投稿者: karib_sotai

  • 東京操体フォーラムに寄せて(辻 知喜)

    昨年、東京操体フォーラムには新しい実行委員が加わりました。辻知喜さんのコメントをどうぞ。

    前回の秋に引き続き、2日間の開催です。臨床家向けの秋のフォーラムに対し、一般、初学者向けの春としてはかつてない充実した内容を提供できることと思います。操体の歴史、変遷、そして現在進化し続ける姿をじっくり御覧下さい。
    今春、自著を出版予定の草階実行委員の「歩き方について」、今回の目玉企画と言っても過言ではない、かつての温古堂を知る、現在今顧問の奥様でもあるミヨちゃんこと今美代子さんと三浦理事長との対談は、個人的にも楽しみにしております。

    操体に興味のある方、これから操体を学びたい方、臨床を行っている方まで新たな気付きを持てる2日間です。
    御参加をお待ちしております。

    辻知喜

  • 東京操体フォーラムに寄せて(横森 昌裕)

    こんにちは。東京操体フォーラムの畠山です。横森さんのコメントを掲載します。
    フォーラムにいらして、日焼けした笑顔の素敵なナイスガイを見たらそれは横森さんです♪本当に勉強熱心な方です。

    私は理学療法士として13年目になります。操体を学び始めてからはまだまだ浅い若輩者ですが、操体の魅力については胸をはって皆様に勧めることができます。今の治療に疑問などはありませんか?私が操体に出会う前の疑問・悩みを提示してみたいと思います。

    理学療法士として8年間は整形外科の関節鏡手術後のリハビリを担当していました。その当時は手術方法からトレーニング方法までいろいろなことを叩き込まれました。バリバリの西洋医学の中にいましたので、術後のプログラムを重視し患部を中心にしか診ていませんでした。操体で行われる体の感覚分析など考えもしませんでしたので、今おもえば患者さんの体の感覚を聞き分けると、きっと悲鳴をあげていたことと思います。

    その後、今のクリニックの院長と出会い外来のみのリハビリテーション科に勤務することになりました。そこでは痛みを主訴とする患者さんが中心ですので、必然と痛みと向き合うことになったわけです。痛みと「にらめっこ」していても何もはじまりません。いろいろの治療手技を勉強にいきました。痛みと向き合うことである疑問が生じました。特に急性期の痛みがある場合、患部を触ったり押したりする行為についてです。痛みのある部位を触ることによって痛み受容器(ポリモーダル受容器など)をさらに興奮させて痛みを増悪させてしまうのでは?炎症がある部位を触ることによってさらに炎症を増悪させるのでは?お恥ずかしい話ですが実際に増悪させてしまった経験もあります。また悩みとして診断名がイッパイの患者さんをどう治療しよう???などと悩んでいたものです。治療されている方の中に同じような疑問・悩みをもたれる方はいらっしゃいませんか?このような治療への疑問・悩みを解決してくれたのが操体との出会いでした。

    操体は、痛みの部位を直接触って治療するわけでもなく、もちろん診断名も関係ありません。体の末端関節から全身を動かし、快適感覚を通すことで全身を操り十分に味わうという、からだにやさしい・からだのための・からだのことを考えた方法だと思います。快適感覚には素晴らしい効果が秘められています。今回その操体に触れる・感じることができる東京操体フォーラムに是非参加してみてはいかがでしょうか?操体との出会い、人との出会いで人生が変わる分岐点になるかもしれませんよ!

    今回のテーマは「操体の現在・過去・未来」です。過去を知ることで現在の操体を学べることに感謝できるはずです。からだの満足度・気持ちよさどれをとっても現在の操体は素晴らしいと思えます。ですが現在の操体の方法が完成形ではなくさらに進化をしていくはずです。何年も操体を学んでいる先生方からも、操体が進化していると言う声をよく聞きます。

    以前操体を学んだという方も、これからという方も充実した2日間になるはずです。多くの皆様に東京操体フォーラムに参加して頂き、一緒に操体を学べることを心待ちにしております。
     
    横森 昌裕

  • 冷たい東京の朝

    おはようございます。鵜原です。
    そういえば 東京には空がないと言っていた人が、などと考えながら真っ青な空と真っ白な富士山を眺めています。
    若い頃の私は、ああでなければならないこうでなければいけないと、あらゆることを決めつけ、人にも強い、迷惑をかけていたと・・・
    例えば夫の知人から奥さんと呼ばれるのが大嫌いでなどなど・・・
    つまらないことにもこだわっていました。
    操体に巡り逢い生きていくのがまず楽になり、そして楽しくなったと実感しています。
    次回は若きホープ甲斐田さんです。よろしくお願いします。

    鵜原 増満

  • サムシング・グレート!? 3

    彼女のお母さまは悩みがたえないようです。たった一つ不思議なことは彼女は鏡を見ることが大嫌い、写真を撮られることも大嫌いということです。
    私の仕事はお出かけになるまでの身支度全般です。私は彼女と一緒にいられるだけでとても癒されます。彼女はサムシング・グレートに守られているに違いないと私には思えるのです。一緒にいられる時間を大切にしたいと思うこのごろです。
    まったく訳のわからぬことを読まされるのはかなわんなあとお思いの方もいらっしゃるでしょう。目を瞑って見過ごしてください。

    鵜原 増満

  • サムシング・グレート!? 2

    彼女は一人っ子でお父さまは亡くなられ小柄なお母さまと二人暮らし。30才で発病し16年、ほとんどベッドの生活、自力で動けません。残っている機能はすばらしい頭と右半身。結婚をしたいと思ったことはないそうです。彼女の楽しみは音楽会と絵画の鑑賞に出かけること、必ずお母さまがお供なさいます。
    私は彼女に魅了されてしまいました。オペラ歌手のような美しい声、ユーモアあふれるお話ぶり、暗さがみじんもない、じわ〜っとにじみ出る明るさ、いやみが全然感じられません。当然と思いますがお母さまは行く末を案じておられます。

    鵜原 増満

  • サムシング・グレート!?

    三連休の最終日、仕事で恵比寿のガーデンプレイスに行ってきました。去年のクリスマスに皇太子さまご一家が美しいバカラをご覧になったと話題を呼んだところです。さらに1年以上前、我らが師と病院を脱け出して珈琲を飲んだ思い出の場所でもあります。あのころ、私たち仲間が師から同志と呼んでいただける日が来ようとは思ってもいませんでした。
    一休みしてからある女性を尋ねました。私のボランティアの一つです。その方とお会いするのは3回目、美しい声の持ち主、とても魅力的な、筋肉が萎縮する難病にかかった女性です。

    鵜原 増満

  • 再び雪の東京 2

    今私は、少し年上の先輩の方々、そしてずっと年下の子供達とお付き合いしています。仕事というよりも気分はボランティアです。とても楽しく働かせていただいています。まわりのみんなが大変でしょうと言ってくれます。確かに仕事と思うと大変です。時間のこともお金のことも考えてしまうでしょう!そんなことは考えないことにしています。その方がずっと楽しくいられるからです。私が楽しいということは相手の方々も心地よくいられるということだと思っています。愛を感じて相手を好きになることが今の私の仕事にとって一番大切です。

    鵜原 増満

  • 再び雪の東京

    東京操体フォーラムのブログを尋ねて下さっている皆様、おはようございます。
    福岡の秋穂さんからバトンタッチした東京の鵜原増満です。
    昨日、真っ白な雪を踏みしめながら操体の講習から帰ってきました。雪で被害をうけている皆さんには申し訳ないのですが、東京生まれの私にとってたまに降る雪は幻想的な贈り物なのです。
    そういえば、亡くなった岳父が「雪が赤くなくてよかった。神さまは良く考えたもんだ。」とよく言っていたなあ、なんてことを思い出しました。島根の福田さんのお話の神さまと同じ神様なのかしら・・

    鵜原 増満

  • 非常識って素敵

    唐突ですが、皆様「九州王朝説」ってご存知でしょうか?
    古代日本において、現在主流となっている奈良の大和地方の大和王朝以前に、福岡の太宰府を首都とする九州王朝が存在した可能性があるという説を発表された古田武彦という変わり者な研究者がいたらしいのであります。小学生の子供に聞いても「そんなの嘘に決まっと〜。」と一蹴されそうな話題ですが、福岡在住の小生としては大層、
    血湧き肉踊るロマンティックなお話です。
    この説では、大宝律令成立以前の歴史のほとんど(ex.邪馬台国聖徳太子大化の改新・・・)は九州王朝での出来事であり、九州王朝が滅びた後に大和王朝の歴史に組み込まれたものだ
    というのです。
    その中でも特に小生が興味をひかれたのは天皇家の発祥の地とされる日向(ひゅうが)の国が、どげんかせんといかん宮崎ではなく、福岡市西区の日向(ひなた)峠のことであったと云うのです。何を隠そう、そこは僕の通った高校の裏山です。
    そんなアホな・・・ 

    確かにその辺りには数々の遺跡が存在しており、古代から発展してきた地域であることは間違いなさそうなので、
    「もしかしたら本当かもしれない。」というワクワク感を湧き立たせてくれます。

    話は変わりますが、その高校時代の友人が、先日、うちの整骨院にやってきました。
    左足をばっちりギブスで固め、両手に松葉づえを着きながら、痛々しく院に入って来る彼の姿を見ながら、
    「可愛そうに・・・」と同情しながらも「これは貴重な臨床経験だ。」と少し心を小躍りさせていました。

    以前、三浦理事長の講習会の中で足首を骨折した受講生の方をモデルに実技の講習をやらせていただいたことはあったのですが、実際の臨床のなかでは初体験。ドキドキとした気持ちを抑えつつ、問診を始めました。

    秋「何、足どうしたん?」(ねぇ、君足はどうしたのかね?)
    患「船釣りばしよって、転んで骨ば折ったんよ〜。」
    (釣り船に乗ろうとしていたら、誤って転倒して骨折をしてしまいました。)
    秋「たまらんね〜。」(それはさぞご苦労なことですね。心中お察しいたします。)
    患「たまらんよ〜。」(ありがとうございます。)

    詳しく話を聞いてみると、通っていた病院で骨は付いているので、
    ギプスを除去すると云う段階になっても、ギプスを外すと痛みで
    全く足がつけないとのこと。早速診察台に上がって診てみると、
    患側の左足が右足に比べると極端に短くなっていて、膝が伸展出来
    ていない状態、右肩は頭方に上がり、やけに右の胸が緊張しています。

    患「松葉杖ついとるけん肩やら腰が痛いっちゃんね。」(松葉杖をついているので、肩及び腰に疼痛が出現しています。)
    私はさもありなんと、納得しつつ胸筋と鼠径部と膝窩の圧痛を触診しては、悶絶していただきつつ動診、そして操法へはいって行きました。
    患「おっ!さっきよか、全然よかよ。」(先ほどよりも、足の様子が改善しているように感じられます。)

    かなり歪みも改善したようなので終了し立ち上がって様子を見てもらうと、ギブスを外している不安感はあるので体重をかけることは出来ないけれど、肩や腰の症状はほぼ消失、関節可動域も改善していました。帰りは本人の希望でギブスを着けて帰っていただきました。一週間後にはドタバタはしながらではありましたが、ギブスを外して来院されました。
    患「ホントに不思議やね〜。痛くないリハビリってあるげな知らんやった。」
       (本当に不思議なことってあるのですね。痛みを感じずに、
        気持ち良くからだの造りを操ることでからだの機能回復が
        出来るなんて存じませんでした。)

    操体を学ぶ私たちにとっては、常識的なことであっても、世間一般には中々理解していただけないって事があります。ひとつ間違えばマジックか超能力か?と訝しがる方もおられるかもしれません。でも、実際にやってみて変化したときの喜びは臨床をやっていて本当に良かったとこころから感謝したくなる瞬間です。

    大変長くなりましたが、今回で秋穂一雄のブログは終了となります。本当に読んでいた方つたない文章でご迷惑おかけしました。これからももっともっと魅力的な実行委員の仲間のブログが続きます。これからも宜しくお願いします。次はフォーラムの本拠地東京に戻って鵜原実行委員の登場です。

    鵜原さん、出番ですよ〜!」

    一部方言の翻訳に誇張及び、拡大解釈した内容が含まれていることをご了承ください。

    秋穂 一雄

  • シーズン到来

    本当にありがとうございます。今週一週間は福岡県の秋穂がブログ担当を仰せつかって書かせていただいております。今日は関東の方ではまた雪が降っているようですが、福岡は良い天気です。

    この時期、福岡で賑わっている所と言えば学問の神様菅原道真公を祭ってある太宰府天満宮でしょう。
    毎年、受験シーズンともなれば福岡県内はもとより全国から天神様のご利益に預かって受験突破をもくろむ学生や家族たちでごったがえしています。

    この太宰府天満宮に祭られている菅原道真公は平安時代の有能な学者兼政治家さんで、政敵である藤原時平に妨害されて大宰府に左遷されたのち、失意の中で亡くなりました。その後、朝廷に災い事が続き「これは道真公の崇りに違いない。」と考えた朝廷は祟りを鎮めるため、この地に天満宮を作ったそうだ。
    ここまで書いていてどうしても気になる事が・・・
    「道真公、福岡に移って来るのって、祟りたくなるほどに嫌なことだったのですか?」

    その太宰府から車で30分位走ったところに、うちの整骨院はあります。
    ここにも何名かの受験生が通ってきています。

    初めて来院して来たときは、部活動のバスケットボールで痛めた足を引きずりながら来ていたのですが、治療しながら重心移動の法則(なぜかみんな側屈の重心移動が間違っていました。)を指導したところ、足はすっかり良くなったのですが勉強のしすぎで頭が重いと、頭を抱えてやって来るようになりました。もう知ったこっちゃありません。

    そろそろ大宰府の御神木「飛梅」もきれいに咲いている頃だと思います。うちの受験生達にもきれいな桜が咲いてほしいものです。

    秋穂 一雄