メッセージを生かしていく②

 

「じぶんごと」、「からだごと」、「くうかんごと」が重なってくると、「メッセージ」として届いてくるものに気づきやすくなる。

 

感覚的な表現になってしまうようなことも、実際に体感すると、妙に腑に落ちてくるんです。

 

例えば、臨床の場において、患者さんから抱えている症状が発症する機序やどう対応していったらいいのか、訊かれることってありますよね。

 

操体臨床においても、操体の観点からお伝えすることがありますが、言葉だけだとなかなか点と点が線でつながらず、理解に及ばないこともあります。

 

そんなときは、「言葉で伝えること」を「からだに伝えること」に切り替える。

 

操体臨床は、「思考」で理解しようとする意識をとばして、「からだ」に直接伝えていきます。

 

臨床後、ふと、昔の記憶を思い出して語ってくださったり、部屋に飾ってある師の色紙に目がいって読んでくださったりすることがあります。

 

それがきっかけで、はじめはつながらなかった点と点が線でつながっていくことがあるんです。

 

点と点をつないでくれたのは、「思考」による「言葉」の理解ではなく、「からだ」に伝わった接触感覚による振動意識、つまりは「からだからのメッセージ」。

 

「からだからのメッセージ」によって「想念」は変化し、新たに「ことば」も生まれてくるし、周囲に向く意識も変わってくる。

 

それは新たな「メッセージ」に気づくことにもつながります。

 

このような場を体感していると、「メッセージ」をとおして、「じぶんごと」、「からだごと」、「くうかんごと」が重なってくるプロセスが「操体」にはあるんだなあ、と確かに感じられるのです。