

    そしてそれは自ずと「変化」へと繋がります。

     

    「シンカ」に伴う変化として、ここ最近顕著に感じること。

    それは、「変わる」につれて、学んでいることはよりシンプルになっていくという実感です。

     

    ・新しい「動診」を知る。

    ・初めて見る「操法」の介助や補助について学ぶ。

    操体の哲学、生命哲学に触れる。

     

    そういった操体に関してのひとつひとつのことに関して、

    今までの学習姿勢では、「あれを覚えて…、これも覚えて…」と思うことも少なくありませんでした。恐らく誰もが最初はそういうプロセスを体験します。

     

    不思議なことに、ある時から、そういった捉え方は変化したように感じます。

    知識を溜めていく、積み上げていく、といった学び方とは一味違う意識。

    いま学んでいることの「目的」を、しっかりと受け取りながら何かを学んでいる時間。

    すべてのことが、ひとつのことへ結びついていく、愉快さ。

      

    そして、今まで学んできたことも、今学んでいることの影響を受けて、

    自分自身のなかで捉え方の更新をしてみることも出来る。

    そういう面白さ。

     

    自分自身のなかで「ヨコへ、ヨコへ」と縦横無尽に広がっていこうとしていたものに

    アサガオの支柱のように一本の「軸」が通った。

    その横のエネルギーは、軸に巻き付くことで

    「タテへ、タテへ」と生長していく道筋を感じるようになる。

    これも「シンカ」なのだと感じています。

     

    本日7月18日(海の日)操体マンダラ2016開催中

    東京操体フォーラム理事長、三浦寛が50年間、学び続けてきた操体の今を公開します。

     

    そして、操体の「シンカ」を体験する場になること間違い無し。

    2016年9月新規講座開講のご案内

  • 「おう、久しぶりだな」

    おはようございます。

     

    瀧澤さん一週間ありがとうございました。「シンカ」という言葉って面白い。

    一日一日の内容から、重なる部分や繋がる部分などもみえてきて

    それを7日間の全体を通してみると、「シンカ」の響きから編みあげた世界のように感じられる。

    そんな瀧澤さんに引き続き、今週は寺本の担当です。よろしくお願いします。

     

    改めて、「シンカ」とは何だろう、と最近では特に、素朴に感じます。

    進化、深化、真価、シンカ…。

     

    操体と出会って4年半。

    現在も毎週のように三軒茶屋に通い、学び続けている。

    操体」について学んでいるようでいて、実際は師匠の学ぶ姿を、学んでいるのではないかと感じます。

     

    そう感じるのも、毎週顔を合わせているはずなのに

    会う度に「シンカ」している師匠を目の当たりにするからです。

     

    一週間前に会ったのに、

    「おう、寺本。久しぶりだな」

    という言葉が聞こえてくる。

     

    最初は半分冗談かと思う。

    でもだんだん冗談に聞こえなくなってくる。

     

    語られる言葉から、「あぁ、シンカしたんだ…」と感じることができる。

    この7日間に、師匠はどんな学び方をしてきたんだろう…。

    想像しているうちに、「一週間」は途方もなくゆったりとした時間の流れへと変化していく。

     

    そういう師の「シンカ」の姿を、吸収するために学んでいるのだと感じます。

     

    明日はそんな師匠のワンマンライブ「操体マンダラ」です。

    昨年から365日。「シンカ」のイマを体験しに行ってきます。

     

    7月18日(海の日)操体マンダラ2016開催

    東京操体フォーラム理事長、三浦寛が50年間、学び続けてきた操体の今を公開しま

     

    2016年9月新規講座開講のご案内

  • 継続

    ある捉え方を知ってから

    自分の「下手」を

    素直に見つめていくことに

    興味をもてるようになった。

     

    ある能楽師の名人が書き残した藝談のはなし。

     

    生まれもっての「美声」や

    若い頃から「器用にできすぎること」

    に対して

    「深く注意すべきこと」として

    眼差しを向けている。

     

    何故なら

    器用な人はその生まれ持った器用さ

    故に、「鍛錬」を重ねないから。

     

    逆に、器用に出来ない人は

    「何故出来ないのか」。

    師匠を前にして

    「正解」を教えてもらうことなく

    鍛錬を繰り返し、出来るようになるから。

     

    続けていくなかで

    自分自身で、 感じ、考え、気付いていく。

    ゆっくり時間をかけながら

    「自得」のプロセスを歩んでいくから。

     

    その結果、

    前者と後者の数十年先の

    藝の厚みというものを見たときに

    どうしようもない差として

    現れてきてしまう

    という捉え方。

     

    「生涯」をかけての

    「藝道」の世界のはなし。

    「うさぎとカメ」の童話から

    「ゴール」という概念を

    なくしてしまったような世界。

     

    初めて知ったとき

    愕然としてしまった。

    でも、安心もした。 

       

    自分の「下手」を

    大いに愉しめばいい。

    そうすれば

    道中を歩み続けていくことができる。

    ゴールはあるようでいて、ない。 

     

    器用なうさぎも

    不器用なカメも

    歩み続ければいい。

     

     一週間のお付き合いありがとうございました。

    明日からは

    時をかける操体の吟遊詩人、友松実行委員の登場です。

    お愉しみに。

     

    2016年9月 新創生期操体法特別臨床講座 開講! 

  • 質問

    「上手い下手」に

    大きく関わる要因として

    「誰の傍にいるか」

    というのは外せない。

     

    その道の「プロ」から学ぶ

    といっても

    並のプロと

    一流のプロとでは

    大違い、ということがある。

     

    並のプロを前にして

    その姿を見ていると

    「〜よりも上手い、下手」という

    「比較」の概念が芽生えてくる。

     

    一流のプロを前にして

    その姿を見ていると

    何か「絶対的」なものに

    触れているような感覚にすっぽりと入り込む。

     

    比べながら、学ぶ環境

    そして

    比べ様のないものに接しながら、学ぶ環境

    その違い。

     

    どちらを選んでもいい。

    わからなければ

    ききわけてみてもいい。

     

    「自分」は?

    「からだ」は?

    「自分自身」は?

     

    2016年9月 新創生期操体法特別臨床講座 開講!

  • 練習

    以前、月に一度

    龍笛という日本の伝統楽器を

    とある先生に習っていたことがある。

     

    「大きな音で練習する場所がない。」

    「時間がない。」

    「他にやらなければいけないことがある。」

     

    色々な理由を

    自分自身へのいいわけにして

    ほとんど練習をしないで

    稽古に向かうことが多かった。

     

    稽古の場で

    器用に、表面的に

    その場その場を

    取り繕うことはできた。

    否、

    「できた」と思っていた。

     

    私の笛の音を聴いて

    一部の稽古参加者の方の中には

    「いい笛を吹きますね」

    と褒めてくれる方もいた。

     

    一方で、先生は

    私が笛を吹いた後に

    決まって、しみじみと

    少し「冗談」めかして

    こう呟かれていた。

     

    「練習をするのはあなたで

    私があなたの代わりに

    練習をすることはできませんからね」

     

    いま振り返ってみると

    痛いほどに

    すべてを見抜かれていたのだと

    伝わってくる。

     

    そして、 その上で

    この言葉を

    問い掛けて下さっていたのだと

    感じる。

     

    冗談ではなく

    本気で

     一番必要なことを。

     

    2016年9月 新創生期操体法特別臨床講座 開講!

  • 謙虚

    どこまでいっても

    自分のやっていることに

    妥協しない人がいる。

     

    どんなに

    他人から褒められようが

    他人が認めようが

    その「先」があることが見えている。

     

    ジャンルをこえて

    名人・達人の文章には

    何とも言えない

    「謙虚さ」が漂う。

     

    「これでいいや」

    で終わらない。

    何故なら、

    「これでいいや」

    で終われない

    理由が分かっているからだ。

     

    「下手」な人は

    その理由がわからない。

     

    故に容易く

    「これでいいや」と、

    自らの可能性を

    終わらせていくのだろう。

     

    2016年9月 新創生期操体法特別臨床講座 開講!

  • 指導

    自分では「上手くいったかな」

    と思っていても

    分かる人からみれば

    「まだまだだな」

    という風にみえる。

     

    分かる人はその相手を前にして

    何故「まだまだ」なのか。

    分かっていても

    敢えてその可能性について

    伝えないこともある。

     

    伝えないことの理由は色々あるが

    「本人が気付くこと」が

    「教えてもらうこと」よりも

    ときに、遥かに良質で

    必要なプロセスになることを、

    その妙味を知っているからであろう。

     

    分かっているけど、伝えない

    否、

    分かっているから、伝えない

     

    それがあの

    静寂に

    充実した「間」に

    繋がるのだろう。

     

    2016年9月 新創生期操体法特別臨床講座 開講!

  • 世界

    何事においても言えることだが

    自分が見ている世界

    自分に見えている世界

    というのは本当に狭い。

     

    それが「狭い世界」であることを

    生きているうちに気付くことなく

    「あっち」に逝ってしまうこともあるだろう。

    気をつけているようでいても

    そういうことはある。

     

    何かをきっかけにして

    「まるごと」で

    そのことに気付いた人は

    本当に「ラッキー」な人なのかも知れない。

     

    張り切って

     

    どんなに「上手く」

    なろうとしても

     

    「自分」のことだけ

    見ているわたしは

     

    「下手」なまま

     

    2016年9月 新創生期操体法特別臨床講座 開講!

  • 発見

    おはようございます。

     

    「好きこそものの上手なれ」

    いつも最高純度の「好き」を

    姿勢を通して魅せてくれる瀧澤さん

    一週間ありがとうございました。

     

    本日からは一週間、寺本が担当致します。宜しくお願い致します。

     

    しばしの間を置きましたが、先日の昭和の日に開催された

    2016春季東京操体フォーラム

    ご来場いただいたみなさま誠にありがとうございました。

     

    今年も御陰さまで、無事に。

    そして大いにマニアックに(笑)

    皆様と丸一日、操体について十分に味わうことができたように感じています。

     

    今回のメインテーマは、実行委員ブログのテーマでもある

    「上手い下手」でした。

     

    どんなことが「上手い下手」に繋がるのか。

    そのエッセンスをフォーラムに向けて抽出し、

    座学と実技を通してお伝えしました。

    また三浦理事長からは

    さらに「あからさま」な最重要ポイントも報告がありました。

     

    さて、今回のフォーラムでは、伝える立場に立ち

    色々な発見がありました。

     

    「上手い下手」に繋がってくる「ポイント」というのは

    煎じ詰めていくと「え?そんなこと?」というくらいシンプルに納まる。

     

    参加者の皆様の中にも、このポイントについて

    「え?そんなことなの?」と思われた方もいたのではないでしょうか。

     

    はい、そんなことなのです(笑)。

    一方で、「そんなこと」というのは、

    気付かなければ いつまでも「そんなこと」のままです。

     

    では実際にそのポイントを踏まえて、からだを通して体感していただく。

    すると、「そんなこと」だったものが

    体験者のなかでガラッと変化していっている様子が感じられる。

     

    「あぁ、今この方はからだを通して、意識が変化しているんだ」

    「そんなこと」だったものが「そんなことでなくなる」

    その変化に立ち合う瞬間。

     

    伝える内容が「肝心要」であるほどに

    からだを通した実技から体感出来る気付きというのは

    生まれやすいのではないか。

    そういったからだを通した気付きのプロセスについて

    新たな眼差しを見たような気がしています。

     

    そして私自身にとっても、この上手い下手のエッセンスに関して

    皆様と実技を体感しているときに新たな発見がありました。

     

    初めて操体と出会う方や

    その方のからだを通して見えてくるもののなかに

    次に繋がるヒントがみつかる。

     

    こういった気付きというのも

    まさにフォーラムというあの空間ならではの気付きなのだと感じています。

     

    夏には操体マンダラ

    秋には秋季フォーラムがあります。

    気付きの味をしめた方は是非、またフォーラムの場でお会いしましょう。

     

    2016年9月 新創生期操体法特別臨床講座 開講!

  • そんな程度のこと を 続けること

    「ネガティブなエネルギー」をテーマにした一週間、

    私の担当は最終日となりました。

    瀧澤実行委員も先のブログのなかで

    日々実践している「リセット」の方法を

    紹介されていましたが、

    私も日常のなかで行なっている

    「チェック」&「リセット」の方法について書いてみたいと思います。

    とはいっても、なんてことのないことなのですが(汗)。

     

    たとえば、何をしていても手につかない時や

    また「時間」に追われ、気持ちばかりが焦っているときのことです。

     

    「あ、なんかしっくりきてないな」という

    その状態に気付いてしまえば、

    それだけでだいぶ気持ちが落ち着くときもあります。

    けれども、なかなか落ち着ききらないときもあったりします。

    「プチネガティブ」とでも言いましょうか。 

     

    そういうとき、よく思い出すようにしているのは

    自分の「身の周り」を見渡すことです。

    私自身の体験談ですが

    自分自身が感じている「しっくりきてない感じ」というものが、

    その時の自分の身の回りに、「別な姿」として現れているような、

    そんなことを思うようになりました。

     

    とは言っても

    「筆箱のなかがとっ散らかっている」とか

    「今日着ていた服が脱ぎ散らかされている」とか

    その程度のことです。

     

    そんな「現れ」のように感じるなにかに気が付いたら

    「しめた!」と思うようになりました。

    少し意識して、そのしっくりきてない何かを

    納得のいくように整えます。

    とは言っても、「1枚の洋服をちゃんと畳む」とか

    本当に、そんな程度のこと。

     

    そんな程度のことなのですが

    1つでも何かをしっかり「おさめる」と

    先ほどのしっくりきてなかった感じが

    不思議と変化しているものです。

     

    この経験も日々のなかで繰り返していくと

    次第に「先手」を打てるようになってくるようです。

     

    「整理整頓」に限らずです。

    「おさめる」という習慣を

    日々のなかで意識し続けていると

    「しっくりきてないな」に繋がる

    予感に気付くようになります。

     

    そして、次第に「しっくりこないこと」を

    深追いしないようになり、

    「ネガティブだったエネルギー」ともいい塩梅で

    お付き合いできるようになるのではないかと

    自分自身の経験を通して感じています。

     

    一週間のお付き合いありがとうございました。

     

    人類はついに「重力波」の観測に成功し、

    明日からはお待ちかねの友松実行委員の「the world」がスタートします。

    どんな語りが膨らんだり縮んだりするのか。たのしみです。

     

    2016年春季東京操体フォーラム 4月29日(金)昭和の日 開催決定

    速報などの詳細は東京操体フォーラムHPをご覧ください