おはようございます。
春に向かうこの時季は、急に暖かくなったり、冬の寒さがぶり返して雪がちらついたりと、気温や気圧の変化が激しく、三寒四温という言葉がぴたりと当てはまる様な、時期を迎えています。
体調など崩さぬようにしたいものです。
古今東西、誰もが人体の重心は体幹正中中軸にあるものだと思い込み、常識化してしまっている。
操体の創始者である橋本敬三先生も、その考えに従って身体運動の3法則をはじめとして、動診、操法の問いかけを実践され、そこから更に、私たち人間の生命現象、生き方の自然法則にも関心を寄せられていた。
創始者は、ボディの歪みを正して不快症状の消失がみられた人も、時間の経過とともにまた症状、疾患を再発させるのを見るにつけ、その人自身が生き方を変えていく必要があり、むしろそちらの方が重要と考えていた。
そして、他人に代わってもらえない4つの営みである「呼吸」「飲食」「身体運動」「精神活動」には、それぞれ自然法則が自在し、その自然法則に合わせるように生きていけば、生命活動のバランスを崩してボディを歪ませる事なく健康で生きていけるとし、これくらいのことは日々心掛けてほしいと、ビラを刷って手渡していたと聞く。
また、その自然法則の更なる究明にも心血を注ぎ、度々更新をされていた。
しかし、生体のバランス制御の根本に、からだにとっての重力と重心の問題があり、はじめに重心の設定を、からだの動きから捉えた重心に設定していなかったが為に、様々な環境、時代背景の変化に対応しきれなくなってしまった。
生活習慣が大きく変化し、多様化する現代社会に生きる今の人達にとっては、もっと根本から生体のバランス制御に問いかけ直す必要がある。
生命活動をどうするかも大切なのだが、それ以前にこの生命がこの空間にどう存在しているか、どう存在できているのか、という事にも目を向ける必要がある。
この世に存在する以上、重力と重心の問題は、切っても切り離せない。
重心の適正をかなえていけば、自ずと「呼吸」「飲食」「身体運動」「精神活動」と様々な「環境」とのバランスもとれてくるように感じている。