投稿者: karib

  • 「プチ鬱の宏ちゃんと首痛の恒さん」5

    ここからお茶タイムです。
    お茶を飲みながらお話をしました。

    「それにしても、二人ともいいからだですよー」
    「少しは凝ったりはしているけども、股関節とか骨盤なんかバッチリいい感じですよ」

    「そうですかー、よかったー!」ニコニコの宏ちゃん。

    「さっきの恒さんの首の動き、覚えていますかー」
    「はい」
    「あれはですねー、こういうことなんです」と
    三軸操体のことを説明する私。

    「この本には前後バランスの図だけしか描いていませんけど、あと二つあるんです。ねじりと側屈の図が。
    ホームページに載せているので、それを読むとわかると思います」

    「簡単に言ってしまうと、動きを前後の組と左右屈の組と左右ねじりの組の3組に分けて、各組から楽な方の動きを合成するんです」

    「楽がひとつで楽。二つで楽々。三つで楽楽楽です。楽楽楽が快ってことです」

    「まぁ、これは気持ちのいい動きにたどりつくための地図みたいなものだと思ってもいいです。地図があると便利ですからねぇ」

    「どうして三軸操体ができたのかというと、三軸修正法という池上六朗さんという人が考案したものがあって、それをヒントにして操体の動きを捉え直してみたんです」

    「私が勝手に三軸操体などと名づけて遊んでいるだけなんですけどね。でもやってみるとおもしろいですよ」

    そして、また少し心のお話です。
    (用紙に丸を描いて心のつもり)
    「いろんなショックな体験をすると、きれいな心に雲がかかってからだにコリができるんす」

    「コリが多いと不快なことに意識が向きやすくなって、こんな風に粗い波を発信することになるんです」
    (曇りからギザギザの線を書く私)

    「するとこの波に見合う不快な現象がなぜか自分に返ってくる(受信する)んですね。だから過去のいろんな出来事は、誰かのせいではなくて原因は自分にあるってことなんです」こだまの原理(また私が命名)

    「自分は何もしていないのに・・・と思うこともあるかも知れないけれども、前世とかそういう長いスパンでみると覚えていないこともあるんです」

    「だから自分を許すとかありがたいなーとか幸せだーと言ってみるように言ったんです」

    「ま、信じる信じないは別にして、死ぬまで誰かを恨んだり憎んだりして生きてゆくより、こんな風に考え直して生きてゆくほうがなんとなく心地いいんじゃないかなーと思うんですよ。簡単だしねぇ」

    「コリをとって考え方と言葉を変えるってことですね」

    「さあ、ほんじゃ少し操法の練習でもしてみますか」

    つづく

    今昭宏

  • 「プチ鬱の宏ちゃんと首痛の恒さん」4

    さて今度は宏ちゃんの番です。
    恒さんと同じように仰向けになりました。

    膝裏は左にコリがあります。
    このあと何をしたのか又少し忘れました。

    確か頭の方に行って肩を触診しました。
    私が両手の親指で左右の肩のコリを調べようとしてスッと押したら、「きもちがいい〜!」と宏ちゃん。

    「これで気持ちがいいですか?」
    「はい」
    「ツボに当ってイタ気持ちいいような感じですか?」
    「はい、とてもイイ感じです」
    「味わっていたいですか」
    「はい」
    「ではイイ気持ちがなくなるまで味わって、なくなったら教えてくださいねー」
    「どこか動かしたいときは動いてもいいですよー」

    じっとしていて動く気配のない宏ちゃん。

    「あまり動きたくはないみたいですねー」
    「では、こうして皮膚をずらしてもらうのはどんな感じですか?」
    もっと良くなればいいなと思い欲張る私。
    「うえー、したー、そとー、うちー」と皮膚をずらしてみました。

    「んんー、じっとしているほうがいい感じですねー」
    「はい、ではここの場所でー、これくらいの強さでいいですか?」
    「はい、とても気持ちがいいです」

    「だんだん気持ちよさはうすれてきてなくなってくると思うので、なくなったら教えてくださいよー、なくならないかもしれないですけど」

    「あと押さえている場所を変えてほしいとか強さを弱くしてほしいとかあったらすぐに教えてくださいねー」
    「はい」

    私は押さえたままからだをもぞもぞ心地よく動かしました。

    2〜3分位経ったでしょうか。
    硬かったコリが一瞬にしてふにゃっと柔らかく感じてきました。
    なので、
    「そろそろ気持ちよさも少なくなってきたんじゃないですか?」
    と聞いてみました。

    「はい、なくなってきましたー」
    やっぱりなー、と思いながら私は静かに手を離しました。

    「どんな感じでした?」

    「いやーすごく気持ちがよかったですー!」

    もう一度さらっと触診してみると、さっきより3センチ程上の所のコリに手が止まりました。
    「ここはどうですか?」

    「そこも気持ちがいいです!」

    ということで、同じようにただ押さえていました。

    「ただ押さえていた」とは言っても機械的に一定の力で押しつづけてコリをほぐそうなどと考えているのではなく、なんとなく手とコリが何かお話をして楽しく遊んでいるみたいな、そんな不思議な感覚の世界が味わえてくるのでおもしろいです。

    手とコリはいったいどんなお話をしているのでしょうね。

    さて、気持ちよさがなくなり、肩をもぞもぞ動かしていた宏ちゃんが急に何を思ったか、ひゅひゅーー、ひゅひゅーーとバンザイを始めました。

    「あれっ、手が挙がるよー、ほら!」
    宏ちゃんが寝て万歳をして大喜びです。

    「ええっ、手、挙がらなかったんですかー?」実は知らなかった私。

    「はい、肩が痛くてこれくらいまでしか上げられなかったんですー」

    「へぇーっ、そうだったんだー、よかったですねぇ」

    「ほら、痛くない!」何度もニコニコバンザイを繰り返して見せるびっくり宏ちゃん。

    こうなったらもう次の操法なんかいらないのだ。

    起きて歩いたり肩を動かしたりしてもらうと、姿勢もスッと良くなっていて、恒さんも嬉しそうでした。

    つづく

    今昭宏

  • 「プチ鬱の宏ちゃんと首痛の恒さん」3

    恒さんの次の操法は前腕の皮膚の操法です。
    仕事でバソコンを長時間使うらしいので、なんとなく手から
    やってみようと思ったのでした。
    前腕をふんわりと持って内側と外側にねじるように皮膚をずらし
    てみたのですが、どっちも気持ちよくないというので、恒さん
    自身に腕をねじってみてもらいました。
    「外から内にー、内から外へー、真ん中から外へー、真ん中から内にー」
    しかし、どれも気持ちよくなくてねじりにくいとのことでした。

    「肩を下げられるのはどうかな?」私はなにげなく前腕を引いて肩を下げてみました。

    「あっ、これ気持ちがいいです」と恒さん。
    「おお、ではここから内と外に動かしてもらうとどっちがイイ感じですか?」私は前腕を引いてからねじってみました。

    「内側にしてもらうとイイですねー」
    「肩とか背中とか動かしたくなったら自由に動かしてもいいですよー」
    恒さんは肩を浮かしたり背中を反らしたりしてみているようでしたが、
    「動かさないでじっとしているのが気持ちがいいですねー」と言いました。

    「しっかり味わってー、気持ちよさがなくなったら教えてください」

    しばらくして「はいなくなりました」恒さんがイイ顔で言いました。
    「はい、一息入れてー」
    私はゆっくりと腕を元に戻し、一息いれました。
    これを二回やりました。

    このあと何をしたのか忘れた〜。
    ま、いいか。

    立って歩いてみてもらうと、肩や首をいろいろと動かして、
    なかなかイイ感じになったとのことでした。

    ここまでの恒さんの操法で、操法の順番をちょっと変えただけで
    気持ちよさが味わえたのが実におもしろかったです。

    さて次回はいよいよ宏ちゃんの操法です。

    つづく

    今昭宏

  • 「プチ鬱の宏ちゃんと首痛の恒さん」2

    初めに恒さんから診ることになりました。
    「頭はどっちにして寝たほうがイイ感じかなー?」と私。

    「どっちでもいいですけど」恒さんが少し考えて言いました。

    「寝てみないとわかんないから、寝てみてどっちが寝やすいかを感じ分けてみてください」
    私は三浦先生から教わった頭の方向を感じ分ける方法を使ってみました。

    「なんかこっちのほうが落ち着く感じですねー」

    「ねっ、結構違うもんでしょう、横でもうつ伏せでもいいんですよ、一番楽な体勢で寝ていいんです」

    あれこれ寝てみて、恒さんは北枕で仰向けがいいということになりました。

    「どれどれーちょっと調べてみますねー」
    膝裏を調べてみると、右が凝って痛そうでした。
    「痛いですねー」顔をしかめて恒さんがいいました。

    私はそのコリを軽く押したまま、「少し肩を挙げてー、今度はさげてー」と動いてみてもらいました。
    この動き(側屈)ではコリは消えませんでした。
    「今度は首を軽く右と左ねじってみてください」

    右にねじると膝裏のコリが消えることがわかりました。
    「右を向くとこれ痛くなくなるでしょう」
    「あれっ、はい!」

    「ええー!」横で見ていた宏ちゃんが驚きました。

    恒さんも不思議そうにしているので、
    「ではもう一度左にねじってみてくださいー」
    「ほら左を向くとこれ痛くなるでしょう」私は膝裏のコリを押さえて笑いました。

    「ほんとなのー?!おもしろいー!」と宏ちゃん。

    「首のねじりバランスだねーこれは」恒さんの頭のほうに移動しながら私が言いました。

    「首をちょっと調べてみますねー」私はくりくりと触診してみました。左の後ろに筋状のコリがあって、押さえると痛い表情をしてぴくっと頭を動かす恒さん。

    「さっきのように、少し右にねじってー、そこでアゴをあげてーちょっとこっちに倒してー」
    私は右にねじった位置からアゴを上げる後屈の動きに、右屈を合成させるように頭をゆっくりと動かしました。
    恒さんも自分で動いているのか動かされているのかわからないような感覚の動きだったと思います。

    「気持ちはいいですか?」
    「あぃ〜」
    「しっかり味わってください。からだ全体で動きたいように動いていいんですよー、気持ちよさがなくなってきたら抜きたいように力を抜いてくださいー」私は左手でコリがなくなるのを確認しつつ右手で後頭部を支え、恒さんの全身をぼーっと眺めて言いました。

    20秒くらいして、じわーっと静かに脱力しました。
    「はい、ひと息いれてー、余韻も十分に味わってー」
    なんとなく心地よさそうな恒さん。

    宏ちゃんはすぐそばでワクワク顔で見ています。

    「もう一度動いてみたい感じはありますか?」
    「はい」と恒さん。
    「気持ちよくないようでしたら動かなくてもいいですからね」
    「はい」
    「右むいてーアゴを上げながらー右にちょっと倒すー」
    「そうそう、どうですか、イイ感じはありますか?」
    「あぃ〜」
    「腰もー足もー全体で動いてー、力を抜きたくなったら自由に脱力してー」
    15秒程して、じわわーっと力を抜きました。

    「ハイひと息いれてー、ゆっくりと余韻の心地よさも味わってー」
    足腰を少しモゾモゾ動かして微調整する恒さん。
    「動かしたい所があったらモゾモゾ動かしていいですよー」

    これで首のコリがふにゃふにゃになりました。
    「コリがなくなりましたねー」私は首をクリクリ押して言い
    ました。

    「膝のウラのコリも消えたんじゃないかなー」私は足の方へ移動しました。

    宏ちゃんは興味津々、少女のような目で見ています。

    「首にさわってみてくださいよ」私は宏ちゃんにそう言いました。
    宏ちゃんはニコニコぴょんぴょん首を触って、
    「あらー、やわらかいですー!、なんでー」とびっくりです。

    「ほーらこっちもくにゃくにゃですねー」
    私は膝裏をくりくり押さえて言いました。

    「ええーーっ!、ほんとなのー!、膝も痛くないのー!」
    宏ちゃんは大騒ぎです。

    田舎の娘さんが、ちりめん問屋の御隠居さんが水戸のご老公様だったと気づいたときのような、そんなびっくり顔です。(ちょっと大げさ)

    ここでは三軸操体の説明はしませんでした。せっかくびっくりしている心地よさをジャマしたくなかったから
    です。

    こんな宏ちゃんの素朴な気持ちが、後で自分の心身に大きな影響を与えることになります。(すでに与えているかも)

    つづく。

    今 昭宏

  • 「プチ鬱の宏ちゃんと首痛の恒さん」1

    一昨日、東京操体フォーラム相談役の平さんのご紹介で鬱症状が少しある女性(宏ちゃん)と首痛のご主人(恒さん)
    が治療と講習を受けに来てくれました。宏ちゃんは夜眠れないのがつらいといいました。でも、三年程前に結婚してから少しずつ良くなってきたとのこと。ご主人のやさしさがそうしているような感じがしました。

    プチ鬱の原因はいろいろなショック体験のようでした。私は時間がたっぷりあるので、少しお話をしてから操法
    することにし、教科書代わりに「楽しくわかる操体法」の本を一冊ずつ渡しました。(おしうり)

    そしたらなんと、恒さんがこの本の編集をしてくれた
    医道の日本社の的場さんと知り合いだったらしく、「おおっ!」とびっくりいたしました。ご縁とは実に不思議で楽しいものです。

    「五ページを開いてください、これがあれでそれがこれです」などと私は一通り操体法のおおまかなことを伝えました。

    そして、想の話になったら二人とも目をピカピカに輝かせておもしろそうに聞き入ります。
    私はなぜかそんなキラキラの波に乗せられてヘラヘラと話をさせられることになりました。

    「あのね、運命って口から出す言葉の方向に進むんです。だから幸せだーとか嬉しいなーとか良かったなー、ありがたいなーと言葉に出して言っていると、そういう現象が引き起こるんです。反対に不平不満なんかばかり言っていると、そういうイヤなことが起こるんです」
    (コピー用紙にあれこれ書いて説明する私)

    「ショック体験の恐怖感などの感情は、空手チョップポイントをこうしてとんとんタッピングしながら表現して
    みるといいですよ。本の最後の方に丸住さんがまとめてくれたトントン操体というのがあるのでためしてみたらいいです」

    「あら、きもちがいいです」すぐにためす宏ちゃん。

    「ま、じっくり家でやってみてください」

    「10年以上前に30代の鬱症状の女性が私の所に何度か通っていたんだけれども、結局自殺してしまったんです。
    あのとき自分の未熟さが身に沁みてねー、なんとかなるほんとうのことを探してきたんです。からだの調整だけしてもだめなときもあるし、心の面だけでもだめなときもあるんです。からだの凝りと心の曇りを両方クリアーにしてゆかないと間に合わないみたいなんです」

    「あと、許すことかなぁ。なんでもいいから自分を許すって言ってみて」。
    「ええっ?」
    (ここでしかたなく三回そう言う宏ちゃん)

    大抵は誰かが悪いと思っているんだけれども、その奥にあるものは、そう思っている自分が許せないんです。だから自分を許せばいいんです。言うだけだから簡単でしょ」
    「はい」。

    「それから操体では快感を味わうということを言いますが、不快感が、快感を味わうことで、なんともない状態、に安定するってことなんです」
    「いつも気持ちがよくてニコニコしている状態になるってことではないんです。そういうのは逆に病的だよねー」
    「一時的に快感が味わえるってことです」
    「ま、一応そんなことを覚えておいてください」

    「ではちょっと操法をやってみますかね」

    つづく

    今昭宏

  • 気分

    みなさんこんにちは。
    今 昭宏と申します。

    待ちに待っていた順番がきました。(-_-;
    よろしくお願いいたします。

    昔、患者さんで薬剤師の青年がおりました。
    彼は東洋医学に興味を抱いて鍼灸学校に入り、鍼灸で開業して七年位になるころだと思います。

    一昨日その彼から久々に電話が入りました。
    医道の日本三月号の「今日も青空操体気分」を見て、五十肩の患者さんに上腕に皮膚の操体をためしてみたら、すごく効いてびっくりしたとのことでした。

    三月号には前腕の皮膚の操体を紹介していますが、彼曰く、前腕では気持ちよさがなかったので上腕をやってみたんです。そうしたら気持ちがいいというのでそこでやってみました。いやー、一分以上もやっていましたよー。けっこうつづくんですねー、気持ちよさってぇ!」とびっくり声で教えてくれました。

    きっと彼は少年のようにワクワクしながら工夫してためしてみた
    のだと思います。
    そういう楽しい気分が空間を一瞬で心地よくしてくれるような気がします。
    (女性なら少女のような気分になれることが大切(^^))

    今昭宏

  • ひらめきを大切に・・・

    草階文恵です。
    何か思いつく、ひらめくとき、パッと明るくなったりわくわくしたりしませんか?
    カンを大切にすると、意外といいことがあります。
    私の思いつきは「バカなことを・・・」というものがほとんどなのですが、その「バカなこと」にお宝が隠されているかもしれません。
    修行や努力ももちろん大事ですが、思いついたことをすぐに消さないで磨きをかけていくことで道が開かれていくと思うのです。
    今度出版する「キレイになる操体生活」で「トイレ操体」を紹介しています。
    きっかけはテレビのお笑い番組でした。コントでトイレのドアを叩いてガマンしている姿をみて
    「あれ?この姿勢って後屈の動き?・・・ってことは出すときは前屈???」
    ということから研究がはじまりました。
    歩きながらも腰をくねくねくねくねくね・・・、呼吸を通したり、手足を余計につかったりしながら試行錯誤を繰り返し、先輩、師匠に相談しながら何とかカタチにすることができました。

    何事もやらなきゃ始まりません。
    とりあえずやってみましょう!
    たまの失敗はご愛敬ということで。

    1日目に「ショク1」と書いておきながらショク2がないまま次の方に明け渡します。一週間ありがとうございました。

    草階 文恵

  • お宝発見?

    おはようございます、草階文恵です。今日は著作の最終段階、表紙の撮影です。当初の予定は、イラスト(かわいい)でいく予定でしたが、何だか撮られてしまうことになりました。「やだ!」「はずかすぃ」とか言っておきながら次第に調子に乗ること間違いなしです。

    本の内容ですが、私が東京操体フォーラムで発表した「快適感覚」1・2・3・4の内容がほとんどです。(残念ながら性に関することはカット)
    東京操体フォーラムは、その時気づいたこと、感じたことをもったいぶらずに披露しています。本や何かで世間に出る前の何かを発見できる場所でもあるのです。もちろんお勉強の場所です。
    貪欲に熱心に参加していただきたいと思います(でもビデオ撮影はダメよ)

    草階 文恵

  • 発見!イイ男

    小野二郎さん82才現役寿司職人。

    ふとテレビをみると、小野二郎さんの特集が流れてました。見てない方はコチラ↓で。

    茂木健一郎 プロフェッショナル日記: 小野二郎さん

    回転寿司でも小躍りして喜ぶので、寿司職人と言われてもあまりピンときませんでしたが、何だか引き込まれてしまいました。引き込まれる原因が分からないまましばらくみていると、小野二郎さんが歩く姿に場面が変わりました。82才とは思えないすっきりした姿勢に歩き方。達人と呼ばれる人は、存在自体がカッコいいです。

    番組の中で受け答えをする二郎さん、さらっと言う一言一言にハッとし、メモをとりました(ビデオとればよかった・・・)

    ◎不器用だからこそ余分に考える

    ◎「(今でも十分最高なのに)なぜそんなに上を目指すのですか?」という司会者の質問に対して
    まだあるんじゃないかと探すのがたのしい

    ◎敏感さを学ぶ、学ばなきゃいけない

    ◎無駄が極上を生む

    ◎プロフェッショナルとは自分の仕事に没頭し、さらに上を目指すとのことでした。
    寄り道ばっかり、おさぼりばっかりの私に染みわたる言葉の数々でした。勉強させていただきます。いつかは二郎さんの握りを食べてみたいです。

    草階 文恵

  • 2008年春季東京操体フォーラムに寄せて (岡村 郁生)

    岡村 郁生実行委員長(理事兼務)からのメッセージです。

    ***

    今回のテーマは、「操体の過去・現在・未来」です。

    実技担当としての今回は、

    1、座位での首の左右捻転。 
    2、座位での首の前屈と後屈
    3、背臥位(仰臥)での膝の左右傾倒。 
    4、腹臥位(伏臥)での左右下肢伸展。
    を行います・・・が、この分類自体が実は!区分けとして楽を通す場合なんですね。(過去バージョン)
    では現在はといいますと・・・

    1、座位で首の右方向への捻転。 
    2、座位で首の左方向への捻転。
    3、座位で首の前方向への屈曲。 
    4、座位で首の後ろ方向への伸展。
    5、背臥位(仰臥)で膝の右方向への傾倒。 
    6、背臥位で膝の左方向への傾倒。
    7、腹臥位(伏臥)で右下肢の伸展。 
    8、腹臥位で左下肢の伸展。 
    9、腹臥位で両下肢の伸展。

    となってくると、(現在バージョン)となります。どう違うのかといえば、一つ一つの操法にききわけてみる(比較しない)のが大きな変化ですね。この場合、もっと様々なエッセンスが詰まってくるのです!楽しみにお待ち下さい。

    そして未来の操体では一体どうなってしまうのでしょう?
    これはもう眼からウロコが落ちますヨ!(キリストが起こした奇跡の一つになぞらえた言葉なんですね。この表現は)例えば・・・(未来?バージョン)
    1、どこかに触れて(皮膚の動き)からだのききわけを通し(走行感の良し悪し)、首の右方向捻転。(座位での操法
    2、(ツライ動きの方向性が右方向であった場合)皮膚の動きをからだにききわけてから、ツライ方向に首の捻転。
    3、どこかに触れて(皮膚の)からだにききわけて、そのまま体のつけてくる動きにゆだねる。
    からだのつけてくる動きがあるということ。(首が必要に応じて右方向に捻転してくる可能性もある)
    4、首が右方向への動きをとらせず、からだの中心で表現する(例として、背骨。例として、右足など)
    (実際は動いていないように見えるけれども、体の中が動いている感覚で、首の右方向捻転)

    こんな形で操体の臨床の広がりを感じていただければ!嬉しく楽しく!感動間違いありません。
    からだが治しを付けてくれているのだから、術者側の責任で治すということに関与しない!この橋本敬三先生の治療に対する考え方を、いかに実践して行けるのか?の問いに、答えをつけていくこと。

    そこには奇跡が起こっている?と思われる方もいることでしょう。しかし現実には「からだが選択してくる気持ちの良さに委ねる」、骨格関節を含む横紋筋系に対する操法の問いかけから、「皮膚を含む体壁系に問いかけて、無意識のつけてくる感覚に委ねる」ことが、本当の自己の欲望(余計な企み・計算)から脱却し、己のからだと思っている傲慢さ(からだからすれば図々しさかも知れません)を出来る限り排除した上での、未来への操体が生まれつつあります。

    今回どの程度まで発表できるか?ですか。それは来てのお楽しみ!ということにさせて下さいませ。(心よりお待ちしております)
    きっと、過去を含みながら現在があり、未来はまた過去を知るということがわかって頂けるように努力いたします。

    アインシュタインの言葉にこうあります。
    「私たちが経験できる最高なる美は神秘なものである。そしてその神秘なものは真の芸術と科学の源泉である」

    世の中であまりに革新的なものは、世紀を飛び越えているのは歴史で学ばれたとおりです。ですが、ガリレオが言わなくとも真理はいつか黙っていても認められるものです。科学は大事ですが、自然の摂理はその根本を形成していることを忘れてはいけないのです。

    体はイノチそのものに響くものであってほしい・・・そう願い続けてきた私の想いを。このご縁の中、ご指導いただける環境に心より感謝いたします。 ありがとうございます〜for you.〜 

    岡村 郁生