投稿者: tokyo_sotai

  • 向春の候より…6

    おはようございます。

    誰もが待ち望む春。
    重心の適正化から、幸福へ。

     

    重心の適正にかなう様に、正当なからだの使い方、適正な呼吸を学び、生命力線を立てていく。

    そのような取り組みを、からだと向き合いながら続けていると「呼吸」「飲食」「身体運動」「精神活動」の営みと「環境」とのバランスも、自ずと変わってくると感じている。

     

    「呼吸」と「身体運動」の営みは勿論のこと、「飲食」の営みの好み、質や量も内臓負担をはじめ、からだにとってどうなのか?といったものに変わってくる。

    頭で考えてではなく、直感的にもそうなのだが、何か空間に導かれるようにというか、自ずとからだにとっての快を重視した営みに変わり、からだに優しくなっていくように感じる。

     

    その様に変わるということは、「精神活動」も同時相関相補性的に、からだに優しく変わってくる事でもある。

    これは、自分勝手な自我の欲が、薄まっていく事でもある。

    それが、健康は勿論、欲の追求からでは得られない幸福感にも、つながっているように感じる。

     

     

    操体法の新重心理論(導入編): 非対称から診た操体法の再生と天望

    操体法の新重心理論(導入編): 非対称から診た操体法の再生と天望

    • 作者:三浦寛
    • 一般社団法人日本操体指導者協会・人体構造運動力学研究所

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  • 向春の候より…5

    おはようございます。

    春に向かうこの時季は、急に暖かくなったり、冬の寒さがぶり返して雪がちらついたりと、気温や気圧の変化が激しく、三寒四温という言葉がぴたりと当てはまる様な、時期を迎えています。

    体調など崩さぬようにしたいものです。

     

    古今東西、誰もが人体の重心は体幹正中中軸にあるものだと思い込み、常識化してしまっている。

    操体の創始者である橋本敬三先生も、その考えに従って身体運動の3法則をはじめとして、動診、操法の問いかけを実践され、そこから更に、私たち人間の生命現象、生き方の自然法則にも関心を寄せられていた。

     

    創始者は、ボディの歪みを正して不快症状の消失がみられた人も、時間の経過とともにまた症状、疾患を再発させるのを見るにつけ、その人自身が生き方を変えていく必要があり、むしろそちらの方が重要と考えていた。

     

    そして、他人に代わってもらえない4つの営みである「呼吸」「飲食」「身体運動」「精神活動」には、それぞれ自然法則が自在し、その自然法則に合わせるように生きていけば、生命活動のバランスを崩してボディを歪ませる事なく健康で生きていけるとし、これくらいのことは日々心掛けてほしいと、ビラを刷って手渡していたと聞く。

    また、その自然法則の更なる究明にも心血を注ぎ、度々更新をされていた。

     

    しかし、生体のバランス制御の根本に、からだにとっての重力と重心の問題があり、はじめに重心の設定を、からだの動きから捉えた重心に設定していなかったが為に、様々な環境、時代背景の変化に対応しきれなくなってしまった。

    生活習慣が大きく変化し、多様化する現代社会に生きる今の人達にとっては、もっと根本から生体のバランス制御に問いかけ直す必要がある。

     

    生命活動をどうするかも大切なのだが、それ以前にこの生命がこの空間にどう存在しているか、どう存在できているのか、という事にも目を向ける必要がある。

    この世に存在する以上、重力と重心の問題は、切っても切り離せない。

    重心の適正をかなえていけば、自ずと「呼吸」「飲食」「身体運動」「精神活動」と様々な「環境」とのバランスもとれてくるように感じている。

     

    操体法の新重心理論(導入編): 非対称から診た操体法の再生と天望

    操体法の新重心理論(導入編): 非対称から診た操体法の再生と天望

    • 作者:三浦寛
    • 一般社団法人日本操体指導者協会・人体構造運動力学研究所

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  • 向春の候より…4

    おはようございます。

     

    昨日紹介した三浦寛先生の、新書のまえがきにある文章。

    操体法で言うところの「ボディの歪み=運動系の歪み」も、重心の偏差によっておこる現象ではないか……。

     

    何故このような書き方をしているのか。

    それは、重心の定義が変わる事で、操体法のステージが全く変わってしまったからだと思う。

     

    操体には、創始者である橋本敬三先生の時代から研究が続けられてきた身体運動の法則というものがある。

    この身体運動の法則を基に、操体の臨床応用として操体法があり、動かして診るという他に類のない動診、操法がある。

    身体運動の法則は、操体法の根底を成しているとも言える。

     

    身体運動の法則は「重心安定の法則」「重心移動の法則」「連動の法則」の3法則からなる。

    この3法則の重心の定め方は、世間一般に浸透している構造力学、静止力学的な体幹正中中軸に定めてしまっていた。

    動かして診る操体法なのに、動きの流れからの重心の定め方ではなかったのだ。

     

    私達のボディは動くし、動く事でバランス制御を可能としている。

    そのバランス制御に向くからだの動きからみた重心は、人間が頭で当然の如く考えている重心の所在とは違う事を、三浦寛先生は突き止めた。

     

    操体法は根底から覆った。
    勿論、良い意味で覆った。

    はじめにボディの歪みありきで診断、操法を行うのではなく、ボディの歪みは重心の不正からなる現象なのであり、みるべきはからだにとっての重力と重心の問題なのであり、ゆえに重心の適正をはかっていくというふうに、ステージが変わったのだと思う。

     

    操体法の新重心理論(導入編): 非対称から診た操体法の再生と天望

    操体法の新重心理論(導入編): 非対称から診た操体法の再生と天望

    • 作者:三浦寛
    • 一般社団法人日本操体指導者協会・人体構造運動力学研究所

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  • 向春の候より…3

    おはようございます。

     

    あらゆる生命が、待ち望む春に向かう、向春の時季。

    重心の適正化から、誰もが健康で気持ちよく、快適な生き方へと向かう。

     

    操体でも、以前は健康を害す原因は、ボディの歪みにあるとし、ボデーの歪みを正す事によって、生体のバランス制御をはかろうとしてきた。

    しかし、ボディの歪みの前には、必ず重心の偏差、重心の不正がある事が、三浦寛先生の長年の研究で分かってきた。

     

    そして、ボディの歪みを正す事を目的とするよりも、重心の適正をはかる事を目的とした方が、はるかに生体のバランス制御につながる事も分かってきた。

    師は、新書「操体法の新重心理論」のまえがきで、この様なことを書いている。

    操体法で言うところの「ボディの歪み=運動系の歪み」も、重心の偏差によっておこる現象ではないか……。

     

    操体法の新重心理論(導入編): 非対称から診た操体法の再生と天望

    操体法の新重心理論(導入編): 非対称から診た操体法の再生と天望

    • 作者:三浦寛
    • 一般社団法人日本操体指導者協会・人体構造運動力学研究所

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  • 向春の候より…2

    おはようございます。

     

    生命記憶に基づいた立ち方から行動につなげていく。

    それが出来ているほど、健康を害す事など無くなっていく。

     

    何故そう言えるのか。

    それは、生命記憶に基づいた立ち方とは、重心の適正にかなった立ち方を意味するから。

    重心の適正にかなってくれば、からだはストレッサーに反応しずらくなる。

    ストレッサーに反応しずらくなるとは、健康を害す要因を生じさせずらくなる事でもある。

     

    私達の師である三浦寛先生は、新書「操体法の新重心理論」のなかで、この様なことを書いている。

    からだはストレッサーに反応すると、右重心に偏差する。

    からだのエントロピー、つまり消耗エネルギーは重心の不正に反応するのである。

     

    操体法の新重心理論(導入編): 非対称から診た操体法の再生と天望

    操体法の新重心理論(導入編): 非対称から診た操体法の再生と天望

    • 作者:三浦寛
    • 一般社団法人日本操体指導者協会・人体構造運動力学研究所

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  • 向春の候より

    おはようございます。

     

    東京操体フォーラム実行委員リレーブログ、今週は友松の担当となります。

    どうぞ、よろしくお願い致します。

    立春も過ぎて、少しずつではありますが、春の気配が感じられる時季になってきました。

     

    立春は春の始まり。

    立つと書いて、始まりの意味を成す。

    人間も二本足で立つところから、人間としての生活が始まる。

    私達のからだの生命記憶には、それがしっかりと刻まれている。

     

    その生命記憶に基づいた立ち方から行動につなげていく。

    それが出来ているほど、健康を害す事など無くなっていく。

     

    立春から、あらゆる生命が待ち焦がれる春を迎えようとしているこの時季。

    自分自身の立ち方が、健康と幸福につながる様、からだと向き合ってみるのも良いと思うのです。