カテゴリー: 瀧澤 一寛(たきさわ かずひろ)

  • 空間は悦びを共にする①

     

    岡村さん、一週間のメッセージありがとうございまいた。

     

    「からだ」はそうなるようにできている。

     

    それを感じられることは、とてもうれしいことです。

     

    そのうれしさは、どこからきているのでしょう。

     

    一人で生きているわけでもなく、ともに生かされている実感。

     

    生かされていることを自覚することは、

     

    生かし合っている存在でもあると自覚されてくるのです。

     

    日々、悦びを抱いて、空間と共にある。

     

    空間とは、こんなに身近な存在であったのかと、

     

    「からだ」は感覚をとおして教えてくれる。

     

     

    「生」をとおして、体現していくこと。

     

    いつしか、そんなふうに学びを捉えて、

     

    体現し続けることに終わりはなく、

     

    故に学び続けることに終わりはない、と想えるようになる。

     

    素朴な生命感覚で空間とひびきあう。

     

    そんなふうに、日々臨む「生」を、大事にしたいと想うのです。

     

    今週担当の瀧澤です。

     

    どうぞ、一週間よろしくお願い致します。

     

    2025年秋季東京操体フォーラムは11月24日(月)勤労感謝の日振替にルーテル市ヶ谷センターで開催致します。

    テーマは「解禁・新重心理論」です。おたのしみに。

  • 生かされていることを想う⑥

     

    共に生かされているということは、「つながり」そのものなのですね。

     

    じぶんが宇宙を意識すれば、宇宙もまたじぶんを意識する。

     

    お互いに響き合うつながりだから、「からだ」も悦ぶし、感謝してくれる。

     

     

    今つながったな、と感じられる瞬間はやっぱりあって、

     

    一方通行ではない確かな感触があるから、

     

    こちらが気づくだけではなく、向こうも気づいているんだろうな、と感じられるのです。

     

     

    自然科学の視点とは違うかもしれないけれど、

     

    目に見えない「つながり」を感じとる感覚を、自然法則の重力感覚としてとらえてみたいのです。

     

     

    風のように吸気を感じとり、

     

    水のように流れと動きを感じとり、

     

    光のように心の振動で共鳴し合い、

     

    「軸」が「からだ」を貫通し、「重心」がおさまると、

     

    瞬間的に「つながり」を迎え入れられる器になっているとおもえてくるのです。

     

     

    やっぱり瞬間は愛なのですね。

  • 生かされていることを想う⑤

     

    流れと動きの力学を感じとることは、自然法則を感じとること。

     

    じぶんの意識関与を最小限に、かつ、丁寧に。

     

    一つ一つ、質を高めながら、「からだ」の無意識に気づいていく。

     

     

    流れと動きがそうであるように、呼吸もまた、軸を立て、重心をおさめてくれる。

     

    吸気がすっと吸い込まれるときの感触と、

     

    風が皮膚にふれるときの感触は、心の振動で重なり合う。

     

    「からだ」の外側に広がる空間と、「からだ」の内側に広がる空間の調和によって、

     

    意識もまた、軸と重心に調和する。

     

    空気の質が変化する。

     

    心の振動により、共鳴しあい、

     

    生かされている実感は、共に生かされている実感へと変化していく。

     

     

    からだのメッセージを受けとるということは、

     

    本人の意識関与以前に、「からだ」はどのような存在なのかを、

     

    感覚的にキャッチしていくこと。

     

    継続した学びの中で、「臨生」と向き合う。

     

    「からだ」で腑に落ちてくる言葉に感謝し、共に励もう。

  • 生かされていることを想う④

     

    目線で、草の種類を確認する。

     

    ふれる皮膚の感覚意識で、ゆっくり手をのばす。

     

    ふれたら、やさしく茎の根本を包んでいく。

     

    吸気を鼻腔から吸い込み、流れと動きを感じながら、螺旋の回転で草を引き抜く。

     

    引き抜く際は、軸が立ち、重心がおさまるのを感じながら、

     

    最小エネルギーでお互いに負荷がかからないように。

     

    根の張り方、地面の固さの感触を覚え、

     

    草の個性に合わせ、すっと抜けていく軽さを感じとっていく。

     

    疲れを感じたら、空を仰ぎ、

     

    じぶんの意識が先行しそうになったら、風を感じる。

     

    それを何度も繰り返し、「からだのリズム」になるよう質を高めていく。

     

    繰り返すうちに、意識もまた変わってくる。

     

    草と土、土中のいきものはより身近に、

     

    日光や風、雨などはより身近に、

     

    心の振動を感じ、重力や宇宙もより身近になってくる。

     

     

    草取り一つとっても、生かされている実感を育む力学は「からだ」に貫通している。

  • 生かされていることを想う③

     

    「からだ」が在るということは、やっぱり有難い。

     

    「からだ」が調和する空間に生かされていることは、やっぱり有難い。

     

    「からだ」の重心や軸を、流れや動きの力学として学び続けること。

     

    それによって育まれる感性があります。

     

     

    丁寧に、より深めながら、日々の実践を心がけていると、

     

    生かされている実感が、目に見えないつながりを深めていってくれる感触があります。

     

    直接面識のない、肉体を離れた人であっても、友として語り合えたり、

     

    種を問わず、共に生きているいきものたちと響き合ったり、

     

    時として、畏怖の念をも抱かせる自然そのものと重なったり、

     

    それらの背景にある空間にも心を通わせるようになってくる。

     

     

    「からだ」の重心や軸を学んでいると、意識もまた変わっていくのを実感するのです。

  • 生かされていることを想う②

     

    人それぞれであっても、「からだ」が在るということは、やっぱり有難い。

     

    その「からだ」が調和する空間に生かされているということは、やっぱり有難い。

     

    生きる時代や境遇が違っていても、響き合うことがあります。

     

     

    はじめて読んだとき、まるで共に学んできたかのように感じました。

     

    表現されている言葉よりも、その言葉の背景に意識が向いてくるのです。

     

    友よ 

     

    もし 今 あなたのそばに吹く風が

     

    あるなら

     

    そこには わたしの心がひそんでいるかもしれないのだ

     

    友よ

     

    風はいつも吹いています。

     

    目には見えないつながりに、生かされていること。

     

    その実感が心の振動を生み、共鳴するのです。

     

    それを感じとる力学を、師と同志と「からだ」と共に学び続けているのです。

     

     

  • 生かされていることを想う①

     

    岡村さん、空間でつながる一週間の随想ありがとうございました。

     

    今週担当の瀧澤です。

     

    よろしくお願い致します。

     

     

    今年はお盆の期間中、連日お墓参りに行ってきました。

     

    墓前で手を合わせ、ゆっくりと鼻腔から吸気を吸い込み、息合わせ(いきあわせ)。

     

    それから、日頃の感謝を添えて、心の中で語りかけていきます。

     

    それに応えてくれるかのように、時折風が吹いてくる。

     

    風は盆籏をはためかせ、まるで何かを語りかけているように聞こえてきます。

     

    空気の質が確かに変わった瞬間。

     

     

    空間はとても不思議ですね。

     

    今を生きている人とも、今は亡き人とも、つながりを感じられるのですから。

     

    それは、面識のある人であっても、面識のない人であっても、等しく感じられるもの。

     

     

    人それぞれであっても、「からだ」が在るということは、やっぱり有難い。

     

    環境それぞれであっても、「からだ」と調和する空間が在るということは、やっぱり有難い。

     

    共通の土壌に立って、生を耕すもの同志、生かされている実感を大切にしていきたい。

     

     

    そんなふうに想わせてくれる空気の質は確かにあるのです。

     

     

  • からだへ⑦

     

    からだへ

     

    ありのままをそのまま素直に感じてみる。

     

    そうやってあなたの声の感触をふかめていきたい。

     

    そして、あなたの背景にあるはたらきの法則性に気づいていきたい。

     

    学びの質が変わると、そんなふうにおもえるようになってくるのですね。

     

    この学びのおかげで、今まで素通りしてしまっていたあなたの声や、背景にあるはたらきに気づき、確かな感触としてふれる機会が増えてきました。

     

    けれども、掬いきれていないことはまだまだたくさんあります。

     

    それでも、あなたの声を共有できる学びがあり、「わたしのあなた」ではなく、「等しいあなた」に出会える悦びがあり、それは未病医学の在り方にも通じてくるのですね。

     

    いつもふかい感謝です。

     

     

    一週間ありがとうございました。

     

    明日からは寺本さんです。お愉しみに!

     

  • からだへ⑥

     

    からだへ

     

    以前はあなたを上手に操ろうとしていましたね。

     

    意図したとおりにあなたを操って、「ちゃんとできている」という実感が欲しかったんだとおもいます。

     

    けれども、そのときの「ちゃんと」という基準は何だったんでしょうね。

     

    あなたが感じとっていることを共に感じとっていきたいとおもいながら、ふと、こんなことを振り返っていました。

     

    あなたを介して、空間との関わりに意識が向くようになってくると、そのときの「ちゃんと」では、ちゃんとあなたの声を聴けていなかったようにおもうのです。

     

    どんな意識になっているかで、ずいぶんとあなたとの向き合い方は変わるものですね。

     

    あなたを上手に操ろうという意識を手放すと、あなたの声がとどいてくる実感があります。

     

    そして、あなたの声は、あなたの背景にある生かす力のはたらきそのもののようにもおもえてくるのです。

     

    すると、どこからどこまでがあなたなのか、ということに想いが至り、天と呼ぶもの、地と呼ぶものをより身近な存在にしてくれるのです。

     

    それは飛躍しすぎでしょうか。

     

    けれども、そこに至るまでの、素朴な感触があればこそです。

     

    あなたの左右の違いもその一つです。

     

    あなたをよりふかく感じることは、あなたが広がっていくことでもあるのだとおもえてならないのです。

     

    いつもふかい感謝です。

     

  • からだへ⑤

     

    からだへ

     

    外にいると、ジリジリとした皮膚感覚で日差しの強さを感じます。

     

    半袖で一日外作業をしていたら、手首から肘の上辺りまで真っ赤に焼けてしまいましたね。

     

    日焼け止めのクリームを塗っていれば良かったと反省しています。

     

    けれども、面白く感じた現象もありました。

     

    左腕と右腕、同じ条件下に在ったはずなのに、なぜか、左腕の方がより焼けて、痛みと赤みが強くなったことです。

     

    数日経って、ようやく痛みと赤みが落ちついてきた頃、今度は日焼け止めクリームを塗って、一日外作業をしていたら、今度は同じ部位に薄い水疱のようなものができましたね。

     

    それも、ほとんどが左腕でした。

     

    その日の夜、左腕の薄皮が一部むけてきたので、ついむいてしまいましたが、脱皮しているように感じられたのも面白かったですね。

     

    それにしても、どうして左腕の方がより焼けたのでしょうか。

     

    畑の中をいったりきたり、特別意識して太陽にかざしていたわけでもないのに不思議です。

     

    もしかしたら、こういった現象も空間との関わりの中で、あなたが何かを感じとっていることにつながっているのかもしれませんね。

     

    いつもふかい感謝です。