投稿者: karib_sotai

  • シモンの先輩の話

    2008年東京操体フォーラムも「今せんせ&三浦先生のライブトーク」で無事終了いたしました。ありがとうございました。次回は4月の予定です。お楽しみに!
    今週は秋色濃くなりつつある東京の鵜原が担当いたします。よろしくお付き合いの程お願い申し上げます。

    ペットショップにかわいい犬や猫がいます。半額などと書いてあると違和感を覚え悲しくなります。人身売買という言葉が頭をよぎります。人間はなんて身勝手なんだ、みな同じ命ではないか!と思うのです。

    もう2年になると思います。横浜からつれてきた野良猫ちゃんを飼っていました。シモン君の先輩です。テニスコートにいたので名前をラブとつけました(テニスのスコアで0をloveといいます。)引越先の家では1年間全然外に出せずラブは生きていました。ところが、寄りによってある寒い寒い日に脱走してしまいました。余程家の中にいるのが苦痛だったのでしょうか?これからどんどん寒くなり本物の冬がやってきます。どうやって生きていくのだろう?と気が気でなく、懸命に探しましたが見つかりません。そんなある日、ラブが夢に出てきてくれました。窓の外に座っていた彼女が私と目をあわせるとこう言っているようでした、(安心して、私は元気に生きているから!)と。
    きっと良い居場所を見つけたに違いないと思えるようになりその日から探すのを止めました。
    数ヶ月前通勤途中でラブによ〜く似た猫にあい呼びかけてみたところ、鳴き声が少し違っていました。耳の記憶は確かだと思います。よく似たと書きましたが私の目の記憶は実にあやふやで正確にこういう特徴だったと覚えていないことに気づかされました。しかし臆病な性格と右頬のこけ具合(大きなおできが膿んで大量の膿が出たため右頬がへこんでしまった)でラブと断定?しました。近くに住んでいる人に可愛がられているようです。
    公園があり木々が生い茂り自然に恵まれたとても良いところです。さすが猫・・・気持ち良いところをみつけるのが上手だと感心しました。どこにいてもいい、気持ちよく幸せに生きられるよう祈っています。

    鵜原増満

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  • あきほくんのちょっと良か話。

    ついさっき実際に起こったお話です。

    この日のお昼休みあきほくんは腰痛で院に来る事が出来ないおじいさんの
    お家に往診に行く予定が入っておりました。

    このおじいさんは1年程前夜中にトイレで倒れてしまいました。
    それからは腰が痛くて上手に立ち上がる事が出来なくなってしまっていたのです。
    それからというものあきほくんはたまにおじいさんのうちへ行っては
    お話し相手をしながら、足を揉んであげたり、腰をさすってあげたりしていました。

    ところが先週末位から急にお話をすることも困難になってしまいました。
    おじいさんの補聴器が故障してしまい声がほとんど聞こえなくなってしまったのです。

    あきほくんはこの前の火曜日におじいさんのうちに往診にいって
    本当に元気をなくしてしまい口もきいてくれなくなったおじいさんの治療をしてきました。

    その時におばあさんから聞いた話によるとおじいさんは
    日中は腰が痛いと言ってはベットにうずくまって過ごしたかと思えば
    突然夜中に起きだしたかと思うと「早く逃げんといかん!」
    と言っては家中を逃げ惑ったりと痴呆の症状がかなり進んでしまっているということでした。

    金曜日のお昼、あきほくんはとても気分が落ち込んでいました。
    このおじいさんの弱ってしまった姿を見なければならない。
    元気だった頃のおじいさんの様子を知っているだけに
    弱っていくおじいさんになんのお手伝いも出来ないのではないか
    と自分自身の無力さに本当にあきれかえっていました。

    その日は打ち合わせのために三浦理事長のところへ電話をかける用事がありました。

    トゥルルルル、トゥルルル ガチャン
    「あっ、もしもし三浦ですが・・・お〜秋穂か〜どうした。」

    あきほくんはおじいさんのことは何もふれずに用件を告げて
    理事長のお話をあれこれと聞かせていただいていました。
    そのお話は勿論操体についてフォーラムで見せてくれる
    あのエネルギーそのままに、電話越しに熱い講義を聞かせていただきました。

    その中であきほくんはとても気になる言葉を見つける事ができました。

    「人間は自分がやったことは必ず自分に帰ってくるんだ。
     良い行いをすれば良い事としてかえってくるし
     間違った行いをすれば、いつかどこかで罰が当たってしまうんだ。
     それはしょうがないんじゃナイ?自然法則に反してるんだからね。
     どうせやるなら自然法則に則ってやるべきだと思うけどな〜。」

    これがおじいさんの話と何が関係あるのかはよくわからなかったのですが
    あきほくんは何故か「カッキーン!」と操体スイッチがオンになりました。

    「おじいさんのからだのために僕が出来る事だけでもやらせてもらおう!」

    お礼もそこそこにあきほくんはおじいさんのうちへ向かいました。
    チャイムを鳴らして、うちに入るやいなやおばあさんが話しかけてきました。

    「先生ありがとうございます。この前、先生にやってもらった後から
     急に元気になっちゃって、自分でベットの上で運動してみたり、
     トイレや食事も自分で起き上がってするようになったんですよ。」

    世の中出来すぎた話というのもたまにはあるようです。

    補聴器は未だ壊れたままで本来ほとんど聞こえないはずの耳も
    良〜く注意して話しかけると聞き取ってくれている様子です。
    何よりもとてもよく話してくれています。
    自分が中国に戦争に行っていた時の話や、最近見た夢の話。
    何十回と聞かせられて耳にタコが出来ている話ばかりではありあすが、
    元気な声で話をしてくれる事が本当に何より嬉しくてたまりませんでした。

    この日もやっぱり何も特別な事せず(というか出来ませんので)話を聞きながら
    足を揉んだり、背中をさすったりしていました。

    本当に自分がやろうと思った行動が、おじいさんのからの変化を介して
    あきほくんの元に素晴らしい結果として帰って来てくれたのです。
    本当に偶然としか言いようが無いのだけれど本当に行動が結果を変える。
    自分の行動は回り回って自分に帰ってくるんだと、
    今日は本当に素晴らしい勉強をさせていただきました。
    あんまりびっくりしすぎてひいていた風邪もすっかり吹き飛んでしまったようです。

    あっ!しまった「1週間で理解る!秋季東京操体フォーラム」のこと
    すっかり忘れてしまっていた・・・次回につづく

    秋穂一雄

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  • 「はっ、はっ、ハックション」

    私の住んでいる福岡の街も遅ればせながら、秋の深まりとともに朝晩が冷え込んできて不覚にも風邪をひいてしまいました。
    風邪をひいていると云えばここ最近新聞やニュース番組で毎日のようにお目にかかる「世界同時株安!!」「世界恐慌へ突入か!?」という経済の風邪はずいぶんこじれてしまっているようですね。僕なんかは本当に経済事情に疎くて何が不景気なのかすらよくわからず、バナナダイエットのあおりで大好物のバナナが店頭からなくなってしまった事の方が大事件に思えるのですが、実際にかなり大きな損失も出ているようなのであんまり悠長にもしていられないのも事実の様です。そんな事を考えながら橋本先生の論想集「生体の歪みを正す」をめくっておりましたらこんな文章が目に飛び込んで参りました。「一切の業障海は、皆妄想より生ず。若し懺悔せんと欲せば、端座して実相を思え。衆罪は霜露の如く、慧日能く消滅す。」この世の中に起こる全ての事物は自分自身の思考が具現化したものだから、普段から善い思いで過ごしていれば必ず不吉な事は消え去り、明るい明日がやってくると言った所でしょうか。今回のこの経済の混乱も僕たちの欲が作り出した欲望の影みたいなものなのでしょう。橋本先生のバルの戒め「欲張るな」「威張るな」「頑張るな」と云う事を守っておけば、こんな事にはならなかったのかもしれませんね。世界が平和で健やかなる発展の道を歩んでいける事を祈ります。

    それでは今回の「1週間で理解る!秋季東京操体フォーラム」は実行委員による自力自動の操体法指導を予習してみましょう。そもそも操体法自力自療の臨床スタイルと云うものが特徴のひとつではありますが、これは操者の介助・抵抗がなされた上で自力で動いて感覚をききわけるということであり。いつでも、どこでも、ひとりでできるという意味とイコールではありません。それをふまえた上で、あえて介助抵抗を与えない状況で言葉の誘導のみで感覚をききわけ操法を通そうという素晴らしいプログラムです。介助抵抗を与えない操法といえば橋本先生の著書の中(論想集「生体の歪みを正す」26頁から)にも書いてある「コマ運動」「四つん這い運動」「尻振り運動」のようなものが思い起こされるのですが、今回は一体どのような動診で感覚をききわけていくのでしょうか。発表者が臨床経験の豊富な岡村実行委員長と前回のフォーラムでは気持ちのよい歩き方についての発表をされた草階実行委員という操体界の大助・花子とも言える実力派のおふたりですからますます期待が膨らみます。草階実行委員は今月号の「からだにいいこと」という美容&健康雑誌に操体法のエクササイズを紹介されているという事ですので、その辺にもヒントが隠されているのかもしれません。操体の臨床と日常の生活の間のからだのケアとして操体法だからこそ可能な快適感覚を味わう事の出来るエクササイズを見せていただきたいものです。

    秋穂一雄

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  • 九州大学とあきほ整骨院の奇妙な関係

    少し前の事になるのですが、僕の所属する福岡県柔道整復師会の学術研究会に参加した際にの九州大学病院長で心療内科教授の久保千春先生の講演を聴かせていただく機会がありました。九州大学の医学部心療内科と言えば、昭和36年に全国で初めて設置された精神身体医学研究施設がその前身であり、初代の教授は橋本敬三医師の論想集にもその時代の心療内科のエキスパートとして名前の挙げられている池見酉次郎医師がつとめられてあったという、強引にこじつければちょっぴり操体にも関わりのある病院で、現在でも日本有数の心療内科の研究機関でもあります。この講演の内容としては、今後、日本の医療の現場は生活習慣病(糖尿病、高血圧など)、老人性疾患(脳血管疾患、認知症、慢性気管支炎など)と並んでストレス社会が進む影響で心理的な要因でおこるストレス病(心身症、神経症、鬱病など)が増加する傾向にあり、からだのケアと共にストレスマネージメントがこれまで以上に重要になってくるでしょう。と云う主旨のものでした。この講演の中で私が特に注目したのは、「心身医学的治療法においては、治療の手順として、まず身体を整えて、それから心を整えるということが大事であると思います。すなわち、身体感覚をまず快刺激にもっていくということが重要です。」と云う内容の部分です。この講演の中では太極拳が取り上げられていたのですが、「笑顔を作ると楽しくなる、身体を意図的に動かす、緊張と弛緩とのバランスをうまくとる、これが大事であると思います。」という所などはこれはまさに操体の想念と運動のバランスを取れということです。そして極めつけは「痛いときはその痛い方向にまず緊張させて、その後弛緩させる、すると、より弛緩が感じられて、そして良くなります。」とまでおっしゃっていました。これはもう完全に操法です。しかし残念な事に、これはまだ第一分析に過ぎません。久保先生は心身症の治療に快適感覚の必要性を論じておられるのですが、あくまでも快適感覚をからだに対しての刺激としかとらえておられないようで、快適感覚自体がからだのバランスを調整しているのだという所までは至っていない模様です。今度お目にかかる機会がありましたら、その辺りを念入りにレクチャーしておきます。(多分無いとはおもいますが・・・)

    さてそれではここからが本題、九大病院とあきほ整骨院の奇妙な関係ですが、これはうちの整骨院の所在地(福岡市中央区清川)と関係があります。その昔、九州大学が福岡に誘致される前、現在の九大病院の周囲は柳町と呼ばれる遊郭街だったそうです。国立大学の予定地が遊郭街のとなりとあっては、学生達は学問が手に着かなくなってしまいます。そこで、その遊郭街を今の中央区清川に移し、無事に誘致は行われ学生達も安心して学業に励むことが出来るようになり。福岡の男衆は新柳町と呼ばれるようになった、遊郭街で社会勉強に励むようになったと言う事です。その後、新柳町は、売春防止法が施行される昭和31年位まで清川の地で繁栄しておりましたが、その後、福岡の夜の代名詞中洲へとその中心を移していく事となります。そして、その後清川の街は福岡市の中心部からほど近い立地にも関わらず、治安の悪さやかつての印象などから、開発が遅れ、やっと近頃になってマンションやオフィスビルが立ち並び、徐々に活気を取り戻しつつあります。そんなまちの片隅で僕の整骨院は新たな歴史を刻み続けています。こんな内容を本題にして本当に良かったのでしょうか。それでは明日は1週間で理解る秋季東京操体フォーラム」その2をお送りします。

    秋穂一雄

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  • もういくつ寝ると・・・

    10月も最後の週に入り、季節もめっきり秋らしくなってきました。
    季節の秋に、稲穂の穂。今回で3回目の登場、福岡の秋穂です。
    気がつけば2008年秋季東京操体フォーラムまで丁度、1週間となりました。

    秋のフォーラムは春に比べると実技指導が充実しており基礎知識の有無により、得られる気づきの質が大きく差が出てきます。今週のブログでは私と一緒に、各先生方のプログラムを予習してより一層理解出来るように、事前にしっかりチェックして行きましょう。

    題して「1週間で理解る秋季東京操体フォーラム

    まず初回はテーマ発表『第一分析から第三分析へ』発表者は、操体界のデンジャラス・ビューティー畠山常任理事です。

    この第何分析と云うのは、感覚診断のききわけ方の違いによって区別されています。第一分析とは橋本敬三医師の著書にも紹介されている。痛くない方、ラクな方へ動ける所(可動極限)まで動いて2〜3秒後に、ストンと脱力(瞬間急速脱力)する。という運動感覚差をききわける操法の事です。第二分析以降は以前畠山常任理事のブログでも紹介されていたように橋本敬三医師が臨床をやめられた後に、その愛弟子である、三浦寛先生と今昭宏先生に託された「気持ちの良さだけ教えろ。」という指示を基に、研究と臨床の中で新たに確立された分析法で、第2分析はひとつひとつの動きの中に気持ちの良さがあるのかないのかをききわける感覚診断法。第三分析は、からだの動きが極度に制限されている方や、動きの中では快適感覚のききわけがとおせない方に、皮膚へのアプローチにより快適感覚のききわけを通すと云う皮膚の操法(渦状波〜かじょうは〜)のことです。

    東京操体フォーラムで取り上げられる操法と云うのは、基本的には第二分析以降を指しているのですが、未だに世間では第一分析の診断と操法から脱却出来ていない臨床家の方も多く、東京操体フォーラムでは、常に啓蒙活動を行っている次第であります。

    今回の発表の中で畠山常任理事はどの様にそれぞれの分析の違いを見させていただけるのでしょうか。乞うご期待!

    秋穂一雄

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  • 僕の中の自分

    今週の担当となり今日が七日目となります。一週間お付き合いしていただきましてありがとうございました。
     

    ブログを担当させていただいて、一週間なにを書こうと考えたときに、その時に感じたこと、頭をよぎったことがらを書いてきましたが、前回と今回のブログを書きながら感じたことは、人とのご縁とこの世に生かされているんだなぁということを感じながら担当させていただきました。
    先祖の方々の一人でもいなかったら、僕はこの世に生をうけることはなかったわけですし、生をうけてもこの世に自然や大地の恵みがなければ生きることができないでしょうし、人との出会いがなければ学びや成長は生まれないでしょうし、こんなことを最近いろいろ考えるんです。この世に生をうけ、人とのご縁をいただき今の自分があるということを考えるんです。
    僕は20才代はただガムシャラに生きてきたという感じで、何を学んでも心に響く学びはできていなかったように思います。不思議なのですが、30才になり人とのご縁や人のやさしさに純粋に感謝できるようになり考えるようになり、周りが見えるようになり、沢山の人に助けられて生きているということを感じるようになりました。そして操体に出会い操体の哲学を通じて臨床だけでなく生についても学び、子供が誕生して、35才になった今になって、早いのか遅いのかまだわかりませんが、生についてご縁について真剣に考える僕の中の自分がいるんです。

    真剣に考えると、僕がこの世にいるのに、どれほど多くのことを守られ支えられて、今いるということを改めて痛感するんです。こんなことを感じると自然に感謝の気持ちで一杯の自分がいるんです。生かされ活かされているということを。

    最後のブログにこんなおも〜い内容になってしまいました。これも「からだの設計にミスはない」を書き写しながら読んでいるからなのでしょうか。心に響く学びをさせていただいております。ありがとうございます。

    この一週間ありがとうございました。

  • からだの使い方・動かし方。

    六日目です。よろしくお願いします。

    最近ですが小学生の父兄の依頼で、空いている時間に小学生のスポーツ選手(野球を中心)のフォームをチェックさせていただいています。以前から高校生のからだはみさせていただいていたのですが、障害を抱えている子の問診をしていると、小学生時代に辿り着くことが多いのです。実際に当クリニックの患者さんでも、多くの小学生の子が通院しています。

    身体運動の法則であるからだの使い方・動かし方を小学生のうちからからだで学ぶことが必要だと思います。将来の素晴らしい選手の育成につながるのではないかと思っています。

    実際に今回みさせていただいた野球チームの小学生に痛いところや違和感が、からだのどこかにある人?と聞くと、チームの1/3の子があると答えました。痛い所があると答えたほとんどの子が、手は小指・足は親趾を運動力点・運動作用点にした動きができていないのです。(身体運動の法則である重心安定の法則)

    簡単に重心安定の法則の大切さを理解してもらうのに、私の頭をフル回転させてみました。

    つま先立ちをさせて、相手と手を合わせ軽く押し合うゲームをしてみました。

    どんなスポーツでもつま先立ちなることが多くなるはずです。そこでつま先立ちで重心安定の法則をチェックしてみようと思ったのです。足の親趾を運動力点・運動作用点にしていれば、足の親趾に重心がかかり、膝は内側にしぼられる(膝の内側に体重がかかる)
    という安定したつま先立ちになるはずです。

    逆に不安定な(バランスの悪い)つま先立ちは、足の小趾に重心がかかり、膝は外側に流れ不安定なつま先立ちになるはずです。

    結果は、私の思惑どうりでシメシメです。バランスを崩した子は、つま先立ちの時に小趾に重心をかけている子でした。その中には、からだに痛い所があると答えた子のほとんどの子が入っていました。

    バランスが悪いということは・・・。不自然な投球フォームは・・・。疲労しやすいフォームは・・・・。すべての動き(フォーム)においてからだの使い方・動かし方の法則があり、からだに無理のない投球フォームを身につけるために、スポーツ障害を予防するために、からだの使い方・動かし方の身体運動の法則の大切さを、父兄を含めて理解していただく一歩になったのではないでしょうか。

    まだ数回しか身体運動の法則をふまえフォームについて一緒に勉強しただけなのですが、フォームに変化がでてきている子がみられます。子供のからだは、変な癖が出来上がっていないためでしょうか。からだが本当に素直な気がします。

    ありがとうございました。

  • 祖母に感謝。

    五日目よろしくお願いします。

    昨日は祖父の話がでましたので、今日は祖母の話を書きたいと思います。

    私の両親は仕事が忙しかったこともあり、子供の頃は同居していた祖父母に面倒をみていただいていました。

    私の両親は、私のためによく叱ってくれました。イタズラをしたりよく怒られることを友達とやっていたのでしかたないのですが・・・。夜の真っ暗な土蔵が反省場所になったり、火鉢で叩かれたりなど本当によく叱られました。

    叱られた後は、きまって祖父母がフォローしてくれました。本当に優しい祖父母でした。そんな優しい明治生まれの祖父母ですが、私が15才の時に祖母が、19才の時に祖父が他界しましたが、沢山の思い出が残っています。その中でも祖母の伝説?を書きたいと思います。

    祖母の名前は「ちう」です。この名前は嘘か本当かは分かりませんが、祖母は酉年生まれであり、トリはチュウチュウと鳴くから「ちう」と名付けられたとのことです。チュウチュウはねずみの鳴き声じゃないの?と疑問にも思いましたが・・・。

    今では考えられないのは、名前だけでなく服装もこだわっていました。祖母は着物しか着ないのです。だから洋服というものをもらっても、みんな近所の方々にあげていました。
    すごいこだわりのある祖母ですが、ひとことで言うと本当にすごい祖母なんです。

    あるエピソードを紹介します。

    祖母はみんなから「おちゅうさん」と呼ばれ、毎日誰かがお茶を飲みに来ているような人気者?です。家の前を通る人には、「お茶のんでけぇ」、セールスマンにも「お茶のんでけぇ」、物をもらいに家を廻ってくる人にも「お茶のんでけぇ」と誰にでも「お茶のんでけぇ」となるわけです。なので、家に帰ると誰かがお茶をのんでいるのです。なので「あの人だれ?」と聞くと「知らない」ということがよくありました。

    あるとき、「なんでそんなに知らない人にも、誰にでもお茶をすすめているの?」と聞いたことがあります。祖母は「子供が、孫が、さらにその子供達が、いつ・どこで・誰にお世話になるかわからないから、人には親切でいなければいけないんだよ。」と言いました。そのとき子供ながらに、やさしい想いに守られているんだなぁと感謝の気持ちになりました。いつも自分のためでなく、人のためにと考え行動をする祖母でしたが、今おもえば自己犠牲の心とは簡単のようで奥が深い気がします。ただ人の親に自分がなり無償の愛ということが少しずつですが理解できるような気がします。

    今この場にいられるのも、天地の恵みと親や祖父母やさらには先祖の方々、たくさんのこの世界の愛情に支えられて生きているんだなぁと思い、自然と感謝の気持ちになります。

    ありがとうございます。

  • 続けること。

    四日目ですお願いします。
    昨日も書きましたが僕は今、操体の勉強・農業・クリニックの仕事・野球・趣味の板乗り・子育てなどなど楽しみながら毎日を過ごさせていただいております。沢山のことを楽しむということは、どうやら子供の頃から学んでいたようです。

    小学生の時は、柔道クラブ(週2)・野球クラブ(週2)・陸上クラブ(夏季のみで週3)・スキークラブ(冬季のみ週2)そろばん教室(週2)・習字教室(週1回)というなかなかのスケジュールです。特にスポーツは運動神経がよかったらしく、どのスポーツでも県の大会では賞状をいただくほどでした(^-^)v

    すべてのスポーツは本当に楽しかったのですが、一度だけ何のスポーツだったか忘れましたが「やめたい」と祖父(明治生まれで私が19才の時に他界しました)に言ったことがあります。この時、最初で最後だったのですが、大好きな祖父にはじめて怒られました。(ちなみに両親にはいつも怒られていました)

    祖父に怒られたのがこの一度きりですから、今でも鮮明に覚えています。

    「マサ(私のことです)が自分でやると決めてはじめた以上は、途中で投げ出すような辞め方だけはダメだ!!そんな辞め方じゃ何も学ぶことも、得ることもないだけじゃなく、失うことの方が多く、はじめたことが何もなかったことになるじゃないか。」と言われ、その後はまた穏やかな顔に戻り、「はじめると決めるのも、やめると放り出すことも簡単だけど、続けるということは大変なんだよ。だから続けるということができれば、得る物は成績かもしれないし、友達という人間関係かもしれないし、経験という学びかもしれないし、とにかく何かを神様がご褒美に何かを与えてくれるんだから」と本当にやさしい顔で語りかけてくれました。

    これは今おもえば「報い」の「相対的評価」を祖父なりの表現で経験からおしえてくれたことなんですね。
     

    その後は、皆にハードなスケジュールだねと言われても、本人の私はなぜか楽しく日々を過ごすことができる大人になりました。

    ちなみに9月22日に操体フォーラム副実行委員長の福田さんに、操体格闘倶楽部に入れていただき光栄ですが、高校卒業後は一度も柔道をしていないのに大変恐縮しております。ちなみに今の顔はアウトドアのスポーツ大好き人間なので、インドアのクリクリ頭高校時代の柔道全国大会出場記念パネルでものせておきます。(はずかしいのであまり見ないでくださいね。)

    高校卒業後は一度も柔道をしていない私ですが、当時一緒に過ごした仲間とは今でも仲良くさせていただいております。続けることまた続けたことで、間違いなく仲間との信頼関係が強くなるような気がします。

    祖父に感謝です。

    ありがとうございます。

  • 今年も沢山からだを使わせていただきました。

    三日目よろしくお願いします。

    昨日で今年のコスレタスという野菜の出荷が終わりました。
    毎朝、仕事に行く前の朝四時から六時の二時間だけですが、両親のお手伝いということでコスレタスの出荷をしていました。この出荷がついに終わりました。
    この10月は稲(お米)の収穫・野菜の収穫・山に行けばキノコの収穫と収穫の秋なのです。家の周りに畑がたくさんあるので家庭菜園というのかわかりませんが、今年はひとりで畑のチカラを借りながら大根や白菜など沢山の種類の野菜を作ってみました。(カタチは悪いですが・・・)まさに大地の恵みですね。

    今年も沢山からだを使わせていただきました。
    朝は農業、昼間はクリニック勤務、夜は区の役員やら野球指導とやってきました。これを聞いて皆さんは大変だなぁと思いますか?僕本人は大変だぁとかあまり思わないんですよね。むしろ楽しませていただいております。楽しみながらやっていると、ご褒美がいただけるんです。例えば太陽が昇る空の色など自然の美しさをいただいたり、出荷場の人・患者・スポーツ選手など沢山の人との出会いをいただいたり、達成感などの気持ちをいただいたりと、気持ちと回りの環境がともにすべてが楽しく・良く思えるから不思議です。まさにこれは環境と生活態度の同時相関相補的に連動していると言えますね。
    今年はさらにからだ・気持ちともに調子が良いんですよ。すべての生活・動作についてからだの使い方・動かし方である身体運動の法則を常に考え学びながら、農業・仕事・スポーツなど沢山の事を行わせていただくと、身体運動の法則を通じて常にどこでも・どんなことをしていても学ぶことができるんです。結果、理に適ったからだの動きとなり今年はからだの調子が良いということに繋がったのだと思います。
    身体運動の法則はからだに無理をさせない・壊さないために、からだの理に適った使い方・動かし方を頭でもからだでも学べ、予防にも治療にもつながるすべてに適う法則ではないでしょうか。

    今年も沢山使わせていただいたからだにも感謝ですね。
    ありがとうございました。