投稿者: karib_sotai

  • 『境界線』

    梅雨真っ只中です。まるで水の中にでもいるかの様な湿気に福岡の街も包まれています。私は生まれながらの癖っ毛なので、この時期になると髪の毛が手の施し様が無いくらいに膨らんでしまい。只でさえ大きな頭が益々大きく見えてしまいます。でも頭が大きいのは賢い証拠と小学生の頃おばあちゃんに教えてもらったので今日も元気にブログを書いていきたいと思います。

    今週は『時空を超える』というテーマでブログを書いています。結構前になるのですがNHKの特集で人体の細胞の話が取り上げられていいました。その番組の中では私達のからだはおおよそ60兆個の細胞から出来ており、毎日そのうちの20%にあたる15兆個が死んでは、再び再生するという事をを繰り返しているのだそうです。考えてみると毎日からだの五分の一が死んでいると思うとぞっとしますが、幸いにもその細胞達は口を持っていません。もしその細胞ひとつひとつに意思がありそれぞれが「まだ死にたくないよ。」とか「今度生まれ変わるときもまた赤血球細胞として生まれ変わりたい。」などと話していたら本当にやかましくて仕方がありません。細胞達は私のからだを維持してくれる為に日夜もくもくと働いてくれて、そのお役目を終えると静かに次の細胞へとバトンタッチして私のからだをつないでいってくれているのですね。『縁の下の力持ち』とは彼らの事をいうのかも知れません。

    話は変わりますが、私達の住む地球そのものが大きな生命体であり、地球自体が環境維持の為に恒常性を持っているんだという『ガイア理論』という考え方があるそうです。NASA勤務の大気学者であるジェームズ・ラブロックという科学者が提唱したものらしいのですが、それによると地球の環境や生物の生態系などは、地球がまるでひとつの生命体であるかのようにバランス制御をしており、地球環境の変化は私達人間が人為的に関与出来るものではなく、より大きな地球自体の大いなる意思に基づいていると仮定している。ということは私達人間も地球という生命体の恒常性の一端を担う細胞のような存在であり。私達ひとりひとりの行動も微弱ではありながら、地球の生命を維持する為に関与しているとも言えるのではないであろうか。地球全体からすると取るに足らない名も無き細胞のひとつであったとしても、それこそ縁の下の力持ちとして無くてはならない存在、かけがえの無い存在であるに違いありません。

    私は今まで生きて来た中で、からだひとつひとつの細胞を個別の存在として意識した事はありませんでしたし、この細胞は骨の細胞で、こっちの細胞は神経細胞でと言うように区別してからだを見た事はありませんでした。ただ『私自身が生きる』という目的の中で合目的に細胞達が上手に役割分担をして、それぞれの持ち場でそれぞれの生命維持活動を行い、私の生命をつなぎ生かしてくれているのです。それを考えると私達人間だけが、人種や民族で区別し、地球の表面に勝手に国境と言う線を引き、あたかも地球が人間の所有物であるかのようにふるまい。人間の好き勝手に環境をコントロールしようと躍起になっていますが地球という大いなる生命体の中ではそんな行動自体もからだの表面に巣食うバクテリアの存在程度のものなのかもしれません。私自身も達人間も地球という生命をこの先も持続させていく為のより良い細胞のひとつでありたいと思います。そのように考えた時には、私とかあなたとか言う様な個体としての区別の無い大いなる生命の一部としての調和の中で解け合う事が出来るのかもしれません。

    東京操体フォーラムin 京都2011は8月28日(日)に開催されます。北村翰男(奈良漢方治療研究所、奈良操体の会)、三浦寛

    Sotai Forum inMadridは、9月24日、25日の二日間、マドリードにて開催致します。三浦寛

    2011年秋季東京操体フォーラムは11月6日(日)、東京千駄ヶ谷津田ホールにて開催予定です。

  • 『共鳴する』

    少々シリアスな内容から入りました今回のブログですが、2日目の今日からは気持ちを切り替えてハッピーな内容で書いていきたいと思います。昨日も書きましたが今回のリレーブログのテーマは『時空を超える』という壮大なテーマが設定されています。一口に『時空を超える』とは言っても、時空の超え方なんて学校で習った事は無いし、おばあちゃんの知恵袋でも教えてもらった事などありません。しかし、実際に私は時空を超えた瞬間を目の当たりにした事があります。厳密にいうなれば『空間を超える操法』を2回程受けた事があるということになると思います。最初は2009年秋季東京操体フォーラムの三浦理事長のメインセミナー中でのモデルをやらせて頂いた時に体験した1回で2回目は2010年の5月にあった実行委員勉強会の中ででありました。丁度その時のフォーラムの終了後にまとめたレポートの中にその時の様子を書いていたのでここで抜粋して紹介したいと思います。

    「講義が始まると三浦理事長は参加者からモデルを3人募り、モデルにからだのポジションの極性をききわけさせた。この極性のききわけもその人のボディーの状態によって安楽な姿勢は変化するので、よくからだにききわけて選択しなければならない。私は頭を三浦理事長の方に向けた仰臥位のポジションが最も居心地が濃く感じられた。今回は偶然にも私以外のふたりも同一の方向がもっとも安楽位打と云う事なので、そのポジションから感覚のききわけを始める事になった。三浦理事長は「では今から始めますので、良く見ておいてください。」といったままモデルに背を向けて無言のまま椅子に腰掛けていた。私はしばらく無音の状態でからだの感覚に意識を向けていると、肩甲骨周囲に温感が付いてきた。さらにその肩甲骨周囲が細かく振動し始めた。軽い筋痙攣のような状態なのだが、そのバイブレーションがとても気持ちが良い。しばらくその感覚を味わっていると徐々に波が大きくなり背中全体が緩やかに波打つようになり、海の上に浮かんでいるような感覚になった。これらは私自身が意図して動かしているものではなくからだが自然に表現した無意識の動きである。私はそのからだが付けてくる動きの気持ちの良さに身もこころも委ね味わっていると感情とは無関係に目から涙が溢れ出て来た。私自身は特に感情的になっている訳でもなく、ただ客観的に自分自身のからだに起こる現象をただ楽しんでいる観客のような気分でした。わたしのからだに起こった現象が何によって引き出されたのかはわかりません。この現象は何も特別なマジックを用いたのではなく、快適感覚と向き合ううちに余計な装飾品が削り取られてシンプルな形態へと変化したものなのではないかと思われる。この臨床実技の終了後私以外のふたりもやはり同様の体験を下と云う事であるので、同じ空間内にいる三人が、同時に同様の体験をしたと云う事実は大変面白い。講義の締めくくりに三浦理事長は、自分自身に限界を作って可能性を殺してしまうのではなく、限界などないのだと挑戦して欲しい。操体は今目の前にいる患者だけではなく、時間と空間を超えて広がれる可能性があるのだと語った。事実今回特別講師をして頂いた田中稲翠先生もつい先日、三浦理事長から触れる事の無い空間を超えた治療を受けたという話をしてくださいました。生前操体法創始者である橋本敬三医師は「操体は100年先の未来の事をやっているのだから皆に理解されなくて当然だ。」という話をされていたらしい。橋本敬三医師のいう100年先の未来も近づいて来つつあるのかもしれない。」

    その時の雰囲気が少しは感じて頂けましたでしょうか。そして2回目は毎月第2日曜日に行われている実行委員勉強会の席での事でした。その中で何名かの実行委員がモデルとなって、全く触診も動診も無いまま無意識のうちにからだの動きが現れ始めました。その時私は福岡からパソコンのSkypeというソフトを使って勉強会に参加していたので、「これだけ距離が離れているのだから・・・」と高見の見物を決め込んでいましたのですが、突然からだが大きな渦の中に巻き込まれたかの様な感覚に包まれました。まさかパソコンの画面を通して操法を受ける事があろうとは思いもよりませんでしたので、その時わたしのからだに何が起こっているのか全く理解が出来ませんでした。その時の事でハッキリ覚えているのは、私が操法を受けている最中にパソコンのスピーカーからノイズの様な音が聞こえていました。私のからだとうちのパソコンが同時に東京の三軒茶屋の三浦理事長から発せられた何らかの波動を感じて共鳴現象を起こしていたのです。

    この現象が何であるかをまだ私自身は理解する事が出来ていません。しかし、決して今まで感じた事の無い、全く新しい感覚ではなく。三浦理事長の治療所や講習の席、そして東京操体フォーラムの実技中など、三浦理事長の操法の実技を見させて頂いている時に毎回のように感じる独特な感覚に非常に近いものです。これは私自身の感じ方かもしれませんので説明するのは難しいのですが、フォーラムに参加された事がある方であれば、「あ〜、あの感じね。」と納得して頂けるものと思います。もしまだ体験した事の無い方は是非東京操体フォーラムに足をお運び下さい。あれっ?宣伝みたいになってます?


    梅雨の楽しみ紫陽花です。

    東京操体フォーラムin 京都2011は8月28日(日)に開催されます。北村翰男(奈良漢方治療研究所、奈良操体の会)、三浦寛

    Sotai Forum inMadridは、9月24日、25日の二日間、マドリードにて開催致します。三浦寛

    2011年秋季東京操体フォーラムは11月6日(日)、東京千駄ヶ谷津田ホールにて開催予定です。

  • 『タイムトラベラー』

    昨日までの佐助実行委員の知的でスキャンダラスなブログで『性について』というテーマでのリレーブログがめでたく終了し今回からはまた新たに『時空を超える』というテーマで新たにリレーブログを書いていきたいと思います。

    いきなりですがここで簡単な自己紹介をさせて頂きます。私は8月7日生まれ、獅子座のA型。8月7日生まれのA型の有名人を上げてみるとパッと思いつくのは司馬遼太郎氏と野比のび太氏です。司馬遼太郎氏は言わずとも知れた『竜馬がゆく』や『坂の上の雲』を書いた歴史小説の雄、その歴史小説を通じて私達を遠い昔の日本人の姿を鮮やかに伝えてくださいました。かたや野比のび太氏は昭和44年以来41年間『どこでもドア』や『タイムマシン』で時空を飛び越えながら大活躍している時空旅行の第一人者。私は生まれながらにして時空を超える事を約束された存在と言っても過言ではありません。(適当な事をいってすいません。)

    私が今考えうる可能な限りの知恵を絞って今回のテーマ『時空を超える』という内容で1週間ブログを書かせて頂きたいと思いますので、どうぞお付き合いください。

    少々テーマを外れてしまうのですが、今から66年前、昭和20年6月19日は私の住む福岡の町が米軍からの大空襲を受けた日であります。ウィキペディアによると6月19日の23時11分から翌20日の0時53分までの1時間42分に渡って福岡の中心部である博多から天神そして大濠公園周辺までの地域がアメリカ軍のB−29爆撃機による空襲で焼け野原と化し、その死者は1000人近くに上ったということです。勿論私は生まれておらず、お年寄りからの話でしかその時の状況を知る術はありませんが、実際に体験した方達からのお話を伺うとその時の惨状はこの世のものとは思えない有様であったと聞かせて頂きました。私の整骨院に通って見えられる高齢者の方達の中には、3月11日の東日本大震災被災地の映像を見た事で、福岡大空襲の時の記憶がよみがえり眠れなくなってしまったり、家を出るのが怖くなったと言われていた方もおられました。66年経った今でも心の奥に宿った恐怖は癒される事は無いのかと思うと、このような不幸を人為的に作り出す戦争というものの恐ろしさと、国家間の軋轢があったにせよその解決手段として戦争という手段を用いてしまう人間の愚かさを本当に悲しく思えて仕方がありません。勿論私自身は勿論、私の大切な家族や友人の住む日本を愛おしく思いますし平和で幸福な生活を保っていきたいと言う願いはあります。しかし、それは日本だけの幸福を望んでみても決して手に入るものではないのでしょう。自分だけ、自分の国だけというのはあまりにも自己中心的であると言わざるおえません。世界中の人々もっと言うなればこの世に存在するもの全てが幸福に過ごす事が出来る中で私達の安全と幸福というものが初めて手にする事が可能になって来るのだと思うのが自然です。私達はこれから『時空を超える』のは勿論ですが国境や民族をも超えていかなければ本当の幸福と健康な生活は訪れないのかもしれません。それでは明日はもう少しハッピーな内容で書いてみたいと思いますのでどうぞ宜しくお願いいたします。

    福岡市西区の飯盛山山頂から見た福岡市

    東京操体フォーラムin 京都2011は8月28日(日)に開催されます。北村翰男(奈良漢方治療研究所、奈良操体の会)、三浦寛

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  • 余韻をたのしむ

    今回は「性」というお題のなかでのブログでした。本日は最終日の7日目ですので、終わりにちなんでSEXが終わったあとの余韻について書いてみたいと思います。
    SEXのあとの余韻についての行動は男性と女性ではどうやら違うようです。男性はSEXが終わると、すべての行為が終わりとして女性から身体を離したがるようです。逆に女性は、SEXが終わったあとの余韻に浸りながら、身体を寄せ合っていることを含めてSEXとしている(願っている)というアンケート結果がありました。この内容も本能という点でも男性と女性の違いによって起こる行動パターンだそうです。
    男性は、何億個という精子を製造し、それが一定量になると放出するという性的なメカニズムがあります。つまり精子放出欲が性欲放出メカニズムに変わり男性のエクスタシーは放出(射精)によってもたらされていて、男性のSEXは射精することでからだが終わりとして反応するそうです。射精まで女性の身体を求めてやまなかった男性が射精した瞬間に、潮が引くように女性から離れるのは男性特有の性的メカニズムとされていました。しかし女性の、セックスに対する心理メカニズムは行為が終了した後も、エクスタシーの余韻が継続しています。女性は、愛撫から徐々に高まりはじめ、エクスタシーに達しても、ゆるやかなカーブを描くように快感が尾を引くようにできているそうです。このため、SEXあと女性の脳裏ではまだエッチ行為が継続していてその余韻の中でも、男性に身体を触れていて欲しいとなるようです。また、女性は男性から放出された精子を子宮内の卵と結合しやすくするため、SEXが終わったからといって、急に激しい行動はできにくく、しばらくはじっとしているようにと脳に組み込まれているとのことです。この女性のSEXあとの行動は、からだが必要あってのことだということを男性は理解していたほうがよいかもしれませんね。余韻に男女であじわう時間こそが、欲のない時間になり、本当の男女のからだのコミュニケーションになるのではないでしょか。
    1週間お付き合いありがとうございました。

    東京操体フォーラム in 京都2011は8月28日(日)に開催されます。北村翰男(奈良漢方治療研究所、奈良操体の会)、三浦寛

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  • ホルモンと性

    6日目です。今日はホルモンから性欲を考えてみたいと思います。よろしくお願いします。
    ホルモンの作用は「発育成長」「自律神経機能の調整」「内部環境の調整」の三つといわれています。ホルモンの中で、性欲に関わるホルモンを性ホルモンと呼びますが、この性ホルモンは、下垂体・性腺(卵巣・睾丸)・副腎皮質などで分泌されています。これら内分泌腺から分泌されているのが、アンドロゲン、エストロゲン・プロゲストロン、ゴナドトロピンなどがあります。
    SEXをするとき、感覚系に神経情報として伝わり視床下部に伝達されますが、この視床下部、辺縁葉には神経ホルモン産生ニューロン(神経細胞)という、脳の下垂体や生殖腺の働きを制御するメカニズムが存在しています。視床下部と生殖腺から分泌されたホルモンがフィードバックされることで、性欲と生殖行動は神経情報として発現すると同時に、ホルモン情報(液性情報)としても発現するそうです。
    この少し判りにくい脳内のニューロンネットワークは男女の性差の重要な位置を占めているそうです。
    男性は脳内の視索前野部分にあるニューロン(神経受信ユニット)が男性ホルモンのアンドロゲンへの感受性を持っているため、アンドロゲンを受信すると、中脳や延髄の運動系神経に命令を送り、オスに生殖行動を発現させるそうです。
    女性のホルモン・ニューロン・ネットワークはオスに比べて相当複雑になっているようです。メスの場合、性行動の制御は旧皮質の視床下部腹内側核で行われ、脳に女性ホルモンのエストロゲンやプロゲステトロンが働くと、その感受性ニューロンが活動を始め、今まで支配されていた上位の脳から抑制を解放し、中脳・脊髄周辺の感覚系・運動系のニューロンが敏感になり、オスとの接近で容易に性行動を起すというメカニズムになっているそうです。女性はその他にも、性中枢の視床下部から性腺刺激ホルモン放出ホルモンが分泌され、下垂体から性腺刺激ホルモンが分泌されます。このホルモンが体液を通じて卵巣に達し、卵巣に排卵などを促しことになります。そして卵巣から分泌された卵胞ホルモンや黄体ホルモンは同様に体液を通じて、下垂体や視床下部に情報をフィードバックすることで、循環機能で女性の性機能を調整しているそうです。ですが実際には、女性の性は複雑で完全には科学的に解明できていないようです。人間の性欲・性行動は脳の「性中枢」やホルモンの影響を受けてはいるが絶対的ではないということになり、人間の性欲(大脳性欲)にとって、性ホルモンよりも相手から受け取る視覚・聴覚・触覚といった感覚で大脳皮質が興奮、性中枢が働き性欲・性行動を起すという考えになってきているようです。
    性はからだの様々な能力が働き、SEXは神秘的なことなのかもしれませんね。
    ありがとうございました。

    東京操体フォーラム in 京都2011は8月28日(日)に開催されます。北村翰男(奈良漢方治療研究所、奈良操体の会)、三浦寛

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  • 本能と性欲

    5日目の本日は、同じ相手でもすごいきもちがよい日や興奮する日、気持ちがのらない日など様々なからだの反応が日によって異なるのか本能という視点から書いてみたいと思います。よろしくお願いします。
    性・SEXに対する本能的な欲求を司っているは、脳の間脳・視床視床下部に、「性中枢」があるらしいということが分かりつつあるようです。この視床視床下部は大脳と中脳の間に位置し、辺縁葉と呼ばれ、この辺縁葉には、視床視床下部・脳梁・扁桃核・下垂体などが属しています。この辺縁葉を旧皮質ともいい、ここでは生物の基本的生理現象・本能といわれる、食欲・性欲・睡眠欲及び自律神経(内臓神経で不随意なもの)をつかさどっていて、爬虫類のほとんどはこの部位で脳が出来上がっているようです。
    旧皮質にある本能といわれる「性中枢」は「性欲の周期性」にも深く関わっているらしく、いわゆる動物界の発情期という現象をつくり上げているようです。
    Ellisは性欲の周期を、エロティックな夢の日記または自慰の記録にもとづいて、その周期の中間期と月経期にピークが見られることを報告しています。また、Udryらは未婚女性と既婚女性の性交頻度とオーガズムとの月経周期との関連を調べ、未婚女性では月経周期の中間に性交頻度が高まることを報告し、性周期のステージで性欲の強さが変動する可能性が示されていました。その他にも満月と性欲について、人間の生物学的構造により月の引力によって潮が満ち引きするように、人間の体内にある水分も影響を受けるために、満月から新月へ月が欠けていく期間は性欲が減少し、新月から満月へ月が満ちていく期間は、性欲が活性化するというような報告もあります。
    この自然界に生かされている僕たちの性欲には本能として備わっている部分もあり、本能は誰もがもっているはずです。本能以外の部分である辺縁葉を包み込む形で発達した、新皮質・大脳が人間は発育状況によって発達するという他の動物にはない特徴を持っているのです。この大脳の発達により、理性や知識・感情など大脳の発達によりコントロールが可能となっていくことで、本能の性欲から、性を楽しむ・からだのコミュニケーションなどといった若いころとは違った快の楽しみ方に変化していくのかなと思いました。
    ありがとうございました。

    東京操体フォーラム in 京都2011は8月28日(日)に開催されます。北村翰男(奈良漢方治療研究所、奈良操体の会)、三浦寛

    Sotai Forum in Madridは、9月24日、25日の二日間、マドリードにて開催されます。三浦寛 他

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  • 同調

     折り返しの4日目となりました。今日もお付き合いよろしくお願いします。
     SEXはやはり愛のあるSEXが一番良いに決まっていますよね。ではよく聞くSEXの相性とはどんなものなのでしょうか。テクニックというものでもないと思います。やはり愛という気持ちがあるかないかなのでしょうか。ではなぜ同じ相手でもすごいきもちがよい日や興奮する日、気持ちがのらない日など様々な感情や気持ちやからだの反応があり、日によって異なるのでしょうか。性欲は大きく二つの観点から考える必要があるように感じます。ひとつは生殖・子孫を残すという原始的本能を目的とした性欲と、からだの感覚をかえしてからだの会話としての性欲ではないかと思いました。
     からだの会話として、フィーリングとして皮膚的感覚な感覚と波長の同調(シンクロ)とが深く関係があるのではないかと考えました。SEXの相手との脳波や波長、感覚などが関係している気がします。相手の肌と肌が触れ合うことで、相手と意識や感覚を同調したいという両者の意識の同調が生まれ、相手が感じている姿やきもちよさという感覚の波動や脳波が相手と同調(シンクロ)し共鳴したときに、おもわぬ興奮や快や感情が盛り上がるのではないかと思いました。
     脳波の研究では、意識状態及び認識能力と脳波が関連していることが判明され、脳は人工的な周波数や相手の脳波に同調させることができ、意識の状態を変えることができるとされています。この現象を脳波同調現象(引込現象)と言われています。
     例えば「あくびがうつる」というのも、同調が関係しているのではないでしょうか。
    「あくびがうつる」ということは心理学では「共感力」と関係しているとされ、他人と共感する能力が前頭葉にあることをAnderson博士が報告しています。ただし乳幼児は人からあくびをうつされるということがなく、自発的にしかあくびをしないことがスコットランドスターリング大学の心理学者らによる研究によって明らかになっています。子供は5歳までの発達の中で、眠いという感覚とあくびという行動を結び付ける学習ができ、前頭葉で共感する能力となり、意識をした人があくびをしているのを見て共感同調しあくびがうつるとされています。
     SEXも同じではないでしょうか。SEXがきもちがよい行為として共感する能力を成長の過程で学び、SEXの相手の感覚と共感し同調することで、共鳴してさらにきもちよくなることで、同調の有無でSEXの相性の善し悪しとされているのではないかと考えました。きっと相性が良いと感じたときの脳波は一致していたら面白いですね!
     操体法でもきもちよさを聞き分け味わっていると、周りにいる方々もきもちよくなってきたり、眠くなってくる方も現れてきます。これも操体法の波動がきもちよさという共感を生み、操者と患者の脳が同調し共鳴することで、快の空間が生まれ周りにいる方々を快で包み込み同調させるのではないでしょうか。
     快のチカラは様々な現象を生みます。操体って面白いですね。
     ありがとうございました。
    東京操体フォーラム in 京都2011は8月28日(日)に開催されます。北村翰男(奈良漢方治療研究所、奈良操体の会)、三浦寛 他

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  • 性の目覚め

    3日目です。今日もよろしくお願いします。
    高校時代にいろいろ経験をすることで、さらに華やかな世界への憧れが生まれました。進路を理学療法士になると決め養成校を選択するときに、安易に大都市にある学校というような決め方で、さらに東京は親戚が多いので知り合いのいない愛知県名古屋市でという決め方でした。欲という意識は無理がきくようで、名古屋に行くために進路決定後は勉強に励み、合格率12倍という難関を突破し名古屋行きを決めました。
    名古屋では、昼間は学校へ通い、夜には有名なディスコに勤務しました。


    田舎にいた僕がいきなりこんな世界に飛び込めたことに今ではビックリですが・・・。
    ディスコでの仕事はもっとビックリでした。華やかな世界でも実際に働いてみると、皿やグラスの洗い物係からスタートです。洗ったグラスに女性の口紅がついていたものなら上司から蹴られたり殴られたり、トイレ掃除など鏡に水滴が残っていれば鏡だけでなくすべての掃除をはじめからといったような徹底ぶりでした。こんな状態ですから辞めていく方も多く、残っていく者だけが華やかな世界とされるダンスフロアへ入ることが許されるという感じです。
    ダンスフロアで勤務すると女性との接点が多いことにビックリします。今回のブログのテーマが「性」ですので、エピソードを紹介したいと思います。(反感をもたれる方もいると思いますが、ひとつの人生経験として許して下さい。)
    ディスコで働く者には名刺が用意されますが、役職があがればあがるほど、名刺を欲しがる女性客がいるのです。ディスコに働く者と知り合いというだけで、ステータスになってしまう時代がありました。僕らは知り合いの女性に対して特別扱いができ、例えばディスコ内では飲食代金の代わりに使うチケットを購入していただきますが、チケットを貰わないでドリンクをだしたり、席も長くても1時間で立ち席に移動していただく所を長い間席を確保することもあり、極めつけに顔パスで入場できる方もという感じです。こんな状態でも不思議と男性客からのクレームはほとんどなく、女性客が集まると必ず男性客も集まります。男性客は高い入場料を払っても集まるということは、女性との出会いに期待しているところもあり、「性」のチカラといったところでしょか。そして営業後はディスコで働く者を待っている女性客や、仲良くなるために様々な計画が女性側にあったようで、女子トイレに掃除にいくといきなりキスをされたりと女性からのお誘いにより毎日のように楽しむという方もいました。こんな状態ですので、感覚は麻痺して愛というものが分からなくなり、頭や快楽で考えるようになっていた自分がいました。(反省しております。)
    欲という者は、性格を変え、感覚を麻痺させ、楽というものに向かい、自分中心の世界を作っていくように感じます。これは自分を様々な環境においてみましたが、欲に意識が向くと自然界という救いに感謝するということはまずなくなってしまうから不思議です。僕はある日を境にして夜の仕事を辞めました。それは実家に帰郷した際に、子供のころ遊んだ山のなかで、自然がきもちがいいと感じたときに自分を見つめ直す時間を得て、「何のために、何を目標に夜の仕事をしているんだっけ」と感じたのです。女性と遊ぶためだけに生き、頑張っているわけでもないのにと思ったとたん、引きとめられる中を夜の仕事から電撃のように辞めてしまいました。自然界とは自分自身と対話できる空間なのでしょうか。
    人生も性も「本当の気持よさ」と「快楽」との狭間で揺れ動き、本当の気持さには感謝が生まれ、快楽には欲や自我が生まれ、どのように自分の意識を環境の中でコントロールしていけるのかが成長に繋がり、性はどのような意識にも繋げられる思考の時空空間のようにも感じます。
    ありがとうございました。

    東京操体フォーラム in 京都2011は8月28日(日)に開催されます。北村翰男(奈良漢方治療研究所、奈良操体の会)、三浦寛

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  • 3S(スリーエス)

     2日目です。よろしくお願いします。
     僕の住んでいる町は2005年に合併して誕生しましたが、それまでは「村」でした。今でこそ、コンビニエンスストアーやスーパーもあり、高速道路のインターも建設中ですが、僕が子供のころは自然しかないような環境でしたから、週刊ジャンプの発売日が月曜日だと火曜日がこちらでの発売日、週刊サンデー・マガジンが水曜日発売日だと木曜日が発売日となるように、マンガ・雑誌の発売日が1日遅れになるくらいです。こんな状況ですから、子供の頃は東京などに出かけた子が、発売日前にマンガ・雑誌を持っていると、その1日はヒーローになったような騒ぎになるのです。(今なら考えられませんね。)
    また近くにはファーストフードのお店もない状況でした。マクドナルドやケンタッキーは車で1時間以上行かないとないのです。岡村実行委員長が子供のころよく食べたというミスタードーナツなど、車で2時間以上いかないとないのでした。ちなみに僕はチキンやハンバーガーをはじめて食べたのは高校生デビューです。いやぁーーー。はじめて食べたとき「こんな食べ物があるのかぁ」と、まさにカルチァーショックでした。
    でも!こんな田舎でも素敵な所もあるのです!もちろん自然もそうですが、田舎は「3S」が充実しているのではないでしょうか。
     「3S」とは・・・。study(勉強)、sports(スポーツ)、sex(性)
     僕の子供のころの田舎の学校では、少人数のクラスですのでみんなで学び、全員がスポーツのクラブ活動に入っていました。ですから進学率も高く、スポーツでも優秀な成績をのこしたり(スケートではオリンピック選手も生まれています)と、勉強・スポーツを村全体で応援してくれる環境でした。のこるもうひとつの「S」ですが、田舎ほど早く結婚して子沢山という家庭が多いような気がします。(あくまで僕の周りではそのような家族が多いということですが真相はどうでしょうか。)これは娯楽施設が少なく、お店が早くに閉まることや、夜は家族団欒という家族が多いということをよく聞きます。家族団欒があるということは、必然的」に夜の夫婦の時間が多くとれるということもあるのではないでしょうか。ちなみに僕の父親は7人兄弟で、母親が8人兄弟、僕の妻の父親はなんと12人兄弟です。この兄弟の多さを聞くと、田舎とSEX皆さんはどう考えますか?
     SEXとは不思議です。SEXという授業があるわけでもなく、先祖代々子孫を残すことをDNAに刻みこまれているかのように、成長とともに学習していきます。今では、性教育という保健の時間があるそうです。女性の生理についても男女一緒に授業を受けると聞きました。(僕の頃は女の子だけ集まって性教育があり、その授業中は男の子は校庭でサッカーをしていました。)また、避妊についてもしっかりと授業があると聞きました。現代の日本の避妊を含め性についての考え方はオープンになって来ているように感じます。最近では世界各国が集まるオリンピックの選手村でも、コンドームが無料配布されたり、自由に持ち帰られるようになっています。(僕も冬季長野オリンピック選手村に勤務したときは、オリンピックマスコットの絵がある(包装のみ)コンドームを沢山いただき、帰宅後に皆にお土産として配ったら大喜びされました。)
    性とは環境や文化の違いでも考え方、捉え方もきっと違うのでしょうね。性と思考について考えるのも面白いですね。
     今日はこのあたりで。ありがとうございました。

    東京操体フォーラムin 京都2011は8月28日(日)に開催されます。北村翰男(奈良漢方治療研究所、奈良操体の会)、三浦寛 他

    Sotai Forum in Madridは、9月24日、25日の二日間、マドリードにて開催されます。三浦寛 他

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  • 長野県から

     今日から一週間は佐助の担当となります。今回はブログのテーマとして、橋本敬三先生が生涯のテーマとしてという「性(セックス)」をテーマでお付き合いよろしくお願いします。
     僕の住んでいる長野県は教育県とされています。理由を調べてみますと、日本教育史資料によると江戸時代の寺子屋数は長野県、山口県岡山県という順に、長野県が一番多かったようです。
     明治維新以後、農家の養蚕によって作る繭を原料に製糸業が発展し、10代から20代の若き製糸工女の手によって紡がれていました。(工女達は周辺農村部から集められ、粗末な寄宿舎に寝起きして、休みもない状態で1日12時間以上の過酷な労働に従事した様子を、細井和喜蔵の「女工哀史」や山本茂実の「あゝ野麦峠」などの著作で知られ、「あゝ野麦峠」は山本薩夫監督によって、1979年と1982年に映画化され、大きな反響を呼びました。)このときの全国平均の就学率が38.3%だったのに対し、長野県の就学率は54.97%、筑摩県(松本以南)は71.5%という驚異的な数字だったようです。この高就学率と、先進的な自由・文化主義教育で「教育県」となりましたが、「天皇のために○○」と教えていた時代に、長野県では「個の確立」や「自主性」を尊重し、「個性を外にして個人に尊厳はない」との精神で教育が行われて、昭和8年治安維持法違反として社会運動家608人(うち230人が教師)が検挙され壊滅へと追い込まれて行ったのです。ちなみに現在は、学力調査や大学進学率では全国では下位クラスにあるようです。
     長野県の教育県のなごりなのか、性に対して閉鎖的な考え方なのか、風俗に対する規制は全国の中でも厳しいようです。風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行条例は、公安委員会風俗営業として許可により営業が出来るものとして、キャバレー、バー、ダンスホール等、女性などが接待し飲食などを提供するもののみで、営業が出来ない性風俗関連特殊営業は個室付浴場業、ソープランドや店舗型フッションヘルス等と、厳しく規制されています。
     この風俗規制のつよい長野県にも、今回のブログのテーマ「性(セックス)」に適した場所があります。それは戸倉上山田温泉という温泉街を一望できる山を登ると、「澳津神社」があります。この澳津神社には大きな石造りの男性と女性のシンボルが御神体としてまつられており、縁結び、子授けにご利益があるそうです。すこし離れた場所からの写真をのせますが、女性が局部の方は開陳している状態であまりにリアルなので、モザイク入れます。(三浦理事長にはありのままで良いと言われましたが、今回はすみません。)

     このような神社がある長野県から今週1週間情報を発信したいと思います。
     ありがとうございました。