一日目

執筆者:

カテゴリ:

橋本敬三先生と野口三千三先生とは、生前に交誼がありました。
同じ講演会の講師として「一体人間て何だろう、自然て何だろう、生きるってことは一体どういうことだろう。そんなことを本気で考えています。したがって橋本先生の場合と余りにも似ていて、体操の仲間は、体操と呼んでいない者もいます。」(「地湧きの思想1」(柏樹社))

という言葉も残されています。

 

橋本先生は、「操体」は、「自然法則の応用貢献」である、と述べられています。
自然法則は、遍く世界(宇宙)を包んでいるものです。
野口先生の目には、自然法則はどの様に映っていたのでしょうか?
今回は、その言葉を味わってみたいと思います。

 

 

『皮膚という原初的な脳、今は外側の脳ともいうべき生きているひとつの袋、この袋の中に体液という生きものがいっぱい、その体液にとっぷりつかって生きているのが筋肉・骨・脳・内臓……、この多重構造の生きもの全体が自分なのである』

「原初生命体としての人間」(岩波現代文庫)40P